2013.12.14
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カテゴリ: 集落営農組織
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農地を集積する事業に取り組んでいます。


一般的に農地集積の目的は、20haを越えるような大規模農家や営農組織を育てることです。

大規模化が日本農業の強化だと言われています。



でも、私たちが農地集約事業に取り組む目的はそうではありません。

久木野のような中山間地域では規模の拡大といっても限度があります。

専業農家はほとんどいません。

多くが兼業農家で、圃場整備されていない棚田を耕作しています。



高齢化し後継者がいない人の農地を中核的な農家や営農組織に集めるのは一緒ですが、

目的はあくまで耕作放棄地にしないということなのです。





地域のことを考えて「俺がやらなきゃ誰がやる」という意識を持っているのです。



愚性は90アールほど米を作っています。以前は久木野の中では大規模農家でしたが、

最近では1ヘクタールを超える農家が何人もいます。

でもそういう人は、耕作できなくなった人の田んぼを引き受けているので、

田んぼの枚数を数えるとその数の多さにびっくりしてしまいます。



中山間地域の農地集約はそこに問題があります。

条件の悪いところから耕作をやめていくため、

集約しようとするとそういうところから引き受けなければならないのです。

今後米価が下がるとますます受け手の負担は大きくなります。



そうは言っても、前述のように誰かがやらなければ耕作放棄地が増えていくばかりです。


圃場整備もいくつかあるようですし、話し合いを繰り返し進めていくことになるでしょう。





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Last updated  2013.12.14 06:48:03
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