やまぶろぐ・登る呑む撮る滑る山ブロガー

2012/03/04
XML
テーマ: 海外出張(225)
カテゴリ: 登山
01.JPG


02.JPG
9:27 通惠中路が山の連なりを縦断するところに、登山口(通観入口)がある。竜のように横たわる山並みを道路が縦断したことで、街に不吉なことが起こったそうだ。それで背骨のような鉄橋を付けたらしい。登山道は背骨に付いている。車道を東(写真右方)へ横断してから再度渡って西に戻る。

03(V.2012_03_04__03_24_39).jpg
9:41 碧云亭。近くの展望台からは、北側のアパート群が見下ろせる。整然と並ぶ2種類のアパートとその向こうには街道沿いに林立するビル。これらが霧にむせびその向こうは灰色に溶け込む。中国の混沌さを景色から感じてしまう。

04(V.2012_03_04__03_25_10).jpg
碧云亭の先は緩く上ってから下り始める。標識など何もないが山のピークに感じられた。一応最高点で足踏んづけ(袁家山という小ピークらしい)。濡れた石畳をすたすた歩く。竜骨では人に会わなかったが、尾根上では向こう側から来る人、後続の人などぼつぼつ現れてきた。

尾根上は細かなアップダウンが続く。ゆっくり歩くが、暑くなってコートを脱いだ。岩盤は赤く、土も赤い。ところどころに石畳を外れる横道がある。とっても気になるが行ったところでどうなる?

05.JPG
李真軒を経て、前方に大きな建物が見えてきた。

06(V.2012_03_04__03_25_29).jpg
10:00 望江亭。ここが山並みのピークか? 早速2階に登る。

07.JPG
2階から越し方を望む。おお、まさに竜の背の如し。眺望がきかないのは残念だが、中国で登山、しかも尾根を縦走していることに幸せを感じる。

08.JPG
望江亭の下には岩塊を固めた場所がある。これが中国の測量点らしい。日本のような明確な三角点はない。一応恒例の踏んづけはやってみた。

09.JPG


眺望としては先ほどの望江亭の方が優れる。こちらは閣周辺の人工物が視界に入ってしまうし、尾根の連なりを感じられない。登頂の余韻に浸りながら更に西に進む。石畳はとても滑りやすい。何度もヒヤッとした。

10:23 列士陵園。肅山における革命の英雄を称える広場らしい。巨大な白塔が天を突く。軍事関係ではないかもしれないが、こういうところでの写真撮影は慎重にしなければならない。被写体によっては、公安に拘束される可能性がある。人影がなくなってから素早く撮影した。

10.JPG
広場の端から玉頂閣を撮影。霞む山襞が墨絵のようだ。南斜面に麓から一直線に階段が設けられている。ここを下るのはつまらないので、さらに尾根筋の石畳をずんずん下る。

11.JPG
10:34 問梅亭。ここが西端の建物だ。その名の通り梅が何本か植えられている。その中に2輪だけ、花開いているのを見つけた。春は近からず遠からず。滑りやすい道を慎重な足さばきで下る。

10:41 車道に出て縦走が終わる。雨に降られず歩き通せて何よりだ。山裾を歩けば、ホテルにたどり着く。

やまやろうの荒んだ心は、山歩きと写真撮影で幾ばくか立ち直ったようだ。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2012/03/04 03:37:37 PM


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Profile

やまやろう

やまやろう

Free Space

Calendar

Keyword Search

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: