やまぶろぐ・登る呑む撮る滑る山ブロガー

2012/12/13
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テーマ: 登山の記録(774)
カテゴリ: 過去の山行記録
毎年恒例の立山登山。春スキーでは登ったが、夏季にはまだ訪れたことのない別山を目指す。雷鳥沢からの往復ではつまらないので、大走り経由の周回コースとした。

6:45 バスが魚津を発つ。立山開山の紙芝居、称名滝での一時停止、鍬崎山の埋蔵金伝説、地名解説(桑谷・七曲がり・鏡石・餓鬼田…)、毎回同じでウンザリである。室堂ターミナルの中は大変混雑している。トイレにも長い列。階段上がればトイレはガラガラ、視点を変えれば得をする。

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9:30 2310m(2450m) 玉殿ノ湧水を水筒に詰めてから、室堂ターミナル前を出発。快晴のカラッとした青空が気持ち良い(日焼け対策はしっかりと)。同行者がおらず自分のペースで歩けるので、最初から飛ばしていく。本日の周回コースは、頑張らないと集合時刻に帰ってこれない時間配分と計算していた。

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9:55 2165m 雷鳥沢キャンプ場。称名川の左岸から残雪を踏んで橋を渡る。雷鳥沢の登山道は、すぐに雪渓の下となる。ペナントとトレースに導かれて登高し、道に合流する。熟年団体登山者が多い。ヘルメットとピッケルのいでたちからして、剱岳に向かうのであろうか。日帰りのやまやろうは、そういう人や縦走登山者をどんどん追い抜いていく。スントの高度計は、毎分11~13mの上昇率となり調子が良い。

10:44 2615m 剱御前小舎に到着。視界に入った登山は、すべて追い抜いた。ターミナルからここまで1時間15分。予定より15分早い。大休憩して、三脚を据える。眼下に剱沢、正面には剱岳。被写体として申し分ない。

10:59 出発。道中、別山までの距離が長く感じられる。早く到着したい一心。

11:19 2730m(2874m) 別山山頂。ここからでも剱岳はとても大きく見えるのであるが、より近づこうと北東端へ向かう。硯ヶ池の周りには残雪がいっぱい。

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11:24 2735m(2880m) 北東端。ガイドブックにあるように、まさに剱の展望台である。源次郎尾根と八ツ峰が眼前に横たわり、地形概念を把握するにはもってこいの場所だ。長次郎谷と武蔵谷には、雪渓が豊富に残る。その上を歩く登山者らしき粒々も見える。昼食を摂りながら撮影に入る。三脚を据えてカメラを固定し、広角レンズで剱全体を取り込む。前景にハイマツや高山植物を織り交ぜることで、変化をつけてみる。

12:22 2730m おっと、1時間近く長居してしまった。集合時刻が心配だ。移動開始と思ったが、絵はがきを描くのを忘れていた。時間がないので、立ちながら5分でさらさらと。真砂岳との鞍部へと下る。多くの縦走者とすれ違う。軽装から重装備まで、若者から熟年までと幅広い。雷鳥沢で会った登山者は、ほとんどが重装備の熟年であったのと比べ、バラエティに富む。真砂岳には巻き道がついていたが、当然山頂に向かい登り出す。



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13:36 2250m 大走り下端。雪渓が広がる。涼しいので小休憩。黒ずんでいないきれいな雪である。少し雪渓を歩いたら登山道が出てきた。正面には色鮮やかなテント村。

13:57 2170m 雷鳥沢キャンプ場。日差しと照り返しで暑い。テント内で遊んでいる学生の気が知れない。さすがに疲れてきて歩くペースが落ち気味。地獄谷経由でターミナルを目指す。時間が気になり、観光どころではない。みくりが池までの登り90mはきつかった。池で写真を1枚撮ったらすぐに歩き出す。

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14:34 2315m(2450m) 室堂ターミナルに到着。トイレで洗顔、着替えてサッパリ。ハガキをポストに投函し、14:50集合のバスに間に合った。終わってみれば、自分で計算したコースタイムとほぼ同じであった。ぎりぎりになることは分かっていたが、もう少しターミナルでのんびりしたかった。





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Last updated  2012/12/20 10:05:58 PM


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