やまぶろぐ・登る呑む撮る滑る山ブロガー

2013/06/09
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カテゴリ: 山スキー
このところ会社のAたさんと仕事をする機会が増えた。話をしているうちに、やまやろうがガイドとなってAたさんを毛勝山に連れて行き、ボーサマ谷を滑るという計画が持ち上がった。富山県内でワクワクする谷滑りと言ったら、ここでしょう。

G会の山行計画書と装備表を流用して、Aたさんに連絡した。それでもって先週末に石井スポーツでアイゼンとピッケルを購入したとのことで、やる気満々だ。

5:00 前日に魚津入りしたAたさんをホテルに迎えにいく。一路、片貝川上流へ。

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僧ヶ岳東又谷ルートの登山道まで車は入った。駐車が6台、後から2台と盛況だ。

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6:05 710m 板を担いで出発する。阿部木谷の林道を閉鎖している鎖は、実は針金で引っ掛けているだけなのだ。まあ車で入ったところで、大して標高を稼ぐわけではないから敢えて僧ヶ岳登山口に駐車しているわけだが。

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6:59 1035m 阿部木谷の最終堰堤。昨年5月の山体崩壊によって、谷は茶色いゴーロで埋まっている。ボルダリングに適した大岩は、半分土砂に埋もれていた。

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板菱左岸の雪渓は切れていた。少しだけ渡渉してマントリングで雪渓に乗る。この先は雪がべったりであった。やまやろうはAたさんのペースに合わせる。

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8:00 1250m 大明神沢出合い。カッと日差しに射られる。日焼け止めとヘルメットとアイゼンをここで準備する。ボーサマ谷は落石やデブリが少なく白い。5月の谷のようである。

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Aたさんはスノーボードを担いでいる。これは重たい。大してやまやろうはファンスキーテレマークだから、普通の山登りに少し毛の生えたくらいの重量でしかない。慎重な単独登山者の日帰り装備よりも少ないであろう。



9:16 1495m 三の又。右俣を詰める3人組がいる。ボーサマ谷の先行者の存在には気付いているはずだから、敢えて右俣に入ったのだろう。事実、ボーサマ谷を下ってくるのは早かった。周遊だったのね。

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登高中に空を見上げると、日暈がかかっていた。天気が崩れる兆しと思ったが、そういう気配はなかった。

じりじりと少しずつ登りはするが、後続に追い越されていく。しばらくすると雪渓上のちらちらとした点になっていく。これまでの登高ペースから、毛勝の登頂は無理だと判断していた。あとはどこまで登るかなのだが、下りの体力も残しておかねばならない。リミットを12:30とした。

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12:11 1855m 上部二又の下部。ピッケルでテラスを削って休憩。まあこの辺りが妥当であろうということで、区切りを付けた。

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本当によく見える日暈である。露出を変えながら、よく見える輪っかになるようにパシパシとシャッターを切った。

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僧ヶ岳方面を見ると、斜面に桜が咲いている。これにはAたさんも驚いていた。体力に余裕のあるやまやろうは雪渓をトラバースして近づいてみる。種類は分からないが確かに桜だ。

六月の 花見楽しみ 谷下る

ここまで登っておきながら、折角買ったピッケルを使わないのはどうかということで、滑走前にAたさんに滑落停止訓練を伝授した。ていうかここは練習場所ではなく、下手したら本当に滑落するところである。まあ、雪が腐っているから大丈夫か。

アイゼンを使いながらの登高と下降、そして滑落停止の仕方を教えた。Aたさんは大変参考になっていたようであるが、実際に使うことはない(あったら困る)!?

その2 へ続く





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Last updated  2013/06/15 03:58:56 PM


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