やまぶろぐ・登る呑む撮る滑る山ブロガー

2017/11/26
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カテゴリ: 登山

テント内に霜が降り、それが夜半の強風でパラパラ
と落ちてきて、顔に当たって冷たくて起きるという
経験はしたことあるかな?

4:00 起床。0時前に小便に起きる。震えるほど
ではないのだが、みしみしと体に堪える寒さにより
何度も起きることになった。気温-2.5℃。本番の
正月ではもう少し暖かいものを検討したい。


朝食はマルちゃん製麺(メンマ、ネギ、モヤシ)。
食後にコーヒーと日本茶。

朝一番でトラブル。会のバーナーのネジが外れて、
部品がバラバラになってしまったのだ。これでは
湯が沸かせない。幸い、松っつあん私物のバーナー
があったので事なきを得た。冬山ではバーナーの
予備が必須なのだと身を持って知った。


6:08 デポ品を持ってテントを出発する。まだ
薄暗くヘッドライトを使う。


前日の先行パーティのトレースが残っていた。気温
-4℃。


朝焼け。ソフトシェルとハードシェルの組み合わせ
により、寒さは感じない。


6:37 三名パーティのテントがある。中に人がいる
ぞ。上を目指さずに下山か?直ぐ上に四名パーティ
のテントもあった。吹きさらしの尾根筋にあり、
幕営地としては不適だ。我々の判断が正しかった。


そして先行四名パーティに追い着く。登高のペース
が緩いので、撮影時間を確保することができた。


桜色に染まる猫又山。


6:56 2050mの平坦地である。早月小屋が見えた。


小窓尾根とその向こうに白ハゲ。


7:24 朝日が猫又山を照らしたのも束の間、上空
には灰色の雲が広がって来て、天候悪化の兆し。
予報では昼から雨なのだ。デポを終えたら速やかに
下山したい。


7:36 先行パーティがラッセルを続けてくれるの
は助かるのであるが、雪の斜面に入って行くのは
納得できない。

ここは下方に急斜面が続いており、雪崩れた場合は
全員持って行かれるのだ。直上して尾根上を辿るの
が正しい。


7:44 雪の盛り上がりに立つと、そこはヘリポート
であった。


マッチ箱ピークが大きい。風が強く、雲がどんどん
流れて行く。

7:50 早月小屋に到着。すぐさまデポの準備に
かかる。小分けしていたアルファ米21個とガス缶
12個を一斗缶に詰めて、フタをテープで固定し、
さらにポリエチ袋で二重に包んで紐で縛った。


四名パーティは高みを目指す。


一斗缶は竹竿10本とともに、カンバの根元に固定
した。


8:13 下山。この時点での積雪量は、2mほどか。


8:25 下山では尾根筋を辿った。

8:40 2050mの平坦地。

8:44 三名パーティとすれ違う。え、今更どこまで
登りに行くのか。理由がよく分からない。

9:05 テントに到着、ワカンを脱ぐことなく撤収
作業に入る。

9:31 準備が整った者から下山開始。


9:43 標高1720mの岩のある二重山稜的な地点。
視界不良な時に迷いやすいところだと思った。

10:08 1600mの標識地点。


10:15 休憩。ところどころトレースが風で消えて
いるが、ペナントが心強い。空は灰色の雲に
覆われた。

黙々と下る。雨に降られるかと思い、ハードシェル
で行動したら大汗をかいてしまった。面倒臭がらず
昨日のように細かくウェアを調整すべきであった。

11:08 登山道を反れ、昨日の上山トレースを忠実
に辿った。獣の歩いた跡が交錯し、下降路が分かり
にくくなった。


11:46 登山口。雨が降って来た。


11:53 馬場島荘に到着。本降りになる前ギリギリ
のタイミングで帰ってきた。一台の県外ナンバーが
枠線外に駐車したものだから、車列はぐちゃぐちゃ
である。


12:20 全員帰着。キノコそばを食す。この絶品
そばが食べられるのは最後かもしれない。キノコの
だしを味わい尽くすために、汁の一滴まで飲み
干した!

13:11 馬場島荘発。

14:05 会館到着。道具の片付け、食費・交通費・
キノコそばの精算(1840円)。

14:57 解散。山行前は非常に重苦しい気持ちに
包まれていたが、仲間がいたこと、他パーティの
ラッセルに助けられたこと、レイヤリングがうまく
いって寒さに苦しまなかったことなど、気持ちが
楽になる流れであった。

これなら正月山行は、少なくても早月小屋までは
順調に進めるのではないか、という前向きな気持ち
になった。

後は装備の見直しと個人の行動食の検討である。





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Last updated  2017/12/05 06:14:44 AM


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