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カテゴリ: Economics
 ここ数年新卒採用数が拡大している。景気回復の象徴として歓迎される傾向にあるが、実際はどうだろうか。

新卒市場1.JPG
 採用する労働者の質を落とさずに数を増やそうとするのであれば、企業はどうすればいいだろうか。一つの方法としては、採用の源泉を増やすこと、端的には採用を新卒に限らないで、非正規社員の正社員化とトータルで採用者数を確保することだ。こうした採用方針を採ることで供給曲線が右方シフトする。直感的に考えて新卒採用数の増加と、採用する労働者源泉を新卒に限定せず中途採用に拡張することを比較すると供給曲線の右方シフトによる効果の方が大きい。
新卒市場2.JPG
 結果的に均衡点はE2からE3に移動し、数のみならず質の向上も達成した。それでは何故、企業は新卒採用を拡大しようとするのか。
 この疑問を解決する上で考えなければいけないのが日本型雇用システム、つまり年功給と終身雇用だ。近年終身雇用システムは崩れつつあるが、年功給は依然として有効だ。コンサルタントの城氏は年功給システムをねずみ講などと称していたが、まさに既得権益の塊を作り出したこのシステムを維持する上で重要なのが新卒一括採用なのだ。だから企業は非合理極まりない新卒一括採用を依然として採用し、卒業時期による格差を初めとして色んな格差を生み出しているのだ。
 この問題を解決するには給与システムの変革など抜本的な改革を断行する必要があるが、それには既得権益との対決が待っていてすんなりとはいかないだろう。
 詳しく知りたい方は

あたりを読んでみて(読み返してみて)はいかがだろうか?





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最終更新日  2007.03.07 21:32:40
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