全214件 (214件中 1-50件目)
今年の紅白歌合戦の出場歌手が発表されましたが、なんだか、毎年、加速度が付いてつまらなくなっていくような気がしているのは私だけではないでしょう。まあ、私が勉強不足なんだけれど知らない人が多すぎる。中村中って・・・誰??ショコタンとシャコタンってどう違うの?リア・ディゾンって歌手なの?紅白歌合戦の視聴率低下が毎年言われるけれど、これは、一言でいえば、この番組自体に、もはや権威がなくなっている事が大きな原因でしょう。大物歌手の辞退者が相次いだりね。その昔は、あの、昭和の歌姫美空ひばりを弟が暴力団とかかわりがあるという理由だけで、選ばなかったというぐらい、NHK側が強気に出ていた一面もあったのに、今やアキバ系・ブログ系アイドル、ショコタンに出演依頼しちゃうという失墜ぶりだもの。時代が変わって選考基準も時代の流れに合わせたという説明もアリだが、その事によってNHK自らが紅白の権威を失墜させてきたのは間違いないでしょう。時代に迎合しすぎちゃったんだよね。きっと。今や、歌だけで視聴者を満足させられる“本物の歌手”がとっても少なくなってきている訳で、パフォーマンスや話題性を含めて選考しなきゃならないのはわかるが、紅白“歌合戦”と名を打っている以上、「歌」には、ある程度拘って欲しいなぁと思う訳ですよ。いや、別に中川翔子ちゃんが嫌いな訳じゃあないんだけど、この子が歌を歌っていたという事実すらおじさんは知らなかったわけで、その認識って大部分の国民も一緒なんじゃないだろうか?彼女が歌ったアニメのテーマ曲だかなんだかが、オリコンでかなり上位にランクされたらしいけれどね。そんなに、大ヒットしている訳ではないのでしょう?少なくとも「みんなのうた」で歌われていた「おしりかじり虫」よりは売れていないと思うけど。なのに、紅白出られちゃうというのがよくわからないんですよねぇ。まあ、そういうのは今に始まった事でもないけどね。☆★☆★☆でも、ここらで、宮崎県も変らんといかんとですが、紅白歌合戦も変らんといかんとですよ。もう、面倒くさいから白組は TOKIOとSMAPと氷川きよしだけにしちゃえばいいのにね。で、グッチ裕三をからませて、歌ありコントありのシャボン玉ホリデースタイルで押し切る。で、紅組は長山洋子、香西かほり、藤あや子あたりのビジュアルも歌唱力もある実力派演歌歌手にあえて、着物ではなく背中がどばーっと開いた露出度の高いドレスでスタンダードジャズを歌ってもらう。で、あとは、若手のお笑いの人たちを何組か入れて、その連中は「おしりかじり虫」として、生本番中の紅組出場者の、お尻をかじってもいいという演出はどうだ?この方が視聴率は確実に取れるでしょう。時間も大幅に削って、1時間半ぐらいで充分でしょう。NHKで平日にやっている「歌謡コンサート」の拡大版でいいんじゃないの?余った時間は、個人的には「おでんくんスペシャル」とか「ピタゴラスイッチスペシャル」とか「ハッチポッチステーション復刻版」とか、やってくれると見ようという気にもなるなあ。☆★☆★☆10年以上昔のイッセー尾形さんの一人芝居で紅白歌合戦を家族で見たいお父さんの悲哀を演じたものがあったけど、もはや、大晦日を家族でコタツで紅白見て過ごす時代なんて超過去のものなわけです。なのに、NHKは未だにその幻想を捨てきれていない。しかも、受信料を取っている手前「老若男女を問わす万人に公平な公共放送」の建前があるのでショコタンと北島三郎が同じ番組に出るような、まとまりのなさが生じる。芸能界では紅白出場は未だに充分、営業に使えるステイタスですから、所属事務所の出場枠も自然と決められ、そこにもある程度公平性を保たねばならない。結果、ベースの味がぼやけた分け判らない寄せ鍋料理みたいになって出て来る具(芸能人)が、ここぞとばかりに個性を発揮しようとして、裸みたいなカッコウして、生真面目な視聴者様にお叱りを受けたりするわけです。だったら、もう、視聴率なんていいから、40代以上を対象に本当に歌だけをきちんと聞かせる番組にしたらどうでしょうかねぇ?☆★☆★☆私自身、この10年ぐらいは紅白って殆ど見たことないですねぇ。大晦日に家に居ない事の方が多いせいだけど、やっぱり、なんだか魅力に欠ける番組なんでしょうね。まあ正月のテレビ番組もどれも似たようなものばかりですから、3が日にテレビがつくことも殆ど無いですけどね。仮にもテレビでご飯を食べている私がこんなこと言ってはいけないのでしょうが、もしも、可能なら、年末年始は、NHKも民放もお休みしたらどうかと思うのですが…。1年に1週間ぐらいは、テレビのない生活を日本国民はしてみると言うのもよいのではないでしょうか?そうすりゃあ、家族団らんの時間も増えるかもしれないし、カルタ取りや福笑いといった、正月独自の遊びも復活するかもしれないですよね。暇だから、誰かの家にお年始に行こうかとかね。独り者は、ここぞとばかり、たまっている仕事を片付けちゃうとか、沢山本を読むとかね。そういうのっていいよなぁ。まあ、私の場合、海に潜っていなければ、大体、正月は昔からそんな感じです。10冊ぐらい本を買っておいて酒飲みながら読む。で、飽きたらDVDで映画や落語でも見る。で、飽きたら、惰眠をむさぼる。結構、充実して楽しい至福の時間です。あ、今年はそれにもう一つ楽しみを加えよう!しょこたん☆ぶろぐを読む!結局好きなのかよっ!☆\(>o<)
2007年12月09日
コメント(17)
前回、この夏から車の運転を再開した話を書きました。相変わらず運転自体、それ程好きにはなれないのですが、一つだけ、運転する時の楽しみを見つけました。昭和の時代の歌謡曲をCDで聴く事です。私が良く行く量販店で安売りをしているのですよ。「懐かしのフォークソング」だの「歌うヘッドライト」だの。「歌うヘッドライト」懐かしいねぇ!TBSラジオで深夜の3時ぐらいからやっていた長距離トラック野郎向けの歌謡曲番組でした。演歌が中心だったけど。で、そんなのをたくさん買いこみまして、運転しながら聴くのを楽しみにしています。おかげで、元々「歩く昭和歌謡史」の私にですね。マイナー演歌のレパートリーが増えちゃいましたよ!これから、私とカラオケ行く方は覚悟した方がいいよ。野中小百合「二人の竹とんぼ」小川順子「夜の訪問者」桜たまこ「東京娘」なんかがあったら歌っちゃうんだから!で、懐かしい音楽聴いちゃうと色々思い出してきて、昔、よく聴いていたアルバムなんかまた欲しくなってしまってね。つい買っちゃったりします。この数ヶ月は、CD購入費がどっかんと増えましたね。車で聴くBGMとしては定番ですが、ユーミンとかね竹内まりあなんかも揃えちゃいました。あと、買ってよかったなぁ~としみじみ思ったのが太田裕美のベスト盤。私、この人の「九月の雨」「失恋魔術師」「恋愛遊戯」って大好きなんです。あと「雨だれ」と「夕焼け」も入っていました。「夕焼け」なんて、聴いた瞬間に涙出ちゃいましたもんね。やっぱり、作詞松本隆・作曲筒美京平っていうのは、昭和の歌謡曲のゴールデンコンビですね。聴く人の心の性感帯を突っつくツボを心得てらっしゃる。つくづく、太田裕美という人は良い曲に恵まれている歌手なんだなぁと思いました。特に歌が上手な訳でもないのにね。あの、独特の舌っ足らずのアニメ声にやられちゃうんだよね。彼女が発音する「ボク」という男性一人称に、必要以上に萌えてしまう自分に気付いた43歳の秋でした。で、その勢いで、ついつい聴きたくなり、買ってしまったのが門あさ美。ご存知の方いますか?80年代、幻のシンガーソングライターですね。テレビには出ない。取材は受けない。ライブはやらない。アルバムだけで勝負するというスタイルながら、確実に人気があった、門あさ美おねえさま。高校から大学の頃、良く聴いておりました。ご本人が殆どマスコミ露出しないだけに、ジャケット写真の美しさが際立っていまして、アンニュイな雰囲気漂う綺麗なおねえさんでした。非常に性格わがままそうなお顔立ちでね(笑)名古屋の画商の娘さんで、実際に超お嬢様。この人が作る歌の世界観って、今でいえばセレブ…なんでしょうけど、当時はファッションミュージックなんていう言葉で表されていましたね。プライドの高い、良い意味で個性的な女性の恋愛ソング。お相手は不倫あり、ナイスミドルあり、少年ありで、80年代の言葉で言えばまさに“翔んでる女”(古!)なわけです。しかも、微妙にエッチで意味深な歌詞も多くてね。代表曲「お好きにせめて」なんて、よく聴けば浜辺で青カンする歌ですから!それでいてね「寒いといった私に投げた 指も隠す大きめの革ジャン。それは何気ないしぐさでも、私にとっては抱きしめられたみたい…」といった、妙に女の子女の子した部分もあったりするわけです。高ビーなお嬢様ながら時々とーっても可愛らしい女性なんですね。この、ツンデレ攻撃ソングに10代後半であった私のリビドーはビンビンに反応しました。しかも、独特の甘く気だるい、少し鼻にかかった声でね、年下の男の子を、優しくいたぶるように、じらして、しらしてじらしまくってね。「抱きし~め られてあげるわ~♪」なんて、歌われた日にゃあ、もうその瞬間に 射セイ しちまいそうでした。早すぎるよっ!☆\(>o<)で、この門あさ美さんのアルバムも20年振りぐらいに車の中で聴き込んでしまったわけなんですが…。いやぁ~いい!実に いい!さすがに、この年齢になっちゃうと、そう簡単に シャ精 はしませんが、しなくていいよっ!☆\(>o<)先っちょから、じわりと滲むくらいの感動がありましたね。漏らすなよっ!☆\(>o<)いや、例えが猥褻になってしまって恐縮なんですが、つまりはそれくらい、私の官能に訴えるものがあって快感だったという事が言いたかった訳です。全然、古くないんだよね。何かのドラマの主題曲とかCMとかに使われたら、絶対、ブレイクしそうなんだけどなぁ。最近では音楽活動もすっかり封印なさって、どこぞのお金持ちとか、外国人とかの奥様になってらっしゃるのでしょうが、機会があったら新作を聴きたいなぁ。五十路を超えた、あさ美おねえさまのセレブなラブソング。有閑マダムが美少年を嬲って、虐めて、甘えさせてあげるようなそこはかとなくエッチっぽさが漂う曲を作ってくれると思うんだけどね。そんなこんなで、車の中で、懐かしい曲を聴くようになってから、前ほど、運転中もイライラしなくなったような気がいたします。皆さんは、運転の時に聴くお気に入り音楽ってあります?☆★☆★☆上記の文章を入力するのにやたらと手間取りました。何回やっても「入力エラー」が出てしまいその訳が、全くわからなかったのですが「射セイ」という単語が両方漢字だとNGだったようです。理由はこういうことらしい↓●書き込み時にエラーがでてしまった 楽天ブログはスパム対策の一環として記載禁止リスト機能を実装しております。 その結果一部の文言、URLを入力した際にエラーが出る場合がございます。 記載禁止リストについてのお問い合わせにはお答えすることが出来ませんので、ご了承ください。 ※禁止リストは定期的に追加、更新してまいります まあ、ヘンテコリンな書き込み、Hなスパム対策の一環なんでしょうね。でも、表現の自由を規制している事にもなりますよね。だけど楽天さんが無料で提供してくれている場にこちらが間借りして、いろいろ書かせてもらっているわけですから何らかのルールが敷かれたとしても文句をいう立場にはないです。嫌なら、出て行けば良いだけの事。ただ、私の書くものは敢えて、ウケを狙う為に下品な表現を含む場合も多くただし、それは、単なるエロ話とは絶対的に違うという自負をもっております。今回の文章にしても「シャセイ」と漢字で表現できないのなら全く意味のわからないボケになってしまいかねず、その後の早すぎるよっ!☆\(>o<)という、突っ込みもあまり効いて来ませんよね。つまり、そろそろ、潮時なのかなぁ…。という感じがいたします。
2007年12月07日
コメント(8)
酒飲みの私は、24歳の時に飲酒運転で自損事故を起こした事があります。車は廃車。免許は一発取り消し。でも、奇跡的に怪我も無く、人様を巻き込むことも無く、ガードレールを弁償しただけで済みました。免許はその後取り直し、1年ぐらいは、時々、運転していたのですが、自分の中に「またやってしまうのではないか?」という不安が常にありました。飲酒運転をする人間は何度も繰り返すというし、当時は仕事や色々なストレスを酒と車の運転にぶつけていたような部分があったからです。お酒大好きの私が酒をやめられる訳がない。じゃあ、車か…というわけで、30歳を境に「ハンドルを握るのは止めよう」と決めました。以来、10数年。日本の公道では、全く運転をしないまま過ごしてきました。元々、男のクセに車には全く興味が無いタイプでして、運転自体もそんなに好きではなかったから、その後、特に不便と感じることもなく過ごしてきました。ところが、両親が老いてしまったが故に、どうしても病院やどこかに連れて行くのに車じゃないと不便になり、さらには、母親が退院した後も兄の家で暮らすことになったので、主婦業が完璧に私の担当分野となりました。買い物やらなんやらをするのに、やっぱり車があった方が便利です。という訳で、この夏から再びハンドルを握ることにしました。しかし、現在の我が家にある車は母親所有のトヨタのビッツ。当然AT(オートマ)車。実は私、AT車の運転経験、あんまりなかったのです。十数年ぶりの日本での運転とAT車が、少し不安だったので、ペーパードライバーの出張教習をしてくれるセンセイをたのむことにしました。やってきたのは、氷川きよしと原田大二郎を足して2で割ったような、なかなかイケメンの35歳ぐらいのセンセイ。私が通っていた頃の教習所の教官とは大違いでね、出張教習のセンセイはとっても親切で丁寧でした。しかも、実戦的というかね、教習所コースを走るのじゃなく、公道での流れに乗った運転テクニックを教えてくれるので随分勉強になりました。例えば、キープライト。普通、教習所では車の運転の基本はキープレフトで、道の左側を走りなさいと教えられますが、実際は左側には路肩に駐車している車や、自転車やバイクがいるので、それらをよけなくちゃならない。だから片側1車線ならセンターラインより。片側2車線なら右側。片側3車線なら真ん中を走る方が頻繁に車線変更をしないで済む、という考え方です。「運転に自信がない人ほど遠慮をして左側を走りたがりますけどね、堂々と、キープライトしてください」そんな事を、教えてもらいながら、さっそく練習開始。10数年ぶりの日本での運転は緊張しましたが、AT車というのは慣れると非常に楽だとわかりました。しかも、我が家の車、ビッツ君は、運転のしやすさでは定評のあるコンパクトカーですしね。超ブランクドライバーだった私も、10分ぐらいハンドルを握っていたら、それなりに勘も戻ってきました。まあ、最初の頃は信号で止まるたびに、無意識に左足が、ありもしないクラッチを踏もうとして、センセイに笑われましたが。あと、ポンピングブレーキも無意識の内に踏んでいて、これも笑われました。「今の車はABS(アンチロック・ブレーキ・システム)がついてますから、ポンピングはしなくても大丈夫ですよ」へぇ~そうなんだ。なんか、私が通った教習所では、やたらとうるさく、このポンピングブレーキを教わった覚えがあったんだけど…。車の性能の向上で、もはや殆ど無用のテクニックになってたのね。恥ずかしい話ですが、パワステにも新鮮な感動を覚えました。なんてハンドル軽いんだ~♪だって私、パワステの車、運転した事なかったんですから…。シフトレバーだってハンドルの横についているコラムシフトでしたからね。だから、車庫入れの練習をする際、ギアをバックに入れようと思って、無意識にハンドルの横のレバーを手前に引いてしまい、フロントガラスを洗って掃除してしまいました。ワイパーで…。でも、パワステって凄いよね!車、停止した状態で、ハンドルくるくる回っちゃうんだもの!いわゆる 据え切り(停車時にハンドルを切る行為)は、車に良くないから、するべきではないと思っていたけど、センセイいわく「最近の車は大丈夫です。据え切りをしたから壊れる車なんてまずないですよ」いやぁ~技術の進歩は大したもんだ。最近はバックの時にモニターで後ろの様子が見えたりね、ある程度誘導してくれる車もあるんだってね。そのうち、運転しないでも目的地に連れて行ってくれる車もできることでしょう。もっと進歩したら人が乗らなくても走る車ができるかも!ついでに、お金を稼いできてくれたり、親の介護とかもやってくれる車とかできないですかね?その上、炊事・洗濯・掃除もしてくれて、時々エッチもさせてもらえるなら、例え相手が車であったとしても、今すぐ結婚したい!で、そんなこんなでその出張センセイに6時間ほど教えてもらい、完全に自信と勘を取り戻して、再びドライバーに戻った私。しかも、なんとゴールド免許!優良運転者!!…ま、10年以上ペーパーだった訳ですから、あたりまえですがね。でも、車の運転というのは自転車やスキーと一緒で一度覚えると10年以上、ブランクがあっても結構できるものなのですね。しかも意外なことに車庫入れとか縦列駐車といった細かいテクニックの方が忘れていないようです。…まぁ、仮にも免許を持っているんだから当たり前といえば、当たり前なんですが…。☆★☆★☆で、最近は毎日のようにハンドルを握っている訳ですが、しみじみと思うのは、私、やっぱり、運転に向いてないなぁ…という事。なんかね、瞬間的に注意力が散漫になっている事があるんですね。例えば、信号のない道で左右の安全確認して広い道に出るでしょ。出てから、ふと、思う訳です。あれ? 今、安全確認したけど、本当に大丈夫だったのかな?って。で、ミラーを確認すると、確かに後に車はいないから、きっと安全なタイミングだったんでしょうが、実際に自分が安全確認した、ホンの数秒前の記憶が全く無い。目で見て、右からも左からも車来ていなかったという光景が思い出せないわけです。これって、やばくねぇ?ま、今まで、それで事故起こしそうになったり、同乗者を怖がらせたりした事は、一度もないので、きっと、ちゃんと安全確認はしているんだと思います。でも、その記憶が、私にはまったくない。そういうことが、結構、あるんですよね。あとね、運転すると人格変わる人っているでしょ?きっと、自分もそのタイプなんじゃないかと思う訳です。いや、無意味にスピード出したり、無謀運転したりするわけじゃあないのですが、なんていうのかなぁ・・・気配りとマナー?よくあるでしょ?前方の信号、赤なんだから、脇道から出てこようとする車を入れてあげればいいのに、割り込ませないとか、夜間の下り坂での信号待ちで、明らかに自分の車のライトが前の車のルームミラーをまぶしく反射させているというのに、ライト小さくしないとかね。ああいうのに異常に腹が立つわけですよ。自転車の高校生の無謀な運転とかね!腹が立つけど、多くのドライバーは仕方がない・・・と広い寛容の精神を持って、そーいうマナー知らない奴らをやり過ごすでしょ?私も、自分がハンドル握ってない時は「あー、場を読めないおバカな奴だなぁ…」とか思って許せるんですが、運転中は違います。絶対に許せない!気持ちとしては、車ぶつけてやりたくなるぐらい腹が立つ!でも、まさかそれはできないので、そーいうおバカには、絶対に不幸が訪れるように、心の底から願うようにしています。気分としてはミスタービーンか魔太郎です。メラメラメラ…。だから、疲れるんですよね。運転中に、しょっちゅう色んな人に不幸が訪れるように願いまくっているんで。ね?これを読むと、私の車の傍には居たくないと皆さんも思うでしょ?だからね、これだけ技術進歩したんだから、ハンドルにセンサーをつけてね、運転手の怒りを静めるような一言を、言ってくれる車はないかなぁ~と思う訳です。マナー違反を見てムカッときた瞬間にね、峰不二子ちゃんの声で「もー! やっさん☆ったらぁん!、イライラしちゃ、ダ~メ」なんてね。腹立てて、思わずハンドル握り締めたらね「いやんっ! そんなに握り締めないで、もっと優しく触って…」とかね。アクセルなんかも思わず、ぐっと踏み込んじゃった瞬間にね「いたぁ~い! 強くしないでぇ…もっと…ゆっくり…」なんてね。そーいう、車だったらね親の介護してくれなくても買っちゃうかも…。でも、余計、疲れるかなぁ…。
2007年11月15日
コメント(16)
先日インフルエンザの予防注射をした。大人になってからは実は初めての体験だったのだけれど、久しぶりの予防注射で身体がびっくりしたのか、かなりの広さで腫れてしまった。「多少は腫れるかもしれません」と言われていたので心配はしなかったが腫れが治まってから、なんだか、無性に痒い。子供の頃、学校で打ったときは、こんなに痒くなかった気がするけどなぁ。で、左腕に打ったのですが、腫れた箇所がBCGの跡にまで広がって、あの9個のポツポツが真赤になって浮きがって居るじゃあないですか!しかも、ご存知のように上下に2箇所。で、そこが、めちゃくちゃ痒いのです。BCGって確か、結核の予防注射でしたよね?中学生ぐらいまでは結構、跡が残っていた気がするけど、私の場合は殆ど消えていました。だからそれが今さら赤く腫れるとは思ってもみませんでした。で、私 43歳なもんで、BCGのポツポツの上の方に、◎ ←こんな形の跡もあるんだけど・・・これって、おそらく種痘かな??ここも、かなり痒い気が・・・(笑)35年以上前に受けた予防接種の跡にしっかりと種(…でいいんだよね?)が残っている証拠なんでしょうかね?それがインフルエンザの注射で、微妙に活性化しているのかなぁ?でも、これらの跡のおかげでいままで大病をせず生きてこられたわけですから、感謝しなきゃね。☆★☆★☆私、子供いないので良く判らないのだけど・・・最近のお子さんは、種痘の跡なんかないんでしょうねぇ?WHOが天然痘撲滅宣言した頃から種痘はしなくなったって聞いた気がします。という事は1975、6年以降に生まれた人は、腕に こんな跡→◎ はないのかな?BCGの判子は、未だに押しますよね?それとも、これもなくなった?最近は希望者だけとかになったのかな?しかし、種痘にせよBCGにせよ、女性にとっては結構、深刻な問題だったりするようですよね。この跡のおかげでノースリーブが着られないとか、水着になれない方とかいるようで。おミズの方は、年齢誤魔化しようが無いとかね。個人的には全然気にならないんですけどね。って、いうより、好きかも。こう、異性とお近づきになってですね。相手の身体の小さな傷跡なんかベッドの上で見つけちゃうと、結構、無性に愛しい気になったりしませんか?え? しない?これって、私だけかな?ひょっとして、傷跡フェチ??でも、まあ、もし今、細菌テロとか起こって、天然痘がばら撒かれても、我々の年代は若い子よりも助かる率が高いってことですよね?そう考えると、なんか得した気になれませんか?☆★☆★☆でも、考えてみれば、日本国民はある年代の人たちまで、全員が腕に種痘とBCGの跡があるって、なんか凄くないですか?政府によって、確実に管理されてきた証拠ですよね。ある意味、北朝鮮の人民がつける金正日バッチよりもすごいかもよ。でも、どうせなら、もう少しオシャレなデザインにして欲しかったよね。女の子はせめてハート型のBCGとかね。そうすりゃあ、ノースリーブとかも平気で着られるでしょう?思春期なんてね。好きな男の子見て、胸がときめいちゃったら、ハート型のBCG跡も、ポッと赤くなったりしてね。可愛いじゃないですか!男の場合はあれだな北斗七星。で、注射されたら「あたたたたたたたたたたたたたっ!」なんてね。 北斗の拳かいっ!☆\(>o<) あと野球のボールの形とかね アストロ球団かいっ!☆\(>o<) 牡丹の形とかね 南総里見八犬伝かいっ!☆\(>o<)どうせなら額に漢字で「肉」って打ってもらうとかね。 キン肉マンかいっ!☆\(>o<)クッキーの型抜きみたいに星とか月とかキティちゃんとか、色々バリエーションつけてね、大人になってから、同じ形のBCG跡を持った相手と巡り会うのを楽しみにするのもいいですよね。「おお!き、君も僕と同じ唇の形のBCGだね! いつか、巡り会えると思ってたんだ。唇形のBCG跡の運命の人と…じゃ、じゃあ、誓いのキッスを…」なんて言ってね左肩と左肩をくっつけあったりして。どうせ、上下2箇所に判子押すのだったら、ハートの7とかスペードの5とかトランプみたいにしてもらっていれば良かったですよね。そうしたら、出発が遅れている空港の待合室とか、時間を持て余しているときに、皆で集まって「人間7並べ」ができます。「はい。次!ダイヤの6かダイヤの8の人いない? あなたダイヤの8?いいねいいね、並んで並んで!」「じゃあ、クラブの6の人は?いませんか? おじいさん、あんたクラブの6?」「い、いや、わしはダイヤの3じゃが、うちの家内がクラブの6じゃ」「えっ!じゃあ、早く奥さん連れてきてよ!」「それが、免税店で買い物しててなぁ…」「そんなの止めさせて、早くここに並んでくれないかなぁ」「無理じゃ。あいつの買い物は長いんじゃ。とりあえず、パスしたらどうじゃ?」「仕方ないなぁ…じゃあ、パス2…」「マッチ棒出せよ!パスは3回までだからな」「やばいなぁ!破産だよこれじゃあ!じいさん!意地悪しないで、早くクラブの6の奥さん連れてきてよ!」なんてね。でも、どうせならね、便利さを兼ねてバーコードにしちゃうという手もありますよね。BCG打つと同時に、個人のバーコードも植え付けてもらうの。で、銀行口座に繋がっててね、駅の自動改札とか、普通に歩くだけで通れちゃうの。車のETCみたいにね。こうなったら、もう、怖いものなし。お財布ケータイ以上ですよ。身体がお財布なんだもの。買い物でも、パチンコでも身体一つでできちゃう。現金もカードも持ち歩く必要一切無し。落としたり、忘れたりなんていうことも絶対に無くなりますよね。だから、突然サングラスで、頬に傷があるおっかない人相の男が来てね「奥さん 旦那が作った借金30万!今すぐ払ってもらおうじゃないかい!」「そ、そんな、お金、持ち合わせないです…」「だったら、奥さんの身体で払ってもらおうじゃないか・・・へっへっへ」「や、やめてください…!」「つべこべ言わずに、服を脱いで、BCGの跡を見せろ!」「いやぁー!ケダモノ~!」 ぴっ!!「…よーし、これで、チャージされたからな。ちゃんと月末までに銀行口座に入れとけよ。でないと、本当に身体で払ってもらうことになるぜ」「…うぅ…で、出来たら12回の分割払いでお願いしますぅ…」ってな、展開もありなわけです。まぁね。相変わらず、お馬鹿な妄想に浸っていますが…それにしても痒い!痒いぞぉ!なんか、左腕のBCGと種痘の跡の痒みが広がって脳ミソまで痒くなってきたような気がいたします…。
2007年11月02日
コメント(12)
※2回連続野球ネタで恐縮です。巨人戦の視聴率が落ち、地上波のテレビではプロ野球が中継されない日も結構ありますね。まあ、観たい人はCS放送などで有料でも観ようと思えば見られるわけだから、こういうシステムの方がいいような気がします。今年からセントラルリーグも3位以内に入れば日本シリーズ出場権をかけてのプレーオフに参加できるシステムになりました。2位3位争いにも興味が湧く形になって、最後まで面白く見られるかもしれない。私はプレーオフ導入には基本的に賛成。ずいぶん前に、この日記でも提唱した覚えがあるから、現実的になって嬉しいです。ただ、3位まで…というのは何だか変だけどね。長いペナントレースを戦って、優勝したチームが場合によっては日本シリーズに出られず、下手をすれば勝率5割に届かないチームが最後の最後でうまく連勝して、日本一になるということになりかねないのだから。まあ、プロ野球ファンとしては真剣勝負のいい試合を1試合でも多く見せてもらえればそれが一番満足なので、どんな形にせよ、選手が一生懸命プレーしてくれればそれでいいんだけど。しかし、パ・リーグというのは巨人がいない分、人気ではどうしても引けを取るけれど、実力ではセ・リーグより強いのでしょうかね?最近の交流戦の成績を見ると、そう、いわざるをえない気がします。イチロー・野茂・長谷川・田口・城島・井口・大塚・・・メジャーに行って、ある程度の活躍をしている選手もパリーグ出身者が多いものなぁ。日本シリーズも、ここのところパリーグ優勝チームが勝っているしね。福岡・東北・北海道と、日本全国にチームが散らばり、それぞれ地域密着型でプロ野球を盛り上げようとしている企業姿勢が見て取れるのも、いいですよね。☆★☆★☆プロ野球ファンの間に長く語り継がれる試合というのは数々あるのだけど、私が個人的に、もの凄く感動したのは1988年10月19日ロッテVS近鉄のWヘッダー。この年、パリーグでは西武が独走していたのだけど、それを10月に入ってから近鉄がものすごい勢いで追い上げて、このWヘッダーに連勝すれば逆転優勝が決まるという、運命の一戦だったわけです。試合の詳細はこの辺りを参考にしてもらえれば判るのだけど、この試合は本当にプロ野球選手の凄さと、野球というスポーツの奥深さと面白さが凝縮された試合でした。この時、私は、大阪に出張に行っていたおかげで、ABC(朝日放送)が中継していたこのゲームを2試合ともテレビで見られたんですね。東京にいたら、観られなかった。パリーグの人気は当時、少しは上がってきていたとはいえ、近鉄と、その年最下位のロッテとの試合など、いかに優勝がかかっているといえ、テレビ中継される可能性は殆どなかった。事実、関東地方では当初、中継の予定はなかったのです。だけど、あまりの熱戦の為急遽、放映権を持つテレビ朝日が「さすらい刑事」をすっとばしてこのゲームを中継したほどでした。試合は第1戦、第2戦とも、もの凄い接戦になって、どんな脚本家でも書けないような、本当に筋書きのないドラマと化したんだけど、結局、最終戦に当たる第2戦目は延長10回引き分けで終わり、近鉄は、あと一歩で優勝できなかったんです。この年、最下位だったロッテも目の前での胴上げだけは何としても阻止したかったのでしょう。で、この試合は当時のロッテの本拠地、川崎球場で行われていたので、10回の表に近鉄が勝ち越し点を獲れなくて、優勝の目がなくなった後も、10回の裏の守りにつかなきゃならないわけです。この光景がなんとも残酷でね。もう、近鉄の選手は守備なんかつく気力はないだろうと思われるのに、ともかく守っている。優勝は逃したけれど、サヨナラ負けだけはしたくないという、勝負の世界に生きる人たちの本能的な闘争心だけで守りについていたわけです。本当に感動的な試合で、このあとナンバーから「最終戦」という、このWヘッダーのビデオが出たんだけど、思わず、買っちゃいました。何度観ても、泣けちゃうんだよね。特に第1戦。同点で迎えた9回の表、近鉄、最後の攻撃。2死ランナー2塁で、代打梨田が初球をセンター前にヒットして、勝ち越しランナーの鈴木貴久が、鈍足なのにも関わらず、間一髪でキャッチャーのタッチをかわして、勝ち越しホームイン。飛び出してきた中西コーチと男同士でガッチリ抱き合ったまま倒れこみ映画のラブシーンのようにグランドの上を転げ回って喜んでいた姿が印象的です。この年、近鉄は仰木監督になって1年目。独特の人心掌握術でチームをまとめ「仰木マジック」という流行語を産み、優秀な指導者として、その後近鉄・オリックスを率いた名将は最初の年からプロ野球を大いに盛り上げる戦い方をしてくれたわけです。この試合に出場した選手で、未だ現役なのは、オリックスの吉井投手ぐらいかな?仰木監督は去年、亡くなってしまったし、第1戦で勝ち越しホームを踏んだ鈴木貴久氏も、40歳という若さで急逝されてしまいました。第1戦の先発だったロッテの小川博投手は、現役引退後借金に苦しみ、数年前、強盗殺人で捕まって、確か無期懲役になっています。こんな歴史に残る素晴らしい試合に関わったというのに、引退後の人生を狂わせてしまった事がとても残念でした。☆★☆★☆この壮絶なロッテVS近鉄の戦いを出張先のホテルのテレビで観戦し終わったとき、時計は既に夜の11時を過ぎていました。私は特に近鉄ファンでもなかったのですが、この頃は西武が黄金時代で、できれば、近鉄に逆転優勝をして欲しかったので、何ともいえない興奮と感動と、悔しさを感じながら、大阪の街を歩いた事を覚えています。近鉄が優勝できなかったんで、さぞかし街は荒れているんじゃないかと思ったのですが、意外なほどに普段のままのようでした。これが、阪神だったら、凄い事になっていたのかもしれませんが(笑)まあ、試合は川崎で行われたのだし大阪方面の近鉄ファンの人たちはテレビの前できっと、精も根使い果たして、外に出て酒飲んで荒れる元気なんかなかったんじゃないかと思います。本当に、壮絶な試合でしたから。適当に入った飲み屋でビールを飲み、軽く食事をして、ホテルに帰る途中、阪急百貨店の前で「ボケーッ!」「ドアホーッ!」と大声で怒鳴っているおっさんがいました。ワンカップ大関を片手に持った典型的な酔っ払いのあぶないおっさんです。一瞬「近鉄ファンのおっさんかな?」と、思ったのですが、良く聴いてみると「このやろー!身売りしやがって!」と叫んでいました。そう、この日は丁度、近鉄と同じ、パリーグに所属している阪急がオリックスに身売りを発表した日でもあったのでした。この年を最後に阪急ブレーブスはオリックス・ブルーウェーブとなりました。現在は、近鉄と合併してオリックス・バッファローズ。そして、南海ホークスも、この年にダイエーに身売りをし、今はソフトバンクホークスになりました。「阪急のバカヤロー!ブレーブスを売りやがってよぉ~!」おっさんは、阪急百貨店の閉まったシャッターを、ガンガン蹴りながら叫んでいました。そして、おもむろにシャッターに向かって立小便を始めました。☆★☆★☆今思えば1988年というのは、昭和の最後のプロ野球だったわけです。それと同時にプロ野球界が大きく変り始めた年だったようにも思います。東京ドームという屋根つき球場が出来たのが、この年。日本ハムの西崎。近鉄の阿波野をはじめとした若くて、細身で、イケメンの投手が台頭しそれまでのごつくて無骨な野球選手のイメージを一新したのもこの頃です。後にメジャーに進出する、野茂英雄投手が近鉄に入団したのは、この翌年でした。時代はバブル絶頂期。選手達の年俸も高騰し億を稼ぐ野球選手も増えはじめました。テレビもプロ野球選手をタレント扱いしバラエティ番組に進出する選手も多くなり昔はスッチーと結婚する率が高かった野球選手が女子アナと結婚をするようになりました。やがて、一流選手がメジャーに行くようになり、巨人が弱くなった事もあいまって、野球中継の視聴率が落ち始め野球人気に陰りが出始めたわけです。でも、30年来のプロ野球ファンとして言わせてもらえばね、好きなチームが弱くなったから見ないなんていう人たちは、別に見なくても良いと思うわけです。確かにプロ野球はファンの事を第一に考えない横暴さがあった為に、野球離れを起こさせた。その部分は充分反省し集客力UPの手立てを考える必要があります。でも、一番大切なのはこの、10・19のロッテVS近鉄戦のような全力を尽くした戦いを一試合でも多く提供する事。それがねプロ野球再生の一番の近道なんじゃないかと思うわけです。この10・19の第2試合。同点で迎えた9回の表近鉄の攻撃は2死ランナー二塁で3番バッターの新井でした。この新井が、三塁線に完璧な2ベース性の当たりを飛ばしたんです。誰もが、抜けた! 近鉄の勝ち越しだ!と、瞬間的に思いました。しかし、この打球を、ロッテの三塁手水上が、横っ飛びで抑えて、すぐさま一塁に送球。超ファインプレーでアウトにしたんです。この、土壇場で、こんな凄いプレーが出来るなんて…。この時の実況のアナウンスが忘れられません。「水上、止めたぁ! 一塁へ! アウトォーー! THIS IS プロ野球!!」
2007年06月07日
コメント(10)
ご無沙汰しております。ちょっと古い話だけどヤンキースの松井が日米通算2000本安打を達成しました。素晴らしい!まあ、どん詰まりのレフトフライだったのが、太陽に入って落球になり、最初はエラーと判定されたけど、訂正されてヒットになったという、何ともしまらない記念のヒットだったけど、そういう方がかえって人々の記憶にも残るでしょう。実は、私はかなり松井選手が好きだ。元々巨人ファンという事もあるが、野球選手としてはチャンスに強く、期待に応えてくれるし(今年は、そうでもないが・・・笑)どんなに不調でもマスコミ対応が良く、若い頃から、かなりの人格者だと感じていたからだ。松井は見るたびに大仏っぽい顔立ちになっていくような気がして仕方がない。やっぱり、偉大なるブッダのように何か物事を追及していく人は皆、絶対に曲がったり、流されたりしない芯の強さを持っていながら、同時に、広く穏やかな心も持ち、それが顔立ちにも表れてくるのじゃないかと、思いたくなる。それって、ちょっと買いかぶり過ぎ?でも、松井選手のお父さんは瑠璃教なる、新興宗教の二代目教祖なんだそうだ。瑠璃教の創始者は松井のおばあちゃんなわけだけど、この人はいわゆる霊能者で、ある日、神のお告げを聞いて急に宗教を始めたらしい。そして、子供のいなかった彼女は全く、面識のなかった松井のパパを“神のお告げ”で養子に迎え、結婚相手として松井のママと引き合わせ、「あなたたちには二人の男の子が生まれる」といい、さらに「いずれ松井という名が新聞をにぎわすようになる」と予言し、松井が次男として生まれると、それを見届けたかのように、亡くなってしまったのだという。で、現実は、その霊能者おばあちゃんの予言どおりに進んでいるわけで、こう考えると、松井秀喜というのは本当に“神の子”なんじゃないかという気もしてきてしまう。彼の年齢の割りにやけに落ち着いた物腰や、人に接する時の真面目で誠実な態度の根本には、何かしらそういう宗教的な部分が影響しているのではないかなぁ。被災地への寄付金とか、恵まれない子供への援助とかもいっぱいしているようだしね。戸田菜穂、酒井美紀など女優との噂も何度も出ているのに変にスキャンダラスな方向にマスコミが持っていかないのも、普段から好感を持って記者たちが松井を迎えているからであろう。まあ、巨人時代は読売の力で、報道規制されていた部分も多々あるでしょうけどね。でも、決してそれだけではない。なんて言うか・・・人から憎まれないオーラが松井にはあるように思える。松井自身も、下ネタ好きだったり、アダルトビデオの大ファンである事を公言してはばからなかったり、記者相手にかなりリップサービスに努めているけれど、そういう部分も、「気さくでいい男」として受け取られているものなぁ…。イチローのように、見た目が完璧に二枚目じゃない所も好印象を与えるんだろうけどね。プロのスポーツ選手として、スーパースターの烙印が押される基準は、成績もさることながら、やはり、人から愛され、尊敬される部分があるかどうかということが大きいであろう。☆★☆★☆★以前、保険営業の達人にお話を伺った時に印象的だったのは、「『いい奴』っていうのはポイント高いんですよ」という言葉だった。年間の保険契約件数が、もの凄く上がる人というのは、基本的に「いい奴」が多いらしい。「いい奴」=お人好しではなく、なんか、つい応援してあげたくなるような、爽やかさがあったり、誠実さがあったり、信用度があったりという事を言うのだろうけれど、いわゆる保険営業のプロフェッショナルの人は、自分で顧客を開拓するのではなく、殆どが、既に顧客になった人に信頼され、そこからの紹介で次のお客さんを開拓していくのだという。松井みたいなタイプはね、きっとそういう営業マンになっても大成功を収めそうな気がしますね。しかし、難しいのはどうやったら「いい奴」に成れるのか?という事。「いい奴」になろうと努力している奴ほど、「いやな奴」になりそうな気がしませんか?まあ、人の悪口は言わないとか言い訳は絶対しないとか自分を戒める気持ちを持とうとする努力はするべきかも知れないが、そうすることで、自分を良く見せようとしている部分が他人から伺えちゃうと、もう、その瞬間に「いい奴」ではなくなる感じがする。それに、あまりにも爽やか過ぎたりしても、それはそれで「いやな奴」になっちゃいそうだ。しかも、プロ野球選手なら、まず結果ありき、だしね。良い成績残した上で、なおかつ、人間性も立派で、人から憎まれないという人はそうめったにいないからスーパースターと呼ばれるわけですよね。★☆★☆★前回の日記で、高校時代の友人とカラオケ歌いまくった、と書いたけれど、この男は昔から超がつくほどのメモ魔で、どうでもいい記録をたくさん知っている男だった。子供の頃からのプロ野球好きで特に奴が応援していたのが大洋ホエールズ。まあ、今は横浜ベイスターズだけど、学生の頃は二人して、ケンカにならないように神宮球場のヤクルトVS阪神戦など、よく観に行ったものだ。で、奴から聞いた話ですが、1979年の大洋(現横浜)のドラフト1位は誰だか知ってますか?って、おそらく、誰も知らないでしょうね。杉永政信という、高校生の投手だったんです。で、この杉永投手。身長が190センチ近くあって、将来を期待されたんですが、ファン手帳を見る限りでは、どうにも性格がプロ向きではなかったらしい。ファン手帳・・・って知ってます?各球団のその年の所属選手のプロフィールが載った、選手名鑑みたいなものですね。で、球団によっては、ファンクラブとかに入会すると、それのもっと詳しい版みたいなのをくれるわけです。で、1軍2軍選手だけじゃなくコーチ陣や裏方のバッティング投手とかまで一人一人の好きな食べ物とか、好みのタイプの女性とか、趣味とか、休日の過ごし方とか、まあ、どーでもいい情報が一杯載ってるわけです。で、体育会系のプロ野球選手の趣味なんて、当時は殆どが、ドライブか、レコード鑑賞 だったんですが、この杉永投手だけは、とんでもない趣味を持っていたそうです。それは・・・!竹久夢二の絵を集める事・・・。これを読んだ瞬間に、私の、そのメモ魔の友人は「コイツはダメだ・・・!」と直感し、深い絶望と落胆の谷間に落ち込んだらしい。これが、ギャグとしての答えだったら、杉永投手は、芸人としての才能があったかもしれないけれど、どうも、シャレではなくマジだった。荒くれ者が集う、プロ野球の世界。人を蹴落としてでも、のし上がっていかなくちゃいけないこの世界で、これから勝負をしようという、20歳にも満たない、若者の趣味が「竹久夢二の絵を集める事」じゃね・・・。せめて「相田みつをの書」なら判らないでもないが、「竹久夢二の絵」だよ。待てど暮らせど来ぬ人の宵待草のやるせなさ…そんな、繊細すぎる感性を持った人間がガチガチ体育会系の昭和の時代のプロ野球選手として成功できるわけがねぇよ!で、案の定、この杉永投手は、1軍にとっては待てど暮らせど来ない人になっちゃって、入団からずっと2軍暮らしが続き、当時あった大洋ホエールズファン向けの雑誌、月刊ホエールズにですら、取り上げてもらう事もなくなったそうです。で、入団して3年目ぐらいに久々に月刊ホエールズに載った彼に関する記事は次のようなものだったそうです。「死んでしまった合宿所の金魚にお墓を作ってあげた優しい杉永投手」ああ!人は善なり!だけど、その優しさがその、繊細すぎる感性がプロとしては杉永投手の一番の欠点だったんじゃないかと思うのは私だけではないでしょう。合宿所で飼ってた金魚が死んじゃったからお墓作ってあげるのも、いいけどさ・・・そんな時間があったら、アンタ・・・練習しなよ!!結局、杉永投手は入団して6年目に3試合1軍で登板しただけで、引退しました。通算成績は3試合2イニング、0勝0敗0S、防御率4.50今は、セリーグで審判をやっています。この人の場合は同じ”いい奴”でも”気が優しすぎるいい奴”だったんでしょうね。残念だけど、それだとプロ野球では成功しにくいでしょうねぇ…。今でも、竹久夢二集めてるんでしょうかねぇ・・・?
2007年05月30日
コメント(16)
高校時代から付き合いのある男とカラオケに行って来た。私も「どうでもいいような事を良く知っている」と、人から呆れられるが、この男も、昔から、いらん知識を良く持っている。その上、超データフェチでメモ魔だった。私は自称「歩く昭和歌謡史」だが奴も歌謡曲に関する知識は負けていない。だから、カラオケに行くと、本当に70年代80年代の曲の歌合戦になる。しかも、大して売れなかったけど、実はいい曲。とか結構、売れたけど、カラオケではあまり歌われない曲。とかが中心になる。かといって、相手が知らないような曲はNGワードだ。お互いに、「あー!やられた!その曲があったか!」と思えるツボを探り合うのだ。前回は、私が歌った尾崎紀世彦の「さよならをもう一度」が、奴のツボにはまり、私の勝利となった。尾崎紀世彦といえば普通は「また逢う日まで」だが、マニアックな我々の間では敢えて、大ヒット曲ではなくてデビュー2曲目ぐらいを行くところがポイントだ。つまり、小柳ルミ子なら「わたしの城下町」(♪格子戸を くぐりぬけ)よりも「お祭りの夜」(♪泣かない 約束をしたばかりなのにもう涙)あたりで勝負に出る必要がある。沢田研二ならば「危険な二人」なら柔道で言えば“効果”ぐらいだが「渚のラブレター」なら“有効”「コバルトの季節の中で」と来ると“一本”になる。まあ、判ったような判らないようないい加減な基準だが、ともかく、そんなこんなで歌いも歌った38曲!いざ、ご紹介!1「栞のテーマ」サザンオールスターズ2「好きよキャプテン」ザ・リリーズ3「乙女座宮」山口百恵4「黄色いリボン」桜田淳子5「シンデレラハネムーン」岩崎宏美6「喝采」ちあきなあおみ7「アルプスの少女」麻丘めぐみ8「純潔」南沙織9「銀の指輪」チューリップ10「逃避行」麻生ようこ11「折鶴」千葉紘子12「コーヒーショップで」あべ静江13「想い出まくら」小坂恭子14「別れの朝」ペドロ&カプリシャス15「酸っぱい経験」多岐川裕美16「九月の雨」太田裕美17「真夏の出来事」平山三紀18「京都慕情」渚ゆうこ19「逆光線」チャー20「男の勲章」嶋大輔21「くそくらえ節」岡林信康22「イムジン河」フォーククルセーダーズ23「見上げてごらん夜の星を」坂本九24「裏切り者の旅」ダウンタウンブギウギバンド25「沖縄ベイ・ブルース」ダウンタウンブギウギバンド26「アビ-ロードの街」風27「あの唄はもう歌わないのですか」風28「僕の胸でおやすみ」かぐや姫29「吸殻の風景」さだまさし30「朝刊」グレープ31「ダスティン・ホフマンになれなかったよ」大塚博堂32「メランコリー」梓みちよ33「想い出がいっぱい」H2O34「三枚の写真」三木聖子(石川ひとみ)35「よこはまいれぶん」木之内みどり36「戦士の休息」町田義人37「蜃気楼」クリスタルキング38「ハナミズキ」一青窈いかがです?若い人なら殆ど知らない曲ばかり。私と、同年代で歌謡曲好きなら絶妙にマイナーなところを突きまくっている事がわかるでしょう。ちなみに偶数番が私の選曲です。ラストの「ハナミズキ」だけは最近のヒット曲だけど個人的に大好きなので「お時間10分前です」の電話の後に入れさせてもらいました。ここまで、歌った曲を覚えているのもデータフェチでメモ魔の奴のおかげ。携帯のメモ帳に歌った曲を打ち込んでいて、あとで、わざわざ送ってくれました(笑)で、今回の一番のツボは11番目に奴が歌った、「折鶴」千葉紘子(♪誰が教えてくれたのか 忘れたけれど折鶴を)これには、参った!ご存知の方いらっしゃいます?殆ど記憶の片隅に押しやられていた曲だ。でも名曲。千葉紘子さんなんて懐かしいねぇ。♪折って たたんで 裏返し~ あー!懐かしい!この一曲で、「第3回 懐かしマイナー歌謡曲歌合戦」は私の負けになりました。しかし、43歳のおっさん二人が「好きよ♪ 好きよ♪キャプテーン♪」などと、昔の女性アイドルの歌を熱唱する構図というのも、ハタから見れば実に不気味なものでしょうね。まあ、この曲名リストを見て「うわーー!なつかしーー!名曲ばかりだ!」と感じられた方。それは我々と、感性が同じでしょうから次回はご一緒しましょうか?☆★☆★☆さて、そろそろカウンターも100000ですねぇ。開設が2002年3月30日だったそうでもう、丸5年です。「YASU‘S BAR」常連さんなら皆さんご存知だと想いますが、ここで綴られる内容は、いつも、かなり長めです。(笑)このページを始めた時からそのスタイルは変わっておりません。ま、内容もそれなりに濃い物が多いと思います。皆さんの貴重な時間を割いていただくわけですからねぇ。それなりに読んで得したと思って貰えるような内容にしているつもり。で、皆さんが読んでくださってコメントをいただけるのが私にとっては、何よりもの励みになって、ここまで続いてきたわけです。でも、最近、昔からの御馴染みさんもめっきりこちらに顔を見せていただけなくなりまして。その代わりに、なんだか、訳のわからない下品なアダルトサイトとか、アフェリエイト狙いのサイトとかそんなのばっかが、増えてますねぇ。あとは掲示板に自動的にHなPR書き込むためにやってくる、名無しさん もね。楽天も棲みにくい世界になったとしみじみ実感しております。誰もが興味ありそうな簡単な事をテーマにし、それに関する一般的にはあんまり知られていないと思われるウンチクをまぶし、私の妄想で、適度に味付けをしたオチで締めくくる内容で、続けてきましたこの二百数回。お付き合いいただいた皆様誠にありがとうございます。今後も、不定期ながら更新はしていきますので何卒ご贔屓に。あ、ちなみに100000ヒットを踏んで頂いてもなーんにも出ませんのであしからず・・・!
2007年02月24日
コメント(20)
毎年、毎年、異常気象、異常気象と言っているので、そのうち異常気象の方が正常になり、正常気象の方が異常になっちゃうんじゃないかと心配だが、この冬が稀に見る暖冬で異常気象である事は疑いようがないみたいだ。沖縄かどこかでは、セミが鳴いてるって?まだ2月だよ。地球の温暖化は急速に進んでる。今は懐かしい「動物占い」でコアラだった私は南の島が大好きだが、この先どんどん温暖化が進めば、日本も椰子の木だらけで、手を伸ばせばバナナやマンゴーが食べられる南の島になっちゃうのだろうか?それはそれで、住み心地も良さそうだけどね。でも、赤道周辺の多くの国々が開発途上にある現実からもわかるように、南の島に暮らせば、やはり人間どうしてものんびりする。あくせく働かなくても海や山の恵で生きていけるし、冬を越す為、食料やお金をためる発想もいらない。自然と計画性もなくなり、その場しのぎで生きていけるようになる。ニートや引きこもりが増えたのもひょっとして、地球の温暖化の影響か?★☆★☆★小学校の時、理科のマメ知識みたいなので「南極の氷が全部溶けると海面が76m上昇する」というのを読んだ覚えがある。その頃は、「なんで南極の氷が溶けるなんて言う事を考えなくちゃいけないんだ?」と思ったが、まさしく、地球は今そういう方向に向かっている。ノストラダムスのおかげで「1999年に人類が滅亡するかも?」と不安に思っていた人も多いと思うが、それから既に8年が過ぎたというのに「あー良かった!やっぱり人類は滅亡しないね」という気持ちには、なんだかなれないですよね?(笑)戦争は終らない。核兵器はなくならない。大地震や大津波まで頻繁に起こるようになってきた。これはおかしい。絶対、何かがおかしい。実際、世界は確実に悪い方向に進んでいるという妙な確信だけは皆さんお持ちじゃありませんか?これは有名な話だが新約聖書の「ヨハネの黙示録」では、チェルノブイリの原発事故が予言されているらしい。第三の天使がラッパを吹いた。すると、松明のように燃えている大きな星が、天から落ちて来て、川という川の三分の一と、その水源の上に落ちた。この星の名は「苦よもぎ」といい、水の三分の一が苦よもぎのように苦くなって、そのために多くの人が死んだ。(ヨハネの黙示録 8:10 新共同訳)ここで言う「苦よもぎ」はロシア語では「チェルノブイリ」なんだという。「人類滅亡はやっぱりウソじゃないんだ!」「聖書にだって書かれてるもんね!」…と、オカルト好きやトンデモ本が大喜びでネタにしそうな話だと思っていたけど、今、何気なく「ヨハネの黙示録 チェルノブイリ」で、ググってみたら…ヒット件数が「666件」だった…。…結構マジで背筋がぞっとした…。★☆★☆★暖冬であるという事は、スキー場関係者でない限り、そんなに悪いもんじゃないのかな・・・などと無責任に思っていたが、実は全然そんなことはないらしい。蝶の幼虫で、さなぎのまま冬を越すものは、ある程度の寒さを感じないと、さなぎから親になれないのだそうだ。つまり寒い冬を想定して、そういう風にチューニングされているのに、暖冬になっちゃうと、いつ目覚めていいかわからないまま、春、夏、秋と、さなぎのまま引きこもり状態で過ごしてしまうらしい。自然界は全てが結びついているわけで、蝶がさなぎから生まれなければ、蝶によって受粉する植物も数が減るだろうし、蝶を餌にする捕食昆虫も減り、その昆虫を食べる小動物も減り・・・という具合に全部に影響が出てくる。温暖化の影響はそれだけではない。関西方面を中心に話題になった熱帯性毒グモのセアカコケグモにしても本来、オーストラリア辺りにいたはずなのに暖かくなった日本で繁殖しだしてしまった。確か、群馬辺りでも発見されている。もはや本州には広がりつつあるのかもしれない。このままどんどん温暖化が進めば、毒グモどころか西ナイルウィルスなど熱帯性の伝染病も日本に上陸してくるらしい。それが広がるのもあっという間だ。地球の温暖化は間違いなく進んでいて、そしてそれは人類滅亡に結びつく、一筋の流れでもある。地球が暖かくなっていくというのは背筋が寒くなっていく話なのだ。☆★☆★☆いわゆる「地球カレンダー」というものがある。1月1日を地球が誕生した46億年前とすると、人類が誕生したのは同じ年の12月31日の午後11時37分ぐらいだというのだ。で、20世紀に入ったのが11時59分59秒。今は年が明けたばかりぐらいの所だろうか?ちなみに、そこから30~40秒後に人類は滅亡するらしい。こう考えれば、我々人類が地球上で生きている時間というのは実に一瞬に過ぎない。そこで去年話題になったのが科学者達が推測した2億年後の地球の姿。「フューチャー・イズ・ワイルド」という、科学エンターテーメントだ。漫画や動物番組などで取り上げられたからご存知の方も多いでしょう。これによれば、2億年後、人類はとっくに滅亡し、代わりに地球はイカが支配する「イカ社会」になるという。まあ、2億年も経てばそういうこともあるかもね。「イカ社会」という語感が笑えるので、この言葉だけが一人歩きしている部分もあるが、一応、真面目な科学的検証の元で、こういう仮説を立てたのでしょう。陸棲の巨大イカや森の木の上にすむイカが生まれてくるらしい。他にも空を飛ぶ魚や、進化したシロアリも地球上に君臨するという。(結構、面白いのでおヒマな方は飛んでみて)ダイバーとして、言わせてもらうと、イカよりもタコの方が数倍知恵があり、狡賢く感じられるので、「2億年後はタコ社会」の方がもう少し納得が行く部分があるけどね。まあ、商品化のため多分にエンターテーメント性も考えた仮説であるような気もするが…。でも、「イカ社会」に縁日があったら「イカ焼き」とか売ってるんだろうか?さすがに売らないよね?代わりに「人間焼き」か?「イカ社会」の青少年は思春期に友達から「イカ臭い」とかバカにされないんだろうか?みんなイカならそんな心配要らないのかな?ま、どーでもいいんだが・・・。そういえば私が子供の頃、小学館の「小学4年生」という雑誌の正月号で「未来は、こうなる!?」みたいな特集があり、「万能薬が開発されて、どんな病気でも治る?」とか「タイムマシンが実用化される?」みたいな夢のある話とともに「イルカが人類を支配する?」という、トンデモ仮説があって、そのページのイラストが、光線銃を持ちヘルメットとサングラスのイルカが、尻尾で直立して人間を人質にとっているような絵で、妙に笑えた事を思い出した。子供心にも「こんなことあるわけねーじゃん!」と、思ったもんだった。でも、もし、本当に、そうなったならば人類も地球も滅亡しないで済むのかもね。地球を悪い方向に導いているのは紛れもなく我々人類なんだから。あ・・・なんだか妙にブラックなオチをつけてしまったねぇ・・・。
2007年02月22日
コメント(8)
※注意「ドリーム・ガールズ」「硫黄島からの手紙」「墨攻」以上3本の映画の内容に一部触れております。ネタバレがありますので、これから御覧になる予定の方は、読まない方が良いです。☆★☆★☆★いやぁ~・・・観て参りました。「ドリーム・ガールズ」ジェニファー・ハドゾンに食われるかと思った(笑)何なんだ!?あのド迫力は。スクリーンの中から噛み付いてきそうな勢いでしたよ。大げさじゃなく。助演女優賞と言うより、主演女優賞にノミネートされるべきだったんじゃないの?ビヨンセは実にチャーミングだったけど完璧に負けている感じがしちゃったもんなぁ。まあ、作品的にはミュージカルがお嫌いじゃなければ観て損はないと思います。ジェニファー・ハドゾンの歌声を聴くだけでも劇場で観る価値はあると思う。ただ、彼女はこの後、どうなるんだろう?いらぬ心配だが、歌は巧いから曲にさえ恵まれれば、間違いなく歌手として一流になれるし、ルックスも、どこか愛嬌あって、ユーモラス。でも、この作品以上の役所が見つからないと役者としては一発だけで終りそうな感じがしますね。まぁ、本人は歌で生きていきたいのだろうけどね。この作品の中では、エディ・マーフィーが個人的には良かったです。一時の大ブレイクの後、これといって目立つ作品がなかった彼だがやはり、天性のエンタティナーなんだなと実感させられましたね。でも、役所が大スターから落ちぶれて、若手に先を越されてゆく歌手だからねぇ・・・。なんか、現実とどこかオーバーラップしている気もしないでもない。正直、ミュージカルって苦手だし、ストーリーは、まぁ、ありきたりですが何度も言う様に、ジェニファー・ハドソンの、食いつきそうな迫力は、一見の価値ありです。でも、この作品だからいいのであって、毎回、あのテンションでこられたら、到底ついていけなくなると思うけど・・・。★☆★☆★クリント・イーストウッド監督の「硫黄島からの手紙」淡々とした戦争映画の割りに、途中飽きることもなく見られたのは、やっぱり渡辺謙に魅力があるからかなぁ。反面、あまり出番はないが中村獅童の芝居は正直、私にはもう見ていられない感じがしました。テンションの高い芝居と言うのは、どんな大根役者でもできるものなんだけど、彼の場合去年やった「男たちの大和」でも同じような役で、同じような芝居だったしね。もうちょっと工夫があってもいいんじゃないの?申し訳ないが、周囲がちょっとのぼせさせすぎたと思います。血統とジャニーズ系の学芸会に比べりゃ、ちょっとマシだった・・・ていうだけの話でしょ?結子ちゃんを泣かしたから、評価が辛くなっている部分は多少ありますが(笑)スクリーンで同じテンションの芝居しかできない獅童君の舞台と言うのは、あまり期待できないと思う。声も出そうにないしね・・・。(その辺り、どうよ?演劇少女のふみつきさん~!)以前、「いい役者かな?」と思っていただけに非常に残念。下半身や女問題でどんなにハチャメチャやってもいいから、凄みのある役者になって欲しいんだけどなぁ。現状では、結局、役柄に恵まれてただけの平凡な役者だったということが判りました。★☆★☆★もう一本、期待した割りに今一だったのは「墨攻」悪くはないんだけどね・・・。原作と漫画があまりにも良かったのでそのイメージが頭から離れない人は、観たらがっかりすると思います。紀元前400年頃の中国には「墨家(ぼっか)」というものが存在したんです。「墨家」とは、墨子(ぼくし)の思想を貫こうとする「思想集団」その思想は「十論」から成り立っていて、当時の代表的な考え方である「儒教思想」と対をなすような存在であったわけです。中でも、特徴的なのが「兼愛」(自分を愛するように他者を愛する)と「非攻」(侵略戦争を行わない)この二つの教えを戦乱の世で遵守しそれ故、大国に攻められている小国に請われて、その国のために防衛戦争を指揮するというボランティア戦略家のような立場にあったわけですね。で、このお話の主人公、革離(かくり)は10万人の軍隊を持つ「趙」に滅ぼされそうになった「梁(りょう)」という架空の小国を助ける為に、たった4000人を統率して対抗するわけです。墨家としての革離(かくり)の実力は優れていて、智謀知略を使い、「兼愛」と「非攻」の精神の元籠城戦を続け、10万の敵軍に勝ち続けるのだけど、やはり、防衛戦争でも戦は戦・・・。戦争はやっぱり虚しいネ・・・。っていうお話に、落とし所を持って行っちゃったのが・・・ちょっと私には不満でしたね。原作にはなかった女兵士が出てきて要らん恋愛シーンはあるしね。まあ、そのおねえちゃんは可愛いから許せるんだが、そういう展開に持って行くのだったら、ラストはハリウッド映画的にした方が、まだよかったかな?何もかもが中途半端になっちゃった、感じがしました。しかも、初めて観る人には結局「墨家」が何なんだか判らなかったかも…。もう少し、丁寧に説明してあげてもよかったかなぁ。この作品は漫画で読むべきだと、再確認しました。また、揃えちゃおうかな・・・。★☆★☆★この3本。どれも1800円でTOHOシネマ系の劇場で観たのですが、ここは、劇場が広くて綺麗でいいですね。ネットから予約できるし、全席指定だしね。だから最近、封切りはいつもTOHOシネマ系で見る事が多いです。座席も座り心地良く、飲み物を置けるフォルダーもついてるしね。ただ、ポップコーンは・・・。アメリカンスタイルでね。大きなカップに入ったポップコーンを売ってるんですが、あれ、やっぱりカリカリ言うよね。暗闇のカリカリは響くんです!小さい事にこだわって、ぶつぶつと、うるさい私の神経に障らないわけがないと、皆さんも思うでしょ?障るんですよ!ほんと。しかも、ポップコーン食べると咽喉渇くから、飲み物も頻繁に飲むでしょ?落ち着かないんですよ!映画観る時、ポップコーン食べないといられない奴はそれだけで、私、友達になれないですね。(きっぱり!)私は、映画のときは専ら、のど飴を舐めてます。この習慣はもう25年以上、ずっとです。のど飴なら音もしないし、咽喉も渇かないし、甘いからお腹も空かないしね。ところが、TOHOシネマ系では売ってないんです。のど飴。だからダンドラーの私は、いつも駅のキオスクで1本買ってから映画に向かいます。で、「硫黄島からの手紙」を観ながら、ホールズのオレンジ味を舐めてたんですけどね。結構、いい場面で、口の中にたまっていた唾が、一気に気管の方に入っちゃいましてね。突然、でかい音で咳き込んでしまいました…。暗闇で必死に押さえ込んだんですがね。かなり顰蹙買ったな・・・きっと。私と一緒に、「硫黄島・・・」観ていた方々・・・。申し訳ありませんでした。(陳謝!)皆様は最近、どんな映画観ましたか?
2007年02月18日
コメント(13)
昨日、テレビで国生さゆりが20何年ぶりに「バレンタインデーキッス♪」と歌ってました。で、それに影響を受けちゃいまして食事当番の今夜は、超簡単なキッシュでも作ってみようと思ったわけです。もちろん、パイ生地からやるのは面倒なのでクロワッサンで代用しちゃいます。題して「バレンタインデー・キッシュ!」あ、ベタでした?ありがちなネーミングだな。ま、いいや。で、材料は以下の通り。<材料>クロワッサン 卵2個牛乳 半カップ生クリーム 半カップスライスチーズ 1枚バター ベーコン 5枚玉ねぎ 1個マシュルームにんにく 半かけ <作り方>1.ベーコン細切り・玉ねぎはみじん切りマッシュルームも薄切り。にんにくは、ほんの香り付け程度の量をみじん切りにで、適当に塩コショーで炒める。2.卵2個を溶いて、生クリーム100cc牛乳100ccを混ぜ合わせ、溶かしバターとナツメグ(あれば)を加えて、混ぜ混ぜ。3.クロワッサン数個(袋に入って売ってる安いもの)を3mmぐらいに薄切りにして、耐熱皿に敷いちゃう。(紙も敷きたい人は敷きましょう。お皿の上に直接でもOK)で、その上から1を入れ、2をぶちまけます。スライスチーズを適当にちぎって、これも入れちゃう。4.3を180度のオーブンに入れて25~30分で出来上がり。仕上げに乾燥パセリでも散らしてくださいこんな感じ。生クリームが余ったのでロールキャベツの残りにブロッコリーとチーズと一緒に入れてグラタンも作ったよ。キッシュと一緒のタイミングでオーブンに突っ込みました。こっちは20分で出来上がり。両方とも、簡単で、そこそこ豪華に見えるから良いよね。しかしなぁ・・・こういうものを作っても、母親は喜んでくれますが、仏頂面で日本酒を飲みながら突っつこうとする父親の存在が・・・実に重い。「これ、日本酒にはあわないと思うよ。毎晩、無理に晩酌しなくてもいいんじゃないの?」と言うと「酒が美味いから、つまみはどうだっていいんだ」とか、小憎らしい事を言い返しやがります。味覚が基本的にオコチャマの人なので84歳のクセに、ひじきや煮物なんかよりも、こういう洋風のものの方が好きなんですが、ともかく、夕食には味噌汁とご飯は欠かせない。で、結局、このキッシュとグラタンをご飯の上にのせそこに、味噌汁をぶっ掛けて、グチャグチャにして音を立ててすすってました・・・。勘弁してくれぇ~! 去年の夏以来、体調を崩している母親に代わり私が夕食を作る機会が多いのですがそろそろ、限界を感じ始めています。一人暮らしが長かったし、料理そのものは全く苦ではなくむしろ、気分転換になるので好きなぐらいなんですが…。やっぱりさ~作り甲斐というものがね。あるじゃないですか!ウソでも「美味しい」と、言ってもらえればね。また、作ってあげたくもなるってもんだし、最低限、作った者の立場を考えてくれる、なんて言うかね・・・礼儀みたいなのって必要でしょ?何にでもすぐ醤油をかけないとかさ! なんか、世の主婦の皆さんが、旦那さんに対して嘆く気持ちがわかる様な気がします。(笑)まあ、年寄りだし、半分認知症なんだから、仕方ないのかもしれないけど・・・。おなかに入れば一緒なんでしょうけど・・・。でもなぁ・・・やっぱ味噌汁とご飯にまみれてしまったわしのキッシュがかわいそうじゃぁあぁぁぁぁぁぁ!!人の作った食事に味見もせずに醤油をかける人間どんなオカズでも結局、汁かけご飯で食べる人間こういう連中は法律で厳重に取り締まり、例え、親子や夫婦といえども作った人間に対して、精神的な苦痛を与えたとして罰金を払わせるべきだと真剣に思います・・・。
2007年02月14日
コメント(12)
最近、どうも堅い話ばかりなんで今日は、ざっくばらんに行きましょう。何回か前に書いた「華麗なる一族」について。いやぁ~!結構わくわくしながらドラマを見続けています。原作が素晴らしいから、話が面白いのは当然だけど、豪華キャストがやっぱり凄いですね。キムタクもね。芝居が同じだとか、原作にある父親に対する畏敬の思いが出せてないとか、そりゃあ、言いたい事はたくさんあるけど、理想と希望に燃えながらも、父親という目の前の壁に立ち向かおうとする、長男役をうまくこなしていると思う。その父親、万俵大介役の北大路欣也も、さすが貫禄があります。そして、その愛人兼執事の鈴木京香もいいですね。 問題の「妻妾同衾」シーンがあったのも嬉しい! やっぱ、これがなきゃ「華麗なる一族」は語れない!原田美枝子演じる、妻・寧子がその悪しき習慣を嫌がり、「あなた!許して! 相子さん!いや!」と逃げようとする所も、なかなか萌え~♪でした。偉いぞTBS!こうなったら「水戸黄門」における、由美かおるの入浴シーンのように毎回1回は必ず、意味も無く、妻妾同衾とネグリジェ姿の鈴木京香を出すように願いたいですね。しかしなぁ・・・。前回の日記で、「私は社会的に女性が弱い立場に置かれている事を理解しているつもりです」みたいなことをエラソーに書いていたくせに、その舌の根も乾かないうちに、すぐ、こうだからね。書いてて自分でもあきれます。なんと言う二枚舌だ(笑)いやいい!例え、どんなにペテン師だと蔑まれたとしても、鈴木京香のネグリジェ姿が見られるならば、私は、喜んでどんな罵詈雑言にも耐えてみせよう!!閑話休題。「華麗なる一族」はセットも凝っていて、昭和40年代の神戸の町をうまく再現しています。CGも使われてると思うけど、全然、違和感ない。ただ、豪華キャストやセットに金を使いすぎたのか、祖父にしかなつかなかった池の鯉“将軍”が、いかにもリモコンの魚だとバレバレだったり、キムタク演じる長男・鉄平と瓜二つと言う設定の亡き祖父の肖像画が、小学生が描いた「お父さんの絵」みたいだったりと、細かい小道具が意外と雑だ。物語の核になる部分だから、もう少し丁寧に描いて欲しかった。あと気になるのは、次男・銀平役の山本耕史の額の後退度かな?結構やばいね。彼。好きな役者さんなのになぁ。★☆★☆★反面、NHKの大河「風林火山」はそろそろ、展開をハデにしないと、見ているのが辛くなってきた。主人公の山本勘助は後に武田信玄の軍師として活躍する人物だが、現在はどこの家に仕官するのか決まっておらず、ブラブラと浪人状態である。この期間が長すぎて、タルイのだ。加えて唯一の花だった、おみつちゃんが、死んじゃったもんで、見たい女優さんが1人も出てこない。でも、この村娘・おみつ役の貫地谷しほりちゃんは、すっごくよかったんだがなぁ。ずいぶん、あっけなく殺されてしまった。ちょっと脚本ミスってないか??あと、オープニングの音楽は、まあ、いいんだけど映像がなんか今一なんだよなぁ・・・。今時、走っている馬がストップモーションになったところで、出演者の名前テロップするなんて、だっさーーーい!昭和の頃の2時間ドラマのオープニングかと思っちゃたよ。★☆★☆★☆昭和の頃のドラマといえば私は、山田太一さんの脚本に夢中でした。「ふぞろいの林檎たち」はもろに時代がかぶるので、良く見ていたけど、一番最初に夢中になったのは、高校生の頃、NHKの土曜ドラマでやっていた「男たちの旅路シリーズ」ご存知の方、います?鶴田浩二が主演で、桃井かおりや水谷豊なんかが出ていたのだけどこの中で、「車輪の一歩」というもう、名作中の名作がありました。身障者問題に正面から取り組んだ社会派ドラマだったんだけど、あの、顔の長~い名脇役、斎藤洋介さんのデビュー作でもあります。この中でね、車椅子の青年である斎藤洋介さんの「母ちゃん。俺、トルコ行きたいんだよ」という名台詞がありました。1980年代に身障者の性の問題にまで踏み込んだドラマなんて初めてだったから、衝撃的でしたね。「トルコって・・・外国のかい?」「違うよ!・・・わかってるだろ」「・・・」「・・・」奥で新聞を読んでいる父「行かせてやれ」という展開になりまして翌日、お金を持って、いまでいうソープランド街を車椅子で巡る青年の姿が、フラッシュで描かれる。でも、どこの店でも入店を拒否される。場面変って、家の前。夜になっていて、車椅子の青年が帰って来る。「ただいま…」と扉を開けると奥から、玄関まで両親が揃って、小走りで出てきて息子を出迎えるわけです。そして、まるで遠足から帰ってきた子供を迎えるような、優しい笑顔で「どうだった?」と、聞くわけです。その両親の姿を見た青年。車椅子の上で戸惑いながらも笑顔を作り「うん・・・よかったよ・・・」嬉しそうな両親「そう うまくいったかい?」「ばか! なに聞いてんだよ」車椅子の青年「うん・・・とっても良かったよ良かったぁーーー(号泣)」…で、息子の泣く姿を見て両親は入れても貰えなかった事実を悟るわけです。ここの斎藤洋介さんの芝居と親子三人のやりとりが凄い!もう、今、思い出しても、涙出てきそうになります。このドラマがあった翌週。当時つるんでいた、高校のアホな連中の間でも相当、話題になりました。「山田太一って脚本家すげぇーなー」とか言ってね。普段はプロ野球と女の子の話ぐらいしかしていなかった連中なのに、それだけ社会的インパクトが強かったドラマだったわけです。で、面白いのがね、その中で私を含めた3人が、結局、映像関係に進んじゃったんです。1人は、もう違う商売に変っちゃいましたが、あと1人は未だにバリバリやってます。ある意味、人生の方向性を決めちゃったドラマだったのかもしれないですね。いつか自分も、ああいう凄い作品の脚本を書いたり、演出で参加してみたりしたいなぁと思いつつ、目の前の仕事をこなすので精一杯でなかなか、そのいつかはやってこないのですが、テレビ番組に魅力がなくなってきている昨今、もう一度我々が与えてもらったような感動を、送り手側としてテレビを通じて伝える事ができたらなぁ…。という、気持ちは忘れないようにしたいと思っています。
2007年02月13日
コメント(6)
柳沢厚生労働大臣の「『女性は子供を産む機械』発言」皆さん正直どう思われますか?色々ご意見はあるでしょうが「女性は子供を産む機械」という部分だけが一人歩きしているように感じている方も多いのじゃないでしょうか?そもそも彼は講演会で少子化対策を説明する際に、「15-50歳の女性の数は決まっている。産む機械、装置の数は決まっているからあとは一人頭で頑張ってもらうしかない」と、発言しその間に「機械って言っちゃ申し訳ないけど」「機械って言ってごめんなさいね」などの言葉を挟んだと新聞では伝えられています。これで判るように「女性は子供を産む機械だ」なんて、直接的な言い方はしていない。でも、そう、取られても仕方のない発言であった。というのが、事実だと思われます。この辺りが、メディアの胡散臭い所でね、前回のメディアリテラシーの話にも繋がるんですが、新聞の見出しや、テレビのニュースで「女性は子供を産む機械と発言」などと大きく伝えられれば、みんなそう言ったと思い込むわけです。断っておきますが、私は柳沢大臣を擁護しようなんて、全く思っていませんよ。直接言っていなくても、彼の発言は、そうとられても仕方がなかった。そして、厚生労働大臣の職にある人間が、うかつに口に出していい言葉であったとは思いません。言葉というものは怖いもので口から出してしまった以上、もう、元には戻せません。だから、柳沢大臣が、言ってしまった以上、彼が「セクハラ大臣」とか「女性差別主義者」というレッテルを貼られてしまうのは仕方がないと思います。でも、その後問題になった「若い人たちは結婚をして子供を2人もちたいという極めて健全な考え・・・云々」の発言に関しても、揚げ足を取るようにマスコミや野党が攻撃しているのは、正直 ??という感じがしました。子供が欲しくても授からない人の立場や子供自体産みたくないという人の考え方を蹂躙する意図を持った、酷い発言であったとは、私には、どうしても思えないんですが…。まあ、前科があれば、世間の目は厳しくなるんでしょうね…。あ!今の私の発言も前科があって、今では真面目に更生して働いていらっしゃる方の人権を否定しかねませんね。あ!さらに私は今、前科があって、今では真面目に更生したけど、仕事が見つからずに働いていない人の人権を無視するような、差別的な表現をしてしまいましたね!柳沢氏の発言は最低なものでしたが、言葉尻を捉えて、弱者権力や人権を盾に、差別的な発言だと、言おうと思えば、どんな事にも、こんな風にケチは付けられるのではないでしょうか。野党が安部政権崩壊を狙って、柳沢発言に飛びつく気持ちもわかりますが、柳沢氏の失言ばかりを突付いて、国会を空転させてばかりいると、いずれ人々は離れていっちゃうと思いますよ。☆★☆★☆柳沢大臣ってね勝手な推測ですが、ある部分女性に慣れていないというか…なんていうかな…プライベートな場でも、女性にウケる話ができるタイプじゃないと思うんです。もちろん、だから「許してやれ」という話じゃないですよ。でも、よくいませんか?飲み会の席で、ウケると思って女性相手に、ちょっと、下ネタっぽい話をしたら、ドン引きされちゃう奴・・・。私自身、何度かそんな経験があります。で、普通はそこで学ぶんですがね。大臣だと、いつも周りの人は「ハイハイ」と言う事を聞いてくれるわけで自分の発言をチェックするチャンスが少なかったんだと思う。「産む機械」発言にしても、本当に言いたかった事は“子供を産める年齢にある女性の数は限られているのだから、産める状況にある人には産んでもらいたい”みたいなことだったんじゃないかと思うんです。(これ、私の勝手な憶測ですよ)でも、それを直接的に言うのはひょっとしたら、あの年齢のおっさんには、抵抗があったんじゃないか?だって、平たく言えば「産める時期にある女性にはエッチしてもらいたい」という事なわけでしょ?事実、柳沢氏は“一人頭で頑張ってもらうしかない”と言っています。だけど、おそらく、そこに変な気を回しちゃってね“女性にセックスして欲しい”という表現に繋がっちゃうのが、あまりにも直接的なんで、だったら、女性を何かに例えて婉曲表現しよう…。と、考えちゃったんじゃないかと思うわけです。で、できるだけ無機質なもの=機械 に例えちゃったんじゃないかと。なんかね・・・そういう不器用感が、あの大臣からは漂っている。そうは思いませんか?何度も、言いますがだから、柳沢氏を許せ!と、言いたいんじゃないですよ。だけど、同じ男として、なんとなく、変に気を使ってしまったが故に、更に、女性を傷付けるような表現をしてしまう瞬間ってあるかもなぁ・・・と。そういう部分がわかる男って結構いるんじゃないかと。だけど、あの発言に関する凄まじいマスコミと野党の糾弾の嵐の中で今、私が書いたような事を少しでも口にしたら、自分も“セクハラ大魔王の女の敵”という、レッテルを貼られてしまうのが怖いから、何も言えないよな・・・的な、考え方をしていた男たちって、実は一杯いるんじゃないかと思うのです。☆★☆★☆★女性の立場というのは、社会的、歴史的に本当に低かった。今だって、男と対等ではない現実があり、そういう部分を是正していく為には、あの、柳沢発言のような無意識の中の女性差別発言を見逃してはならないというのも、私は、理解しているつもりです。そして、事実として、未だに、「女性は家にいて子供を産んで育てるのが役割だ」と、信じている男たちは一杯います。で、それは当然、私より年上のおじさん達の世代に多いわけです。そもそも、日本にセクハラという概念が導入されて、まだ20年経つか経たないかぐらいでしょう?私の年代は運良く、この単語に20代半ばで巡り合ったので、一応、常識的にセクハラ発言や行為はしないように、自らを省みるクセが付いていると思うのだけれど、おじさん達の中には、未だに自分が教わってきた価値観の中でしか、女性と接することができない人が大勢います。例えばね、どの男性週刊誌にも必ず書いてあった「女性の心を掴む、明日のためにその1」は「女性のヘアースタイルが変ったら、必ず声を掛けてあげよう」だったんです。ところが!今は「あ、髪形変えたの?」などとオフィスで女性に声をかけることすら、場合によってはセクハラに定義される時代です。だから、外資系とか大企業のセクハラマニュアルなんかにもね、そんな事が、箇条書きで書いてあったりする。このギャップについていけないおじさんって、凄く多いはず。ただでさえ、「おじさん」は「臭い」とか「うざい」とか、いわれてね、それこそ、会社では犬のウンコ以下の存在だったりします。…あ、この表現も愛犬家の方と、その可愛いペット様に失礼ですよね。訂正します。おじさんは言ってみればワンちゃんの落し物以下の存在だったりします。汚らしすぎて、側にいて欲しくないし、つまんで捨てるような接触すらしてもらえない立場ですからね。そんなおじさんにとって、唯一の女性との会話の糸口であった、髪型の話題ですら、うかつに口に出来ないとなると、女性に対して何を喋ったらいいのか、本気で混乱しているおじさんも、いるんじゃないかと思うのです。で、そういう人たちは余計、セクハラという言葉にアレルギーを持つようになる。“そもそも、セクハラなんて定義が曖昧なものを押し付けるなよ!”とかね“髪型が変った事を指摘して何が悪いんだ! 俺が言えばセクハラだけど、もしキムタクに言われたら、女はみんな嬉しがるだろ?かえって逆差別じゃねえか!”とかね。しまいには“今の日本がダメになったのは女が変に権利を主張しだしはじめたからだぁぁぁああ!!!!“なんて、言っちゃったりしてね。本当はセクハラというのは、単純なマニュアルとかで規定されるべきものではないわけです。女性の髪形の話題にしてもね、「お!髪形変えたの? …さては、男ができたなぁ?」とか言っちゃうから、セクハラなわけで、普通に「似合ってるじゃない」とサラリと言えば、それでOKでしょ?でも、2人きりの時に意味もなくそんな事を言っちゃうと、それもセクハラだと言われればそうなっちゃうでしょうから、第三者がいるときに、「似合ってるよね。 ねぇ?」と同意を求めるとか、ちょっと考えれば色々手段があって、言われた女性だって悪い気がしない方法が取れると思うのです。でも、古いおじさんはそういう対応を効かす事が苦手なんだよねぇ。柳沢厚生労働大臣も、きっと、そういう事が出来ないタイプの不器用なおじさんなんです。あえていうとあの柳沢という大臣が、心の奥底では『女は家にいて子供だけ産んでいりゃあいいんだよ!』と、思っているから、ああいう発言が出たのかといえば私は決してそうは思わない。おそらく、あの人が若い頃はそれが日本の普通の社会通念だったから彼だって、そう思っていたはず。でも、その価値観がここ20年ぐらいで変ってきているんで当然、それに対応しようと本人も本人なりの努力はしているんだけどうまく自分の中でこなしきれていないんだと思うわけです。何度も言うけど、だから「許してやれ」というわけじゃなくて、元々、根本的な部分で現代の女性の立場やセクハラという概念を自分自身うまく咀嚼しきれていないと思われる柳沢大臣にむかって、先週の国会のように、女性議員が彼の失言をガンガン攻め立てた所で、本人には、絶対に女性差別発言や、セクハラ発言をしてしまったという自覚は芽生えないと思うわけです!それどころか返って、逆効果な気がします。国会答弁の中で本人も一度マジギレしそうになっていましたが「けっ!うるさい野党のオンナどもがっ!」と、内心思っていたと、私は思いますね。むしろ、私が先述したように「あなたは、本当は、直接的な表現を避けたくて、機械という言葉を使ったのではないですか?」ぐらいの質問にして、本人に逃げ場を与え、「そうです」と、答えがかえってきたら「でも、悪意がなかったとしてもそれが、今の世の中では女性に対する差別表現になっちゃうんですよ」と小学校の先生のように優しく教えてあげた方がナンボか効果的だったと思います。おそらくそうじゃないと本人には絶対にわからない。「じゃあ、なんでそんな男を大臣にしちゃったんだ!」と、言いたくなる女性は、とっても多いと思います。そんな方々に、同じオス族として私がいえる言葉は、一つだけ。「申し訳ありません…男って、女性の神経を逆撫でするような言葉を吐かずに生きる事が不可能なおバカな生き物なんです…」しかし、全国のヤナギサワさんには申し訳ないけれど、ドイツW杯以来、「柳沢」という名前には失望ばかりさせられるもんですねぇ・・・。
2007年02月11日
コメント(7)
そのまんま東さんが宮崎県知事に当選されました。おめでとうございます。でも、本当に、当選しちゃうとは…。大阪で横山ノックが当選しちゃった時は、なんとなく関西の方のノリや洒落のきつさで、そうなっちゃたのかなぁ・・・と、納得できる面もありましたが、まさか、宮崎でもタレント知事が生まれようとはね。どうか、ノックのように、セクハラや淫行で辞めるということにだけは、ならないで欲しいですが。でも、そのまんま東は、知事になる前に既に淫行歴があったりするんだけど、そのことを選挙戦でも包み隠そうとせず、あからさまに謝罪するという逆手作戦で、裏表のなさをイメージさせたのが良かったのでしょうね。選挙戦にたけし軍団など、芸能人の力を借りようともしなかったしね。さっそく、宮崎在住の知り合いにメールしたら、「ぱっとした候補者がいなかったので、消去法で行ったら、そのまんま東になった」と、返事がきました。まあ、それが、一般庶民の普通の感覚なんでしょう。県政なんて、誰がトップでも直接的な実利、実害被るのはごく一部の人でしょうからね。特に今回の宮崎は官製談合で前知事が賄賂もらって逮捕された後だったから、かえって地元の業者や県庁の内外と変な癒着の可能性を感じさせない、外部の人間を登用したいと、宮崎の有権者は思ったのかもね。 加えて、保守系の候補が互いにどっちつかずで、票が割れ、その隙をぬって、漁夫の利的に当選しちゃった部分もあったと思います。☆★☆★☆そのまんま東こと 東国原知事には頑張って欲しいとは思いますが、全く政党のバックアップ無しで、どこまでやれるものなんでしょうか?ま、亡き青島幸男も、結局、何もしない都知事で終っちゃったけどねぇ。しかし、まあ、民放をはじめとするメディアの扱い方には、正直、呆れてしまいました。バラエティで活躍した、そのまんま東ですから、知事当選のインタビューなどで、いじりたいのは、同じ制作者としてよくわかります。でも、中継で出演している彼に向かって「この中継は、ノーギャラで出ていただいているんですよね?」とか、呼びかけるのは、全くもって、程度が低すぎる。つまりは、未だに、お笑いタレント扱い。東国原知事にしたって、今まで、自分が生きていた世界から、そう、振られれば多少は、ボケた答えをしたいところですが現職知事としては、そう、ふざけるわけにもいかないので、何だか、しどろもどろになっていました。コメディアンだった頃は、そうやっていじってもらって、ナンボの立場でしたが、今や、もう、違うわけですからね。そこのけじめは、本人もテレビ局側もきちんとつけないと、宮崎の県政自体がお笑いバラエティー化してしまいます。就任そうそう、鳥インフルエンザ騒ぎで大変そうですが、ここまで注目してもらえる県知事なんてめったにいないでしょうからね。本人は(とりあえず)真面目に県政に取り組む気なんでしょうから、どうか、くだらないバラエティのノリを政治に持ち込まないように、民放各社も考えてやるべきでしょう。東国原知事には、もう簡単にテレビ番組なんか出て欲しくないと本気で思うね。少なくとも、地元に密着しなきゃ県政なんてできないんだから、3年間は地元から一歩も出ない心づもりで、仕事に集中してもらいたい。嫌な予感がするのはは、ただでさえ、バラエティ番組化している政治の世界に、東国原知事と言う、恰好の題材ができたことで、テレビ番組がずけずけ入っていきそうなことね。しかも、クリーンさを売り物にするだろうから情報公開につけこんで、「番組をあげて、宮崎県の観光化を推進するから、県議会に参加させろ」だとかね。「日南海岸を日本で唯一のヌーディストビーチにしたいから、東国原知事に陳情しに行こう!」とかね。若手のお笑いタレントを3人ぐらい宮崎県会議員に立候補させて、その選挙運動を追っかけ続ける「君こそ議員だ!」とかいうバラエティを作っちゃおうとかね。ま、こんなのは思い切り公職選挙法違反だろうから通らないけど、今のテレビ業界だったら、なんか平気で、そういうくだらない企画を出しそうな気がするなぁ~。☆★☆★☆今回の県知事選挙の意外な結果を、宮崎県民だけじゃなく日本国民全体の愚かさに帰結させることは簡単だけど、そんな風に、国民を愚民化させたのはテレビのせいというのもあると思います。視聴率の為に国政でも、選挙でも、なんでもかんでもバラエティ番組化してしまってね、今や、政治家だって半分タレント扱い。で、なんだかんだ言ってもテレビの影響力は強いから、すぐにバラエティ番組に出てきて、ちょっと政治に強い(と、思われている)、お笑いタレントとくだらない舌戦を繰り広げて、名前を売ろうとする議員タレント(“タレント議員”じゃないよ)にも、その責任はある。本当に政治家ならね、テレビのバラエティなんか出て小銭稼ぎとイメージアップ図っている暇あったら、赤坂の料亭で賄賂の一つでももらって、その代わり大きな仕事をしなさいよ!田中角栄だってね、黒いピーナッツをもらったとして捕まったけど、結局、日中国交回復したり、日本列島改造もしちゃったもんね。上越新幹線だって作っちゃったもの。政治家なら、本来そういうアクの強さがなきゃいけないと思う。あの手の政治バラエティ番組をテレビで見ている視聴者は、ビートたけしや、爆笑問題、テリー伊東や飯島愛とかにまで、口先でやり込められている、国会議員の姿を見て「国会議員って、なんてレベルが低いのだろう」と、感じることでしょう。だったら、タレントの方が、まだましだ。なんて、思っちゃったりしない?ここで、忘れちゃいけないのはあれはあくまで「テレビ番組」の中での政治家の姿ですからね。そこでの印象は、確かに大切だけど、それと、実際の政治活動とは全然違うもののはず。言ってみれば、お笑いタレントの土俵で、好き勝手、言われる為に出てきているにすぎないんです。★☆★☆ちょっと難しい話になるけど『メディアリテラシー』なんていう言葉が、最近はでてきてい ますよね。情報を正確に分析したり使いこなす能力。要は、「テレビや雑誌や新聞の言う事は話半分にききなさいよ」って言うことですね。本当の情報なんて、メディアでは流れていません。だからテレビに出ているタレントさんが、感じいいから、投票しちゃおうなんて言う考えは、本来はとても危険なんです。納豆ダイエットのヤラセ番組が話題になっているけれど、ヤラセ問題そのものよりも、テレビ番組の影響で、納豆が品切れになっちゃうという社会の現実の方が、よっぽど怖いと思った方も多いはず。テレビやインターネットというメディアに、むやみに躍らせられない判断力を、本当は個人個人も持たなきゃいけない。そういう考え方が『メディアリテラシー』ですね。私は小学生に英語教えるくらいならこっちの方を、授業に取り入れるべきだと思います。☆★☆★☆しかし、まあ、タレント議員というのは昔からいましたが、まともに活躍した人は何人いたのか・・・。そもそも天才放送作家だった青島幸男が権力の側に行っちゃってから、つまらないおっさんになったように、本来、芸能人とか喜劇人とかねテレビのようなヤクザな世界で飯を食っている人間は、お上の御政道をギャグや洒落で批判をするのが本業であって、腐っても権力の側にはなびかねぇ!っていう、心意気を持って欲しいと思うんだけどな…。ま、勝手な言い草ですけどね。今や、若者にとって「お笑い」はメジャーになるための一通過地点らしいですからね。学生コンパ芸のようなお笑いで人気が出てテレビに出て将来は、政治家なんていう、ビジョンを描く連中もなんか、増えそう・・・。世も末だね。「お笑い」と「政治」昔だったら、まったく交わることのないこの2つが、テレビというメディアによってごちゃ混ぜにされている現実がある。芸人に政治をやれる資格はないなんて、暴言は言いませんが・・・プロの政治屋は一体どこへいっちゃったんでしょうねぇ?
2007年01月28日
コメント(14)
パパとママが歯医者さんでも旦那の年収が沢山あっても人って、身内を殺してバラバラにしちゃうもんなんですねぇ。旦那さんを殺しちゃった方の事件のマンションは、私の事務所から歩いて1分の所にあり、今週はマスコミや警察が凄かった。ベランダでタバコ吸っていると丸見えなのよ。殺人現場の部屋が!ああ、あそこで、のこぎりで切り刻んでいたのかぁ・・・なんてね。犯人の妻の方ともどこかですれ違っているでしょうね。狭い街だもの。妹殺しの歯医者のセガレも旦那殺しのセレブ妻も経済的には何不自由なく暮らしていけるのに、なんで身内殺すかなぁ…ま、結局、どんなに経済的に恵まれたとしても人の心は満たされないもんなんでしょうけどね。それにしても、2人とも、妹や夫に対する不満や嫉妬や色んな複雑な感情を、自分の中だけに抱え込みすぎちゃったんでしょうねぇ…。☆★☆★☆去年の夏、母親の体調が悪くなり1か月ほど検査入院をしました。まあ、とりあえず、今日明日どうなるというわけではないけど、年齢的にもかなり衰えてきているのは事実。で、父親の方は、頭は半分認知症状態であるのだけれど、体のほうはいたって健康。3食しっかりご飯を食べ、週に2回は歩いていけるデイケアセンターに自立して通っています。母親の入院中は、基本的には私が家事をやり、もちろん、兄や義姉、甥っ子なども、とっても協力してくれて、私一人が抱え込まないようにしてくれたのですが、両親と同居しているのは私だけなので、夜は、どうしても父親と2人きりになるわけです。まともな時ですら、自己中心的で手のかかる人間だった父親ですから、半分幼児化した現在は輪をかけて手がかかるわけです。ともかく、周囲に何が起きてようと一切関知せず、自分の食事の事ばかり考えている人なわけです。で、自分の失敗はすぐに忘れるからストレスにならない。何か都合が悪い事があると、すぐに人のせいにして、それが本当にそうだと思い込めるから、自分の心の負担には一切ならない。これなら、長生きできますよ。全くストレスたまらないんだもの!いわゆる認知症と言うのは人間が長生きする為のシステムなのかも知れないなぁ~と、父親を見ててしみじみ思いましたね。で、まあ、そんな状態の父親と2人きりで顔をつき合わせて食事をしていると、親子とはいえ、こっちの方がやっぱりストレスがたまってくるわけです。例えは悪いですが父親は、全く何もかもわからない恍惚の人状態じゃないから、時々、やたらと腹が立つ行動や言動があるわけです。で、2週間ぐらい経ったある夜、全く言う事を聞かず、自分勝手なことばかり言っている父親に、ついにぶち切れまして、本当一瞬のことでしたが、洗っていたフライパンで思い切りその頭をぶん殴ってやろうかと真剣に思いましたね。あれははっきり言ってね…。殺意に近いもんがありました。老人介護は一人で抱え込んではいけないということをわかっていたつもりですが、やっぱり実際は一番近い所にいる家族に負担がくるものです。我が家の場合、普段は母親にその負担が行っていたわけで、確かに、私が仕事で夜遅く帰ってきても、母親が起きてきて、その日の父親に対する愚痴を飯を食っている私の横でブツブツこぼしていたことがありました。その時は、内心「こっちは疲れて帰ってきてるのに・・・頼むよ!」とか思いながら聞き流していたんですが、いざ、自分が父親と一対一の立場になってみると愚痴らずにはいられなかった母親の気持ちが痛いほどわかった!(笑)つまり、2人きりだと、感情を逃す場所がないんですよね。世の中には私なんかよりはるかに大変な介護生活や、嫁姑問題や家族の問題に長い期間、悩んでいる人たちもいるだろうから、「そんなのはまだ甘いよ!」と言われてしまうかもしれませんが、家庭内の問題と言うのは程度の大小じゃなく、やっぱ、当事者にしかわからない、フラストレーションに繋がるものがあると思うんです。だから、ともかく、それを愚痴にして出してしまう方が、精神衛生上はいいように感じる。あと、ある程度無責任にならないととてもやっていけない。仮にも自分を育ててくれた親に対して「頭殴ってやろうか!」などと思ってしまったことに対して、最初は自責の念が湧いてしまい、それが余計に自分を追い詰めていくわけです。そこで、母親なり、兄なりにともかくブツブツ愚痴をこぼす。「昨日、オヤジの頭、真剣に鈍器で殴ってやろうかと思ったよ」という風にね。我が家の場合は家族が事情をわかってくれるので「そうか。それは大変だったね」と言ってもらえた。そのことによって、ずいぶん救われた気がしました。☆★☆★☆この二つのバラバラ事件もね、相手が家族であったからこそ、憎悪感が深まった部分が大きいですよね。しかも、それを一人で抱え込んでしまった。うまく愚痴をこぼすなり、発散させるなり、感情を逃がせればよかったのにねぇ。しかし、2人とも死刑にはならないだろうから、この後は刑務所で10年ぐらいは、家賃の心配もせず、とりあえず三食冷暖房つきの生活が送れるんだもんね。仕事も、そんなにしなくていいしね。徹夜なんかもないんだろうなぁ…。満員電車に乗ることもないし、親の介護とかもしないでいいのかぁ。ふぅん…。…。…。恥知らずを承知で言えば…。なんか、ちょっと羨ましいような…。そんな気もしてしまいますねぇ。
2007年01月13日
コメント(16)
映画館で前の人の座高が高いととっても見にくいのだけど、なぜか、映画を見に行くたびにそういう人が前に座ってしまうといういわゆる「前の人運」というのがあるんだそうだ。私に限っては「横の人運」というのが、飛行機に乗るときに必ずある。友達が少ない私は旅はいつも基本的に一人が多い。一般人より大きめ(太め)の私の体は飛行機のエコノミーシートにはちゃんと納まるができれば、隣には小さめの人に来てもらえるとうれしいな・・・もっと、できれば小柄で清楚で性格良くてナイスバディで伏目がちで、まつ毛が松雪泰子ぐらい長くてちょっと陰のある、それでいて洒落もわかってエッチな話も嫌いじゃなさそうな女性が来てくれて、控えめながらも、さわやかな自己主張がある香水のかほりなど振りまいてくれるのだったら何十時間だってお隣にいたいのだけどなぁ・・・などと常々思っているのだがいまだかつて、そんなことがあった試しは一度も無い!大概、私よりはるかに大きな白人のデブ男とかが来るのである。で、その後、ずっと、お互いの肩と肩が微妙に触れ合う、気色悪さを我慢しながら二人のデブが機内食などをボソボソと食べなくてはならないのだ。いつだったか、アフリカに旅したとき30分に1回はトイレに行きたがる頻尿気味の黒人デブ男が隣に乗って来た時は悲惨だった・・・。私は大きめの体の、特に肩の部分が通路にはみ出すので、乗り物は必ず窓際に座るようにしている。そうでないと、通路を行きかう人やワゴンに必ずぶつけられるからだ。しかし、そのときに限って、私の方が通路側の席だった。そいつがトイレに行くたびに、こちらも立ち上がって通してやらないとならない。5回目ぐらいにさすがに、やつの方から提案してきて席を替わったのだったが・・・。たまに女性が来たと思ったらね、キンチョールのような香水のかほりをプンプンさせて、いる中島啓江みたいな大きめのおばちゃんだとかシートを倒してこっちに向かって口をあけ異様に臭い口臭を振りまきながら眠るフィリピン人のおばちゃんとかが来るのだ。ここまで来ると単に運が悪いと言う以上のなんらかの謀略の匂いすらしてくるようだ。航空会社は、一人旅の寂しい大きめのオッサンを奈落の底に突き落とすような席割ばかりをしやがるのである。もう少し夢を持たせてくれたっていいじゃないか!いつもフィリピン航空とかそういうのばかりだから、文句も言えないのかもしれないが、いつだったかものすごく思い切ってJALのファーストクラスに乗った時も最悪だった。隣の席・・・と言っても、通路を隔てた左側の男だったが、なんだか知らないが、座席に着いたときからずっと機嫌が悪いのだ。しかも、すぐに客室乗務員を呼びつけ内容こそ良く聞こえないが、文句をつけている。ファーストクラスには横柄な客が多いと言うがこの男は典型的なそのタイプのようでしまいにはベテランのチーフパーサーを呼びつけて「これが、JALの体質なのかね!?」「お客の好みは優先しないと言うわけなのか?」とか、結構大きな声で叫んでいる。客室乗務員も平身低頭で、謝りつつも、100パーセント相手の言う通りにするわけには行かないので何事か説明を続けているのだが結局、成田に着くまでの4時間半のうち2時間半ぐらいは私の視界の左前方には客室乗務員と、何事か怒りまくっている男の右肩のあたりがチラチラと見え続けせっかくのファーストクラスの旅も、ゆったりとした雰囲気ひとつ味わえなかった。でも、今回は、永遠のバディ、ヤマモトちゃんとの旅であったので、まあ、問題なかったが、電気もロクにない離れ小島まで乗った飛行機は今年、日本の航空路線からはずされたYS11。プロペラ機で、なかなか楽しかったです。お札マニアの上に飛行機マニアでもあるヤマモトちゃんは大はしゃぎ。機内あちこちの写真を撮りまくっていました。楽しい、ダイビング三昧の旅だったのですが旅のお話は、また、今度。日本に戻ってからゆっくりと写真付でご紹介しましょう・・・・って誰も興味ないよね!?人が、のんびり遊んできたときの写真なんか。で、気がつけば、このバカ日記も今回で200回を数えました。5年ぐらいやってて、まだ200回とは寂しい限りですが、私の場合は、長いお話が多いのと気分が乗らないと書かないことが多いのでまあ、ゆっくりペースで続けています。コアなファンの方もいてくださるようなので嬉しい限りでございますが来年、2007年は、もう少し多めにアップいたせるよう、努力していこうかなと・・・。本年も、皆様お世話になりました。良いお年をお迎えください!。2006年 12月31日 「YASU’S BAR」 管理人 やっさん☆
2006年12月31日
コメント(14)
さむ~い 日本の皆様、いかがお過ごしでしょうか?私は現在、あたたかーいフィリピンでダイビング三昧。豪華な年末年始休暇を楽しんでいる最中です。羨ましいでしょ?へへっ!ちょっとだけ、ささやかな優越感に浸れて幸せです。では、独身貴族の私から寒い冬で、淋しい、クリスマスと年末年始を送ってらっしゃる皆様にクリスマスプレゼント。今年最後のお魚天国。行ってみましょう。まずはダイバーなら誰でもが憧れるスジクロユリハゼのご開帳~♪ このスジクロユリハゼというハゼ。水深35mぐらいの、結構深い場所に棲んでいて、会うこと自体がままならないのです。しかも、普段は 鰭を閉じてます。時々開いてくれるのですが開くとこのように美しい!~そのタイミングでうまく撮るのはなかなか難しいものでしてねぇ。。。心の中で「開け~開け~」と念じながらいつもカメラを構えるのですが、追い掛け回せば引っ込んでしまいますし、深度も深いから粘れないし息を殺して近づくのは、40を超えた老体にはかなりきついものがあります。カメラを持って潜りだしてから5年ぐらいたちますがまぁなんというか、5年越しの恋が実った気分です。つづいてカンムリニセスズメ 黄色とピンクが美しいお魚でしょ?観賞用の熱帯魚としても人気があるようですが海でであったのは今回が初めてでした。ヒメホシハゼ 黒い体に青い点々が美しいでしょ?このお魚はフラッシュを当てないで、肉眼で見ている時はなんだか、黒っぽい地味なお魚です。でも、こうやって、カメラで撮ると見事でしょ?普段、見慣れた良くいるお魚。取るに(撮るに?)足らないと、思っていたお魚が実は綺麗だったりするのを知る喜びというのはクラスの中では目立たない物静かなメガネ娘がメガネをはずしたとたん、美少女だったりするあの、古典的なマンガの手法と同じで新たなる感動があるわけですね。ダイビングをやってて一番楽しいことでもあるかも知れません。ハタタテハゼ 一般的にはよくいるハゼなんであんまり人気はないお魚ですが、私は結構好きなお魚です。2匹揃って綺麗に撮れると嬉しいもんです。っていうのは、私が主に潜っていた、セブには何故かこれがいないんですよね。逆に、アケボノハゼという深いところにしかいない紫のロングスカートの子の方がたくさんいたりしてね。バブルコーラルシュリンプ バブルコーラルという風船みたいな、珊瑚がいるのですが、その風船と風船の間に隠れるようにして棲んでいるのがこのエビちゃんです。透明な体に紫の線。肉眼で見ると、その紫の線だけで出来た、針金人形のようなバブルコーラルシュリンプ。「儚(はかな)い」という言葉が良く似合うようなそれでいて全身が現れると美しいエビちゃんです。めったに全身は見せてくれないんですがね。タテジマキンチャクダイ ハゼ好きの私はめったにこういう艶やかなお魚は撮らないのですがま、クリスマスですからね。久しぶりに撮影してしまいました。タテジマキンチャクダイ。通称 タテキン です。以前も説明しましたがお魚は釣り上げられた形で縦縞か横縞かを判断します。だからこいつは泳いでいる姿は横縞ですが、名前はタテジマキンチャクダイなんですね。ややこしいですが、是非覚えておいてください。フィラメンテッドサンドゴビー オバケインコハゼというハゼがいるのですがそれの仲間で、和名はありません。第一背びれの独特の波型が特徴ですね。これが、電球のフィラメントのような波型なんで、「フィラメンティッド」なんでしょうね。顔は間抜けですが、背びれはカッコイイハゼです。結構大きくて20センチ近い個体もいます。ハタタテシノビハゼ こいつも地味めなハゼですが透明な体にオレンジと青の点々が美しいでしょ?そして、何よりも長~い背びれが特徴的。普通、長い背びれのお魚は、それを立てたり動かしたりして何らかの目立つための動きのようなものをしますが、ハタタテシノビハゼはあまり動かさないようです。だから何のためにこんなに長いのか良くわかりません。でも、美しいでしょ?みなさま、どれかお気に入りのお魚いましたか?私は明日から大物の魚やサメを狙ってフィリピンのミンドロ島というところまで行ってきます。相方は、もちろん!永遠のバディ ヤマモトちゃん!5日間、電気もろくにない島で男同士で、健全なダイビング三昧生活。う~む、どうなることやら・・・。
2006年12月23日
コメント(14)
先日、ある声優さんとお話していたらその方が「やっさん☆って、自分の声帯見た事ある?」と、唐突に聞いてきた。私は実は未だに胃カメラすら飲んだことないので、自分の胃も見た事ない。ましてや声帯なんて、見ようと思って見られるもんじゃないし、大体どんなものかすら見当もつかない。その声優さんは、先月、突然ノドの調子が悪くなったので、専門医にかかった時に、自分の声帯を初めて見たそうだ。で、その方曰く「声帯ってさぁ・・・なんか、エッチな形してるんだよね。色もピンクだし・・・男の子にもこんなものが付いてるのかと思うと、ちょっとドキドキしちゃうよ(笑)」え!、そ、そうなの!?私は、声帯って言うぐらいだから何となく、オビ状のものがあるのかと思っていたのだが、考えてみれば、そこから、色々な声が出てくるわけだから、形が変るような伸縮自在の臓器(?)でなくてはいけないだろう。で、調べました。うーん・・・確かに・・・これが綺麗なピンク色だったら、かなり艶かしいかもしれない。こ、こういうものが、私の咽喉にもついているのか…。それ以来、なんとなく、自分の咽喉のあたりが妙にいとおしい気分に思える、今日この頃です。で、でも・・・。一回でいいから、直接、見てみたい!!意味もなく、耳鼻咽喉科行っちゃおうかな?「あの~、ぼ、ぼ、ぼくの、せ、声帯が見たいんですけどぉ・・・」って、先生に頼んだら、変な顔されるかな?結構、そういう男って、多いんじゃないかと思うのだけれど・・・。☆★☆☆★☆☆★☆そーいえば、変な話ついでに古典的な英語のジョークを思いだしました。有名なので知っている方も多いかも。砂漠で死にそうになっていた黒人の男の所に、突然、神様が現れて、こう言った。「残念だが、お前はもう直ぐ死ぬ。でも、その前に望みを3つだけ叶えてやろう」黒人の男は言った「じゃあ、オイラは咽喉がカラカラなんで、ともかく水のある所に連れてって下さい。次に、オイラは一度でいいから白人になりたかった。だから色を白くして下さい。最後に、女のアソコをたっぷりと拝みたい!たっぷり拝めりゃ死んでも悔いはないんです」「よし、わかった。お前の望みを全て叶えよう!!」神様は言った。次の瞬間・・・。黒人男はホテルのバスルームの、ビデになっていた・・・。確かにね。白くて、水気があって、まあ、女性のアソコをたっぷり拝めるだろうねぇ・・・。しかし、申し訳ないですねぇ。みなさん。今回はこんなベタなエロ話で。でも・・・。「やっさん☆ってば、欲求不満なんじゃない?」なんていう、当たり前の感想は書かないでね。これでも一応、計算された前フリですから(・・・本当かい?)☆★☆☆★☆☆★☆大昔は、お金の代わりに貝殻が使われたというのは、皆さんもご存じですよね?だから、「財」とか「貯」とか「買」とかお金に関する漢字にはみんな「貝」の字がつくわけだ。小学校の先生がおそらくそう教えてくれたはずです。で、問題は何で、貝だったか?ということ。タカラガイという貝が、貨幣として使われた例が多いのだけど、このタカラガイ。形状が女性自身によく似ていることから、別名、子安貝ともいいまして、安産のお守りにもなっているわけです。つまり、人類というのは、太古の昔から女性及び女性のその部分に大きな価値を見いだしていたんですね。理由は簡単で、子どもを産め、子どもが生まれてくる場所だからでしょう。洋の東西を問わず、昔から、部族間の争いごとがあると、物資が略奪される他に、女性も略奪されました。今の時代にこんな事書くと、総スカンを食らうかもしれませんが、女性は、「子を産むという価値をもった大切なモノ」として扱われていたのです。だから、その、女性、もしくは女性自身を象徴するような、タカラガイが、貨幣の代わりに使われ始めたんでしょうね。もちろん、それだけが理由じゃないけどね。貝は大きさが手頃だとか、持ち運びやすいとか、入手がある程度困難だとか、丈夫だとか、そういうことも当然あったと思うけど、根本的に、お金というのは、何らかの価値を代償するものですからねぇ。物理的に便利なツールであると同時に、やはり、価値が感じられるモノでなくてはいけなかったんだと思います。で、その価値というのは、女性および、それを象徴する女性自身だったんですね。ここまでは、さすがに小学校の先生は教えてくれなかったでしょう?。どうだ!少しはアカデミックになっただろ?そりゃあ、私は自他共に認める、妄想性のスケベオヤジで、年がら年中チ○コだマ○コだ、そんな話ばかりしてますがね、やる時はやるんです!(得意気!)じゃあ、そもそも、なんで女性器のことをオマ○コと呼ぶのか?という話をしようかと思いますが・・・・・・皆さん、ついてこれます?「そんなスケベで下品な文章は読みたくない!!」と、思われるのでしたら、どうぞ、このタイミングで読むのをおやめくださいね。まあ、その部分の呼び方はね、時代差や地域差がかなりありますが、関東人が一般的に使う、この四文字。一説によれば、これは男尊女卑の名残を表す差別語であり、江戸時代の漢字表記では「汚門戸」となっているそうです。つまり「MONKO」が転じて「MANKO」になったわけで、まあ、形状的にその部分を「門戸」とか「開」とか表現するのはわかりますね。しかし、てっきり大切なモノだから「御」の字かと思えば、「汚」の字の方を当ててしまったようです。ま、江戸時代の女性は、そんなに頻繁にお風呂に入っていなかったかもしれませんがね・・・。以前、NHKでこの話をまじめにやったことがあるらしいのですが、残念ながら私は見損なってしまった!で、ここからは、まったく私の見解で学術的には何の根拠もない説なんですが・・・実は、フィリピンのタガログ語にも「MANKO」という単語があるのです!これは英語で言えば「BOWL」食べ物とかを入れるお椀型の容器のことを言います。で、インドネシア語でも実は、同じなんですね。両方とも同じマレー系言語なので、似たような単語も結構あるですが、「MANKO」=「容器」というのは、なんだか、そのまま現在の日本語でいう所の女性器の意味とあてはめても無理がないような気がしませんか?そして、研究では日本人のルーツは、●現在のインドネシア(スンダランド)からの南方系●シベリアからサハリン経由でやってきた北方系モンゴロイド●朝鮮半島からの渡来系弥生人などにあるといわれています。だから、もしかしたら、「MANKO」というこの言葉は太古の昔、黒潮に乗ってインドネシアの方から、冒険の旅に出た、我々の遠い祖先が、丸木船と一緒に運んできたモノかもしれない!稲作文化であった古代日本で、豊穣であることは喜ばしいことであり、実った穀物を入れる器などはとても大切に扱われました。「お茶碗」「お椀」など、未だに食器に「お」をつけるのも、いかに、それらを大切に扱ってきたかの名残ではないでしょうか?で、当初、祖先たちは、普通に、この容器をインドネシア語でいう「MANKO」と呼んでいたのです。しかし、いつしか、それが、女性器をさす隠語になり、現代にまで残っているのではないか・・・!!??こう考えるとなんか、壮大な気分になりませんか?「大海原を渡ったMANKO!」「万里の波濤を乗り越えた言葉 MANKO!」「MANKO ~3万年の時を超えて~」 なんてね。番組が作れそうです。是非「NHKスペシャル」でやってもらいたいもんだ。ここまで読んでいただいた方。下品な話におつきあいありがとうございました。でも・・・さすがに今回は感想は書けまい!
2006年12月19日
コメント(10)
先日、本屋さんに行ったら、「華麗なる一族」が平積みになっていた。なんで?今さら??と、思ったけど、帯を見たら、年明けにテレビドラマでまたやるんだそうだ。「華麗なる一族」といえば、「白い巨塔」とならんで、山崎豊子さんの代表作。阪神銀行頭取、万俵大介(まんぴょうだいすけ)の野望と陰謀の物語。金融業界の裏側を描いた、読み応えたっぷりの小説である。私は確か高校生の頃にハマって、文庫本で上・中・下と三冊に分かれていたのだが、学校をサボって2日間で読んでしまった記憶がある。つまり、それぐらい当時の私にとっては面白い小説だったのだ。そして、「華麗なる一族」といえばなんと言っても、この四文字「妻妾同衾(さいしょうどうきん)」!!!主人公の万俵大介は、豪華な屋敷に妻・寧子と子ども達、そして秘書兼愛人の高須相子と共に暮らしている。しかも、妻と愛人と一緒にベッドに入るのを非常に好む。という設定なのだ。妻の寧子は、華族出身のおとなしい女性で夫・大介の、この異常な性癖を拒みたいのだが拒めない。反面、昼間は大介の有能な秘書の顔を持ち、万俵家を実質しきっている愛人の相子は、夜は妖艶になり、実の妻の目の前で、上司であり、不倫相手でもある大介に進んで抱かれることで、自らの立場を単なる愛人以上のものにしようとするのだ。これが、すなわち妻妾同衾。もう、高校生の私は鼻血ださんばかりに興奮して読みましたね。まさに、英雄色を好むではないですが仕事のできる男は、精力も絶倫!万俵大介氏は私の理想像になったわけです。妻と愛人、両手に花で、毎晩寝床に入るなんて…。経済力はゼロだが、性欲だけは100億ぐらいある男子高校生にとっては、夢見るハーレム!俺は大きくなったら、絶対に絶倫オヤジになってやるぅぅ!と、心に誓い、日夜腕立て伏せなどにも励んだもんです。実際、大きくなったら、経済力でも精力でもあっという間に己の限界を知りましたが…。で、ちょっと調べたら、今回のドラマでは万俵大介は北大路欣也妻・寧子は原田美枝子愛人・相子は鈴木京香が演じるようです。う、うらやましすぎるぞ!北大路欣也!!でも、今回は長男役のキムタクを主人公に描くそうで、これだと、私の大好きな妻妾同衾シーンが見られないかもしれない!それだけは「華麗なる一族」ファンとしては絶対に許せん!なんせ、原作では、愛人・相子がセクシーなランジェリーだか、ネグリジェを身にまとうシーンがあったはずだ!順当にいけば鈴木京香で、そのシーンが見られるわけで、そうでなくてはならない!頼んだぞ!TBS。わしの期待を裏切るなよ。★☆★☆★☆昔ねえ、オウムの松本被告が逮捕されるずーっと前に、記者会見を受けた映像がありました。あの、ヒゲデブ男が例の髪の長い女性幹部達と一緒にずらっと並んでね、イスに座っているんですが、その時にマスコミ側のほうから「この方たち全員が奥さんですか?」と、やや、揶揄したような質問が飛んだんです。それに対して、松本被告はニヤつきならね「そ、そうだったら・・・いいですねぇ(笑)」と、何とも言えないいやらしくも、嬉しそうな声で否定したのですが、あの声は忘れられないですね。あれはね。決して、松本被告だけの声じゃない。全ての男が共通して持っている一夫多妻への憧れ感が、如実に表れていた声だったと思います。だから、本当にいやらしく感じられたんだよね。自分の中にもある、根本的な欲望が思い切り解放されちゃった気がしたから。<生物学的にオスはより多くの子孫を残したいと考えるから、自然な事だ>という解釈は正しいけれど、それを言い訳に遣うのは、なんか、当たり前すぎてもう時代遅れな感じがします。…と、偉そうな事言っても、私もおねえさんから、正面切って責められたら、そういう言い訳しか思いつかないんでしょうがね。それは根本的な欲望の更に奥の骨組みの部分で、その周囲にはもっと生々しい別の理由があるわけです。本当は。大勢の女性に取り囲まれて、思う存分Hなことを、ゲップが出るまでやりまくりたい!欲望の趣くままに朝から晩まで、くんずほぐれつ、とっかえひっかえ、やりまくりたい!何が何でもやりまくりたい!世界で一番スケベなオヤジになりたい!こういう欲望をね。男だったら、誰だって持っているわけなんです。ですから今年、一番羨ましいと思われたのは大リーグから60億円の値をつけられた松坂大輔でも、藤原紀香のハート射止めた、吉本の若手芸人でもなく東大和市で11人の女性と共同生活していた、自称、催眠術師の一夫多妻オヤジ!思い切り怪しいのに、なぜだか、女性に囲まれて暮らせちゃった、この男ほど日本中の男どもから羨ましい・・・。と、思われた人間はいなかったんじゃないでしょうか?★☆★☆★☆でも、実際にね、一夫多妻なんかしたらどうなるか。エッチのことだけじゃなくてね経済力や包容力、あらゆる面を含めてね全員の女性を平等に満足させてあげなきゃいけないんですよ。そんなこと不可能だよね?現実には一人の女房や恋人だって、まともに御しきれず、満足すらさせられない男のクセに、単なる肉欲の部分だけで、一夫多妻に憧れるのは、それは確かに図々しい。それに、冷静に考えれば想像しただけでも恐ろしいですね。私がもっとも忌み嫌う、あの、女性の長ーーーーーい買い物に、奥さんの人数分つき合わせられるんだよ!しょうもない愚痴や、近所の噂話や職場の愚痴なんかを人数分聞かせられるんだよ!自分の親が同居なんてしていたらあな恐ろしや!人数分の嫁姑問題が…!世界で一番スケベなオヤジになるのにはやっぱり、人並み以上の努力と忍耐が必要なんですよ。きっと。
2006年12月12日
コメント(12)
NHKの大河ドラマ「功名が辻」も、終わりました。いわゆる<山内一豊の妻>の話以外、なーんも、見所がないだろうと思っていたのに、仲間由紀恵につられて、ついつい1年間見続けてしまいました。あと、後半は淀君役の永作博美にも、つられたんですが…。一豊役の上川隆也、秀吉役の柄本明、家康役の西田敏行など実力派のきちんとした役者さんたちが揃っていたのも、見続けられた一因でしょうね。テレビドラマは舞台とは違うとはいえ、人気と視聴率だけを当てこんで、ジャニーズ系の男の子達を出すと、まず、芝居の発声法からしてなっていないので台詞がこっちにまで届いてこない。特に時代劇の大仰な言い回しは、無理だと言う事に、NHKはやっと気がついたようです。元々、この「功名が辻」司馬遼太郎さんの原作も、さほど面白いわけではないんです。なのに、良くぞ1年持たせたものだと思います。☆★☆★☆★山内一豊は関ヶ原の戦いで家康に味方し土佐24万石をもらいました。しかし、それまで長宗我部家が治めていた土佐に山内家が入ると言うのは、会社の社長が突然交代するようなものだから、旧勢力と新勢力の争いが当然起きます。ドラマでは、山内一豊が苦渋の選択で旧勢力を騙まし討ちで一掃し、山内家が土佐を平定したようになっていましたけれど、実際問題、土佐藩では、その後、幕末明治維新まで、200年以上、この両者間の溝は埋まらなかったんですね。山内家は国を安定させる為に一領具足(いちりょうぐそく)と呼ばれた、長宗我部系の人々に[郷士]という階級を与え、一応、武士の肩書きにしたんですが、その身分はかなり低く、山内家の家来達とは格差をつけたんです。結局、その郷士階級の中から、あの坂本龍馬が生まれるんだけど、龍馬が後に脱藩したのも、結局は山内家に対して、何の恩義も感じていなかった証拠。恩義どころか、恨みの方が強かったはずです。土佐の山内家が藩内を安定させるために作った、階級ヒエラルキーが、結局、明治維新の原動力の一部となったともいえるわけで、こんな風に考えると歴史というのは面白いものだとも思えますね。土佐の郷士階級からは、岩崎弥太郎という男も生まれています。龍馬が作った海援隊の会計を務めた人です。商才に長けた男で、後の三菱財閥の創始者になりました。だから、三菱のロゴマークは土佐・山内家の三つ葉柏から来ているという説もあるんですね。実は、私の学生時代の卒論は、幕末期の土佐藩がテーマでもあったので、このあたりの話をさせると、止まらなくなります。だから、この辺にしておきましょう。でも、こんな歴史ウンチクを、たれるようになったのは、「オヤジ化の証拠」だね。だいたい、オヤジというのは歴史が好きです。未だに経済誌は「信長・秀吉・家康」の特集を組むと飛ぶように売れるらしい。司馬遼太郎の「この国のかたち」の文庫版などは、老眼のオヤジたちの事を考えて、活字が馬鹿でかい。NHKの「その時歴史が動いた」なんか、そんなオヤジたちが見られるように夜10時からの放送になっています。巷には、これらの媒体から情報を仕入れた、歴史オタクオヤジたちが溢れていて、「今回の部長の決断はまさに“敵に塩を送った上杉謙信のようなものだねぇ…”」とか「やっぱり、あそこの若社長は、土壇場で寝返ったか! “関ヶ原の合戦の時の小早川秀秋みたいなもんだ!”」とか、どーでもいいような昔の話を引っ張り出してきては現在に当てはめて無理やりこじつけようとしていたりします。これは一体なぜなんでしょうねぇ?男が単純に「戦争好き」という事もあるでしょう。戦いにまつわる智謀知略の話は、企業間の競争にも応用が利きそうにも思えます。人間関係の機微を学ぶにも役立ったりしますね。人心掌握術とか、部下の操縦法とか、上司への忠誠度とかね。戦国武将ほどではないけど、現代社会を生き残る為に体を張っているつもりのオジサン達は、「男は外に出たら7人の敵と戦うのだ!」と、心のどこかで信じているのかもしれないですね。それと、こういう歴史ロマンを語っていると、まるで自分が戦国時代に生きているかのような錯覚を起こして、ヒロイックな気分に酔えることにも一因があると思われます。でも、私の経験から言いまして…歴史の話は、ほぼ100%女性にはウケません。だから、飲みに行った時に女の子相手にしてはいけない話題のひとつです。でも、働く女性の皆さん。結構、職場で、歴史ウンチク語りたがるオヤジって多くないですか?「天王山っていうのは、京都にある山でね、今でも、プロ野球の優勝を決める大切な試合なんかをそう呼ぶけれど、本当は、秀吉が明智光秀を打ち破って、俗に言う明智の三日天下で終らせた、山崎の合戦の舞台になった場所なんだよ」とか「背水の陣 というのはね、戦場において川を背にする事は絶対的に不利とされているんだけれど、敢えて、そういう陣形をとって、味方を絶体絶命の状況に追い込み、必死に戦わせる作戦として古代中国の漢の武将・韓信が趙と戦った時にとった戦法なんだよ。日本では鳥取を攻めようとした秀吉に対して、吉川元春が少人数ながら背水の陣を敷いて、その覚悟を示した為に、秀吉側も兵を引いたという話があるんだけどねぇ」なんてね。そういう時は、女性の皆さん。殆ど興味ないでしょうけれど、ちょっとだけ、興味深げな顔をして「へぇー!そうなんですかぁ。○○さんって本当にいろんなことご存知なんですねぇ~」と、言ってあげてください。それだけで、歴史オタクオヤジは嬉しいはずです。まさに、その瞬間だけは天下を取ったような気持ちになれるのですから!間違っても「へぇー!そうなんですかぁ。やっぱり○○さんって、人生そのものが背水の陣だけに、いろいろ詳しいですね」とか言わないようにね。☆★☆★☆★しかし、よく言われることですが歴史というものは、その後の政権を治めた側の、いわば、勝者の歴史がメインで伝えられるものですよね。結局、勝者の「物語り」なわけです。「歴史は物語り」というと、なんとなく、インチキ臭く感じられますがHistoryという言葉から storyが生まれたわけですから、これは、仕方がないことです。そう考えると、事実と歴史は微妙に違うものなのだろうと思いますね。例えば、徳川家の10代将軍家治の時代に田沼意次(おきつぐ)という老中がいましたが、私が中学校で習った歴史では、この田沼意次、そしてその子の田沼意知(おきとも)は賄賂ばかりもらって、世の中を混乱させた、大悪人のように教えられていました。いわゆる「田沼時代」という言葉で、ご記憶にある方もいるでしょう。しかし、現在では田沼意次の政策は当時としては進歩的なものであり、特に財政政策においては幕府の懐を豊かにさせたということで、評価がかなり変ってきています。田沼親子の悪評は当時の政敵が中心になって流布したものが多く、賄賂に関しても、江戸時代では当たり前の事であり、それどころか、田沼側が賄賂の受け取りを拒否したという記録までちゃんとあるそうです。じゃあ一体わしらが習った事って何だったの!?日本人が大好きな「赤穂浪士」の討ち入りにしても、殿中で刃傷沙汰を起こした浅野内匠頭は嫌味なジジイ吉良上野ノ介のイジメに耐えかねて切りつけたことにお芝居ではなっています。しかし、資料を検証すると、浅野内匠頭は精神病に近いぐらいの癇癪持ちだったとか、母方に同じような事件を起こした先祖がいるとか、女狂いで、若い頃から政治は専ら部下に任せ、自分は昼間から性事ばかりに耽っていたとか、いい女を紹介する部下だけを進んで重用していたとか、いろいろ言われています。ただ、それじゃあ、お話にならないので、悲劇の殿様のように描かれているわけですね。そういう、後から語り継ぐ人たちの思惑が込められて、脚色されたものが歴史なわけです。だから、お隣りの国のお話ですが金正日が本当はロシア生まれなのに、北朝鮮のシンボル的な山、白頭山の麓で生まれた事にして人民の信奉を集めようとしているのを笑うことは誰にもできないわけです。親父さんの金日成にしてもね、抗日活動をしていた頃から、有名だったらしいですが、その割には年齢が合わないとかね…。もっともこの親子に関してはいつの日か名誉回復ではなく完全失脚してもらいたいもんですが。ああ、いけない!歴史の話は女性に嫌われるといいながらついダラダラと書いてしまいました。だけどね、今、書いてきたように「歴史は勝者の物語」だとしますね。そうすると、もし、来年あたり、まあ、まずそんなことはないでしょうが何かのドラマとかで、間違ってあの、石原真理子が大ブレークして国民的女優になってしまったとしますね。そうすると、今、話題の彼女の恋の遍歴暴露本に実名を書かれている大物の俳優さんたちは、みーんな失脚するんでしょうかねぇ?うーむ…これぞ、まさに「歴史は夜作られる」多くの女性が歴史に興味がないわけが、やっとわかった気がします。実は、歴史を作っているのは女性だからなんですね…。
2006年12月10日
コメント(6)
最近、欲しい本はすぐにネットで買う癖がついてしまって、本屋に行かなくなったことに気が付いた。いかんよね。確かに古本は安いし、ネットで買うと家まで届けてくれるし、カード決済だから、ついつい便利さに甘えちゃうのだけど、本屋に行けば平積みの話題本をちらりと見たり、売れている作家の名前を無意識のうちに確認したり、偶然、手にとった面白い本と出会えたりねやっぱり、現場に足を運んだだけのメリットが、あると思うのだ。で、先日、昼飯の帰りに久しぶりに本屋に寄ったわけです。平積みの文庫を何冊か買ったのだけど、その中で一番面白かったのが同志社大学の先生の遠藤徹という人が書いた「姉飼(あねかい)」という短編小説。これは、ヒットでした。日本ホラー小説大賞かなんか取っているらしいけど、ホラーでもなく、猟奇小説でもSMポルノというのでもなく、なんともいえない不思議な世界を醸し出していまして、しかも、短編集なんで1話を30分で読めるのが嬉しいです。私にとっては、初めてつげ義春さんの漫画を読んだときに感じたような、なんともいえない独特の読後感がありまして、文章で、このような世界を表現するなんてすごいなぁ・・・と、ただ、ただ感動したのでした。読んでない方。好き嫌いはヒジョ~~に分かれると思いますが、是非お勧め。つげ義春といえば、映画「無能の人」の原作者です。ゴンチチの音楽と竹中直人の監督で話題になりましたが、私、あの映画もかなり好きです。原作と殆ど変えていなくて、映画の1カット、1カットの構図もね、かなり、原作の漫画のコマ割りと構図にあわせて忠実に作られているんですよ。ラストをちょっと、明るい演出に持っていったのが、監督竹中直人の演出の素晴らしさですね。ゴンチチの音楽が、そこにぴったりはまって奥さん役の風吹ジュンさんは可愛らしいし、希望をもったラストシーンでした。亡くなったマルセ太郎さんが、ちょっとおかしな石の鑑定人のセンセイ役で出ていましたが漫画のその役の登場人物と顔がそっくりでして、素晴らしい人選だったと思います。つげ義春さんは70年安保のころ学生に愛読された漫画家です。御本人は対人恐怖症の見るからに暗いお方。確か自殺未遂も何度かしています。この人が描いた「紅い花」という作品は山奥で初潮を迎えた少女が、川に放つ鮮血が、ガキ大将の少年の目には紅い花に見えたという、何とも叙情的な作品です。「ねじ式」「ゲンセンカン主人」なんかに代表される、不条理で不思議な世界を漫画で描いたため、いつの間にか芸術家になってしまった人です。「無能の人」などは比較的わかりやすい作品だけれど、「ねじ式」などは、ともかく妙ちきりんな話で、正直わけわからない。絵も気持ち悪いですしね。本人も「締め切りに追われて仕方なく、昼寝のときに見た夢を描いた」とか、言っていましたが、実際はかなり意図的に、漫画の既成概念を打ち破るために描かれた作品であり、その後の日本の漫画家や演劇人、映画人に大きく影響を与えました。「ねじ式」には<メメクラゲ>という、架空のクラゲが登場しますが、今回、私がお勧めした本「姉飼」には<蚊吸豚>という、架空の豚が出てきます。ああ…随分、マニアックな話になってしまいましたね。☆★☆☆★☆☆★☆で、まあ、久々に本屋を歩き回っていたわけですが、今や、殆ど知らない作者と作品ばかりになってしまった漫画本コーナーで、なんとも懐かしい、タイトルと作者名を見かけてしまったんです。「たそがれ時に見つけたの 陸奥A子りぼん名作選」むむ、む、む、陸奥A子!この名前にキュンときた人は男女を問わず、私と同年代。後厄もとっくに終わった世代の方とお見受けします。70年代の「りぼん」乙女チックラブコメ路線に燦然と輝く陸奥A子さん!私も、中学生だったと思いますが恥ずかしながら読みましたねぇー。クラスの女の子に貸してもらって…。「おしゃべりな瞳」とか「樫の木陰でお昼寝すれば」とか「しし座生まれのあなた様」とかね。まあ、ストーリーはどれも同じようなもので、ドジな私がいて、憧れの男の子がいて、絶対実らないと思っていた片思いの恋がひょんな事で実ったかと思えば、実らなくて、でも、その片思いの彼の陰に隠れていた別の今まで気にもしていなかった男の子が実はとっても優しくて、だけど彼の好意に応えられない私・・・そのうち、その彼も去っちゃって、一人になってみれば、ああ、私ってば、いつの間にか、その男の子が好きになっていたのかしら・・・どうしよう、どうしよう間に合わないかもしれないけれど、今すぐ行って謝らなきゃ!急いで走って行くのだけれど、時すでに遅く…と、思いきや、しっかり男の子が現れて「やっぱり来てくれたんだね」何か言いたかったけど、彼の優しい笑顔を見たら、目の前が滲んじゃって、何も言えなくて…急いで出てきたから、髪の毛もぐちゃぐちゃで、あー!私ってやっぱりドジなおバカさん…。でも、ちょっぴり幸せ春の野原にこんぺい草がゆらゆらゆら・・・みたいなのが殆んどでしたが、何とも可愛らしい絵柄で、人気があった作家さんです。で、考えてみれば、陸奥A子さんの描く男の子って、みんなメガネ君で、髪型と言い、体格と言い、マフラーまでまいててまるで、ヨンさま!つまり、雄雄しくなくて、すっきりタイプなんですよ。女性が安心しそうな風貌なんですね。だから、ヨンさまに、あんなに胸ときめかせるみのもんたさんが呼ぶ所のお嬢様方はきっと、30年位前の陸奥A子作品にも、胸をときめかした方が多いのではないでしょうか?当時の「りぼん」だと田渕由美子さんの「林檎ものがたり」や「フランス窓便り」小椋冬美さんの「金曜日にはママレード」なんていうのもありました。赤座ひではるさんの「なきむしメルヘン」なんていうのもありましたね。我ながら良く出てくるな・・・。そうそう!太刀掛秀子さんの「ミルキーウェイ」とか「雨の降る日はそばにいて」とかね。この方は、ラブコメと言うより割と悲恋モノが多かった。恋人死んじゃう系とかね。なんだ、まさに「冬ソナ」?まぁ、しかし、昼飯時に見つけた、その、陸奥A子さんの漫画「たそがれ時に見つけたの 陸奥A子りぼん名作選」あまりの懐かしさに手にとってはみたんですがね・・・さすがに買う勇気はなかった!でも、ちょっと読みたい気もするなぁ・・・。やっぱ、ネットで買うか…。
2006年12月01日
コメント(14)
日本シリーズも終っちゃったしワールドシリーズも終っちゃったし、これから年末まで何を楽しみに生きてゆけばいいのか判らない日々となりましたが、皆さんいかがお過ごしですか?しかし、ここのブログを、ずーっと、さぼっていても毎日、何人かは足跡を残して行ってくれるわけですが、まあ、殆どがエロサイトのPRだったりしますよね。御苦労様な事ですが、個人のメールの方にも、毎日どっさりと届く数々の魅惑的な勧誘。突然ですがあなたはチンチンレスキュー隊のレスキュー隊員に選ばれました。現在、様々なSOS信号を女性から頂いています。あなたのすることはいたって簡単、信号を発している 女性とHをして、女性のホテッタ身体を鎮火することです。もちろん、鎮火後にはお礼を女性から頂いてください。もう時期本格的な紅葉の秋に突入!この時期にいろんな女性の ホテッタ身体を鎮火しよう!!・・・だって・・・。いやはや・・・チンチンレスキュー隊か・・・。十代だったら、間違いなく応募したかもね。しかし、毎日オフィスに行って、最初にやる仕事は、この手の迷惑メールを削除する事。2、3日溜め込むと、あっという間に数百通にも増えていたりして、肝心の仕事メールを探すのが大変だったりする。便利なようで、不便な状況になっている。実は、ずーーっと疑問に思っている事があるのだが、口に出すと周囲から変な目で見られそうなので、言えないことがある。あえて、今日は皆さんに聞いてみたい。パソコンやメールが発達した事で皆さんの仕事って本当にスムーズに、便利に進むようになりました???便利になった部分と、かえって不便になった部分、両方有るのが本音じゃないですか?私の仕事に限って言えば…。実は、かなり不便になった部分が多いのだ。例えば、台本作り。ワープロ機能は確かに便利だ。悪筆で読めないという事がない。だけど、台本というものは、正式に印刷する前の段階で、いろいろと手が加えられるものである。以前は、第一稿(もちろん手書き)ができたら、それを会議の人数分コピーし、みんなで検討しながら修正部分に赤を入れて訂正し、必要な図面とか、時間とか手書きで入れ込んだものを、そのまま台本印刷屋さんに出せば、翌朝までに刷り上っていた。肉筆原稿を印刷屋さんがそのままワープロで打ち直すか、会社によっては鉄筆でガリ版切って、12時間ぐらいで仕上げていたのだ。もちろん、それだけに誤字や脱字も多く、だけれども、そういうのはその場で訂正すればいい事でありテレビ屋の台本なんて、そんなものだ、という共通認識がみんなにあった。何よりも、ディレクターの情念が籠もった、肉筆原稿だけに、印刷に出す前の会議では皆が真剣に内容を検討してくれた気がする。ところが、いまや、会議で使う第一稿の段階でも、ワープロで打つのが当たり前。そうなると、フォントの種類や大きさとかね、内容よりも、そういう、つまらない所に偉い人たちからの突っ込みが入ったりするのである。半角の数字を縦書きに直したから横向きになっちゃってるとかね。しかも、その場で赤を入れて直したやつを、今度は、ディレクター自身が、もう一度、元のデータに打ち直して、台本屋さんに送るようにいつの間にかシステムが変ってしまった。と、なると、徹夜して仕上げて会議にかけた台本を、なんじゃかんじゃと、お偉いさん方に袋叩きにされながら直し、しかも、打ち直しをして、更に改行のズレや、難読漢字へのルビや、最初の喋りだしのタイミングを1秒ずらそう・・・なんて言うことになったら、全部の時間を1秒ずつずらして打ち直し・・・そういう細かい修正をぜぇ~~~んぶ加えて完璧にして台本屋さんに渡す事になるから、実際昔より、はるかに仕事量が増えてしまっている。5分、10分の短い作品ならともかく、1時間モノになると、正直、この修正作業だけでも10時間ぐらいかかってしまう事もあるのだ。昔だったら、赤で指示だけ書いて台本屋さんに出してあとは、開放感から飲みに行けてた時間である。それが会議終わりにまた徹夜となる。何かね、どうでもいいことに無駄な時間がかかるようになってしまった気がするわけですよ。しかも、どこの職場もそうかも知れませんが、テレビ業界には未だに、自分ではプリントアウトすら満足にできないおじさん・・・というのが存在するから、会議の前にデータだけ、それぞれのメアドに送っておけばいいというものでもないのだ。●●さんと□□さんには前日までにプリントアウトしたものを1部ずつ・・・とか、指定があったりするから、本当にバカらしいのだが、100ページ以上ある台本を両面でプリントアウトして、届けなくてはならなかったりする。そりゃあねえ・・・テレビ局のような大企業のプリンターはもの凄く早いから、100ページ刷るのも1分もかからないかもしれませんが、私の事務所にあるプリンター君だと、最低20分はかかるんです!しかも、途中でインク切れたりしてね。インク取り替えたら、紙詰まり起こしたりね。そんなトラブルはしょっちゅうなのだ。で、結局、このプリントアウトにかかる時間も考慮に入れて、台本第一稿を仕上げなくてはならないから、締め切りは12時間ぐらい早まる。一体、何のためにワープロで原稿仕上げているのか、時々わからなくなる事があるのだ。☆★☆★☆パソコンやメールが普及しだした頃、「これからはペーパーレスの時代だ」なんて言われたけど、私の実感としては、かえって無駄紙を印刷する度合いが増えたように思う。役所なんかではね、紙の使用を減らそうとして、ワンフロアーにプリンターを1台に減らしたがために、プリントアウト待ちの職員が増え、業務が停滞したりする部署もあったりするそうだ。昭和の時代には書類なんてみんな手書きで作ってなかったかい?確かに便利になった点もある。インターネットのおかげで、資料の検索などは容易になった。ただ、だからこそ、今の若いAD君たちは、インターネット上にない情報だと資料を集められなかったりする。自分で、本屋をあたるとか、図書館に行くという知恵が働かないのだ。さらに、これは本当にかわいそうなのだが、学生時代からのくせで、直ぐに自分の携帯を使って電話をかけてしまう子も多い。学生の頃は超割安のセット料金で電話も、かけ放題だったかもしれないけど、社会人になったら、そんなセットもないし、しかも、会社は個人携帯の通信費まで、面倒見てくれないのが普通だよん!☆★☆★☆パソコンを使って映像編集もできるようになったが、これも一長一短だ。ビデオの編集というのは、つまりは必要な所をダビングする。それの繰り返しだ。だから、以前は、デッキを2台つないで、デッキAからデッキBへ、必要なシーンだけ順番にダビングして編集していく方法がとられていた。シーン1シーン2シーン3シーン4…という具合にね。この方法だと、例えば、ここまでつないでシーン2とシーン4の順番を入れ替えたくなった場合、また、最初からやり直さなくてはならない。でも、最近のノンリニア編集と呼ばれる、パソコンでの編集だとそういう作業も自由自在だ。ワープロの文章をコピペするのと同じで、シーン4をコピーしてシーン1の後ろにつけ、シーン2をカットしシーン3の後ろに移動して、シーン1シーン4(コピー)シーン3シーン2シーン4・・・と、簡単に並べ替えられる。これは、実は画期的な技術の進歩で、我々の仕事も凄く楽になるかも!と、大きく期待した。でも、結果として、あんまり変らないのですよ。理由はいろいろ有るのですが、結局自由自在にシーンの入れ替えができるようになった分、つなぎ方を迷うようになってしまったりね。正解なんて言うものがない世界ですから、ディレクターというものは、どんなに機械が便利になっても結局、使える時間いっぱい悩んで、タバコ吸って、コーヒー飲んで、イライラして、身近な人間(AD君)に、やつ当たりして、過ごすものなんです。で、徹夜でフラフラになって、思わず、PCのコードに足引っ掛けて電源落としちゃったりね。うわぁぁぁ!!!!!…そうなった場合は、悲惨なんて言うものじゃ有りません。なんせ、この編集方法だとデータも映像も全部パソコンの中だけにしかないのですから!!すべて、おじゃん!!それまでの苦労は一瞬にして水の泡になります。三日間徹夜してようが3時間後には試写が控えてようがコンピューターは非情です。私・・・夜明けのオフィスで一人悲鳴を上げた後に、慟哭した事今までに3回ぐらいあります・・・。一体何なのよ!これ!?本当に世の中、便利になったの!?みなさんの職場ではどうですか?PCの普及で、なんだか、損した思いをしているのは、私だけ??ちゃんと使いこなせていないから??なんか、余計な時間とストレスがかかるようになった気がするのは、私だけなのかなぁ・・・。でもね・・・。こんな事、ここでどれだけ愚痴った所で・・・。消えちまったデータは戻りませんもんね!やっちゃいました・・・。さっき・・・4回目・・・。あーーー!もう!頭来るぅぅぅっっ!!!!
2006年10月30日
コメント(12)
先日、靖国神社に行ってきた。平日だというのに、かなりの人。やはり、8月15日が近いからかな? そして、漫画家の小林よしのり氏の影響か、大学生ぐらいの若いカップルが結構目立った。 これって、実は凄い事だ。 私が20歳前後だった頃。つまり、1980年代中盤。靖国神社に興味を持つ若者など、まず、いなかった。ましてや女の子を連れて行くような所じゃなかった。 まぁ、天邪鬼だった私は、みんなが行かないからこそ好きな女の子を連れて行きましたけどね...。正月。 初詣に。 今、思えば恥ずかしいなあ・・・!他に行く所なかったのかね?? でも、当時の靖国神社なんてガラガラで、おみくじ すら売ってなかった。社務所にいた女性に「すみません。おみくじないんですか?」と、尋ねたら「ここは、靖国神社ですよ。英霊の御霊(みたま)をお祀りした神社なの。おみくじなんか売らないの」と、言われた覚えがある。 それが今では、普通の神社のようにおみくじも売っている。売店や自販機も増えたような...。適切な言い方ではないと思うが客足がのびている気がした。 ☆★☆★☆★ 私は自分の家族や、恋人、故郷や日本という国を守る為に命を捨てた英霊の方々に対し、敬意を持っている。 だからその方々が、安らかに眠れる場所として、靖国神社はあるべきだと思っている。 しかし、いまや、靖国神社は外交上のカードになってしまった。本来は、そんな政治の道具などに使われるべきでなく、ただ、静かに英霊の方々を祀る場所であるはずなのに。 ★☆★☆★ 今、何かと話題の遊就館にも改装されてから、初めて訪れた。 遊就館とは、一言で言えば靖国神社の中にある戦争博物館だ。入館料800円。外国人観光客の数も多かった。 ゼロ戦や戦艦武蔵の大砲など、戦場で使われた兵器と、国のために命を捧げた方々の様々な遺書や遺品。歴史的に価値ある、多くの資料が展示されている。 そして、パネル展示でペリーの黒船来航以来、外圧によって開国を迫られた日本が、その後、どういう流れで大東亜戦争にまで踏み込まなくてはならなかったのか、わかりやすく説明してある。 各所でビデオも上映されていた。出口の近くでは50分ぐらいの "大東亜戦争は欧米列強の侵略に対する自存自衛の戦争だった"という内容のビデオが上映され、"歴史の真実を知って欲しい"と訴えかけている。 売店では軍歌のCDから昔の日本軍の戦闘帽と同じデザインの帽子まで売られていた。 ★ ☆★☆★ 国外の反日教育、国内の自虐的歴史教育に対抗するために、学校では絶対に教えられない歴史の一面を伝えようとする信念と試みは賛成できる。しかし、 "いわゆるA級戦犯の無罪論"や"大東亜戦争は侵略戦争ではなかった"とする考えを、ここまで喧伝する展示施設を靖国神社内に造る必要があったのだろうか? それこそ、数字の改ざんやニセ写真や虚偽の報道記事を展示して日本軍の非道ぶりを強調し、反日感情を煽っている南京大虐殺記念館や、しつこく従軍慰安婦問題を訴え続ける反戦・平和教育施設と同じようなことにならないか!? 前者は「日本がやった事は全部正しかった!」と主張し後者は「日本がやった事は全部悪かった!」と主張する。そんな水掛け論を日本のために死んだ、英霊が眠る靖国神社の中で未来永劫繰り返し続けるのだろうか。 結局、その対立から生まれるのは中国、韓国からの更なる激しい抗議と自虐史観が好きな一部の日本人の靖国神社に対する、嫌悪感の増幅だけだ。 それは靖国を静かな状態にすることには決してつながらない。 ★ ☆★☆★私は小泉首相の8月15日の参拝にも反対だ。 そもそも小泉首相は遺族会に対して、ええカッコしたいから、靖国に行っているだけだ。 どうせ任期も9月で終わりだし、最後の年は公約どおり8月15日に参拝し、余計な騒ぎを大きくしそうな気がする。 小泉さんが本当に行きたいのなら総理大臣を辞めてから、個人的に行けばいい。 A級戦犯合祀問題がある以上日本の首相が靖国に行くだけで中国・韓国はここぞとばかりに外交の切り札として使ってくる。 だったら、密約でも裏取引でも紳士協定でも、何でもいいから現役の首相、官房長官、外務大臣は靖国には行かないから、人の国の内政に干渉するなと、外交戦略として呼びかけた方がよっぽどましだ。 個人的には、A級戦犯には、もはや何の罪もないと思うし、あの戦争は自存自衛の戦いだったと思う。だが、それをいくら正面から主張した所で靖国問題の解決には絶対につながらない。 英霊の皆さんは今の日本と靖国神社がおかれた難しい状況をわかってくださると思う。 ★☆★☆★ 靖国を出たところでタクシーに乗ったら、60歳前後と思われる運転手さんが、おもむろにこんな事を言った。「わたしらなんか、全共闘世代ですからね。あんな靖国神社なんか大学生の頃は火炎瓶で燃やそうと本気で思ってましたよ」 ある世代の人にとっては靖国神社というのはそういう存在で、あるのだろう。 だが、そういう好き勝手な事を言える時代が来たのも、 あの戦争を戦ってくれた人たちがいたからだ。 命令で戦死された方も。志願して特攻隊で散っていった方も。その命令を出す立場だった人も。みんな靖国神社にいる。 だから、私は個人的には感謝の気持ちを持って参拝に行く。 そして、できるだけ早く政治や外交カードとは切り離され英霊の方々が安らかに過ごせる靖国神社になって欲しいと願っている。
2006年08月07日
コメント(8)
先日、会社の近くのオリ○ン弁当で、昼ご飯を買った。同僚の分も含めて、二人前適当にお惣菜を選び、ご飯はおにぎりを二個。 レジを打ってくれたのは男の人。「ぜんぷ て はぴゃく ななしゅう ごえん です」胸の名札を見ると明らかに中華系のお名前。880円出すと、「ごぉ えんの おかえしです」きちんと5円のお釣りが直ぐに返ってきた。 えらいえらい!ちゃんと日本にアジャストしているじゃないか!こういう支払いの時にモタモタ時間がかかるのが大嫌いな、せっかち君の私は内心、パチパチと拍手してしまった。 「おはしは いくちゅ いりますか?」袋に入れてくれながら、マニュアルどおりに尋ねる中華君。 私はわかりやすいようにと思い指2本をVサインのように出し「二つお願いします」と答えた。 しかし、中華君は、一瞬、戸惑っている感じ。 あ...早口でわかりにくかったかな...??そう思った私は、もう一度Vサインを出し一語一語はっきり発音しながら、「おはしを ふたつ ください」ゆっくり丁寧に言った。 すると、一瞬の間の後に彼はやっとわかってくれたのかにっこりと微笑んで、こう言った。 「ああ...! おはし 2ぜん ですね!」 ...ハイ その通りです。 お箸は...確かに「二膳」だよぉ...。 アナタが正しい!!! 外国人に正しい日本語を正しい、助数詞をしっかりと教えていただきました。 商売柄、結構日本語に小うるさいオヤジのくせに、乱れた言葉を使っていた、自分を深く反省した瞬間でした。 ☆★☆★☆★☆ 助数詞は日本語にはおよそ500近くあるらしい。ざっと思いつくだけでも 椅子 - 一脚 囲碁・将棋 - 一局 イカ - 一杯鯨- 一頭服- 一着寿司- 一貫ラーメン- 一杯ざるそば - 一枚調理前のうどん- 一玉乾麺・パスタ - 一把ウサギ - 一羽箪笥・三味線 - 一棹拳銃 - 一挺などなど、思いつく。 間に「ブンブン!」と入れれば先日、淫行でクビになったデブが、よく出ていた、CXの番組みたいだね。 豆腐(ブンブン!)一丁!明太子(ブンブン!)一腹 !反物 (ブンブン!)一反!麻雀卓 (ブンブン!)一卓!落語(ブンブン!)一席!芝居(ブンブン!)一幕!相撲(ブンブン!)一番!はがき(ブンブン!) 一葉 !樋口(ブンブン!)一葉! 伊東(ブンブン!)一葉! ・・・何かご質問はございませんか? 名詞の違いによって「枚」だの「匹」だの「本」だのと色々変わる助数詞。さらに、同じ「一」でも「ひと」と読んだり「いち」と読んだり。「いっ」と読んだりね。外国人が学ぶのには大変だろうと思うけれど、漢字を大和言葉にあてはめ、音と訓を開発した日本語ならではの奥の深さとも言えますよね。 ☆★☆★☆★☆しかし、何で、イカは 一杯、二杯と数えるんでしょうねぇ? ちょっと調べたら、色々説はあるんです。「形が器のようだから」とかね。「昔は、イカやカニは大きな意味で、貝類と同じ扱いをされていて、貝を数える"一貝(ばい)、二貝・・・"から"杯(はい)"になった...」とかね。 大きな意味で同じ扱い...って貝とイカじゃあ、全然違うと思うのですがね? そもそも、貝なんて、一個、二個で、いいんじゃないの?一応生き物だけどさ...あんなの、石とそんなに変らないよ。ねぇ?それに、じゃあ ウニやナマコの立場はどうなるんだ!という気もしてきます。 あ、ちなみに、ウニってどう数えるかご存知ですか? 一壷、 二壷(つぼ) だそうです! 本当かなあああ?瓶詰めのウニじゃないの?? ナマコは やっぱり、イカやカニと同じく 一杯、二杯だそうで・・・。 魚河岸とかの言葉だったんですかね? 箪笥と三味線が同じく一棹(さお)、二棹なのは、何となく、長さや木の質感が感じられますから、わかるにしても・・・ なんで、ヨウカンも一棹(さお)、二棹なの??? これも、調べました。もともとヨウカンを固める時に使われる型。これを、「フネ」と呼んだそうで。それに対して固まったヨウカン本体を「サオ」と呼んだようですね。 型のフネと、船頭さんが持つ長いサオと、長いお菓子のヨウカンと、のイメージが、三位一体化しているようです。 じゃあ、棹そのものはなんて数えるの?と、疑問も湧きますね。私も正確にはわからないけどやっぱ、長いものはね 一本、二本でしょうね。 エンピツとかね、バットとかも。 ちなみに、フーゾクのおねえさんも、こなしたお客の数を本数で表しますな。 「今日ね、お客さんで6本目だからアゴが疲れちゃって・・・」なんてね。 ...いや、わ、私は、よくは知らないですよ。友達からきいた話ですけどね。 ただ、この 一本、二本と言う数え方も決して、長いものだけではないですよね。 映画だって、 二本立て とかね。プロレスだって 60分三本勝負とか。体育会系の人は判ると思うけど練習の時にねラスト三本!!なんてね、言いますよね。ダイビングだって、経験本数だしね。 こう、なんか、始まりから終りまである一連の動きみたいなのを数える時にも 一本、二本は使われますよね。 ☆ ★☆★☆★☆で、あんまり関係ないんですが急に思い出してしまった疑問があるのですが、ご存知の方がいらしたら、教えて欲しいのです。 男性の方は少年の頃"ロクムシ"という、遊びやりませんでした? 攻守の二組に分かれて、攻める組が20メートルぐらいの一定距離を走って往復し、守備側の組が、それにボールをぶつけて阻止するという遊びです。 全員がぶつけられちゃったら攻守交替。 で、その、一定距離を一往復する事を1ムシと呼びます。 一往復半だと1ムシ半。 攻撃側は、誰か一人でもこの距離を6往復して6ムシを達成すればその前にボールをぶつけられてアウトになっちゃった奴も復活できて、引き続き攻撃を続けられます。 まあ、単純だけど、なかなか奥が深く、スリリングな遊びだったのですが、ここで疑問。 1ムシの ムシって 何?? 虫かなぁ・・・?? この遊び、結構全国区で行われていたらしく、色々、ローカルルールがあって、話だけでは、とても同じ遊びとは思えないものもあるのですがなぜか「ロクムシ」という名前。1ムシ、1ムシ半 という助数詞は共通してるんですよね。それと、5ムシ半になったら「5ムシ半~!!」と叫ばなくちゃならないことね。 一体何なんだろう?ムシという助数詞は? そして、なぜ全国区になれたんだろうねえ?この遊びは。 懐かしくも、不思議な思いにとらわれている訳であります。 でも、機会あったら、またやりたいな、ロクムシ・・・とても、走れないかもしれないけどね。
2006年07月26日
コメント(17)
今週の月曜日だったか BSでキャンディーズの特集をやっていて懐かしい映像が流れていました。 あの、日比谷野音での衝撃の解散宣言「普通の女の子に戻りたい!」が1977年の7月17日だったから約30年前だったわけですよね。 私は中2で、普通の男の子で童貞でした。 私が昔、キャンディーズのそれもミキちゃんの大ファンだったという話は何度か書いているのだけど、おそらくこのキャンディーズ特番を作ったディレクターも、そうなんじゃないかと思いました。 というのは途中、BGMで「あなたのイエスタディ」という曲が、挿入されていたのね。 これは、数多いキャンディーズの歌の中でも、超マイナーな部類に入る曲。「やさしい悪魔」のB面だったのだけどリードヴォーカルをミキちゃんがとっている珍しい曲なわけです。 これをわざわざ使うというのはやっぱり、何かしらの思い入れがあるに違いない。ま、そう思ったわけです。 作曲が吉田拓郎で、いかにも、拓郎っぽい気だるさが漂う曲なんですが、私はもともと拓郎ファンなんで、大好きだった曲です。でもね、今、聴いても結構いい曲だなぁと思いました。 キャンディーズのCD買ってしまおうかな。 懐かしい曲といえば3ヶ月ぐらい前、とある飲み屋に遅い時間に行った時のこと。客は私しかいませんでした。で、長い付き合いのママさんなんで、有線のBGMを消して代わりにラジオをつけてくれたんですね。 私、薄暗い酒場の安っぽいラジオのスピーカーから流れてくる、妙に乾いた感じの音聴きながら酒飲むの好きなんです。 そしたら、唐突にラジオから流れてきた曲が「午前1時のスケッチ」!! カルメン・マキ&OZの曲です。 いや、びっくりしました。今時、ラジオで流れる事なんかめったにない曲ですからねえ。っていうか、公共の電波に乗っている状態で聴いたのは初めてじゃないかと思います。 思わず、ママさんに「ボリューム大きくして!」と叫んじゃいました。 続いて「空へ」そして、あの名曲「私は風」マキOZのナンバーが続けて3曲流れた時には感激に打ち震えてしまいました。 なんせ、1曲7~8分かかりますからね。このバンドの曲は。ラジオでもなかなか流せないでしょう。 NHK-FMだったけど、やるじゃん!と、思ったらDJは あの寺田恵子さんでした。庄やのヴォーカル...(居酒屋かいっ!)SHOW-YAのヴォーカルだったお姐さんですよね? しかしマキOZ!("マキオズ"と読みます)70年代の一時期、ほんの数年間を駆け抜けたこの伝説的な日本のロックバンドをご存知の方...少ないですよね? 初めて聴いたのは確か高校2年の時。麻雀の借金のカタに、遊び仲間からカルメン・マキ&OZのファーストアルバムを取り上げたのがきっかけで、はまったんですねぇ。 高校・大学時代の私は、ともかく、よく聴いていました。 カルメン・マキというと「時には母のない子のように」のイメージしかなかったのですが、陳腐な表現をすればレコードに針を落とした瞬間に彼女のパワフルなシャウトとヴォーカルに、まさに雷に打たれたような衝撃を感じたのでした。 今思えば、演歌の持つ情念と同じようなものが感じられる声です。 また、歌詞がね重いんですよ。マキOZは。 大きな声で 叫んでみても誰にも文句は 言わせない悲しい街で 噛みしめた酒は誰もがみんな 美味いと言う(午前1時のスケッチ) なんてね。十代後半で、大人への憧れと、やりきれない苛立ちと、溢れ出る性欲に包まれた少年が聴くと、ずっしり、くるものがあったんですね。 加治木剛という人の作詞が多いのですが、加治木剛=ダディ竹千代だと、知った時にはまた、衝撃を感じました。さすが実力派コミックバンド。東京おとぼけCAT‘S。(ね?17歳の白うさぎちゃん?) で、偶然ですが、キャンディーズが解散宣言した1977年に、マキOZも解散しています。だから、私がはまっていた80年代前半にはライヴに行きたくても行けなかった。 日本のロックバンドとしては、かなりのレベルの高さを持っていたから、コアなファンは多いと思います。 しかし、当時、フツーの若者は大滝詠一か浜田省吾かユーミンかサザンを聴いて、みんなと一緒に楽しくいられれば安心できる時代だっただけに、「マキOZが好きだ」なんて口に出した日にゃあ、もう、周囲から北朝鮮の工作員を見るような目で見られたもんです。「...暗いなぁ...」とか、言われてね。 おそらく、よく聴いていたような人は私のようにあまり友達がいなかったタイプじゃないかと思いますね。(笑) う~ん、確かに、今、気がついたけど私、今まで、一人も出会ったことないもんね!マキOZが好きだ!という人に。 「先輩が好きだった」とか「友達が好きだった」という人はね、何人かいたんですが、マキOZが大好きな誰かと、語りながら酒を飲んだ事って、ないもんなぁ...。 やっぱりこう、マニアックな性癖をもつ男のようにマキOZ好きというのは人に隠したがる所があるのかな?「どうせ、わかってもらえないもんね...」みたいな。周囲に溶け込めない...溶け込もうとしない、人としてのEEZ(排他的経済水域)が広いタイプの人間が好みそうなバンドだと言えるような気がします。 おっさんが懐古趣味に浸ってだらだらと書いてしまいましたが収拾つかなくなりそうなんでもう止めよう。 でもね、この前発見したんですがカラオケにあるんですよ。マキOZ。「私は風」とか「空へ」とか「午前1時のスケッチ」も最近のカラオケって本当に曲の数増えたよね。 だけど、こんな暗くて、重くて、長い曲人前で歌ったらそうとう顰蹙買うでしょうねぇ。 今度、こっそり一人で歌いに行こうかな。 こういう所が暗いんだよね。やっぱ、私...。
2006年07月21日
コメント(18)
いつも不思議なんだけど電車の中でヘッドフォンから、シャカシャカ音漏れさせている子とか、リュックを背負ったままで乗っている子というのは、自分の行為を認識しているんだろうか?まあ、あれだけご丁寧に、車内アナウンスやポスターなんかで、「ヘッドフォンの音漏れに注意しましょう」「リュックは前に抱えましょう」といっているのだから「そういうルールがあるとは知らなかった」ということはないと思う。おそらく気がついてはいるのだろうけれど、まあ、どうでもいいや…という感じなのかな?私は小心者なんでああいう輩を見ると、とても困ってしまうのだ。注意して、いらん揉め事になったり、殴られたりしたら嫌だし…。かといって見て見ぬフリをするというのも大人の男としていけないのじゃないか…とも、感じるしね。多分、ああいう子たちこそ、駅のポスターや車内放送の工夫ひとつで、減らせるのではないかと思う。「人の迷惑になるから止めましょう」というのでは、全く効果がない。彼らに”迷惑をかけてる”という観念はないだろうからどうせなら、もっと独善的な「決め付け」をポスターに盛り込むべきだ。例えばこういうのはどうだろう。「荷物を背負ったまま電車に乗る人ヘッドフォンの音漏れに気がつかない人はセックスが下手です」周りの人の気持ちも考えられないのだから、きっとセックスもとっても下手だろう。そう、思いません??こういうコピーのポスターを堂々と車内や駅のホームに出すべきだ。根拠なんていらないのだ。責任所在が必要なら「JRは」とか「○○電鉄は」と、つければよい。「JRは車内で迷惑行為をなさるお客様を、例外なくセックスが下手なお客様と呼びます」とかね。すると、乗客もねヘッドフォンがシャカシャカうるさくてもね「まー、しょうがねえか、コイツセックス下手なんだしなぁ」とか、ちょっと広い心で見られるようになってイライラせずに済みますよね。注意する時もね「兄ちゃん、アンタまだまだセックス下手やなぁ!混んだ車内でリュック背負っちゃいかんだろう?」なんてねちょっと溜飲が下げられます。「そこのセックスの下手な大学生風のお客様!車内で携帯通話はお断りいたします!」とかね。まぁ…巧いからって、別に自分は気持ちよくなるわけではないという考えもあるけどね、でも、多くの男は「セックスが下手だ」と決め付けられると、ちょっとショックなものである。その、微妙な心理をついたコピーだ。じゃあ、女性の迷惑行為はどうなるんだ?という話にもなりますが、女性はねもう、その存在だけで、私にとっては、ありがたくて崇高なものなわけで車内で、どんな迷惑行為をしてようが、騙されて、貢いだ挙句、とって食われて捨てられようが、別に構わないんだけど…。電車内で頭悪そうに、大股広げて座って、お化粧に夢中になっていたり、ゴミ散らかして、おやつ食べまくってる女の子とか、よくいますよね。女性にはいつも美しくいて欲しいと思うオヤジ心からやっぱ、こういう子は、もう少し減ってもらえると嬉しい。だから「○○電鉄の車内でお化粧する女子高生は老けます」とかね。「電車内でモノを食べると振動の関係で吸収率が良くなり、太ります」とかね。「車内で携帯使う女の子は一人エッチの時も道具を使う女の子です」なんていうコピーは、いかがだろう?何度もいうが根拠などいらないのだ。特に公共のマナーを守らせる為に必要なのは、大人のオヤジの理不尽な怒りと決め付け。「夜、口笛を吹くとヘビがくるよ」なんて、私が子供の頃は、まだ年寄りから言われたりしたけどこれだって、「人に迷惑かけないようにしましょう」という昔の人の教えなわけでしょ?根拠も科学的な理由も何にもない。笛に呼ばれて来るヘビなんて、そうそう、いるもんじゃない。日本にいるとしたら、それは東京コミックショーのレッドスネークですから、腋の毛をご褒美に上げれば喜んで帰っていくと思います。(合掌 ショパン猪狩さん…)で、まあ、こういう風な迷信や言い伝え、そしてカミナリ親父の一喝で日本人は公共心やね則のある生活習慣を身につけていったわけです。しかし、いまや、そんな事を期待するのは不可能。だからせめて、迷惑行為防止のポスターぐらいはね過激に決め付けたコピーにしちゃえばいいのに・・・と、思うんですけどね。こんな事を主張するとね。「イヤ、子どもに対し、何事も決め付けるのはよくない!!!」とかね「お前が言おうとしているのは“髪の毛が茶色いから男関係もだらしなくて援助交際しているに違いない”と決め付けるのを肯定しろということだ!!」とかねとても真面目な方々から(なぜか教育関係者からが多い)トンチンカンチン一休さんの意見を言われたりすることもあるんですが…。…まあ、そういう風な事を私言ってます。(肯定!)なんて言うかなあ。いわゆる価値相対主義というものがあるじゃないですか。「この世の中に絶対に正しいという価値はない」という考えね。これって、私が高校生ぐらいのころから急速に世の中に流行りだした気がするんです。っていうか、高校生ぐらいになると、いつの時代でもこういう思想にかぶれるのかな?何にしても、我々の世代はねこの価値相対主義に変に毒されてる連中が多いのですよ。例えば「自殺をしてはいけない」と言ったとすると、それに対し「そう思う奴もいれば、自殺して救われる奴もいるのだから一概にいけないとは決め付けられない」という意見。…これが価値相対主義です。「いや、それでも周囲の人を悲しませるのだから自殺はいけない」と言うと「それは、お前の価値観の押し付けだな」となる。これってねなんか、一見正しいように思える。っていうか、非常に大人っぽい考えのように感じられる。「人それぞれ、考え方が違うんだから、いいじゃん!」「お前の価値観を押し付けるなよ」ってね。確かにねそれはそうなんです。そうなんですけども・・・。暴論かましてよかですか?そうやってみんながみんな何でもかんでも価値観を相対化させてるとね公共心や道徳心は絶対芽生えーーーん!最近のキレやすい子たちに下手に注意すると、殺されたりする可能性もあるんだけど、だからといって、社会が無法地帯になっていいわけがない。でも、その社会を作っているのは結局、変な価値相対主義にはまったまま、難しい議論を嫌い続け、バブルにのって苦労もなく就職し、無責任に生きてこられた我々なわけですからねえ…。1960年代生まれよ。この責任は重いよ。我々には車内で好き勝手振舞う若者を怒鳴りつけられる、根拠のない自信がないからね。キャンパスでロクに勉強もしなかったくせに「軽薄短小」ブームでコピーライターやカタカナ職業に憧れた我々が今できることといえば…。公共心なき、お子ちゃまたちの暴走を少しでも抑えられるようなインパクトを持った車内ポスターを創ることじゃあないでしょうか??じゃあ、最後にこういうのはどうだ?「車内で携帯通話したりヘッドフォンの音漏れさせたり背中に荷物背負ったままの若者は・・・将来、苦労します」
2006年07月08日
コメント(14)
さすがですね。W杯はベスト8ぐらいになってくると、本当に面白くなってくる。で、翌日の事も考えず、夜中はサッカーを見てて、昼間はボォーっとしてるので、仕事が全然進まない。しかも、ウィンブルドンまで始まっちゃったからなぁ。一体いつ眠ればいいんだ!?ウィンブルドンといえば杉山愛ちゃんがあの、マルチナ・ヒンギスに勝ったんだけど・・・。サッカーのニュースばかりだから知ってる人は少ないかもね。ヒンギスといえばかつて16歳でウィンブルドンで優勝した、元天才少女。ここ数年は引退状態だったんですが、昨年から復活。ウィンブルドンにも久々に登場し注目を集めてたんですね。で、この試合、3回戦にもかかわらず、なんとセンターコートで行われました。いやぁー、でも、いい試合でしたよ。2人とも、ビーナス・ウィリアムスやシャラポワのように、長身からの強力なサーブで押しまくる、いわゆるパワーテニスではないから、基本的にラリーが長く続くわけです。だから、見応えがある。第一セットはドロップショットが冴えまくり、7-5 で愛ちゃん。第二セットは3-6でヒンギス。途中からエンジンがかかって、後半は一方的に彼女のペース。第三セット、愛ちゃんは立て続けにサーブゲームを落とし0-3。正直、「もう、だめだ…」と思いましたが、なんと、そこから一気の逆転!で、結果6-4で愛ちゃん。この精神力には恐れ入りました。確かにヒンギスは全盛期と比べれば練習量も足りていないでしょうしね、第三セット後半は、かなりバテていた感じ…加えてインかアウトかの微妙な判定にキレてしまい、そこに粘りのテニスの愛ちゃんがうまく付け込み、勝利した試合でした。杉山愛ちゃんといえばシングルスではいつも、健闘はするがベスト16ぐらいで、いなくなっちゃう印象があるんだけど、根性を見せてくれました。女性に年齢の話をしては失礼だけど、愛ちゃんも、もう、31歳だそうで、でも、なんか、20代の頃以上にプレイヤーとして逞しくなった感じ。今は、テニスそのものをうまく楽しんでいるような、余裕が出てきているように思います。もしかしたら、遅咲きの大輪の花を今大会では咲かせてくれるかも!プロである以上、勝負には当然こだわるでしょうが、もともと、この人あんまり勝ちたいという意欲やギラギラした感情を表面に出すタイプではないんですね。なんて言うかね…、ただ、黙々と一生懸命にボールを追う人ではあるのだけど、そうやって、真面目に走り回ってきた結果が、25歳の元天才少女・ヒンギスに走り勝った理由のような気がします。やっぱ、スポーツでも何でも一番汗をかいた人が報われると言うのは正しくていい事のような気がします。このゲームで象徴的な事があってね。第三セットで、先述したようにヒンギスは線審のジャッジが不服でクレームをつけたんですが、テレビカメラとCGで見る限り、そのジャッジは正しかったんです。でも、ヒンギスは納得いかないまま精神的にも乱れてしまってそれが、逆転のきっかけになっていったわけです。で、実は、それより前に杉山愛チャンの方にも微妙な判定があったんだよね。ヒンギスが打ち返した深い球がビデオとCGで見る限りはアウトだった。でも、審判はインとジャッジした。で、結局そのラリーは落としちゃったんですが愛ちゃんは一言も抗議しなかったんです。こういう所が、あまり勝負にこだわらない淡白な印象とつながるんだけど結果、ジャッジへの不服よりも自分のプレーだけに集中し続けた愛ちゃんが勝利したわけです。強いねえ!かっこいいねぇ!杉山愛ちゃんは、なんと言っても、あの日焼けした爽やかな笑顔が素敵で萌え~♪なんですが、次も勝って、是非ともあの笑顔を見せてもらいたいもんです。あ…、でも、負けちゃったヒンギスも胸元が大きく開いたテニスウェアでかなり萌え~♪でしたよ。サッカーも楽しいけどねこの楽しみはないからなぁ…。
2006年07月02日
コメント(6)
あーー!!心から不愉快!!ぶつぶつぶつぶつぶつ・・・ぶつぶつぶつぶつぶつ・・・。男って馬鹿ですよね。たかだかサッカーの結果だけでここまで落ち込んじゃって。身の回りにおられませんか?判断ミスした奴に向かって「お前ジーコかよ!」簡単なミスした奴に「この柳沢!」体弱い奴に「俊輔!」何してるのか、わからない奴に「高原!」とか、呼びかけてる人。いないだろうなぁ。優しいもの日本人。空港でもね、結局、卵ぶつける奴なんか一人もいなかったもんね。川渕会長も、怒りの矛先を誤魔化すかのように、新監督としてオシムと交渉してると発表しちゃうしね。いつものように熱しやすくて醒めやすい日本人の国民性か?わしが嫌なのは、こういう、国民的スポーツイベントが終わった後に馬鹿騒ぎが嫌いな人たち…。まあ、文化人とか作家とかで、かなり名前が通っているいわゆる“大人”な大先生たちがね、「こういう日本人独特の熱しやすくて醒めやすい国民性が65年前のあの軍靴鳴り響く、暗い時代を作ったといえよう。アジアの国々が靖国参拝を危険視するのもうなずける話しである」みたいな、締め方で終らせる駄文をね「それみたことか!」みたいに絶対書くことなのよ。まあ、よくも恥も外聞もなくプロの物書きが、同じような内容の愛国心批判、全体主義批判のエッセイを、お祭り騒ぎが終ると同時に書けるもんだよね。雛形があるんじゃないの?と思えるぐらい。「私は負けると思っていた」とかね。これも必ずいるのよ。後出しジャンケンで小銭稼ぐなっちゅうの!本当に愛国心やお祭り騒ぎが嫌いならば、W杯始まる前から言い続ければいいじゃない。「この事態は異常だ」と。「日本はサッカーで一流国を目指すより、国力で二流国に落ちない努力をしろ!」とかさ。そうしないでね。日本の敗戦が決まると同時に、随分醒めた目線でW杯に熱狂する社会そのものを批判したりしてね。要は愛国心や国粋主義や全体主義反対でリベラルな考え方をしている自分をアピールしたいだけであってね、サッカーや、スポーツそのものはどうでもいいわけだ。勘違いして欲しくないのは私は何もそういう考え方が反体制的で反国家的で非国民で許せない!と、怒っているわけではないですからね。単純に、プロのモノ書きが自分があまり興味ないサッカーの大会に夢中になっている国民達を、「ああ…こいつら愚民だなぁ…」と何となく高所から見下ろすような目線で見ながら文章を書いて、結論にちょっと「あの不幸な戦争に突入した時の日本も こんなムードだったのかもしれない」みたいな左っぽい事書いて、終わり・・・。なんていういい加減な仕事をする事が許せないだけ。だって、どう考えたってサッカーの応援に夢中になっている若者達が、そのまま軍国主義に走るわけないじゃない!パフォーマンスだけが巧くて馬鹿で無能な小泉純一郎を支持したのは、確かにサッカーの応援に夢中になってて、スポーツ新聞とマンガ本と友達からのメイルぐらいしか読みそうにない、若い連中だけどさ、だからって、W杯への熱狂ぶりと、その後の醒め方をすぐさま「軍靴の音が聞こえてくる時代」と結びつけるのってあまりにも強引だとは考えないのかな?あの・・・しつこくお断りしておくと私は、サッカーに夢中になれない人たちを否定しているわけじゃないですからね!それから、W杯の異常なほど熱狂的な応援を見てると、なんか戦争が起きそうに感じられていやだなぁ…と本気で思ってる方の意見を否定しようとしているわけでもない。そう感じる方がいてもいい。ただ、仮にもプロの作家が、自分が余り興味のないことに夢中になっている国民達の姿を憂いて、W杯への熱狂ぶり→負けたとたんに醒める国民→軍国主義の時代と一緒のようだ…。みたいな、文章でお茶を濁して週刊誌の2ページぐらいを埋めたりするのが、いい加減な仕事だ!と、批判しているだけです。だいたい、スポーツというものは戦うものなんだからね。W杯は国と国がぶつかり合う闘いなわけですから、それを応援するというのは戦争を応援するのと一緒なんです。だけど、スポーツはあくまでもスポーツであってね。気分的には相手を殺す戦争と同じ。でも、実際は殺すことはしない闘いなわけだ。でね30年ぐらい前の随筆文なんかだと論調が逆だったりするのが多いのね。「国と国が戦争で戦う不幸は二度と繰り返したくないが、スポーツで戦うような祭典は何度でも繰り返したい」みたいなね。いつの頃からね。純粋にスポーツそのものを礼賛するより、ナショナリズム丸出しで、応援する姿が無気味だ…みたいな論調の方が流行りだしちゃってね。確かに今回のW杯。マスコミの・・・特にテレビの無責任な煽り方は見ていて不愉快に感じた人も多いでしょう。いい加減、何でもかんでも芸能人を巻き込んで、スポーツ中継をショーアップする方法は止めて欲しいと思うのだが、視聴率のためならそうしたくなるのも同業者としてはよくわかる。怒られる言い方だと思うがまあ、そんなテレビ番組で煽っている程度の情報を鵜呑みにして、日本の勝利を何となく信じていた方々は素直でいい人たちだけれど、元々そんなにW杯サッカーに強い興味があったわけではないと思います。でね、さっき書いたような、W杯のお祭り騒ぎ云々を題材にして、愛国心批判をしたい大先生達というのも、結局はサッカー自体にあんまり興味がないわけなのよね。興味がないから知らない。知らないけど、タイムリーネタだからそれについて何か書かなきゃならない。で、結局、多少強引な論理展開をして<日本人は特性として、皆が一斉に一つの価値観に夢中になり、集団ヒステリーのような状態になる事がある。あの、戦争もそうだった。アジアでまた同じ過ちを繰り返すのか??>・・・みたいな知った風な文章でお茶を濁すわけよ。バカバカしい!ちょっと考えればわかるはず。国と国の威信がぶつかり合うW杯で大恥をさらして惨敗して負けて帰って来た代表選手に卵をぶつける事もせず「感動をありがとう!」とか言ってお迎えしてあげちゃうぐらいの優しすぎる国民性を持った今の日本人が、再び侵略戦争など…起こせるわけがないでしょ?
2006年06月25日
コメント(14)
原ジャイアンツもジーコジャパンも息絶え絶えな今日この頃いかがお過ごしでしょうか?いやぁ・・・死刑宣告を待つ、死刑囚の気分。でね先日、ルイぽん こと綾小路ルイさんの所に書き込みしてたら日本サッカー界と日本の近代史が驚くほど似ていることに気が付いてしまったのです!まあ、こじ付けがましいかも知れませんがしばらくお付き合いください。1998年フランス大会が 日本サッカーの文明開化とすれば、3戦全敗世界との実力差を痛感した瞬間だったわけです。その、苦い経験を胸に富国強兵、産めよ増やせよ、進め一億火の玉だ!2002年はベルギーと引き分け、大国ロシアを破った日露戦争。チュニジアも撃破で破竹の勢い決勝トーナメント進出!日本サッカー界は世界でも、やれる。わしらには実力がある!!サッカー大東亜共栄圏をめざそう!これが大きな勘違いだった・・・。ジーコ元帥率いる日本軍2004年アジア大会進出。決勝で中国を殲滅!!怒りの中国人、日本大使館に卵爆弾攻撃。サッカー日中戦争勃発!2005年W杯予選突破!絶好調のサムライブルー。予選前半苦戦をするも大黒奇跡の勝ち越しシュート!軍神ジーコの神風も吹きまくる。ここで、軍部が独走したが如く、サムライブルーますます増長。わしらって!強い!!マスコミもサポーターも煽りに煽って何の反省も準備もせず、勢いのまま太平洋戦争ならぬ2006年のW杯に突入!!迎え撃つはオーストラリア Australiaブラジル Brazileクロアチア Croatia別名 ABC包囲網!そして日本軍は太平洋戦争も2006年W杯も開戦当初だけは…強かった!まずは国際親善試合でハワイの真珠湾ならぬ、開催国ドイツの代表チームをタカハラの先制カウンターシュート攻撃2発で 、あっといわせる!トラ!トラ!トラ!ワレ奇襲ニ成功セリ!!!国民全員、このシュート2発に酔った!全世界も日本に注目。大本営発表ならぬ日本のマスコミも狂喜乱舞!自画自賛!先手必勝!提灯行列!・・・実際は、同点に追いつかれ2点リードを守れなかった試合だったのにもかかわらず。その事実に目をつぶって浮かれまくった日本!ここであと、一撃を加え、完全勝利をしていればその後の展開も違ったかもしれないのに…。しかも、この試合で右サイドの加地が負傷。さらに守備の要、田中誠も既に離脱…。結果として日本のためにならなかった試合なのに人々は浮かれ気分でいた。続くマルタ戦。玉田 率いる銀輪部隊がマレー半島ならぬマルタ陣地を縦横無尽に駆け巡った。結果は勝利で終ったが、得点は1点のみ。さらに様々なオプションフォーメーションもまったく効を奏さず。この時点で格下相手に自分たちのサッカーができなかった事実を徹底的にマスコミも追求し危機感を煽り、何らかの対策をとるべきだった!!!だが、それをしなかった。日本の快進撃はここまでだった・・・。敵将ヒディンクはこの時点で日本の弱点を完璧に見抜いていたのだ。守備陣に身長と絶対的な強さとタフさが不足している事。そして日本のFWに決定力がない事。そして、いよいよ本番突入!W杯初戦のオーストラリア戦はミッドウェイ海戦そのもの!日本の手の内は読まれ(そもそも作戦も暗号もない!)智将ヒディンクの物量作戦の前に、日本の守備はもろくも破綻。白豪主義のカンガルーの高さに黄色い猿、ジャップのジャンプは届かない!同点までは仕方ないにせよその後、まるで小学生のようにオタオタし6分間に魚雷3発くらって、あえなく撃沈!慌てふためくサムライブルー!二戦めのクロアチア戦は、もはや背水の陣。 絶対防衛圏であるガタルカナル、サイパンを巡る死闘。ここで負けたら後がない!絶対に勝たなくてはならない、この試合。日本は、とうとう世界のサッカー界の常識を覆す、禁断の戦法を披露してしまった!!ゴール前に走りこみ、絶妙なパスをもらったFWが、目の前に広がる無人のゴールマウスに向かってシュートをせず、あえて難しい位置にいる敵ゴールキーパーの股の間をゆるやかなパスで抜きゴールをはずす!ドリブルで抜け出したFWがキーパーと1対1になりながらパスだか、シュートだかよくわからないへなちょこキックでチャンスを潰す!点を取る為に、後半から投入されたFWが試合終了間近に放たれた、ゴール前のクロスに飛び込む事もせず、漫然と見送る!欧米人には全く理解不能なこれらの自殺行為とも思われる日本の攻撃パターンは“スーサイドアタック” として、世界中のサッカーファンを驚かせ、震撼させ、失笑させた。結果、玉砕こそしなかったが、負けに等しい引き分け。首の皮一枚繋がったとはいえ勝てる勝負を、自ら引き分けに持ち込みもはや、決勝進出の望みは、殆どない。だが、古(いにしえ)の大本営発表さながらにまだ、望みはある!次こそ絶対に負けられない戦い! と無責任に煽り続ける日本のマスコミ各社…。確かに勝負事は諦めちゃいけません。奇跡が起こる可能性はゼロではない。コンフェデ杯ではブラジル相手に2点取った実績もあるじゃないか!!しかし、ここまで二試合であまりにブザマな姿をさらけ出した為に仮に奇跡が起きたとしても世界はそれを素直には認めようとはしないでしょう。ブラジルチームのジーコに対するプレゼントと、見るのが、普通ではないでしょうか?6月23日。最後の決戦。ブラジルという最大の強敵が待ち受けている。B-29ならぬブラジルの20番と9番。すなわち、リカルジーニョとロナウドが日本本土に攻め入り。ゴール近辺を絨毯爆撃し、日本の息の根を止めるべく原爆投下を行うことでしょう。日本は竹ヤリとバケツリレーでこの攻撃に耐え。松の根っこを搾って取った油でブラジルゴールに2点以上を叩き込まねばなりません。…以上「その時 歴史は動いた」でした。ね?悲しいほど似てるでしょ?ニッポンは…この国は…一体何度、同じ過ちをすれば学ぶのでしょう…!!しかも、ジーコ元帥は現存戦力だけを次々、前戦に投入し戦わせてきたので、次なる若手戦力がゼロなんです! これはヤバイ!!致命的だぁ!だから、この、焼け跡だらけの2006年W杯戦後から日本サッカーが復活・復興するには「ギブ・ミー!」しかないんじゃ!「おっちゃん!ギブ・ミーや!ギブ・ミーしてんか!」「ギブ・ミー・名監督!」「ギブ・ミー・名FW!」で、おそらく次期監督に就任する人物はかの、GHQのダグラス・マッカーサー元帥と全く同じ台詞を呟くのでしょう。「日本のサッカーはまるで12歳の子どものようだ!!」…日本サッカー界の逞しい復興を私は信じたい!でもね、最後に一つだけ付け加えると…。60年以上前のあの戦争。日本は世界に対し国力で劣る分を、大和魂で補って戦おうとした。でも、今回のW杯自分たちは既に世界レベル!と、勘違いしていた日本チームにその大和魂は…あったんでしょうか…?
2006年06月21日
コメント(19)
日本全国のヤナギサワさんタカハラさんタマダさんミヤモトさん職場や、学校で辛い思いをした一日だったでしょう。ご愁傷様でした。カワグチさんは「よくやった!」とか言われたかもですね。W杯アウェイの大会で勝ち点1!!記念すべき勝ち点1です。98大会では歯が立たなかったクロアチアと互角に渡り合ったんだから、我らがサムライブルーをあたたかく迎えて……迎えて…迎えて迎えてなんか絶対やんねぇぇぇぇえええ!!!!わしも42歳の大人なんでギリギリ最後の線でガマンしていますが、本心は空港で卵ぶつけてやりたいです。サッカーの専門家じゃないから難しいフォーメーションのことや選手個人個人のパフォーマンスについて評価や分析はいたしません。少なくともオーストラリア戦よりは闘志が前にでていたとは思います。でも勝てる試合を勝てなかったよね。しかも、得点ゼロ…。次のブラジル戦。ジーコ監督に敬意を表し、ブラジルが、ゴール前を空けてくれたとしても…今の日本のFWでは無人のゴールに球蹴る事すらできないでしょう!!それくらい失望しました。あれが、黄金世代かよぉ!!わしらが8年間待ち続けていた結果があれかよぉ!!やっぱ、誰が決めたか知らんがサムライブルーじゃいかんのよ!サムライはねカッコや体面ばかり気にしてね潔いけど諦めも早いし。プライド高いけど現実的じゃないし。ここ一番で武士の情けを敵にかけちゃうしね。サッカーの世界は醜くても、泥臭くても、みっともなくても絶対に死なないで、生き残っていくタフさが必要。悲しいけれど、そこの所が、お隣の国と日本との一番大きな差だよね。韓国はしっかり、フランスとも引き分けたよ。前半に、フランスに2点目が入っていたと思うけど、ノーゴールと判定されたしね。そのジャッジを上手く味方につけて81分に追いついて勝ち点もぎ取りましたよ。立派じゃない!日本は、オーストラリア戦でラッキーな1点貰っておきながら、最後の最後でオタオタして3点もぶち込まれて…。同点にされた時点で、誰かが怪我したふりして、時間使うとかそういう、小細工を一切しないでただオタオタしているうちに逆転されてしまっていた。わしら、所詮農耕民族なんだから。サムライ魂なんて要らない!!もう、次からは農民ブルーになろうよ!サッカー勝つためには恥も外聞もねぇえだ!黒沢明っちゅう、偉い映画監督さんも「七人の侍」っちゅう映画の最後で言っとるでねぇだか!“勝ったのは百姓たちだ”と。わしらに残されたのはこの教訓を生がすこどしかねぇえ!もう、オーストラリアの監督で韓国の名誉国民であられるヒディンク様におすがりしようでねぇか!土下座して頼めば日本に来てくれるんじゃないだろうか?韓国様に“ウリナラの国民的英雄ヒディンク先生を土下座して迎えるチョッパリ日本人!”と笑われたってええんじゃ!わしら百姓ブルーにプライドはねぇ!もう、竹島だって韓国にくれてやるだ!そのかわり、気合の入った若手の韓国人サッカー選手を5人ぐらい日本に帰化させるだ!ヒディンク様は次はロシアの監督と言う話もある。じゃあロシアと交渉して北方領土返さんでいいからヒディンク様と、背の高いロシア人FWを3人ぐらい日本に帰化させるだ!なんだったら日露戦争はロシアが勝ったことにしてやってもええだ!!ヒディンク様じゃなければ現韓国監督のアドフォガードでもアルゼンチンのペケルマンでも誰だってええ!W杯で勝った事のあるW杯での勝ち方を監督として1度でも体験している監督であれば誰だってええんじゃ!あとは選手に対する報奨金制度の導入だぁ。勝った試合の働きに応じて銭っ子を与えてやるだぁ!今の日本人選手に”W杯は国の威信をかけて戦え!”なんて言う事自体が大きな間違いだったと、わしは、やっと気がついた。あの子達は自分のためにしか戦えない。自分を超えた公のために戦うなんて、実感としてありえないはずだ。みんな「日の丸や君が代はいかん」みたいな教育を受けてきた世代でねぇえか。カッコ悪いからと試合前に国歌歌う奴も少ねぇでないか。それはそれで仕方がない。あの子達の責任ではない。だからせめてモチベーションを上げる為に馬っ子にはニンジンを選手には銭っ子をやるベェ!サッカー協会が腰上げんのならわしらがなけなしの金カンパしてでも作るだぁ!1千万人が10円カンパすりゃあ1億円でねえか!!100円なら10億だ。その銭を働きに応じて分配してやるだ。もしくは、その銭でオーストラリアみたく代表選手の移動用の専用ジェット機を借りてやったっていい。そん代わり…銭っこ出す以上は口も出すぞ!今大会みたいなブザマな戦い続けおったら…。やる気のないニタニタ笑いをミスした後に見せよったら…!撃つべきシュートを撃たなかったら!ただじゃおかんぞ!無事に日本に帰れると思うなよ。わしら代表選手には髪型決めるよりよりもゴールを決めてもらいてぇえんだ!だからそのぐらいの覚悟も決めて欲しいんだぁ!!あと、いっそのこと国見とか市立船橋とか高校サッカーの優勝校を、その年のメンバーのまま、日本代表Bチームとして8年計画で育て上げると言うのはどうだろう?コンビネーションは完璧になるぞ。3食肉を食わせて、体を大きくさせれば世界でも戦えるかもしれん。黄金世代と言われた現サムライブルーがあの程度なんだから、それ以上のパフォーマンスは期待できるんじゃないだろうか?で、A代表と戦わせて、勝った方をW杯に送るのだ。いっそのこと、サッカー選手は整形してみんな同じ顔にしちゃったらどうだ!そうすりゃ!23人なんて言う枠に縛られる事はないぞ。誰かがこっそり交代しててもわからんかもしれん。なんだっていい!!!サッカー負けて惨めな思いをしないためにはプライド捨てて一から出直すしかねえっちゅうことだ!もう、サムライはいらねえええ!!
2006年06月19日
コメント(10)
道行く人々の顔がそこはかとなく暗く、眠たげな火曜日です。ブラジルのサッカーファンの中には代表チームが負けるとショックのあまり自殺するような奴もいるらしい。そんな人生もどうかと思うが気分はわかりますね。しかし、6分間に3点取られちゃうとは!体格差に勝るオージー共に抵抗空しく最後の最後で輪姦されてしまったような試合内容だった。哀しいねえ!4年前にも書いた覚えがあるがW杯サッカーでは、同じ負けるにしても負け方と言うものが絶対的にある。国の威信をかけた戦いであるのだから…。やっぱり「W杯を楽しみたい」とか、平気で言っているレベルじゃあいいパフォーマンスは期待できない。プレッシャーを避けるために敢えて、そういうことを口にするのだろうけどね。フランス大会のときあのブラジルのエース、ロナウドだってプレッシャーから神経性の下痢に苦しんでた程でつまりは世界的なトップスターにとってもW杯とはそれほど重い大会なのだ。とても、日本の代表選手が「楽しめる」ようなものではないと思う。そういやああのフランス大会のときにシュートをはずしてヘラヘラ笑って誤魔化していたFWの城彰二に対して、テレビでゲスト解説をしていたラモスが激怒してたなぁ「シュートはずして笑ってるようなレベルじゃだめですよ」案の定、日本は1勝もできずに3戦全敗で予選リーグをで敗れ去ったよね。あれから8年日本のサッカーレベルは少しは進歩したと思う。でも、昨日の戦い方ははっきり言っていただけなかったよねぇ。「ドーハの悲劇」とか「マイアミの奇跡」とか「ジョホールバルの歓喜」とかサッカーの歴史的試合は地名を含めて、こんな風に表現されるが昨日の対オーストラリア戦は「カイザースラウテルンの醜態」とでも、表現されるべき試合内容だった。あまりにも拙さ過ぎる試合運び。予選とはいえW杯というテーブルに座るにはふさわしくない衣装で臨み「恐縮ですが…ノーネクタイの方はご入場をお断りしています」とでも、言われかねないような…。いや、例えが逆か?荒くれ男たちが集う酒場に半ズボンでベレー帽の幼稚園児たちが中村俊輔を先頭にお遊戯をしようと仲良く手をつないで入場行進してきたら、オーストラリアの大男ヴィトゥカとカーヒルに「ここはガキの来る所じゃねぇ!とっとと国に帰って、かあちゃんのおっぱいでも吸ってろ!」とか言われちゃったような…。そんな戦いぶり!これが日本代表だ。恥ずかしい!残る2試合で、日本代表がこの醜態を忘れさせてくれるような試合を見せてくれることを祈るしかない。
2006年06月13日
コメント(16)
本日のお魚天国。まずはジョーフィッシュ。 愛嬌があるお魚でダイバーにも人気があります。こいつはなんか昔のコントに出てくる泥棒のような顔をしてますね。よく見ると、赤いテナガエビSPも顔を出してます。ジョーフィッシュの同棲相手です。アップにしてみましょう。なんか、やたら体が細いエビちゃんですね。実は肉眼では見え無くて写真撮ってから気がつきました。そろそろ老眼鏡持って潜らないとやばいかもしれません。続いてワイバーシュリンプゴビー。これねセブの海にはいっぱいおります。黄色だったり、黒だったりいろんな色のバージョンのがいるのですが、これは何だか、まだらで縞々くんでした。ふてぶてしい顔してますよね。続いてカスリハゼ。背中の扇子と青い点々が素敵でしょ?割と撮影には協力的な子なんですが住んでいる環境が、ちょっと問題でして下が、細かい砂…というか殆ど泥なんです。だから、すぐ濁っちゃう。もう、デジカメの液晶がまったく見えない状態で撮りました。そしたら偶然、ヒレが開いてました。(笑)シマオリハゼ。白地に黒い点々があって割とスタイルの良いハゼです。図鑑でヒレが開いていたりすると結構綺麗なのですが、こうして見るとじみ~なお魚ですね。でも、私はこういうお魚の方がなぜか好きだったりします。ブルースペックルドシュリンプゴビー何回か紹介してますね。ヒレのところの青いキラキラがなんとも美しい!こいつも、普通のダテハゼのようにじみ~なんですが私の大好きなハゼです。じみ~な、お魚はね誰も写真撮ろうなんて思わないから自分一人でじっくり撮影できるんですね。で、フラッシュが当たるとこんな風に色が見えてきてね結構綺麗だったりする。「私だけが知っている!」みたいなね。そんな感情になります。大体、私は子供の頃からクラスの中で目立たないタイプの女の子に惚れてしまう傾向がありました。あの、キャンディーズだってミキちゃんのファンでしたからね。V9時代のジャイアンツでも一番好きな選手は王でも長島でもなく、土井正三でしたから・・・。送りバントの名手でね。もっとも最近では亡くなってしまった名将仰木監督の前に、オリックスの監督やっててね。あの、イチローの才能とセンスと価値を全く見出せなかった節穴の目を持った無能な指導者としての評価の方が有名なようですが・・・。どんどん行きましょう。ヤツシハゼ。 この子も一見、じみ~なんですがフラッシュが当たるとごらんのようにキラキラしてくれます。尾ビレの方なんて赤いのが入ってるんですね。知らなかった。しかし、いつも不思議なのはこういうカラフルな色を魚同士はちゃんと識別してるんでしょうかね?自分の仲間の色だって事をわかるんでしょうか?輪廻転生して魚になってみないとわからんのかなぁ…?でも、私、次の世ではイタリア人に生まれ変わる予定なので魚になるのは、その次にとっておきます。ちなみに皆さん輪廻転生したら何になりたいです?続きましてクビアカハゼ首の所の赤い点々が特徴的ですね。腹ビレも綺麗。割とそこら中にいるのですが意外と撮りにくい子です。ある程度まで近寄らせてくれるので簡単に撮れそうなんですがそこで急に引っ込むんですね。本当はむちゃくちゃ臆病の癖に意外とのんびりしていて気付くのが遅いタイプなのかもしれません。そしてメタリックシュリンプゴビー なんかどぎつい色合いのハゼくんですね。割と簡単に近寄らせてくれるタイプなんですがこの時は、やや流れがありましてそれに逆らって近寄るのが億劫だったんでちょと遠目からの写真になっちゃいました。流れがある砂地で撮影する場合は流れに逆らってお魚に近づくようにします。フォローで近づこうとすると自分の巻き上げた砂が全部被写体のほうに流れて行っちゃう事になりますからね。続いてちっちゃいのをご紹介。ベニハゼSP これ、図鑑に載ってません。ベニハゼというのも一杯いて、ちっちゃいけれどそれぞれ個性があるのでハマると大変です。穴の中にいるから撮りにくいし。こいつは第一背ビレの所に黒い点があって特徴的なのに図鑑に無いのです。でも、可愛い顔してるでしょ?見方によっては、なんか、バカ殿様のちょんまげみたいですね。どなたか、名前を教えていただけると幸いです。最後はイソハゼ属の1種―10 ? これも、正直言ってよくわかりません。手元の図鑑ではイソハゼ属の1種―10が一番近いかな?と思えるのですが、違うかも…。どなたか、ご存知の方教えてください。不思議なものでお魚は人の体から出る「気」のようなものをキャッチしてるように思えます。それとも、ちゃんと目で確認しているのかもしれませんがこっちがカメラ持っていないときは普段神経質で、すぐ引っ込んじゃうような子でも全然平気で、すぐ目の前まで寄らせてくれたりするのです。だから、カメラ持ってない方がじっくり観察で来ちゃったりするんです。あと、カメラがダイビング中にバッテリー切れになった時とかね。もう、撮りようが無いので「気」が出なくなるんでしょうね。もの凄く近くにまで寄れちゃったりします。なんかからかわれてるような気もしますがね。でもね。これだけ可愛い子達が多いともう、カメラ無しで潜るわけには行かなさそうです。お気に入りのお魚いました??
2006年06月10日
コメント(8)
お魚天国続きですまずはハゼから レイドシュリンプゴビー地味な色合いですが良くみると背鰭がカッコいいお魚。割と珍しいほうのお魚なのでハゼ好きのダイバーは見つけたら興奮する事でしょう。 サラサゴンベシャッター下りる直前まで仲良く見詰め合っていたんですがね。なんか、そっぽ向いてしまいました。ケンカでもしたんでしょうか? ヒレボシミノカサゴこれは穴の中とかに居るお魚なんですがなぜか、いつも逆さまになってるんですよね。鰭の星が特徴です。☆★☆★☆★☆★お魚写真を撮る時は、多少、コツがいります。お魚は基本的に撮影には余り協力的ではないので、息を潜めて、こっそり忍び寄らなくてはなりません。で、不思議なもので、もの凄く「撮りたい!撮りたい!」と思っていると、そのオーラというか、気が体から出てしまうためでしょうか、お魚に気付かれて逃げられてしまう事も多いのです。ですから、遠目で、目標のハゼなどを確認したら、割とそ知らぬ顔をして、じわりじわりと、近寄っていきます。大体1m~2mぐらい側まで来たら、今度は腕を伸ばしてカメラだけ近づけていきます。で、シャッターを押す。お魚も種類によって、●近寄らせてくれるもの。●もの凄くシャイですぐ引っ込むもの。●側まで近寄らせるが、シャッターを押す気配で引っ込む思わせぶりなもの。●警戒心の塊で、近寄る事すらままならないもの。●何にも考えないで、ただひたすら自分のペースで動いているもの。等、色々です。その辺のベーシックな知識は、何度もトライして体で覚えるしかありません。さらに、お魚によっては深い所に住んでいるのもいるわけです。水深40mとかね。そんな所には、どんなに長く粘っても数分しかいられません。エアの消費も早いですから、残りのエアを気にしつつ、迅速に行動する必要があります。珍しい被写体や、めったに無いチャンスだったら、多少強引に潜り続けて粘る、ということもしますが、撮影に夢中になりすぎると、事故に繋がる可能性も高いですから、撮り損なった場合にも熱くならずに、ギリギリの所で冷静に諦めて、浮上する決断をしなくてはなりません。この辺の、少し危険を冒しながら、写真を撮るというのが、実は結構楽しいものでして…。だから、上手く撮れたときは、余計嬉しいですね。特に小さいのや、珍しいのや、動きが早いお魚を撮れると、もう、もの凄い満足感があります。でね私は今回気がついたわけです。これって、ひょっとしてパンツ盗撮魔も、同じスリルを味わってないか???つまり、私の中での永遠のテーマ。「なぜ、男は逮捕される事を知りつつもパンツを盗撮しちゃうのか?」の謎の一部が解けた気がしたわけです。相手に気づかれず、うまく撮れた時の満足感…。これって、大きいのだと思う。こじつければ、狩猟本能と結びつくんじゃないかな?ターゲットの女性の後ろにピタリとくっついて、カメラ付き携帯をそっと近づける瞬間アドレナリン出まくってるんだと思う。あっ…ガマン汁も出まくってるかもですが…。こう考えるとね。何かわかる気がします。なぜ、「いけない」と知っているのにやめられないのか?決して性的な欲求だけじゃない。多少のリスクを冒して撮影することのスリルといいますかね。ワクワク感があるのではないでしょうか?ダイビングもね。本当は40m以上とか潜ってはいけない事になっているんです。でもね、ついつい行きたくなっちゃう。もちろん、パンツ盗撮する連中は私がお魚が好きなのと同じくらい女性のパンツが好きなんだとは思いますよ。でも、それに加えて、やはりスリルを味わう喜びと、相手に気付かれないようにこっそり近づく技術を向上させたいという思い、そしてそれが上手くいったときの満足感があるのだと思うのです。だから、もし、盗撮が好きで、いけないこととは知りつつ止められない…。と、思っている方が、これを読んでくれているのなら私は一言言いたい。「パンツ撮らずにお魚撮りなよ!」結構、共通の喜び味わえるのじゃないかと思うがなぁ…。ちなみに水玉パンツをはいたお魚もいるよ。これ マンジュウイシモチ。水玉パンツかわいいでしょ?☆★☆★☆★☆★☆★しかし、最近は夜道で女の子を襲って押し倒して、パンツ脱がして…そのパンツだけ持って逃げる変態もいるそうで。そうまでして欲しいのか?パンツ…?…っていうか力技で脱がしておいてパンツの方が目的かぁ??被害者の方は気の毒だけどパンツより大事なものは奪われなかったわけで…こういうのも不幸中の幸いというのでしょうか?私はパンツフェチじゃないけどお魚フェチではあるのでもしも、女の子のスカートの中にだけ住むお魚がいたら、バレたら逮捕される危険を覚悟で盗撮するかもなぁ。パンツにお魚がプリントされているだけでもガマンできずに撮っちゃうかも…?…って、冗談ですよ!あ、でも、これ商売になるかな!?フォト派ダイバー専用お魚パンツカフェ。部屋の中海の中みたいに青っぽい明かりにして店の女の子全員に、ミニスカートとお魚がプリントされたパンツはかせる。一人ずつ違う種類にしてね。客はデジカメ持参でこっそり近寄って、隙みてパンツにプリントされたお魚を激写するの。女の子は気付いたら逃げても、いいことにして…でも、客がチップあげたら5秒間だけじっとしててあげたりしてね。45分で10種類以上のお魚パンツ撮れたら、ドリンク代無料とか。水中写真の練習にもなるしなんか、スケベ心とワクワク感も混在していて、いいセン行ってるかも…!ダイバーは潜りにいけないストレス解消にもなるし、逆に、歪んだパンツ盗撮マニアをまっとうな水中フォト派ダイバーに導くきっかけになるかもしれないしね。うひゃ!何か久々ワクワクしてきちゃったぞ!また、ヤマモトチャンに相談せねば!!
2006年06月04日
コメント(8)
たっぷりと癒されてきました。では、さっそくお魚天国行ってみましょう! デバスズメダイ ハナミノカサゴスジクロユリハゼ ミドリリュウグウウミウシま、本日の写真はこの辺で…。続きはまた次回に。本当にたっぷり癒されてきました~♪。★☆★☆★☆★お魚にも長~~い名前のがいます。そういうのをすらっと言えると、ちょっと優越感です。ウケグチノホソミオナガノオキナハギなんて言う、万葉の上の句みたいな名前のお魚も居ます。下の句になりそうなのはミツクリエナガチョウチンアンコウですかね。シマクダリボウズギスモドキなんていうのもいます。残念ながら私はまだ見たことありません。でもアマクダリクサレカンリョウモドキとか ヘリクダリモミテコシギンチャンクというのは沢山見ましたね。特に職場の周辺で・・・。☆★☆★☆★お魚の名前は人間がつけたわけですが何かちょっと可哀相なのもいっぱい居ます。オジサンとかね。砂地を掘り返すために、鯉の様にヒゲが生えてるのですがそのせいでこんな名前になっちゃったんでしょうか?じゃあ、メスのオジサンの立場はどーなるんだ!!と、怒りたくなりますね。あ、女性は絶対にオバサンと呼ばれたくないという人が多いから案外、いいのかな?キタマクラなんていうフグの仲間も居ます。猛毒で食べたら死ぬからだそうですがなんとも縁起の悪い名前をつけられてお魚はいい迷惑だと思います。あと、間違いなく魚なのに別の種類の生き物の名前が織り込まれているもいますね。サルハゼとかね。ワニゴチとか。ヘビギンポとか。カエルウオとか。タコイカなんていうイカもいます。タコイカ!タコなんだかイカなんだかはっきりせぇーーーーーーーい!!!と言いたくなりますね。俗にタコは8本イカは10本なんていいますが、このタコイカの仲間は生まれた時は10本ある触手が次第に2本なくなって、8本になるのだそうです。(正確な事は知りません。誰か教えて)あと人間が勝手にオリジナルを命名したがためにそれに似ている種類は適当に「ニセ」とか「モドキ」とかつけられちゃう、というのもあります。ニセボロカサゴとかねイザリウオモドキとかアカホシカニダマシとかね。別に誰か欺いて金儲けしようなんて、お魚はたくらんでないのですよ。せいぜい、強かったり毒もっているのに外見も似せて食べられにくくしようとかねそーいう、健気な努力を「ニセ」とか「モドキ」とか悪い言葉で表現してねぇ。一体何様だ!可哀相じゃないか!責任者出てこ-い!…いや、冗談ですよ。私はエコダイバーでも環境保護団体のメンバーでもお魚の人権(?)擁護派でもないですから。お魚は好きだけど所詮、魚ですからね。人間よりも下等な生き物です。獲って食われるためにいる生き物です。ただ、変てこな名前を付けられて、面白いけど可哀相だなあ・・・という程度のお話ですからね。それにねまだ、お魚やエビの仲間なんかの変な名前は程度が優しい。海の中にはもっと変てこりん名前の生き物がいっぱい居ますからね。ウニの仲間でね。ブンブクなんて言うのもいます。ブンブクチャガマと呼ばれることもあるようですが細くて長い、トゲと言うか針と言うか、一杯生えててね。砂の中とかに潜ってるのですが、そのトゲがあんまり鋭くないせいかよく、お魚とかにほじくり返されて食われてるんですよ。あとタコノマクラなんて言うのもいますね。実際にタコがマクラにしてる所は見たことないですが…。さらにスカシカシパンなんていうのもいます。もう、こうなってくると名前をきいただけでウニの仲間なのかなんだか全然わからないでしょ??きっと命名者は洒落っ気のある研究者だと思うのですが学術的にちゃんとそういう名前になってますからね。しかしお花とか植物だってブタクサとかイヌノフグリとかブタマンジュウとかね。なんか、可哀相な名前のが多いけれど、こうして見てみるとあの、「芸術は爆発だぁ!」の岡本太郎画伯が「な、なんだかわからない! 人に名前は要らない!!」と、叫んでいたのが妙に納得できてしまうような気もいたしますねぇ…。
2006年06月01日
コメント(20)
なんとか一段落したんで半年振りに潜りにでも行こうかと考えている今日この頃です。ただ、こまごました仕事はあるんでエイヤ!と思い切れないんだよね。そうしないと休みなんて絶対取れ無いんだが。正月もGWも関係なく働いてきたんだから精神的なリフレッシュのためにも思い切ってどーーーんと休んじゃえばいいのだけど・・・なぜか、いつものようにサクサクとチケット手配する気になれない。仕事だけが生きがいの哀しい中年のおっさんになってきた証拠だろうか?☆★☆★☆★☆★オ○ム事件の頃に自分の番組のスタッフルームも第七サティアンも結局は同じなんじゃないかと・・・思ったことがあった。視聴率をたった0.1%あげるために夜遅くまで働いて、日曜祭日も無くひたすら番組を作りつづけるのと、松本被告をグルと仰いで修行を続けて、空を飛ぼうとしてる人たちとあんまり変らないんじゃないかってね。第三者から見たら両者とも理解できない人たちなんじゃないか?何もそこまでして…と思われることだろう。しかも、両者ともその中だけの正義が存在するしね。テレビ番組はサリン撒いて人こそ殺さないが「視聴率を取る」という金剛乗のためなら、タレントに水かけたり花火ぶつけたり平気でする。そうしないと自分たちは飯が食えなくなると思い込んでいる。視聴率が取れないとスポンサー様からお叱りを受け●テコ入れ●企画変更が行われ、それに付随する「企画会議」もしくは「反省会」という名の半徹夜のネタ出し無限会議地獄が続く。これは、本当に恐ろしいそれも連日。ただでさえ少ない休みが、皆無になっちゃう可能性がある!しかも、数字が取れないディレクターに対する徹底的な小言と嫌味のオマケつき!誰もがそんな恐怖を一度でも味わえば視聴率のためならどんな事でもやっちゃおう!という気になってくる。視聴率の前ならこの世のどんな悪でも善なのだ。これが洗脳といわずして何といえよう!そして幹部(チーフプロデューサーやディレクター)に気にいってもらうために言われた命令はすかさず実行に移す。もはや自分の頭では何も考えていない。全ては教団(番組)のため・・・。教え(視聴率)のため・・・。面白いものを作るためならポア(ヤラセ)だってしちゃうわけだ。ね?こうしてみると同じでしょ?ただ、これって何もテレビ屋だけに当てはまるもんじゃないですよね。全ては教団(会社)のため・・・。教え(営業利益)のため・・・。売上の ためならポア(強引な勧誘)だってしちゃう・・・。…なんて商売に携わっている方、いっぱいいますよね?家族団欒を省みず教団(会社)に出家しちゃったような状態の人も多いんじゃないでしょうか?そう考えるとカルト宗教も会社組織もなんか、共通点があるような気がしませんか?まあ、仕事はお金という報酬があるから根本的に宗教とは違うけど会社や仕事を心の拠り所として考えちゃうとそれはもう、宗教だよね。あと、忙しかったり精算できなかったりで会社のために多少経費を自腹で出しちゃうことってあるでしょ?あんなのはお布施だよね。★☆★☆★☆★ちょっと極端な暴論気味の例えだったかもしれない。しかし、日本人的真面目さと言うか職に殉ずる精神と言うかワーカーホリックと言うか…。結局、その仕事だけにアイデンティティを求めると他の事が見えにくくなっちゃうことってありますよね?だからそうはなりたくないのだけど凡人にはそのバランスを巧く取るのが難しいんだよね。私も結構カッコつけてね「仕事は人生の2割程度。後は、別のことで人生を楽しみたいんだよ…。海を見つめたりね…(遠い目)」なんて、おねーちゃんの前ではよく言うんだけどその実仕事マゾの残業徹夜プレイ大好きおやじだったりするわけで・・・。たまの休みの日もなんとなく、家で仕事してたりしてね。全然2割じゃない!!あと、職場の不文律なんていうのも絶対あってさ偉い人が帰るまで帰っちゃいけないとかね。新人さんに「ここにはここのルールがあるんだから!」なんて、言ったりね。たしかに、円滑に仕事するためにはそれも大切だけれど妙に仕事にばかり妙に内にばかりエネルギーが向かうとなんか、おかしな事にもなりかねない。それこそ仕事真理教の信者状態になってることってありませんか??でも、皆さん経験あるとおもいますが実は自分が思っているほど自分というものは職場において大切な存在じゃあないんだよね。一週間ぐらい居なけりゃ居ないで何とかなっちゃうものだし居なくて発生する問題なんて誰かがカヴァーしてくれる。あの松井が怪我で欠場したってヤンキースは勝つからねぇ。そういうもんなんです。だから休みが取れないんじゃなくて自分が取らないだけなんだよね。自分がいないと職場が回らないなんていうことはほぼ皆無!まあ、現在、視聴率競争とは関係のない番組を作っている私の場合、予算の関係で殆ど一人で仕事しているから誰もカヴァーはしてくれないんだがさし当たって迫ってきている締め切りもないし最悪、戻ってきてからフォローすれば済むはず。と、なれば、ここはひとつ思い切って長期休暇だ。さあ、休暇とるぞ!休暇とるぞ!休暇とるぞ!一生懸命リフレッシュもするぞ!一生懸命リフレッシュもするぞ!一生懸命リフレッシュもするぞぉ~~!★☆★☆★☆★☆しかし、結局オ○ム事件って何だったんだろう?地下鉄サリンの時は早朝からテレビ局にいた。私自身は免れたが、巻き込まれたスタッフも居た。被害にあわれた方々は本当にお気の毒だと思う。でも私を含めて国民の大部分はなんだか、安っぽいけど目が離せないサスペンスドラマを見るような感じで、ある意味現実感に乏しく、その後一連の出来事を見つめていたような気がする。マスコミにとっては恰好のネタだった。神秘に包まれたカルト集団。そこそこ美人が揃った信者たち。優秀な学歴を持ちキャラが立っている数々の幹部。そして、あの容姿でグルと仰がれていた松本被告…。次から次へと色んな事件が起こり武器の調達や殺人ガスまで製造されていた事実が発覚し人々の興味をひきつけた。確かに数字も取れたしね。テレビ局は大喜びだった。1995年のワイドショーのネタは約68パーセントがオ○ム関連だったという報告もある。で、そのあとの長い裁判は松本被告の陳述も途中から無くなり中途半端な形で進んでいき…控訴も棄却。真相が被告の口から語られる事もないまま、結審する可能性が高くなってきている。皮肉にも、オ○ムのおかげで何人の弁護士や文化人がワイドショーのセミレギュラーの座を掴んだことか。江川紹子さんや有田芳生さんは今や、関係のない事件や問題に関しても、コメンテーターとして登場する立場だ。結局、あの事件は被害者家族の憤りと哀しみ、そして何人かのオ○ム長者たちを育てただけで終わってしまうのだろうか?
2006年05月18日
コメント(16)
一部で話題のドキュメンタリー映画「ヨコハマメリー」を観た。来週からはレイトショーも始まるようだが、今は1日1回、午前10時半からしか上映されてない。月曜だし、映画にしては早いから、ガラガラだろうとたかをくくっていたら、ほぼ満員の入りだった。映画はとても良かった。制作者が誠実に、丁寧にカメラを回し続けた事が良くわかった。この類のドキュメンタリー映画は、作り手側の被写体やテーマに対しての強い思いが、現れ過ぎてしまうことがあるが、この映画はちょっと違った。主人公のヨコハマメリーを敢えて、たくさん登場させずに、彼女の周りにいた人々の証言を中心に構成したのが成功している。メリーさんを友情で支えた、シャンソン歌手の元次郎さんがいい。この人自身の人生もとても深くだからこそ、その歌声には迫力がある。彼女と親交が深かったクリーニング屋さん、美容室、化粧品やさん…。皆さん人情味があってメリーさんとの思い出を語っている。かといって、作品全体が懐古趣味的な昭和の古き良き人情話に向かっているかといえば、そうではない。そうではない所が凄い。おそらく、30代の監督にとって、ヨコハマメリーの存在は、当たり前に存在していた風景の一部であり、それ以上でもそれ以下でもなかったのだ。取材の過程で知り得た事実はもっともっとたくさんあったことだろう。でも、暴露的にそれを描く事をせず、強いメッセージ性を込める事もせず、淡々とメリーさんを巡る人々の口から彼女と彼女が生きた時代のヨコハマを語らせる事によって作品を成り立たせたことで、街の一風景であった、メリーさんという存在が巧みに表現されているように思う。それでいて、忽然と姿を消した彼女のその後の消息もきっちりと描いているので、ドキュメンタリーとして観ている側もフラストレーションを抱かずに済む。☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆私は20年以上前、まだ学生だった頃伊勢崎町で、初めてヨコハマメリーさんを見かけた。白塗りの顔に、白っぽいフランス人形が着ているようなドレス姿でたくさんの荷物を持って歩いている姿は異様だった。その後、ロケの最中に一度、馬車道の辺りで遭遇した覚えがある。正直、その姿から、“ちょっといっちゃったおばあさん”だと、思っていた。何かの時に飲み屋で、『彼女が“ハマのメリー”で横浜ではとても有名な街娼だった』と聞いたことがあった。私が聞いた噂では、『今でも客を取っている』との事だった。それが14,5年前の事だ。映画によれば、彼女が街から姿を消したのは1995年らしい。☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆メリーさんに限らず、どこの街にも、いつでもそこにいる、一風変った有名人というのがいる。新宿で派手な衣装とかつらで新聞配っている通称タイガーマスクのおじさんとかね。最近は見かけないが、彼も私が学生の頃から、あの姿で物陰から突然現れて、道行く女の子を驚かせたり、笛吹きながら自転車をこいだりしていた。街頭でロケをしているとすぐにカメラに映ろうとして邪魔になったりすることもあった。原宿の歩行者天国に必ず現れる、片手に女の子の人形を持って、時々話し掛けているダンディなおじさんもいた。以前は腹話術師だったという噂も聞いたが、真実は知らない。あの人も、もう15年以上見ていない。80年代後半にはよく見かけたのだが。どなたか消息ご存じないですか?そういえば、新宿駅の雑踏の中、首から「私の詩集」と書いた小さな色紙大の看板をぶら下げて、じっと佇んで詩集を売っているいかにも薄倖そうな女の子もいた。それこそ私が学生の頃は毎日見かけたのだが、いつしかいなくなった。・・・と、思ったら、つい先日、再び見かけたのだ!どんな詩を売っているのか?果たして売れるのか?とても気になるのだが、声を掛ける勇気もなく、そのまま通り過ぎてしまったのだが、それよりも、何よりも驚きだったのは…。20年ぶりぐらいに見た、その女の子が全然歳とって無かったのだ!いや、夜だったし、遠目だったからそう見えただけなのかもしれないけどね。少なくとも私には歳を取ったようには見えなかった。その瞬間、ハッと気がついたら20年の時が戻り、22歳の頃の私になっていた。髪も黒々として体重も20キロ減っていた!………………本当にそうだったとしたらどんなにいい事だろう…例によっていつもの妄想だった・・・。☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆でも、こういう人たちってどこかミステリアスな存在で居続けて欲しいと思いません?それが更なる都市伝説めいたものを生み出す要因にもなるのだろうけれど。いつも同じ場所に必ずいる人というのは、言い換えればいつも変らない人ということだ。人はどんどん変わっていかねばならない。嫌でも年齢は重なってゆき、生活スタイルや仕事の内容や人間関係もどんどん変ってゆく。でも、その人だけはいつも同じ場所にいて、変わらず同じ行動をしている。その存在はまるで道端のお地蔵さんのようだ。本当は何者なのか?を知りたい興味ももちろんあるが、いつも、必ずそこにいるというだけで、そういう人たちには既に価値がある。日々忙しく変っていかねばならない一般人にとっては、どこか安心できる存在なのかもしれない。きっと私は、その詩集売りの女の子に歳をとらせたくなかったのだろう。同時に、そういう人たちは、やっぱり自分より恵まれないと思われる状況のまま変らないでいてくれているからこそ、安心して見られるという部分が、恥ずかしいけど私にはある。私だけではないだろう。人は悲しいけれど少しだけでも誰かより優位に立っていたいものだろうから。いつも駅前に必ず立っている幸せで大金持ちのおっさんなんていうものには何の価値も無いのだ。ちょっと薄倖そうだったり。ちょっと笑える存在だったりする部分に価値があり、それが変らないままでいてくれるからこそ、余計安心できるのではないだろうか。★☆★☆★☆★☆★☆★☆映画「ヨコハマメリー」はある意味、物足りなさを感じる人も多いと思うが私にとっては久々に面白いドキュメンタリーだった。それにしても、あの詩集売りの女の子は実に気になる。本当に20年前から変わっていないように見えたんだから…。今度、また、新宿で彼女を見かけたら、思い切って声を掛けてみようか。とても売れているとは思えないあの詩集を、思い切って買ってみようか。「20年前から、あなたを知ってるんです。いつもここに立って詩集を売ってますね。一冊下さい」おそらく彼女はニッコリと微笑んで詩集を手渡しながら優しい声でこう言うのだ。「ありがとう。20年間待って、やっと買ってくれる人が現れました。これで私の役目も終りです…」次の瞬間彼女の姿がフッと目の前から消えうせて……..............もしも、これを読んでくれているあなたが、今度、新宿駅で雑踏の中首から「私の詩集」という色紙大の看板を下げ、佇んでいる男を見たら…それは、きっと、私かも知れません…。
2006年04月24日
コメント(14)
中日八日目の大相撲中継には、ゲストでデーモン小暮が出ていた。デーモン閣下は現在の芸能界では数少ない、好角家(死語だね…つまりは相撲好きの事)。非常に玄人好みの視点を持っていて、面白かった。大相撲観戦歴30年以上の私も、かなわないと思った。この日記で、大相撲の危機を訴えたのは4年ぐらい前だったか?その後、貴乃花や武蔵丸、武双山らが引退し、朝青龍の一人天下が続き、突き落としや、はたき込みなどの決まり手ばかりが増え、大相撲はどんどんつまらなくなった。今場所は、少し面白くなってきている。琴欧州の大関昇進もあるが、幕内上位より、平幕同士の取り組みで、立会いの変化が減り、正面からぶつかり合って力を出し合う好一番が増えたせいだ。加えて大関栃東が1敗で安定しているし、朝青龍も二日目に敗れて1敗という展開もいい。琴欧州も、バタバタしながらも、ここ2日間で自分の相撲が取れてきている。新大関の場所で2敗で頑張っているのは偉いと思う。デーモン閣下効果か、中日は土俵のほうも中入り直後から稀に見る熱戦が続き、久々に「大相撲」らしくなっていた。嘉風 対 北桜の一番など、何年ぶりかに見た気合の入ったいい相撲だった。これだよ、これ!これが見たかったのよ!!私個人としては最終的に優勝が、また朝青龍になろうと、日本人力士が弱かろうと、そんな事はどうでもいい。ひたむきに、我武者羅に相手をぶちのめそうとする気合が全身に漲り、闘志溢れんばかりのガチンコの一番が待ち遠しかったのである。こういう取り組みが続いてくれればね。また、大相撲にも人気が戻ってくると思うのだが…。しかし、大関の千代大海と魁皇は星も振るわず、また休場…。怪我だから仕方ないかも知れんが、この2人は、やたらとお休み多いよね。魁皇はこのまま引退かもね。大関に上がる前の千代大海の相撲なんて本当に良かったのに…。まさか、最多カド番記録を更新する不甲斐ない大関になるとは思わなかった。千代大海!頑張ってよ。★☆★☆★☆★☆★☆★☆力士が怪我で途中休場してしまうのは仕方が無いが、いつも思うのは、あの、不戦勝・不戦敗というシステムは、せめて十両と幕内だけでも廃止しできないものだろうか。直前で取り組みを変更するのが難しいなんて、コンピューターが発達した今の時代は通用しない言い訳であり、あらかじめ組み合わせを幾通りか考えておけば対応が効くものじゃないの?全部替えるのが面倒なら幕下から下は七番しか取らないんだし、そこから一人ずつ繰り上げれば、何とかなるだろう。最悪、組み合わせの関係で、幕下力士が八番取ったり、同じ対戦相手と二番取ることになったとしてもいいじゃない。だいたい、上位の力士が途中で休むだけでも大相撲ファンを失望させるのに、取り組みの番数を減らすなんて金を払う客に対して不誠実だよ。そう、思いません?? あと、やっぱり、途中休場する、幕内力士には、負けが付くだけでなく、それなりのペナルティを与えるべきだ。一番手っ取り早いのは、四股名の強制改名だろう。チカラビトたる力士だけにみんな強くて豪傑風の名を名乗っているが、怪我に負けてお休みするような奴にそんな資格は無い!よって、休場明けの場所はもっと間抜けで、恥ずかしい四股名にするべきである。千代大海改め猪八戒(ちょはっかい)とかね魁皇は胃潰瘍(いかいよう)とか…。土俵上、カド番大関同士、東の猪八戒、西の胃潰瘍の対戦です。両者見合って、さあ、たち合い!猪八戒 突っ張る!猪八戒 突っ張る!胃潰瘍、深く潜れるか!突き出しました!猪八戒の勝ち~腰痛持ちの胃潰瘍、これで負け越し来場所は関脇となって出直しです~なんてね。しかし、四股名として考えると胃潰瘍も猪八戒もなんか強そうだ。どうせならもっと情けなくお千代ちゃんとかデブデブ山とかにしちゃうか?もしくは、もっと恥ずかしく黒乳首(くろちくび)とか腋臭錦(わきがにしき)とか若白髪(わかしらが)とか大包茎(だいほうけい)なんて、どうだ?もう、相撲辞めて故郷に帰りたくなっちゃうぐらい恥ずかしい四股名を名乗らなきゃいけないルールにすれば、みんな真面目に稽古して、ちょっとやそっとじゃ休まないお相撲さんが増え、場所も盛り上がると思うのだが…。そんな風に妄想して、ちょっと調べたら、過去にはやっぱり実在の変な四股名の力士が大勢いたようで…膃肭臍 市作(おっとせい いちさく)明治三段目鬼の臍 常吉(おにのへそ つねきち)明治序二段螺貝 鳴平(ほらがい なるへい)江戸三段目たこ勇 熊吉(たこいさみ くまきち)馬鹿の善太夫 (ばかの ぜんだゆう)江戸三段目明治時代、文明開化の煽りか殆ど遊びでつけられた電気燈 光之助(でんきとう ひかりのすけ) というのもいたらしい。頭つるつるだったとか…。最近でもアルゼンチン出身の星安出寿 (ほしあんです)星誕期 (ほしたんご)とかいましたよね。セントルイス出身の戦闘竜(せんとりゅう)とかね。現在でも幕下にはロシア出身の阿夢露 (あむうる)なんていうのもいます。こういう、こじつけ漢字もねなんか、一昔前の暴走族の落書きっぽくて笑えますな。千代大海なんか昔、相当ワルかったらしいから千夜露死苦(ちよろしく)とかに、改名したら本人も喜ぶんじゃないでしょうか?喝斗美山(かっとびやま)仏恥義理ノ海(ぶっちぎりのうみ)愛羅舞勇乃華(あいらぶゆうのはな)なんてね。こういう強制改名制度は、かつて、私が所属していた楽天HP内の駄洒落侠客集団北風一家でも課せられていたペナルティで、親分、北風小象夫の逆鱗に触れたギャグをかました者には強制改名という、きついお仕置きが待っていた。子分たちは、これと禁断のお仕置きむちむちプリン卵責めを、心待ちにして怖がっていたものだ。まあ、何のことだか判らない人はそのまま分らないままでいてください。知った所でたいした話ではないので…。しかし、凋落する相撲人気を何とか立て直そうと、NHKも大相撲中継を一生懸命工夫している様子が、昨年から見られるようになった。過去の名勝負の映像なんかも頻繁に流してるし、今回のデーモン小暮をゲストに呼び、ヒーローインタビューまでさせるなんていうのも、公共放送局にすれば超ウルトラスペシャル画期的なことであろう。ね、だからさ、伝統と格式ばかりに縛られて大きな改革ができない日本相撲協会とお相撲さんたちよもうひと頑張り。どうやったらファンが喜ぶかを第一に考えいい相撲、いい勝負をたくさん見られるようにして、大相撲を元のように盛り上げて下さい。力士の大型化に対応して土俵を一回り広げてみるとか…。ファン投票で選ぶ、その場所一番の取り組みを見せてくれた二人の力士に金一封あげるとか…。そういった試みを本場所ではなくまず、試験的に大相撲トーナメントや巡業先なんかで試してみるとか…。やれる事、改革できそうな事はいっぱいあると思うよ。どうかどうかお願いします!☆★☆★☆★☆★☆★☆というわけでまたまた大変ご無沙汰しちゃいました。皆さん、新年おめでとうございます。留守中、裏のほうにも、またもや、色々メッセージを頂いたりしていて、つくづく幸せ者でございます。去年よりも、今年はもう少し頻繁に更新できると思いますので今後ともよろしくお願いいたします。2006年1月管理人 やっさん☆写真はシモフリタナバタウオの仲間でファントム と呼ばれる種類のお魚です。
2006年01月16日
コメント(16)
本日はウミウシをちょっとだけご紹介。ゾウゲイロウミウシシンプルな色合いが美しいウミウシです。カップルでおりました。秘め事を始める直前…もしくは終わった直後でしょうか?手前のウミウシがなんだかよそよそしい感じなんで終わった直後のオスなのかもしれませんね。キャプションをつけるとしたら『…じゃあ、俺…行くから…』なんてね。そうは言っても、ウミウシは雌雄同体なんですがね。ちなみに後ろの方のウミウシの横腹に白いポチっとしたおできみたいなのがあるのわかりますか?あれが交接器と、呼ばれるウミウシのおちんちんみたいなものあれをお互い引っ付けて精子を交換し合うんだそうです。背中に開いている花のようなのは鰓(えら)です。クロスジリュウグウウミウシ個人的に結構好きなウミウシ君です。白いボディに黒い細筋がチョコレートケーキみたいでしょ?そのくせフチが水色で、この写真ではわかりにくいですが角の付け根が抹茶のような色だったり結構、渋めの色使いが和菓子っぽかったりもします。センヒメウミウシ写真、ピンぼけですみません。凄くちっちゃいんです。このウミウシ。ちなみに私は名前がわからなかったので楽天で、見事な水中写真を毎日のように公開されている、Raha!さんに名前を教えてもらいました。Raha!さんどうもありがとうございました。でも、まあ、ちっちゃくても綺麗でしょ?センヒメというのは、徳川家康の孫娘で、豊臣秀頼に嫁いだあの千姫から来ているのでしょうか?祖父の家康から豊臣家へ政略結婚の道具として使われ、後に家康が豊臣家を滅ぼす為に仕掛けた、大阪夏の陣・冬の陣の直前に大阪城から救い出された、悲劇のヒロイン、千姫。小説や映画なんかにも、よく取り上げられるお姫様です。もの凄く美人だったという噂もあります。ちなみにソープランドの名前などにもありがちですな…。閑話休題。★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★さて、前回の続きで「バディ」のお話。ダイビングでね、一緒に潜る人を「バディ」と呼び、原則として、お互い気を配りあって、万が一の事故に備えて水の中では行動を共にする事になっています。私も前回書いたように、あわや…の経験がありますからバディの大切さはよくわかります。ただ、ニヒルな言い方しちゃうとね、じゃあバディを100%信頼していいか?と言えば、答えはNoだと思っています。水の中はやっぱり陸上とは違いますからね。よっぽど慣れている人じゃないと命の危険に直面している状態のバディを助けだす事なんてできません。パニックを起こしている人間はともかく生き残る為に必死ですから何をするかわかりません。よく、溺者を助けようとしてしがみつかれて一緒に溺れてしまう事故ってありますよね?あれと一緒です。だから、最終的には自分の命は自分で守る自覚を持たないと“バディがいるから、いざとなったら助けてくれる”という考えはかえって危険だと思うのです。所詮、「自分の命は自分で守る」しかないんですよ。例えば、バディを組んだ相手が初心者だった場合。これは、どうしても経験本数が多い方が相手に気を使う事になります。もちろん、私もその立場になったら、ちゃんとリードしてあげて、ビギナーの人が楽しくファンダイブをできるように、ボートの上にいる時からしっかりとサポートしますよ。相手が、若いおねえちゃんだったりしたらもう、ボートに乗る前、水着に着替える所からしっかりサポートしてあげたいぐらいです!で、水の中でも、頻繁にコミュニケーションをとり魚の名前を教えるだけでなく迷子にならないかとかエアの残量とか頻繁にチェックします。ダイビングをやってて海水を飲んじゃうとか耳が抜けない頭が痛くなる水中で突如不安感に襲われる…などなど、ありがちなトラブルです。それらが原因でパニックに陥る事もあります。それを、乗り越えられるのは本人だけです。私がバディとしてできるのはいち早く、それを察知してあげて何かに掴まらせたり、体に触れさせたりストレスを取り除いてパニックを防ごうとする事だけ万が一、その方が何かのはずみでアクシデントに見舞われパニックを起こしてしまい私の手におえなくなったら…。おそらく、最終的に私は見捨てるでしょう。私はダイビングで飯を食ってるわけでもないし海上保安庁の海猿でもありません。 自分の命を賭してまで、人命救助にあたる義務は無いのです。そして、それがバディシステムです。だから、非常に個人的な意見ですがよく、恋人同士とか、ご夫婦とかでバディを組む場合があります。お互いにそれなりの経験本数があればいいのですが、両者ともまだ10本にも満たない初心者というケースも結構あります。 2人ともまだ、水中で上手くバランスもとれないのにね、しっかりと、手なんか握り合っちゃって余計、バランス崩してたりするのが結構いるんです!ふざけんな!コノヤロ!バカヤロ!水の中でまでベタベタひっつきあってんじゃねえ!コバンザメか!お前ら!こういうのはね、かえって危険な感じが私はします。カップルならではの絆の強さが最悪1人で済んだ犠牲者を2人にしてしまう場合もあると思うのです。もちろん、その絆の強さで2人とも助かった!というケースもあるでしょうが…。まあ、でも、普通にインストラクターやガイドの言う事を守ってダイビングしていれば、そうそう危険な目に遭う事もないですから、仲のいい者同士で、海底散策を満喫できれば喜びも倍増ですよね。ダイビングはどうしても海外旅行や宿泊がセットになって来ますから、一人より二人の方が経済的にも精神的にもアフターダイブが楽だったりもします。だから、ご夫婦やカップルに限らず男同士でも女同士でもいつも一緒に潜る親しいバディがいるというのは私にはとっても羨ましい事だったりもしました。私なんてダイビングリゾート行く時は大体、一人ですからね。ダイビング雑誌によくラブラブ2ショット写真で「とうとう、”生涯のバディ”を見つけました!」なんて読者投稿記事が載ってたりするのですが、ケェッ!!!!ってな、もんでした。しかし、そんな私にもこの8月から、とうとう一緒に潜ってくれるバディが誕生しました!ひょっとしたら生涯のバディになるかもしれません…。その人の名はヤマモトちゃん!そう、この日記にしばしば登場し隠れファンも数多くいるあの、関西人の癖にネクラでお札集めと、闘魚の飼育とせんねん灸だけが唯一の趣味だったヤマモトちゃんがいつの間にかダイバーになっていたのです。しかも、始めてみたらもともとネクラでオタクだけに魚の名前を覚える覚える!まだ、50本にも満たないのですが毎週のように海に通いダイビングのディープな世界にはまりつつあるようです。7,8本一緒に潜りましたが初心者とは思えぬほどダイビングも上手なのです。水中写真も始めているのでいつか、彼が撮った写真がこの”お魚天国シリーズ”に登場する事もあるかも知れません。しかし、何よりも彼はお金の計算ができる人なので私には心強い味方です。パソコンにも強いからダイビング情報の収集も上手いしダンドリ君でもあるのでチケットの手配を含めすべて段取ってくれる事でしょう。いっそのことウミウシみたいにバイになって独身おじさん同士で結婚しちゃうのも一つの選択肢かな…とも、思う今日この頃なのです…。横っ腹に交接器が生えてきたらどうしよう・・・。
2005年09月07日
コメント(20)
久しぶりのお魚天国!今回は地味だけど、変な形の海の生き物を少しだけご紹介します。イッポンテグリこれは、幼魚から大人になりかけ・・・人間で言えば思春期を迎えた頃のイッポンテグリ。第1背びれが帆を張っているようで美しいでしょ?トガリモエビ属の一種撮影している私自身が勘違いしているのですがこれ右下の方が頭です。よく見ると目がありますね。水の中では、そこまで確認できずに、尻尾の方が頭だと思ってファインダーを覗いていたんで、頭が切れてます…。こいつも擬態の名人。こうやって写真で見ると足もあって、エビっぽいですが、肉眼で見ただけだと周りのヤギと殆ど区別がつきません。バカボンエビ(通称) サンゴモエビの仲間なんでしょうが、目の下に渦巻きマークがあるのわかります?バカボンのように両方のホッペ(?)にぐるぐるがあるので、通称バカボンエビです。鉢巻をした“バカボンのパパエビ”というのは、いません。オバQハゼ(通称) バカボンが出たんで、オバQ。これは全くの通称、私の仲間内だけでオバQと呼ばれているハゼ。地味な色合いですが、顔が可愛いでしょ?何ハゼだか、正式名称わからないのです。おそらく、和名は無いんじゃないかなあ……ツボカイメンという大きなツボ型のカイメンの中に住んでいて、別の通称、カリハゼともいいます。まあ、その形がね…いわゆる、カリ高だからつけられたんじゃないかと思いますが、そっちより、オバQのほうがかわいいでしょ?あ、でも、ちなみに「ハゼ」という言葉の語源は、古語で子供のおちんちんのことをさすと何かに書いてあったような気もします。☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆さて、ダイビングには「バディシステム」というものがあります。“何かあったときのために水の中では必ず2人1組で行動をしなさい“という、レジャーダイビングでは基本的な考えです。ダイビングの機材には空気を吸えるレギュレーターが大抵二つ付いていて、一つは自分用。もう一つはオクトパスと呼ばれる予備用です。万が一、空気が無くなったり自分の機材にトラブルが起きたりした場合はそのオクトパスを使って、バディのタンクからエアをもらうというわけです。だから、たとえ一人で潜りに行っても必ず、船の上で誰かとバディを組む事をガイドから言い渡されます。で、原則として、水の中ではお互いの位置をちゃんと確認しあって、はぐれたりしないように行動をする事になっています。最近「海猿」なんていう、海上保安庁の潜水士の根性ドラマが人気ありますからご存知の方も多いでしょう。で、この「バディシステム」なんですが、確かに安全面を考えれば大切なシステムだと思います。私も初めて潜る場所だったりするとやっぱり、緊張しますからね。バディと離れ離れにならないように慎重に潜ったりします。しかし水中写真をやるようになるとですねだんだん、このバディシステムが鬱陶しくなったりするわけです。写真を撮る人は一箇所でずっと粘ったりしますしね。しかも、ハゼとか引っ込んでしまうシャイなお魚の場合は、どうしても人影が少ない方が撮りやすい訳です。そうすると、だんだん、だんだん水の中でも知らない間に孤立してしまってね。気が付いたら、一人きり…なんて事もままあるわけです。で、私の場合セブのマクタン島あたりでなら500本以上潜っているので、”知っている場所なら一人の方がかえって気楽でいいや…”何ていう風にね。少々、驕った考えがあったんですね。ところが、先月ちょっとだけ里帰りしてセブで潜った時のことです…“半年以上ブランクがあるからリハビリを兼ねてのんびり潜りましょう…“なんて、言いながらね、ガイドさんと、アシスタントさんと3人で1本目を潜ったわけです。客も私しかいないし、いつも潜ってて技量もわかってますから特にバディを決めるというわけでもなく先頭がガイド、次が私、で、アシスタントという基本の形で潜っていたわけです。みんな、お互いに見える位置にはいましたが私は写真撮ったり、ハゼと精神的な会話をしたりねしてますんで、2人とも気を使ってくれてねそんなに近くにはいなかったんです。最大深度30mぐらいまで行きましてそこから、徐々に上がりながら、写真なんか撮っていたわけです。まあ、私も何度も潜っているポイントだし流れもたいして無いしね、透明度はそんなによくなかったですが余裕あったんです。55分ぐらい潜って、水深7mぐらいまで上がって来たときです。突然、バン!バン!という音が私のタンクから聞こえました。で、次の瞬間もの過い勢いでオーバーフローが始まったんです!オーバーフローというのはタンクの空気がレギュレーターから勢い良く漏れ出してしまうことです。普通は、息を吸わない限りエアは来ないのですがこうなっちゃうと、もう、ずっと出っ放しで止めようが無いわけです。で、予備のオクトパスに変えようと思ったらそっちも同じようにオーバーフローしているわけです!や、やばいっ!!で、この時点で私のダイブコンピューターは3分の減圧停止命令が出ていました。これは、潜水病を防ぐ為に、「最低あと3分は水深5mぐらいの所にいなきゃいけない」というサインです。エアの残圧は50まあ、普通だったら余裕で足りる量ですがなんせ、二箇所から出っ放しですから、あと3分持つかどうかわかりません。しかも、水中で空気垂れ流しと言う事は私の周りはあぶくだらけ!ジャグジー風呂に顔をつけてる感じです。なんとか呼吸はできるもののくわえているレギュレーターからも空気が出っ放しなので非常に吸いにくいわけです。で、泡の向こうにね、アシスタントさんの姿が見えたんで急いでそっちに泳いでいって、彼のオクトパスをくわえさせて貰いました。ガイドさんも寄ってきてくれて、私がオクトパスをくわえたのを確認してから、私のタンクのバルブを閉めてくれました。こうすれば、エアがもう出ないので、とりあえずオーバーフローも止まって、ボコボコの泡も消え気持ち的にも落ち着けるわけです。それで、男同士、仲良く引っ付いてアシスタントさんのオクトパスからエアを吸いながら無事3分の減圧を終えて、事なきを得ましたまあ、水深7mだったんで、私もそんなに焦らず、“あ、こりゃダメだ!オクトパスを貰おう”と判断ができ、しかも、アシスタントさんの姿もすぐ発見できたんでパニックにならないで済んだのですが、これがもうちょっと深場だったら…。しかも、一人だったら…。考えたらぞっとします。あらためてバディの重要さを知りました。一人でも潜れる!なんて、驕った考えもっちゃいけないですね。一人だったら、下手したら死んでましたダイバーの皆さん浅場に上がってきてからのオーバーフローという機材トラブルもあるんですね。半年以上ほったらかした機材は信用しちゃいけません!自分のレギュレーターだから文句言えないんですが…。きちんとメンテしないとダメですね!反省…。
2005年09月05日
コメント(10)
大変ご無沙汰してしまいました。海に潜ってて津波に巻き込まれたんじゃないかとかポール牧師匠の後追い自殺しちゃったんじゃないかとか色々ご心配をお掛けしたかもしれないですが、大丈夫です。とりあえず生きています。しかし、半年以上のご無沙汰。その間、何の更新もないのにもかかわらず、毎日熱心にどなたかが訪ねて来て下さって感謝です。裏の方にも、色々メッセージ下さる方などもいらして、どうもありがとうございました。この場を借りまして、まとめてご挨拶させていただきます。☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★さて、選挙報道のおかげで殆ど話題にならずに済んでいますが先日、某テレビ局の関係者が駅のエスカレーターで女性のスカートの中を盗撮しようとして捕まってしまいました。まあ、最近良くある事件…といえば、それまでなんですが、捕まっちゃった人を知っている私としてはある意味、非常にショックな出来事でした。かつて、一緒に番組を作っていた事があるのです。その盗撮男と…。で、その時の印象としては“テレビ屋には珍しく、真面目で責任感のある人だなぁ”という感じで、それでいて洒落もわかるし、ガチガチのカタブツというわけではないので私の中では好感度高かったわけです。だから、新聞で名前見たときは「うそ!まさか!あの人が!?」と、バラエティ番組だったらNG確実のありきたりで平凡なリアクションをしてしまいました。この手の性犯罪って、真面目そうな人ほどやってしまうと言われますが、本当にその通りだったわけです。でもね、女性の方々…例の手鏡を使った覗き魔として逮捕された植草教授事件の時にも思ったでしょう?『男って、そうまでしてスカートの中が見たいの?』と。見たいんですよ!!ご存知のように男は視覚で興奮する生き物なんでね、街中歩いていても、いつも脳の一部では、エッチな風景を求めているわけです。これは、もう、仕方が無い。生物としてそういう風にチューニングされちゃっているわけですから。別に中年のスケベなおっさんだけがそうなんじゃないんですよ。ヨン様だってSMAPだって、男である以上、みんな同じです。剛クンだろうが慎吾クンだろうが、女の子のパンツを見れるものなら見てみたい!という欲望を抱きつつ爽やかに笑ってるんですからね!でね、この手のパンツ盗撮や痴漢事件で捕まる連中の報道を見るたびに、私はいつも思うわけです。「あーこいつらと、俺とどこが違うのだろう…」と。この手の性犯罪者の逮捕とかになるとね「自宅にポルノビデオ数千本!」とか「パソコンにワイセツ画像数千枚!」とか、警察から発表されてね、マスコミも煽ちゃって、なんだか、もの凄い変態性欲男のような報道をされてしまうのですが、本数や枚数の桁が違うだけで普通、中学生以上の男だったらエッチビデオや画像ぐらい、沢山持ってますって!しかも、本人も気付かないうちに溜まっていくものなんです。ああいうのは!(断言!)だから、それを持っている事自体は合法的なものならば犯罪ではないし、普通の男も変らないのです。それから頭の中で、どんなに不道徳でエッチで猟奇的で変態チックな妄想を描こうが、それも自由で、男ならみんなやってる事です。ただ、それを、実行しちゃうか、実行していないか、の違いなんですよね。あ、勘違いして欲しくないのですが、私は連中の肩を持とうとしているわけではないですよ。それから、パンツ盗撮や痴漢を正当化するつもりもないし「男をムラムラさせる、薄着でミニスカの女性がいけない」とかいった暴論を展開する気もありません。被害者の女性は大変お気の毒だと思うし、「欲望に歯止めが効かなくなる奴が増えたのは カメラ付き携帯が普及したせいだ」とか、そういった話をしたいわけでもないのです。「パンツを盗撮しちゃう男と、しない男の境目はどこにあるのか?」ということなんです。つまりは、罪と知りつつ破廉恥な行動を起こしてしまう男と、それを我慢する男の違い…。で、よく言われるのが「理性」という奴ですよね。私を含めて、殆どの男がパンツを見たいと頭では思っていても、盗撮がいけない事は知っていますから、理性でその欲望を抑えている。で、何かのはずみでその理性の抑えが利かなくなっちゃう。「酒に酔っていた」とか「ストレスがたまっていた」とかね、で、つい「魔がさして」パンツを盗撮しちゃう…よく言われる論理ですよね。これはこれで、間違ってはいないと思うのですが、じゃあ理性のタガが外れた男は全員パンツを盗撮するのか?といえば、違いますよね?じゃあ、なぜ、彼らはパンツ盗撮に走ったのか?と考えると、これはもう、やっぱり、「普段からその事に異常に興味があったから」ということになるんじゃないかと思うんです。つまり、私の「女の子のパンツ見たい度」を10とすると 植草教授や捕まった知り合いのディレクターは200ぐらいあるんじゃないかと。いや、もっと大きく2000ぐらいだったかもしれません。ともかく、犯罪と承知で、しかも、もし、ばれて捕まったら、地位も仕事も家族も何もかも失いかねない破廉恥な性犯罪に、自分の性欲ぐらい、いい加減にコントロールできるであろうと思われる年齢のおっさんが手を染めちゃうのだから、これはもう、もの凄いエネルギーなわけですよ。ここでも、女性の皆さんは思われるでしょう。『じゃあ、なんで、フーゾク行くなりして、そういう欲望を処理しないの!』って。確かにそうなんです。スカートの中をそんなに盗撮したいならね、そういうお店に行くとか、彼女や奥さんに頼んで撮らせてもらうとか、すれば良いのじゃないかとも思うのですが…多分、彼らはそういうのでは満足できないんでしょう。例えは悪いですが釣堀で釣りをするのと海や川で釣りをするのとの違いとでも言いますかね。おそらく、お金払ったり、相手の了解を得てパンツを撮影しても満足はできないんだと思います。 男の性欲って、この辺りがやや難しくて、しょうもない所なんですがね…で、私は思うわけです。どうせなら、この男のしょうもない性欲をエネルギー資源として活用はできないものかと。例えば駅の階段の下に「盗撮マニア専用のカメラ付き携帯」を設置するわけです。これでだったらパンツ撮影しても良いと。合法だと。でね、その携帯には丈夫な紐をつけておいて、反対側は巨大なジェネレーターにつないでおくと。つまり、その携帯を引っ張って移動するには、かなりの力が必要で、その力は発電に使われるわけです。パンツ見たい度2000のマニアたちはその重い携帯を引っ張って嬉々として階段を上る事でしょう。男の性欲エネルギーは凄いものがありますし、なんせ、合法ですからね。額に汗滲ませ、歯を食いしばって、紐付き携帯で電気を起こしながらスカートの女性に向かって必死の形相で階段を上っていく様は、見ている人の感動をも呼ぶかもしれません。こうなったら、盗撮も、もう、スポーツですからね「ファイトォー!」「イッパァーツ!」と周りから、声がかかることでしょう。そんなして大騒ぎされながら近づいてくる盗撮魔ならね、女性の方も大概気がついて逃げるでしょう。中にはねここまで、必死の思いをしてパンツを盗撮しに来てくれるなら、一枚ぐらい撮らせてあげてもいいかしら…とか、考えてくれちゃう、天使のように優しい女の人とかも出てくるかも知れません。仮に、撮れなくても、CO2もフロンガスも出さずに発電に協力したわけですからね、「地球に優しい盗撮魔」として、誉めてもらえる事でしょう。…と、まあ、知り合いの男がパンツ盗撮しようとして捕まってしまったというのに、相も変らず、おバカな妄想に浸ってるわけですが・・・。とにもかくにも男の性欲と言うものは非常に複雑で厄介なものでして…。こんなものに目覚める前は、みんな女性のパンツよりカブトムシなんかに夢中だったりしたはずなんですが…。虫取り網とアイスキャンディーさえあれば満足だった、あの遠い夏の日が無性に懐かしい気もしてしまいますねぇ…。
2005年09月01日
コメント(26)
天皇陛下お誕生日おめでとうございます!おいくつになったんだか知らないけれどあのご一家は陛下のご趣味で「白髪染め」はされないそうで実際より老けて見えちゃうんじゃないかと思うんだけどね。私も関係ないですが今年こそ染めよう!と、思いつつ、結局サンタクロース状態です。この1年で減ったのは貯金増えたのは体重と白髪と尿酸値!!最近は寝起きに目の焦点が合わず視野狭窄に陥る始末。なんせ、20年近く、確実に人より起きている時間が長いのだから、老化も早いかもですね(笑)まあ、いまさら愚痴っても仕方がない。新聞には休刊日はあれどテレビに休テレ日はないのだから。で、白うさぎちゃんとスネカジリ君たちが色とりどりにデコレーションされたイリュミネーションに包まれてクリスマス気分を満喫しているこの渋谷の街の片隅でおじさんは一人オフィスでねずみ色の髭をいじりつつ仕事に励んでいるわけです。まあ、仕事マゾの私にはゾクゾクきちゃうような状況ですな…(泣)しかし、私はこの渋谷と言う街がどうにも嫌いです。肌に合わない!だけどなぜか、オフィスはこの近辺になってしまうことが多くかなり長い間通い詰めている街であるのも事実なのですが…10年以上前は住んでもいたしね。ともかくハチ公前のあのスクランブル交差点の人ごみが大嫌い!渋谷というのは、すり鉢状態になっていてJRの駅周辺から放射線状に坂が伸びて出来ている街でしょ?そのせいか、なんていうかあのハチ公前に甘ったれて、すねかじってるくせに暇に任せて街をぶらついているやつらの出す、独特の倦怠感漂うオーラが渦巻いているような気がするのです。今年の地獄の猛暑の時にはもう、ただでさえ暑いのに、あの辺一帯に甘ったるいクレープだかカステラの匂いまで漂っていてイライラし、もう、見るからに小学生か中学1年生ぐらいのロリロリの女の子たちが、肌もあらわに歩いているのに声をかけているロリマニア援交サラリーマンみたいなのもいっぱいいて、なんていうか東京の恥部!見たいな感じでしたからね。「わしがアルカイダだったら今この瞬間に絶対ここで自爆テロ起こしてやる!」と真剣に思ってましたもんね。で、そもそも、ショッピングしたりぶらついたりするのが目的で歩いている人のほうが断然多い地域ですから、私のように仕事場に遅刻しそうになって血相変えて走っていたり、頭の中で次の段取りを考えながら早足で移動していることの多い人間にとっては、邪魔な奴らが多いわけです。でね私が言いたいのはそういう、無目的に歩いている連中に限って「ちゃんと信号を守る」んですよね!歩行者信号を。特に、分かる人しか分かりませんがハチ公前からセンター街の方に渡って右に行って西武デパートの前を通ってすぐにある、歩行者信号!あそこを赤で立ち止まる奴らが多すぎる。もう、歩道に人が溢れている訳です。いや、正しいですよ。交通ルールは守るべきです。特に小さなお子様がまねしちゃいけないから、大人は守らねばなりません。子供と一緒のときはね。でも、ビジネスの世界で生きていれば一分一秒がもったいない場合もあります。特に、幹線ではない所にあり、車の通りも少ない歩行者信号を馬鹿丁寧に守る必然性はないと、私は思います。交通の邪魔にならないタイミングでなら、さっさと渡って後ろの人たちに道をあけるのも、マナーといえばマナーじゃないでしょうか?もちろん、右左折車とかが来る場合もありますからきちんと状況判断は必要ですよ。いや、でね渋谷というのはどうしても若い人たちが多いから、余計不思議に思うわけです。だって、どう見たって社会的ルールを守りそうにない子たちがきちんと信号だけは生真面目に守るんだもの。そのくせ、タバコはポイ捨てしてたりしてね。まあ、つまりはそれだけ何も考えずにポケェーっとしていられる心の余裕が多い人たちが集うにはいい街だということなんでしょうが…なんかねやっぱ、私にはなじめないなあ。大人のオトコの悲しみがいっぱい漂う新宿・歌舞伎町が好きだぁぁぁ!☆★☆★☆★☆★☆★☆★日記をアップしようとして気がつきました。本日で1000日目だそうです。記入率17.5パーセントだってあは。分かりやすいこと。この一年は何かと忙しくて10回も書いていないような気がします。いかりや長介さん急逝のため新年のご挨拶は控えさせていただきますが今後とも皆様どうかよろしくお願いします。
2004年12月23日
コメント(20)
里帰りより帰ってまいりました子供は…予想通りたくさん生まれてまして(笑)“ゴッドファーザー”としてはある程度責任もあるわけで…養育費払うのが大変!しかし、まああの子達が将来一本立ちしたときには私のオムツを換えてくれるかもしれないし…ね?みんな、大きくなって、ちゃんと学校行けよ!☆★☆★☆★☆★☆★で、潜ってまいりました。今回は実は3週間のうち1週間しか潜れなかったのですがまあ、海は相変わらずいいですねえ。で、久々の「お魚天国」サクッとご紹介していきましょう。セミホウボウしょっぱなからいきなり出てしまいました!このお魚は、名前のとおりセミみたいな格好ですね。普段はこの羽は閉じていますが逃げるときに威嚇するのか、パッと広げます。この姿を見てジュディ・オングさんを思い出してしまうダイバーは絶対に35歳以上です。イッポンテグリ何度か紹介してますがイッポンテグリです第一背びれが特徴的ですね。よく見ると青い点があったりしてなかなかおしゃれです。この背びれを入れ込むとどうしてもこんな感じの写真になっちゃいますね。何度も撮っている割には、満足いく写真になり辛いお魚です。ブルースペックルドシュリンプゴビー一見普通のダテハゼっぽいのですがフラッシュを焚くと、わかりますか?ヒレの辺りに青い筋がたくさん見えますね。私の大好きなハゼの中でも、実はかなりお気に入りのハゼです。一見地味なんだけど写真に撮ってみて初めてその美しさがわかるというのが、なんともねえ・・・奥ゆかしくて…ねえ?小学生の頃から、“クラスではあまり目立たないけれど実はよく見ると…結構かわいいじゃん!“タイプの女の子に特別に弱かった私好みのお魚です。ヒトデヤドリエビ(青)こいつは実は今回一番お気に入りの写真です大型のクッションみたいなマンジュウヒトデというヒトデの裏側に、よく、くっついてるちんけなエビなんですが普通は黒っぽいのやらオレンジっぽいのが多いのです。しかし大き目のアオヒトデの裏に実はこんなに青いのもいたというのを知ったのは今回が初めてでした。しかも白いポチポチまでついてますねえ!ダイバーでもこれは知らない人が多いのでは??どアップも貼っておきますね。結構バルタン星人ですね。さてさてここからは擬態シリーズ全部、かつてご紹介したお魚ですがまあ、よく、周りと似せています。カミソリウオはい、もうおなじみですね。ここに何匹いるか分かりますか?こういう、アマモのきれっぱしに、擬態しているんですね。ニシキフウライウオそして、今回始めて気がついたんですがこのニシキフウライウオも、よくこういう下向き状態で漂っているのは、後ろにあるような海草とその形を似せていたんですね見た目はまったく違いますが体の形は一緒!これは驚きでした。写真撮ったときはそんなことまったく気がつかなかったんですけれど…ピグミーシーホ-ス最後はおなじみのピグミーシーホース大きさは小指のつめの先ぐらいですね。増えてましたよ~一箇所に10匹以上いました。尻尾をきちんと巻きつけているのがかわいいですよね。☆★☆★☆★☆★☆★いかがでしたか?お気に入りのお魚いました?さて、今回、私がセブに行っている間に残念ながら日本人ダイバーによる悲しい事故がおきてしまいました。日本でも報道されていたようですが若いダイバーさんが2人…事故で亡くなってしまったのです。場所は私がいつも潜っているところ。一人は私がいる間は発見されませんでした。ナイトダイブで大深度のディープダイブに挑戦するという無謀なことをやってしまった結果のようです。うーん・・・こんなにかわいいお魚が沢山いるけれど海はやっぱりなめちゃいけませんよねこの件に関しては私も実は書きたいことが山ほどあるのですがそれはまた今度、時間がたっぷりあるときに。今はともかく亡くなられたダイバーさんのご冥福を祈ります。合掌。
2004年12月10日
コメント(20)
2月末以来久しぶりにフィリピンに戻ってきた。現在はヤマモトちゃんの秘密アジトに転がりこんでいる。☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★いつも使っている、リムジンバスで余裕を持って成田に向かったはずなのに、事故によるものすごい渋滞と濃霧に巻き込まれ、到着したのが出発の50分前!大慌てでチェックインを済まそうとしたら成田のPCシステムがダウンしているとかで20分も待たされる。なんとか、終わらせ出国審査へ。私はいつも軽装なのだが手荷物で持ち込む水中カメラのハウジング(防水ケース)が機内持込の手荷物検査で引っかかる。水中で安定させるために金属の棒状の錘がついているのだがそれが、何かしら凶器に見られるらしい。例によって若いお姉ちゃんの検査官が私の手荷物を全部ひっくり返す。前日は夜中まで仕事をしていてパッキングなんてしてない。パンツ1枚Tシャツ1枚バスタオル文庫本5冊洗面道具あとは、カメラとハウジング。パスポートとお金が少々。これが全部だ。「たぶんこれでしょ?ハウジングの錘」衆人注目の中でパンツまで引っ張り出され恥をかかせられている私は言った。しかし、検査命のお姉ちゃんは黙々と調べるのを止めない。「何が問題なの?搭乗時間が迫ってるんだけど…」「何か、ハサミのようなものは持ってないですか?」ハサミと聞いて私はピンときた。洗面道具の中に確かにある。何に使うのかというとヒゲを切るために使うのだ。これがなかなかいいものがないのだ。適度に小ぶりで、刃が薄く、先が丸まっていて切れ味がよくなくてはいけない。しかも錆びないもの。私は、そういうハサミを見つけるたびにキープしていて、洗面道具の中に3個ぐらい入っていたのだが前回、飛行機に乗る際にやはり見つかり3個のうち2個は没収されたのだった。残りひとつは大きさ的にOKだとその時の係りのお姉ちゃんは言って許してくれた。しかしそれは裁縫セットについてくるような本当に小さくて実用的でないものである。正直切れ味もよくない。だから、わざわざ持っていなくてもよかったのだがそのまま洗面道具の中に入っていたわけで仕方がない。その旨を、今回の係りのお姉さんに説明し、それでもだめなら没収してもらってかまわないからともかく急いでそのための書類を用意してくれ!!と、言ったのだが何だか上司の人に説明をしに行ったりで またもや時間を食ってしまう!あと20分で出発だっちゅうのっ!!で、結局、刃渡り6センチ未満は大丈夫とのことでお目こぼしされたのだが・・・おかげで搭乗時間に間に合わず場内アナウンスで思いっきり名前を連呼されてしまった。。。恥ずかしい~!!!!ジレットでもブラウンでもどこでもいいから私のように軽装で旅に出る髭男のために、機内持ち込み可能のよく切れるヒゲ用ハサミを発売してくれないかね?1万円でも買うぞ!そう思ってちょっと調べたら世の中にはこんなものも売ってるんだね。http://www.akihabara.co.jp/multi/eshop/products/takumi/hasami/g_2103.html今度買ってみよう。飛行機に持ち込めるかどうかは疑問だが。。。☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★…で、なんとかフィリピンに着いたのだが今度は入国審査でまたもや私の容姿が問題となり別室に連れて行かれ「TATOO(刺青)を見せろ!」などと言われてしまう。頭にきたので「私が疑われる理由を言え!」といったら「Your face likeYAKUZA.Because,You have mastache!(お前の顔には髭があるからYAKUZAみたいだ)」本当に嫌な国だ。TATOOもちの白い奴らには絶対そんなこと言わないくせに!大体、日本人の私から見たら見るからに、ほんまもんと思われる、パンチパーマ、サングラス、スウェット上下、金ネックレス、ブランド物のセカンドバック、そして、やたら日本語のうまいフィリピーナをたくさん連れた、おじさんたちがゴロゴロいるというのに、そっちは殆どノーチェックで、ただ、髭が生えているという理由だけで私を疑うというのは、頭が悪いにもほどがある。まあ、いい。この程度で頭にきていたらこの国ではやっていけない。だが、なんにしても髭が生えているというだけでこういう、くだらない苦労もあるわけです。世の中髭男には結構冷たいんだよね。まあ、今のご時勢アルカイダだと思われるということもあるかもだが。。。そんなこんなで散々時間をかけて出てきたが相変わらず、面倒見のいいヤマモトちゃんはきちんと空港に迎えに来て待っていてくれた。ありがとう!ヤマモトちゃんいつも世話になるねぇ。バタバタしたせいでロクなお土産も買えなかったがお札マニアのヤマモトちゃんには野口英世の新1000円札が何よりものお土産であったようだ。☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★今回は3週間ほどの滞在予定。バタバタしながら3月に帰国して以来本人の思惑とは違って仕事にがっちり拘束されてしまったのでフィリピンで整理しなくちゃならないことが手付かずのままだ。家も借りっぱなしだし車も売らねばならないしあと、養育費を払ったり、学費を援助したり、子供の認知とか子供の認知とか子供の認知とかね。。。噂ではセブの空港に乳飲み子を抱いたフィリピーナたちが日夜、私の帰りを待って押し寄せているそうである。ううむ・・・こいつは参った(笑)まあ、フィリピンの入国審査官の理論で言えばその赤ん坊に髭が生えていなければ私の子供ではないということだ。認知なんか絶対しないもんね!
2004年11月12日
コメント(12)
結構追い込まれてましたがなんとか、かんとか間に合わせました。ま、詳細は書けませんがご興味のある方は見てやってください。本日の22時です。http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/backnumber/preview0921.html☆☆☆☆40越えると徹夜が応えます。それでも、今回3日間寝なかった何ていうのもあったなあ…。私、えっちはノーマルですが(大好きだけど)仕事においては実はかなり、M体質だと思います。かなり、追い込んで、ヘロヘロにならないとちゃんとできないのは、そのせいかも。ただ、いつも思うのですが産みの苦しみというのは本当に、その時は、死んでしまいたいくらい苦しいのです。でも、生まれてしまうとあとは何とかなるんですね。まあ、私一人で仕事してるわけじゃないから当然なんですが・・・。でね徹夜とかして明け方の誰も居ない、渋谷の町とか歩いてると結構、自分に酔えるんですよね「あー俺、がんばっっちゃたなあ・・・」とかねこれ、結構エクスタシイなんだよね。やばいやばい・・・。この世界からは足洗ったつもりだったんだがなあ・・・。☆☆☆☆留守中それでも毎日50人ぐらいがここを訪ねてくださるなんて感激ですね。一段落したらもう少しまともなもの書きますので今しばらくお待ちください。今日はともかく寝ます。
2004年09月20日
コメント(32)
私は傘が嫌いだ。片手がふさがるのが嫌だし、さしかたが下手クソなので、どうしても肩のあたりが濡れてしまう。電車に乗ると、網棚に乗せる訳にもいかず、どこか引っ掛ける場所を見つけないと、本を開く事も出来ない。なにより、これだけ文明が発達して、人類が宇宙旅行まで簡単にするようになったというのに、傘というものはその地位に甘んじて何世紀にも渡って全く進歩しようとしないではないか!その怠慢な姿勢が嫌いなのだ。せいぜい、ワンタッチで開くようになったり、ある程度コンパクトに折りたためるようになったぐらいで、依然として人間の手に支えてもらわなければ役に立とうとしない。たかだか生活道具の癖に人間様の手を終始煩わせるというのは非常に小生意気である。しかも、一回使ったら、陽に当てて乾かしやらないと、臭くなるしねえ。なんか、我儘な感じしません?傘って…自分がちょっと、水に濡れてきついポジションにいるものだからって、その立場を利用して傲慢になっているように思える。で、実際は100%雨を防ぐわけではないじゃないですか。冬場の雨だと傘を持つ手がやたらとかじかんじゃったりするしねえ。視界も悪くなるから事故も増える。風が強いと、ひっくり返ってお猪口になってしまうときもあるしね。道具として決して万能じゃないわけです。満員電車に傘もって乗ってくる人のおかげで、こっちのズボンまでぐっしょり濡れちゃったりね。もう、欠点をあげればきりがない。それでいて、他に便利な雨よけの手段が無いから人は傘に頼るわけです。しかしですよ、ご丁寧に家から仕事場まで運んでやって、置いておいて、ある日、急に雨が降ってきたりして「ラッキー!傘あるもんね!」とか思っていたら、いざ帰る時になって、居なかったりする!!さっさと違う奴の為に役立っていたりしてね…あれは悲しい。もの凄く裏切られた感じがする。お前は、誰に対しても開いちゃうのか!?俺以外の男だって良いんだな?なんて貞操観念のない奴だ!せっかく名前まで書いて俺のものだと証明してあるのに、なぜ持っていかれる時に叫ぶなり何なりして抵抗しようとしないんだ!!なぜなんだぁぁぁ!!!???と、慟哭したくなります。どこか信用が置けないんですよね…傘って。まあ、ファッションの一部として使われている面もあるから、実用方面での発達が遅れ気味という部分はあるかもしれないですね。でも、そろそろね超コンパクトになって万年筆サイズになるとか超電導技術を使って頭の上で浮きながら自然に開いているとかね。それこそパスワード入れないと開かなくて他人に使われにくくするとか、なにか、こうもう少し進化して欲しいものだとつくづく思うのですが…。● ● ● ● ●そもそも、外出時に傘が必要な空間って家から乗車駅とか降車駅から会社までとかね、平日はそんなものでしょ?だから、私はめったに傘もって出かけませんね。途中でふられたら、コンビニでビニール傘買っちゃう。あれ、駅で捨てられると一番いいと思います。私の地元の駅では無料で貸し出ししてます。ビニール傘。で、「後日いつでも返しておいてください」って張り紙がしてある。誰もが自由にそこから持っていけるというのはいいですよね。ただ全員分は不可能でしょうが。傘ってね結局、人の優しさを感じられる道具なんだと思います。相合傘とかね。お迎え傘とか。「トトロ」のサツキちゃんもそうですが、家族の誰かが帰ってくるときに雨が降っていると、子供がお迎えに傘を持って駅やバス停までいく。車でお迎えが主流になった今では殆ど見られない光景ですが、そういう部分に昭和の日本の家族はふれあいを求めていたんだと思います。で、ちょっとまた妄想しちゃったんですが…これって商売にならないかなと思うわけです。駅前でね、仕事で疲れて帰ってくると、結構な雨になっている。どうしようかと思案していると声をかけてくるおじさんがいるわけです。「ダンナ!傘ないんですか?どうです?一本?」「え…いや、いいよ。今日はタクシーで帰るから」「まあ、そういわないでさ、新しいサービスなんですよ。憂鬱な雨もこれでスッキリ!ホラ、ちょっとこっちにおいでなさいよ」何て言われて袖を引っ張られて隅っこに行くと、ずらりと並んで傘を持ったセーラー服の女子高生、看護婦さん、レースクイーン、エプロン姿の若妻、バドガール、小料理屋の女将さん…。「な、なに、この女の人たちは!」「ダンナ!とぼけちゃいやだよぉ!ダンナの家路タイムを明るくしてくれる、傘さしコンパニオン。その名もパラソルガールズ!」「パラソルガールズ???」「ほらほら、ぼぉっとしていないでさ、どの子がお好み?あのセーラー服なんかどう?現役女子高生と相合傘なんてめったに出来ないよ。それとも、あれかい?レースクイーン?」みんなニコニコ笑ってお父さんに艶っぽい愁波を送ってくるわけですね。で、ふと見ると、一番端っこに黄色い雨合羽を着た、なんだかやたらとちっちゃい子が…「え?あ、あの子は何?誰かの連れ子?」「ダンナさん!もう本当にお目が高い!!遊びのプロなんだから!困っちゃうなあ…あの子はもう人気ナンバーワンよ。小学校1年生。正真正銘の処女!」「あたりまえだろ!」「いや、でも、サービス最高よ。リピーター率100%だもの。はい、じゃあアタシに前金で1000円。女の子が帰る時に2000円渡してあげてくださいね。ハイ、じゃあ行ってらっしゃいませ!!」「えー!3000円もするの?それは高いよ!いいよ、俺、やっぱりタクシーで帰るから…」断ろうとすると…その黄色い雨合羽の女の子が長靴をカポカポいわせて走ってくるんですな「おとぉーーーさあーーーーん!!」「お、お父さん??」「おとうさん!おかえりぃー!ユミねぇ、雨降ってきたからねえ、お迎えに来たんだよ」「え?え?ええ?」「帰ろうー、ね、おうちにかえろー」なんだか知らない間に手を引っ張られて歩き出しているわけです。「おとうさん。ハイこれ、お父さんの傘だよ」「あ、ああ、ありがとう・・・でも、ユミちゃんは濡れちゃうじゃない」「大丈夫だよ。ユミ、これ着てるから濡れないもん!」黄色い合羽でクルクル回ったりするんですな。お父さん思わず目を細めちゃったりします。「そうか、そうか、じゃあ一緒に帰ろうか」「うん…でもねえ…おうち、ここから遠い?」「いや、10分もかからんよ。どうして?」「ユミねぇ…つかれちゃった…」「えー!疲れちゃったのか?仕方ないなあ…じゃあ、おじさんがおんぶしてあげようか」「え、本当!うれしいなー!」お父さん、もうすっかりユミちゃんのペースにはまってます。結局彼女をおんぶして、しかも傘を指すという、何とも疲れそうな格好に…。でも、心にはなぜか、かすかな幸せ感が…。「わー、おとうさんの背中ひろーい!」「はは…そうかあ…」「ユミねえ…おとうさんのことねぇ…だーいすき!!」「え!、え!!ほ、ほんとうに…?」普段、実の中学生の娘からは口も聞いてもらえないお父さんの心臓はバクバク言っちゃうわけですな。ここで、ユミちゃん一気にフィニッシュへ!「ユミねえ…おっきくなったらねえ…おとうさんのねぇ…おヨメさんになるぅ!」「ユ、ユミちゅわ~~ん!!!」うん!なんだかいけそうだなあ、この商売。問題は子供を働かせるという事で児童福祉法がちょっと怖いがま、それさえ何とかなればなあ…さっそくヤマモトちゃんに相談しなきゃ!!
2004年06月30日
コメント(34)
久しぶりにお魚天国!実は週末は静岡でした。といってもダイビングに行っていたのではなく、某NGOのお招きで子供たちにお魚の話を聞かせにいっていたわけです。変なお魚や海の生き物の紹介とだから海を汚さないようにしましょうね・・・という、まあ、エコロジー的なお話。一応、肩書きは講師ということで、交通費とお小遣いも少々いただけるというので、二つ返事で行ってきたのですが、結構楽しかったです。子供って、たまに付き合う分には可愛いですね。小学校1年生ぐらいから中学生ぐらいまでいましたが私の紹介するお魚には興味を持ってくれたようです。もっとも、お父さん、お母さんの方によりうけていた様な気もしますが…。で、そのとき紹介した写真がPCに残っていますので、本日はそれを使おうという…前日の晩御飯の残りで何とかまかなっちゃおうスタイルの日記です。だから過去に紹介したのが出てきても気にしないで下さいね。まずはカミソリウオ左の海底探索の所にも最初に出てきてますが、ちぎれた海草に擬態した変な魚です。この形が床屋さんが使うカミソリみたいだからカミソリウオなんですね。こいつの擬態は本当に凄いよ。泳ぎ方もふわふわ漂うようで本当に見事にちぎれた海草になりきってます。続いてオオモンイザリウオおなじみイザリウオの仲間ですがこいつはでかい。30センチはあるでしょう。黄色いのと黒いのがセブではよく見られました。「風船みたい!」と子供たちは喜んでいましたね。こちらはサラサエビダイバー仲間で集めて沈めた古タイヤの人工漁礁についていました。後ろの黒いのは、私の車の古タイヤです。タイヤは空気が入っているので、何本かまとめたものを沈めるのは大変で、ヘトヘトになったのですがこの子達が住み着いてくれて、非常によかったです。お次はモンハナシャコシャコの動きというのはゴキブリとよく似ています。結構素早くタタタタッという感じで海底を駈けて行きます。だから見かけると、つい闘争本能が刺激されて、追い掛け回したくなりますね。で、時々諦めなのか、攻撃的姿勢なのか、じっとして動かなくなったりします。でも、目だけは終始あたりを見回して隙を突こうとしているのがわかります。何となくユーモラス。ちなみに、シャコにはシャコパンチという必殺技があります。カマキリみたいな前脚を瞬時に延ばし、相手にパンチを食らわせます。目に見えないくらい早いですから危険です。うかつに手は出さない方が良いですよ。こちらはイイジマフクロウニシュークリームかカリフラワーのようですが、これでもウニです。フクロウニという名の通り、袋のようになっていてブヨブヨです。針はそんなに鋭くないです。このウニをよく見るとエビがついてるのがわかりますか?コールマンスシュリンプです。こちらが拡大写真。綺麗なエビでしょう?このイイジマフクロウニについてる事が多いので、このエビを見つけるには、まず、ウニから探すのがコツです。しかし、このエビカップルはお菓子の家ならぬウニの家に住んでるわけですからねえ…贅沢ものだよね。もっとも、ウニを食しているわけではないですが…。こちらはセミホウボウセミみたいでしょ?普段は羽をたたんだ状態で、足があるのでよちよち歩いています。で、敵が近づくと一気に広げてそのまま、海底ギリギリを滑空するように泳いで行きます。まさに水の中を飛ぶ感じですね。頭のアンテナが可愛いんです。こちらはギンガハゼ体のポツポツ模様が銀河なわけですね。水疱瘡の痕じゃありませんよ。レモンイエローが可愛いですが黒いのもいます。これは全身が写ってないので、写真としては失格なんですが、下の方にテッポウエビ君も写ってますね。やっぱりこうして久々にみてみると、私、ハゼが一番好きだなぁ~。一見地味なんですがね、よく見ると意外に綺麗だったりするんですよね。続いてこちらはウミテングめったに泳がないで、砂の上を歩き回っている変な魚です。こうしてみると、雀みたいですね。立派な天狗のお鼻の下に小さく開いている口がわかりますか?さて、最後はこれしっぽの長いサメニタリです。別名オナガザメ私はどうも大きな魚を撮るのが下手クソでまともな写真が無いんですが、これも肝心の尻尾が写ってないですね。まさかこんなに近づいてくるとは思ってもいなかったので、焦りがそのまま写真に出ています。襲われることは無いですが、結構大きいですからね。3メートルはあるでしょうか?今回は子供たちに、こういった写真を見せ、最後に「海を汚さないようにしようね」というようなお話をしてまとめたのですが、実は主催者の方から一応、子供に伝えるのだから、そういうこともいって欲しいといわれたからであって、私自身はそんなにエコダイバーだと思ってはいません。海の中は絶対に魚たちの住処であり、人間が入るだけで、もの凄く環境を乱していると思うからです。いつかも書きましたが、本当にエコロジーを叫ぶのであればダイバーなんかになっちゃいけないと思うのです。あ、ダイバーになっても良いけど水中写真は始めないほうが良いです。ここで紹介したような小さな生き物達を撮影する為に、私は、砂を巻き上げ、岩を掴み、写真が撮りやすいように、ウニを押さえつけたりしているわけです。つまり、かなり多くの生き物達に迷惑をかけていることになります。ある時、水の中で被写体探しに夢中になっていて、何気なく後ろを振り返った時にぞっとした事があります。その時私は石の下に住んでいる綺麗なエビを探そうと、海底の石や珊瑚のかけらをひっくり返しながらゆっくりと進んでいたのですが、その私の後ろに魚たちの群れがずっとついてきていたのです。つまり、私がひっくり返した石や珊瑚の周りに住む小さな生き物が彼らの好物なわけです。私にとっては被写体じゃないので、何気なくそのままにしておいたのですが、魚からしてみれば、ご馳走をどんどん探し出してくれるわけですから、私の後ろをついてきますよね?でも、食べられる小さな生き物からすれば、まさか私がきて石をひっくり返すなんて思ってもいないから石の下に隠れていたわけです。この罪は大きいです。だから私は決してエコダイバーではないのです。でも、潜ることはやめられません。せめて迷惑をかける度合いを出来るだけ少なくしようと努力することしか出来ないのです。本当は子供たちにもこのニュアンスを伝えたかったのですがま、それはちょっと無理だもんねえ・・・。皆さんの好きなお魚いましたか?(それぞれのお魚についてもうちょっと情報欲しい方はこちらもご参照ください!)そ、それにしても・・・潜りたいよう!!!
2004年06月28日
コメント(16)
某企業内で撮影が続けてあったために連日、朝6時の電車に乗って都内に出向いていた。集合時間は8時50分なのだが、それに合わせると、地獄の通勤電車に巻き込まれる。長年の南国生活で虚弱体質になった私は遭難しかねない。集合場所に2時間近く早く着き、コーヒーを飲みつつ文庫本でも読んでいる方が、よっぽど精神衛生上よろしい。早朝の都内は車も人通りも少なく、昼間の喧騒がウソのように静かで、私は東京のこの時間が結構好きだ。ビルに囲まれた一角が小公園のようになっており、そこではタバコが吸える。ベンチに腰掛け、本を読み、コンビニで買ったブラックコーヒーを飲んで、飽きたら道行く人々を眺めつつ一服する。8時も近くなると、寝起きのぼぉーっとした東京の血管に血が巡ってゆくかのように車も人通りも増えてくる。都心に勤めるOLさん達が早足でオフィスに向かってゆく。朝から疲れた顔のサラリーマンも、人生、勝ち組みに入って余裕綽々、意気揚揚と言った感じの管理職風のおじさんも、皆早足で私の前を通り過ぎていく。吹き抜けるビル風が企業戦士たちの帆をいっそう膨らませているかのようだ。 しかし、美しい。日本のOLさんって何であんなにも朝からみんな美しいのだろう!ビル風に髪を気にするしぐさも腕時計を気にしつつ、横断歩道を小走りに渡ってくる様子も、低血圧で不機嫌そうな顔も全てが可憐で美しく見える。 女よ 美しいものよ 私の許へやつておいでよ気分はすっかり中原中也。早起きして鳥を見る趣味はないが、早起きして、おねえさん達を見る趣味は一生持ち続けたい。そんなことを心ひそかに誓っていたら突然、灰皿を取り替えていた掃除のおじさんから声をかけられた。「アンタさぁ…毎朝、ここにいるけど…仕事、ないのかい…?」優しい、哀れみを含んだ声だった。確かにオフィス街には似合わない私服の男が毎朝7時ごろから2時間近くもベンチを占領してれば不審がられても仕方が無い。本当の事を言うのもなんとなく無粋だし、何よりも、その、人の良さそうな掃除のおじさんが「そうかい、大変だねえ・・・」と、同情したくてたまらなさそうに見えたので、「ええ・・・まあ」と、言葉を濁しておいた。おじさんは、案の定「そうかい…大変だねえ…」と言って去っていった。● ● ● ● ● ●単純な脳味噌しかない私は綺麗な人を見ると、それだけで一日が幸せになれるし、生きる楽しみが湧いてくる。だから美しい女性が増えたのは実に喜ばしい事だ。でも最近、しみじみ思うのは、日本はいつの間にかおっぱいの国になったんだなあ…という事。漫画雑誌や週刊誌に、どれも「これでもかっ!」というぐらい、巨乳アイドルが表紙で出ている。 写真週刊誌に至っては半分ぐらいが裸まがいの写真だ。テレビの世界もネットの世界もおっぱいの話題で持ちきり。私も、おっぱいは大好きだがこう頻繁にあっちこっちに出てこられると、正直「こんなんでいいのかな…」と、思う。スイカップの元NHK地方局のアナウンサーが東京の番組に進出するというだけで、あんなに報道陣が集まるという現実って冷静に考えて…変だと思いません?胸大きいのと、元サッカー選手との不倫が噂されただけの何の実績も無い子でしょ。それも、映画に出てヌードになる、とか言うのならまだ、わからんでもないけど、海外ロケに行っただけなんでしょ?しかも、胸の話題ばかりされるのを本人が嫌がったからといって「それしかとりえが無いのに、出し惜しみするなんて…」的な批判コメントが盛り上がったりしてね。その前に、大きな胸だけに話題性を見出して、わざわざ取材までして報道しようとした事を恥じるべきではないのか???もともと、ネットの世界から彼女は人気が出たんじゃないかと思うのだが、マスコミがネットでの反響を気にしすぎているから、ああいうバカな事態が起きてしまうわけで、冷静に考えれば、彼女に取材かけた所で、大して面白くない事ぐらい端からわかっていたはずだ。「スイカップのオッパイ」より他に報道すべきネタは山ほどあると思うのだが。以前も書いたが、テレビの視聴率を上げるテクニックの一つとして「オッパイ」は貴重なものだ。雑誌の表紙やグラビアだって、結局はそれが売上に反映するから、巨乳だらけになっているのであろう。ただ、まあ、そんなところで勝負するのは、はっきり言って、そういうスタンスの番組や雑誌だけに留めて置いて欲しい気がする。● ● ● ● ● ●通勤電車の中でも時間を無駄にせず読書をする習慣は日本人の美徳として捉えられているけれど、表紙が見事な巨乳おねえさんの水着写真で飾られている少年マンガ雑誌を貪り読んでいるスーツ姿のサラリーマンというのは、なんだかあんまりカッコよくない…とは思いませんか?私は、自意識過剰なのかもしれないが、実は電車の中でマンガ雑誌はあまり読めないのだ。なんだか、恥ずかしい…。もちろん、裸のグラビアやHな記事なんかも読めない。まあ、テレビ屋は職場で勤務時間中にマンガ雑誌やH系雑誌を読んでいても、「ネタ探しだ!」と、言い切れば別に怒られもしない商売だという所もあるから、その分、普通のサラリーマンよりは環境的に得をしているせいでもあるんだけれど。で、最近の雑誌でやたらと多いのが「袋とじ企画」というやつ。私はあれがどうにも苦手だ!まず、不器用なのでキレイに破けない!大体Hな写真が出てくるものだから、まず、それを真剣になって破いている所を人に見られたらどうしよう!!!!という気になる。どこか焦っているのでカッターなどで丁寧に切り離しているつもりでも、最後の所で曲がってしまったりして、うまくバラせない!ご丁寧に点線で切り離せるパターンのもあるが、それをペリペリ破いていると「40にもなって何やってるのかな・・・俺・・・」と、自己嫌悪に陥りそうになる。で、殆どの場合、期待させる割には大して面白くない写真であったりするわけだが、でも、そこには明らかに「見たい!見たい!」と、スケベ心に突き動かされて奮闘した己の欲望の爪痕が、リアルな証拠として残っているのだ。手元にカッターとか無くて、仕方なく折り目を付けて破こうとして失敗したりすると、本当に汚ならしくギザギザになってしまって、男の欲望の醜さと馬鹿さを生生しく象徴しているかのようでもある。で、雑誌って誰かにあげたりするじゃないですか…!「真夏の巨乳!実物大!ぼよよ~ん!三連発!!!」…なんていう袋とじ破いたってばれちゃったら…無茶苦茶恥ずかしいですよね?逆に、例えば父親が読み終った雑誌を貰って読んでいる時に袋とじが、汚らしく破いてあったりするのを見つけると、微笑ましくもあるが、なんだか、悲しい気持ちもしてくる。「半分ボケていても、こういうものは見たいんだなあ…」81になっても、まあ、元気だという証拠でもあるが…。あの袋とじ企画というのは考え付いた人は大したもんだと思うが、男の煩悩を中途半端に刺激してその後、ぐだぁ~と疲れさす効果は満点である。結果として最近の私は、袋とじは意地でも我慢して破かないようにしている。絶対自己嫌悪に陥るのがわかってるのでその方が精神衛生上いいことにやっと気がついた。大した事ないものに価値観をつけるあざとい手法には二度と引っかからんぞ!!まあ、聖人君主みたいなことをぐだぐだ書いたが、私だって本音をいえばオッパイは見たい!でもね巷にあんまり、お手軽に溢れすぎるのもいささかどうかなぁ・・・と思うのだ。今の中学生は夜中にこっそり家抜け出して自動販売機で、エロ本買うような楽しみとは無縁なんだろうなぁ・・・
2004年06月21日
コメント(24)
東京の桜は散ってしまい、今は八重桜と葉桜が綺麗だ。桜は花が散り、道が薄桃色の花びらで埋め尽くされ、葉桜になっていく頃が一番美しいと思う。満開の桜はなんだかこの世のものとは思えないぐらいに美しすぎて、それは見事に咲いていて艶やかで勝ち誇ってさえいるように思え信用が出来ない。それを見て人々がやたらと浮かれ騒ぐのもなんだかちょっと納得いかなくて気分があまりよろしくない。梶井基次郎ではないが絶対にあの樹の下には屍体が埋まっている!…と思いたくなる。私は少々ひねくれているのかもしれない。☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★「桜の樹の下には屍体が埋まっている!」これを最初に言ったのが梶井基次郎だったから、きちんと文学的な香りがして、一般的にも受け入れられているけれど、長井秀和だったら、どうだったろう?「桜の樹の下には屍体が埋まっているのに決まっているんだ…間違いない!」「蛸のように絡みついた根で屍体から体液を吸い上げてるんだぞ!気をつけろー!!!」「…そう考えることで俺の憂鬱は完成するんだ…間違いない!」やっぱり単なるお笑いネタで終わってしまったかもしれない…。☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★人質さんたちが帰ってきた。最初は一瞬だけ同情されたのにここまで、心象の悪い人質というのも珍しい。全ては家族が、身内を思う気持ちにかぶせて、カメラの前で派手なパフォーマンスをやってしまった事が発端だったように思う。派手派手に叫びまくり主義主張を突っ張りまくり暖簾に腕押し的な対応の外務省に噛み付きまくり身内可愛さの気持ちはわかるがなんだか弱者権力丸出しだった。結果、「何もそこまで…」という気持ちを人々に抱かせてしまった。あれだけのパフォーマンスの下にある、何らかの屍の存在を、誰もが少し感じてしまったのではないか?正直、私も「?」とは思った。ただ、自分が海外にいた頃の家族の心配度合いというのも想像がついたから、必死になる気持ちもわからないではなかった。私自身は『例え、事件事故に巻き込まれたとしても、自分が望んで行った場所なのだから、関係者を責めるような愚かな事は絶対にしないで欲しい』と、家族には機会あるごとに言っていた。また、『安否がわからなくなった場合に、途上国である現地に老齢の親が来ても心労がつのるだけで、周囲に余計な迷惑をかけることに繋がるから、何らかの結果が見えてから来るように』ということも、伝えていた。しかし、それに対し母親は「それはわかるけど肉親の情というのは、そうそう簡単に割り切れるものではないわよ」といっていた…。私は運良く事件事故に巻き込まれなかったし、極端に危ない橋は渡らないタイプだから、結果として無事で何事もなかったけど、もしも、あの人質さんたちのように、「生きたまま焼かれる」とか脅されそれを本気で信じたら、当人達は諦めがついても親や家族の立場としては生きた心地はしないだろうと思った。だからといって政府の方針を変えろ!と主張する事が頭の良い行動とは思えないが「言いたくなる気持ちもあるかもな…」とは考えた。で、人質家族達に世間の目が冷たくなってきた頃に、なんだかよくわからないが、人質さんたちは開放されてきた。「三馬鹿」だの「ブーフーウー」だの、散々叩かれている。「自己責任」なるものが注目され今年の上半期の流行語大賞間違い無しだ。賛否両論色々あるが何はともあれ、5人無事に帰ってきたんだから喜ぼう。それでよしとしませんか?キャンディだかチョコ舐めてたって少年にばかりボランティアしていたって、浪人のかわりに絵本作りのボランティアに走っていたって、離婚経験カメラマンだったって元人間の盾だったていいじゃん!自らの欲望を満たす為に危険を承知でイラクに行って、人質になって拘束されたけれど、怪我も負わずに無事に助かったわけでしょ?ともかく結果はOK。写った映像はお間抜け。報道する筈だった側が自ら報道されるという一番みっともない結果になってしまったけれど、一部の家族達の態度もうざったいかもしれないけれど、ともかく安心したから、解放の瞬間抱き合って喜んでたんでしょう?あの喜び方にも批判は集まっていたけど心配していたことは事実だと思うよ。よかった!よかった!ということで、終わらせてあげるというのは…いかがなものか?今後、また行っちゃうかもしれないし名前売ったから写真集や本を出すかもしれないけれどそれらの売上はイラクの貧しい人々のためにきっと使ってくれる事でしょう!まぁ、少なくとも私は絶対に買わないだろうが。小泉さんも自分だって安泰になったんだから、世論を嵩に議員たちの口から、「必要経費は家族や本人に負担させる!」なんてセコイ事いわせないで、ここで一発政治家らしく太っ腹で、「30万ぐらいのチャーター機使用料と、健康診断料は私がお見舞金としてポケットマネーで出しましょう。無事で帰ってきてくれたお礼です」ぐらい言ったらもうちょっと、男が上げられたと思うぞ。敵に塩を送るというかね。その上で改めて、政府がつぎ込んだ税金額を本人と家族に伝える方が効果的だと思うが…。あの家族や人質達と同じレベルで政府関係者が頭にきているようじゃいかんよ。あ、ちなみに役人達の人件費は、確かに税金だが国民のために働くのが仕事なのだからわざわざ、そんなことまで、ドサクサまぎれで嵩にきて人質とその家族に請求しようという意見はなんだか、ちょっと話が違う気もするのだが…。で、ともかく家族も世間の雲行きや、帰国後の当人達の発言を心配してお迎えに行きPTSDを理由に記者会見も拒否しているんでしょ?結局、大人としての説明責任も果たせないぐらいナイーブな人たちなのだから、もう、いいのじゃないだろうか?死者に鞭打つような行為は続けなくてもさぁ・・・。これ以上、彼らをいぢめてみても単なる言葉の暴力にしかならないと思う。それは、ますますもって、何らかの政治的意図で相手が動いているのならば、そこを捕らえて、弱者ぶって復活してくるきっかけになるだろうし、本人達は直接関係していなくてもそれを支援している連中にとっては、格好の餌になっちゃうぞ!今は、ネット社会の影響が良い意味でも悪い意味でも大きすぎて、みんなが思った事をすぐ、公の場で発言してしまい、それによって、全体の意見が盛り上がってしまう傾向があるけれど、ネット上の情報にはそういう沸騰性みたいなものがあるという特性をある程度把握しておくべきでもあろう。政府関係者も含めて連中叩きのみでヘタに踊ると足元掬われちゃうよ。ドサクサにまぎれてイラクに関する何もかもを正当化しようとしているんじゃないかってね。桜は満開にならないほうがいい。世論は必要以上に盛り上がって踊らない方が良い。物事はある程度控えめの方がいい。その方がなんだか、味があって信じられるような気がするのは私がひねくれ者のせいだろうか・・・?
2004年04月22日
コメント(24)
東京都教育委員会が、卒業式・入学式において君が代斉唱・日の丸掲揚に従わなかった教職員を処罰するとした事もあり、この春はこれに関するニュースが結構報道されていた。サンケイと朝日は、社説や産経抄の欄でケンカしていたしね。私は個人的には式典やセレモニーの場ではどんな国のどんな国旗にでも、一応は敬意を払うべきだと思っている。以前、フィリピンの空港で丁度フラッグセレモニー(毎日夕方5時には国歌が流れフィリピン国旗を降ろす。その時は空港内のみならず、空港周辺にいる人たちはみんな直立不動で国歌が終わるのを待たなくてはならない)の時間に到着してしまった事があった。その事に全く気がつかなかった私は“何でみんな立ち止まっているのかなぁー”と思いつつも、荷物を運び、迎えにきてくれたドライバーを大声で呼ぶという狼藉行為を働いてしまったのだ。そのため側にいたフィリピン人のオッサンからこっぴどく叱られ、もう少しで警察沙汰になるところだった経験がある。気が付かなかったこととはいえ国旗に対する認識の薄い日本人の恥を思いっきり世界に振りまいてしまいましたね。申し訳ない。 やはり、どの国の人にとっても自国の旗を、ないがしろに扱われるのは気分のいいものではないだろう。● ● ● ● ●だから、いつも思うのだが、学校の一部の先生たちも本気で日の丸・君が代に反対するのならば、もう少し作戦をうまく考えた方が良いのじゃないだろうか?特に今回のは、問題がちょっとややこしい感じがする。「日の丸・君が代」そのものが戦前・戦中の軍国主義の象徴につながるから、変えるべきだという主張と それを、卒業式・入学式などで半ば強制的に掲揚・斉唱させようとする東京都教育委員会の決定に反対するという主張。この二つが混ざり合っているのですよね…?つまり中には「日の丸・君が代には特に反対ではないが、それを教育委員会から強制されることに反発する」という、考えの人もいるわけだ。そういう意味で、あえて国歌斉唱の際に起立しないというパフォーマンスを行っている一部の教員の方々がいらっしゃるのだろうけれど、国民の大部分は、この作戦「幼稚だなぁ」と感じているのではないだろうか?そういった教員を監視する為に教育委員会が都立高校の入学式にチェックを入れている・・・となるとなんだかなぁ・・・という気分になってしまう。報道によれば卒業式の国歌斉唱の時に立たなかったということで処分された先生は180名にものぼると言う。皆さん処罰覚悟、自らの職を賭し、給料が下がるかもしれない危険性も顧みず、自分の信念に沿い 教育という神聖な場に「強制」というものを持ち込まないようにしようと、戦われている美しい人たちなのでしょう。頑張ってますね。...でもね。作戦が下手!どんなに立派な主義主張でもね、卒業式・入学式という式典の雰囲気を壊してまで、大人であるはずの教職員側が、国歌斉唱の時、席を立たないなどというパフォーマンスをすれば「国歌を歌わない自由と単なる我儘を勘違いしているんじゃないの?」と、思われてしまう危険性が高いのじゃないかと思うのですが…。一般社会ではね!だって普通にサラリーマンやっていれば、会社や上司からの理不尽な強制なんて日常茶飯事でしょ?そういうのをみんな角が立たないように適度に丸め、適度にいなし、そんな中で自分のスタイルを確立していこうとするのが、言葉は悪いが「大人の智恵」な、わけです。本当に反対なら起立しないんじゃなくて、式そのものを欠席すればいいわけでしょ?欠勤扱いになろうが。それが元でクビになろうが。TBSの報道番組でやってたけれど、「君が代」のピアノ伴奏を強制されて、ジレンマに陥り、教職を辞さなくてはならなくなるほど、体調を崩してしまった音楽教師の方がいたそうです。それはそれで、その先生ご自身はお気の毒とは思うけれど、そこまで繊細すぎる方は元々、一般社会で生活していくのは難しいんじゃないの?という印象を受けてしまう視聴者も絶対いるよ。そんなに、自分にとって辛いのなら仮病使ってでも休めばいいじゃないって。ご本人の意思は違ったのかもしれないけれどサヨクメディアがそうやって被害者ぶった番組を作ることも、実は、本気で「日の丸・君が代」そして「それらの強制」に反対しようとするのなら、逆効果じゃないの??「日の丸・君が代」に反対の先生も「強制掲揚・強制起立・強制斉唱」に反対の先生も、ともかく、式なんだからセレモニーなんだから可愛い教え子の区切りの儀式なんだから、そこはプロとして、駄々っ子みたいなパフォーマンスをするんじゃなくて、式典は式典で参加する以上は、一般的なルールに従っておくべきだと思うわけです。で、あえて、その後にご自分の主張をビラ配るなり、集会開くなりですればいい。それを守る意思がないのなら、欠席していただけばいいんじゃないかと思うわけです。なぜかといえば厳粛であるはずの式典の雰囲気がそがれるからです。あえて、式に参加し途中で立たないパフォーマンスをすることで注目を浴びたい、と考えるのは、例え、その背後にどれだけ立派で素晴らしい信念が控えているとしても、成人式の最中に酒を飲んで大騒ぎしている、バカ者たちと大して変らないレベルじゃないかと見られても仕方がないことだと思うのです。だけどねぇ…私が知っている限り、学校卒業してからすぐに教職について、教師の世界だけでずーっと生きてきた人って、この「とりあえず、従って…」という智恵を行使するのが苦手な人が多いのよね。何でだか知らんけど。だから、余計おこちゃま扱いされちゃうんだけどね。● ● ● ● ●それとねどうせなら「日の丸」に代わる新しい旗のデザインとか「君が代」に代わる新しい国歌の制定とかそれらを具体的に検討する活動をもっと広げた方が得策でないかい?そんなに軍国主義の匂いがして嫌なら「日の丸」をやめて「じゃじゃ丸」にするとかね。かわいいぞー。「ピュンピュン丸」でもいいよ。「武蔵丸」だったらより国際的かもね。親米的と揶揄されるかもしれないが…。これからの日本は老人大国だから、お年寄向けに「歌丸」というのはどうだ?これが真剣に検討されれば笑点の視聴率にも影響が出るかもしれないから、ナベツネさんだって味方についてくれるかもしれないぞ。ともかく、何でも良いから反対するなら反対するでもう少し具体的な次の作戦を考えなきゃ。有名なデザイナーに同志を募って、新しい国旗のデザインをさせるとかね。サッカー選手に同志を募って、「君が代、日の丸絶対反対!俺はアジアのチームと対戦する時に顔に日の丸をペインティングしているサポーターだけは絶対認めない!」とか言わせて、若者達の意識をそっちに向けさせるとか。「君が代」に代わる国歌をつんくに作曲させるとか。ヒヒじじいの悪徳校長とメガネで出っ歯の腰ぎんちゃく教頭に「君が代」を強制演奏させられそうになる薄倖の美人音楽教諭の苦悩と突如現れてそれを阻止する、ギターを抱いた流れ者のハンサム教師の切なくも儚い愛を描いたドラマの脚本を書いて映画化するとか。「ふるさと」「赤とんぼ」などの唱歌を替わりに制定しようとか、「上を向いて歩こう」を第2国歌にしようとかね。そうやって、具体的な活動をしてから、「国旗国歌法」の改正を訴えて国民投票を呼びかける運動にするとかさ。「侵略戦争の忌々しい記憶を呼び覚まさせる」とか「軍靴の足音が聞こえる」とか…、そういったお題目はわかったから、反対するのなら代替案も一緒に提示して「国旗国歌法」改正を目標にもっとスマートで効果的に活動した方が良いんじゃないの?ガキみたいに、式典の最中に座り込んでないでさぁ。はっきりいって何がやりたいのだか分かり難いだけにあんまりカッコ良くないぞぉ!
2004年04月10日
コメント(20)
フィリピン名物ニセキャラクターグッズ。よく見てくださいね。ちっとも可愛くないですねキティちゃん・・・。なんか目が寄りすぎ。鼻もでかいぞ・・・。ピカチューの顔もなんだか妙に潰れてますな。ま、これはこれで愛嬌あるかもしれませんが・・・。下のほうのプーさんももちろん全くのニセモノです。マニラの妖しげな日曜マーケットで売られていました。皆さんもご存知のようにキティちゃんやピカチューはアジアでも大人気です。フィリピンでも良く見かけましたが、結構ニセモノが多くて、時々妙に笑ってしまうキティちゃんもいました。今思えば、ああいうのを全部写真にとってコレクションにしておけばよかった!キティちゃんは漢字で書くと凱蒂猫中国語ではこうなんだそうです。でも日本人には凱帝・・・と字面だけ読むと戦争に勝って凱旋してきたナポレオン…みたいなイメージがありますよね。ちなみに神奇宝貝で「ポケットモンスター」なんだそうです。これも、字面だけ見ると妖しげな秘宝館とか温泉場に飾られている女陰型した石みたいな感じもしますが…。「安産ノ御利益アリマス。」とか、説明書きがついてそうですよね。ポケモンはフィリピンでもPOKE-MONでしたが、タガログ語でPUKE-MOというと、ものすごーくエッチな意味になるんで人気がありました。このネタは以前も書きましたので、どんな意味なのかはあえて書きませんが、気になる方はフィリピンパブにでも行かれて女の子に意味を聞いてみてください。で、以前例によってチャットでヤマモトちゃんとこんな会話をしていました。やっさん☆ の発言 :セブって漢字で書くと「宿霧」らしい。カッコいいよね。香港の人が言っていた...Yamamoto の発言 :多分音で合わせているようでしょうね今日中華街で同じような発見しました「CITIBANK」は漢字で「花旗」でしたやっさん☆ の発言 :花旗?・・・なんで???Yamamoto の発言 :全然わからない。中国読みで花旗が「シティ」という音になるのかもやっさん☆ の発言 :へえ・・・。では問題。台湾で見た看板。「労力士」何でしょう?Yamamoto の発言 働き者の相撲取り?寺尾みたいな??やっさん☆ の発言 :ブーッ!寺尾はとっくの昔に引退したろ。ヒントは、あるブランド名...Yamamoto の発言 :ブランド?るいびとん?やっさん☆ の発言 :うーん…カバンじゃない。そのまま音読みで結構近い発音になるYamamoto の発言 :ローレックス?やっさん☆ の発言 :正解!!!!Yamamoto の発言 :やった!。 十分クイズ番組のネタになりますね。じゃあね・・・「計算机病毒 」なんでしょうか?やっさん☆ の発言 :コンピューターウイルス?Yamamoto の発言 :ピンポーン!!やっさん☆ の発言 :「二千年虫」がPCの二千年問題だというのを何かで読んだことがあった...Yamamoto の発言 :さすが。 じゃコレは?? 「空中小姐」 簡単かな?やっさん☆ の発言 :アニメかなんか?Yamamoto の発言 :いえいえ。文字から想像すると?やっさん☆ の発言 :すっちーYamamoto の発言 :正解!!Yamamoto の発言 :こんなHPはいっぱいありましたhttp://www.nishinippon.co.jp/media/A-3000/0003/china/gairaigo.htmlこれなんかおもしろいかも「国際互連網地址=インターネットアドレス」わかるようなわからないような…やっさん☆ の発言 :わしは「空中小姐」より「房中小姐」がほしいな…Yamamoto の発言 :布団の中のおねーちゃん?やっさん☆ の発言 :ぴんぽんYamamoto の発言 :その「房中小姐」はやはり「超級模特児」がいいですか?やっさん☆ の発言 :スーパーモデル級??ってことか?わしどちらかといえば小柄の女性が好きだから小型模特児 がいいな。 黒髪三千丈の!Yamamoto の発言 :これって本当の中国語じゃなくても駄洒落のようにいろいろ作れるかも。 小型模特児 胸尻豊満 鳴声哀切 房中秘技有やっさん☆ の発言 : 口技絶妙 舌使満点...Yamamoto の発言 :ははは、 最高これやっさん☆ の発言 :安いダッチワイフのコピーみたいだな。もしくはタブロイド版の怪しい三行広告Yamamoto の発言 :まあ、ヘタに人間相手だと膿出陰茎 後悔否先立なんて事にもなりますから・・・やっさん☆ の発言 :排尿時激痛薬局密訪問 抗生薬購入散財散財又散財… Yamamoto の発言 :右手愛人 安全第一やっさん☆ の発言 :うまい!Yamamoto の発言 :中国語のつもりが4文字標語のようになってきたやっさん☆ の発言 :時々左手 浮気的快感Yamamoto の発言 :ははは、いいなぁ。 Yamamoto の発言 :放出短幸 空虚長延やっさん☆ の発言 :うまい!やっさん☆ の発言 :常時後悔 然無反省Yamamoto の発言 :ははは、そうそう乱用是猿如・・・ちょっときついかなやっさん☆ の発言 :・・・ヤマモトちゃん・・・Yamamoto の発言 :はい?やっさん☆ の発言 :俺さぁ・・・もう40歳なんだけど・・・Yamamoto の発言 :はぁ・・・やっさん☆ の発言 :なんか、中学生の頃と会話のレベルが全然変わらないって言うか...Yamamoto の発言 :うん・・・まあねぇ・・・と、まあ、例によって何ともくだらない会話になってしまいました。 子曰ク、吾十有五ニシテ、学ニ志ス。三十ニシテ立ツ。四十ニシテ惑ワズ、五十ニシテ天命ヲ知ル。六十ニシテ耳順(シタガ)フ。七十ニシテ心欲スル所ニ従エドモ、矩(ノリ)ヲ踰(コエ)ズ孔子の「論語」の一部です。ここから「不惑」だの「耳順」だのという年齢を表す言葉が生まれたんですよね。で、私も、その習いで行けば不惑になってしまったわけなんですが…惑ってばかりなのが現状でしてもっとも私の場合は学に志す事をせず『十有五にして色に志す』とか『十有五にして欲に志す』とか『十有五にしてアホに志す』・・と、しちゃったかな・・・とま、今更15歳には戻れないので仕方がないのですが...お父さんお母さんごめんなさい・・・
2004年04月06日
コメント(14)
今週の月曜、朝8時。雨模様の天気。午後からは雪になると言う。“こんな月曜日なんて絶対仕事に行きたくない!!”そう、思っていたら、携帯がピリピリと鳴った。ラッキー!先方の都合で10時からの打ち合わせがキャンセルになった。この日はこれしか予定がなかった。決めた。丸一日、布団に入ってゴロゴロしながら酒を飲んで本を読もう!待ち焦がれていた私の一番の至福の時間!前日、出かける前に布団を干しておいたので、ともかく日なたのいい匂いがする。こんな布団で眠れるなんて何年ぶりのことだろう。しみじみと、夕方に布団を取り込んでくれる家族がいるということは、ありがたいことだと思いつつ、冷蔵庫からチーズを取り出しあとはパンとビールとバーボンのボトルを持って再び、いそいそと布団に戻る。まずは最近ファンになった乃南アサさんの「鎖」を読む。直木賞を取った「凍える牙」で一気に人気が出た女刑事・音道貴子が主人公のシリーズだ。それなりに十分楽しめたが、期待が大きかった分だけ、細かい所にアラが見えてしまい60点といった所か。この人は短編の方が絶対うまい。このシリーズも脇役陣のキャラ設定がしっかりしているから「花散る頃の殺人」のように、短編で続けてくれると、平成の女刑事版「鬼平犯科帳」みたいに成れるんじゃないかと密かに一方的な期待を抱いている。続いて、夭折した棋士・村山聖の軌跡を綴った、大崎善生さんの「聖(さとし)の青春」を読む。テレビでも取り上げられ、「ビッグコミック」でも漫画にもなっていたが重病と戦いながら29歳で逝ってしまった実在の天才棋士の話だ。これは正直言って、泣かされてしまった。この本は将棋がわからなくても読み物として十分面白い。自分に残された時間を知っていたが故に、精一杯の我儘と頑固さを発揮して81マスの将棋盤の上に無限大の宇宙を描き、名人位に挑もうとする村山の執念とそれを支える師匠・森信雄。そして本来ならば敵であるはずの先崎学や羽生善治といった他の棋士達との交流と友情が淡々と描かれている。妙にセンチメンタリズムのみで染め上げられていない部分が涙を誘う。しかしプロ棋士の世界と言うのは、子供の頃から将棋を勉強し、実力で選ばれたホンの一握りの人たちが、真剣にしのぎを削りあっているスゴイ世界だと言う事は重々承知しているのだが、名人や棋聖、竜王などのタイトルホルダーはともかくそれ以外の人は一体普段どうやって生計を立てているのだろう?指導対局や普通の対局料だけで充分まかなえてしまえるものなのかな?真剣師(賭け将棋のプロ)のようにお金を賭けて対局と言うわけにも行かないだろうし、将棋連盟から基本給が貰えるのだろうか?大相撲やプロ野球のように、入場料を取って観客に見せているわけでもないんでしょう?そもそも、将棋連盟と言うのはどこから収益を得て成り立ってるんだろう?新聞社?どなたか、ご存知の方がいらっしゃったら教えてください。将棋と言うのは面白いゲームなのだが、どうも一般人には入り込みにくい所があるというか、今のようなギャラの件にしてもピンとこない部分があったりして、今一人気が出にくいのじゃないかと思う。「ビッグコミックスピリッツ」に連載されていた「月下の棋士」はそういう意味では、将棋という動きの少ないゲームを漫画にして、あれだけ面白く見せたのだから、作者の能篠純一さんの力量がものを言った作品だった。この人の麻雀漫画で「哭きの竜」なんていうのもあったが、あれも面白かった。竹脇無我みたい感じの陰気な竜という男が主人公なのだが、負けが決まった相手に対して「アンタ…背中が煤けてるぜぇ」というのが決めゼリフで、妙にカッコよかった。学生の頃、雀荘でよく真似したもんだ。「月下の棋士」の氷室将介君も初手で必ず端歩を突くという、定石外の戦法を使う。実際の将棋界にも、彼のように常に意表をつく変則技で勝ち続けるスーパーヒーローのような棋士が現れて欲しいものだ。素人でも凄さが簡単にわかるようなね。それと、仕方がないことだが勝負に時間がかかりすぎ!名人戦などのタイトル戦になれば各自持ち時間が8時間ぐらいあったりするから、テレビ中継などにはとても向かない。もっともBSでは一応放送してくれるが。普段は日曜の午前中、教育テレビでやるNHK杯ぐらいしか見られないのが残念だ。そして、あの番組を見ながら大盤での解説を聞いていても駒を動かせる程度の棋力しかない私には全くもってちんぷんかんぷんで何がどう凄いのかがわからないのももっと残念だ。ただ持ち時間を使い切って30秒将棋になった時の緊迫感は結構、凄味がある。もっとも、そうなる前、お互いが長考している時に、時計係の「10秒・・・20秒・・・25秒・・・」という独特の秒読みを聞いていると、だんだん催眠術に陥るような気分になって二度寝をしてしまい、気がついたときには勝負がついてしまっていて、既に感想戦になってしまっている場合が多いのだが。そういえば数年前はMXTVでも土曜日に女流棋士のタイトル戦である鹿島杯の中継を一時やっていたのだが、今はどうなんだろうか?あまりテレビに映らないから、なじみはないけれど、囲碁の梅沢由香里プロのように将棋の女流プロにも美しい人は結構多いのだ。だから、私は密かにこの番組を楽しみにして観ていたのだが。そういう女流プロも含めて30秒の早指し対決を、飛車角香落ちぐらいのハンデをつけて若手の芸人とか巨乳グラビアアイドルとかと戦って負けた方が脱ぐ!という、野球拳スタイルの民放深夜将棋番組を作れば、将棋界も、もう少し注目を浴びるだろうし視聴率にもつながるのじゃないかと思うけど…。羽生善治名人が仮に負けたら奥さんの畠田理恵ちゃんが脱ぐとかね・・・まぁ女流側が負けたら林葉直子が、全部代理で脱ぐという、あまり面白くない展開もありそうだが…。…とまあ、あいも変らずくだらない妄想に浸りつつ、ほぼ一日寝床の中でヌクヌクと本とアルコールとともに過ごした月曜日であった。幸せだった。
2004年03月24日
コメント(23)
全214件 (214件中 1-50件目)