弥々*とはず語り   

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2006.04.10
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カテゴリ: 思いつくまま



誇らしげに咲き誇った桜

今年はよくぞ咲き残っておることよ

いつになく桜の見頃が長いようで

根性桜よ、ありがとう

おかげで新たなスタートに

文字通り見事な花がそなわった

今年の桜を見習って、吾もまた

花の時期を少しでも長く保って行きたいものよのう

咲き誇りて

ん????

だれじゃぁ!!!!

姥桜と笑うのはぁ!!!!

っと言いつつ、ふと『姥桜』という言葉にひっかかり

辞書を引いてみた

【姥桜とは】

     (1)ヒガンザクラ、ウバヒガンなど、葉が出るよりも先に花の咲く種類の桜の俗称。


     (2)娘盛りの年頃を過ぎても器量のよい女性。本来は誉め言葉だとか。

姥桜の花には色気ではなく色香があると言う。

本当に美しいのは姥桜になってからや。どやぁ!!

姥桜

姥桜を思う時・・・桜守の話を思い出す

たった5日の美しい花を咲かせるために

桜守は残りの360日、誰も見向きもしない桜をただひたすら

気にかけて世話をするんだそうな

秋愁

見事に咲き誇った桜

されどその見頃は僅か数日・・・

満開の姿を愛でていただける喜びの裏には

誰にも見向きをされない日々が隠されている

その日々を、いかに過ごしてきたか・・・

満開の時期を迎える時に、その差が大きく現れる

花凛

天候にも左右される

根付いた環境にも左右される

人に例えるなら、それは恵まれた環境、運のよさとも言えるだろうか

根と影

されど、どんな悪条件であろうとも

幾多の歳月を生き抜き、酸いも甘いも吸収してきた姥桜は

見事な色香を漂わせ、気品すら湛えて

微笑みすら浮かべているかのように、風に揺れても美しく

その散りゆくさまには、郷愁すら誘うがごとく・・・

さりとて、決して儚くはなく、逞しく・・・

散って尚、桜

姥桜よ、その姿態、たとえ衰えようとも

姥桜よ、幾多の世間を吸い上げた樹液が

その体中へとほとばしる限り

姥桜よ、己をさげすむなかれ

散り逝く姿までも、美しくあれ

ひとひら





記:2006.04.10 21:12:23


【2005年の今日】
















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Last updated  2006.04.14 13:02:51
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Comments

ドーナツ党首@ Re:3歳のぽっつら・・・『 知命 』 『 落ちこぼれ 』 (語り41)(01/22) おはようございます。どちらにコメントを…
@弥々@ どこぞのさんへ どこぞのさんへ これまた、一昨年の台風…
@弥々@ Yのトランクさんへ 気付くのが遅れてすみませぬ<(_ _)>…
Yのトランク@ Re:長男坊の意地と親心(03/16) すみません。こちらから送信出来るのか分…
どこぞの@ Re:長男坊の意地と親心(03/16) ご無沙汰してます! 台風のニュースを見て…
@弥々 @ Re:姪っ子たちへのプレゼント(03/01) >こちらなら伝わるかなとコメントしてみ…
@弥々 @ Re[1]:『 小さな娘が思ったこと 』(語り12)(02/26) ゆりこさんへ >以前に教えて頂いたボ…
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