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断乳・卒乳について
~断乳・卒乳について~
卒乳
=母乳が徐々にフェイドアウトしていったり、赤ちゃんの側からそれほど母乳を必要としなくなり、おっぱいを飲ませることを終えること(やめること)
断乳
=母乳のの出の有無・赤ちゃんの飲み方の状況にかかわらずある日からおっぱいを飲ませることをやめること
断乳、卒乳については赤ちゃんの個性や発育の仕方、ママ側の都合、その時の状況などによってどちらを選択されるかは自由です。
また進め方や時期についてもいろいろな考え方があっていいと思っています。
1歳になったからやめなければいけない、まわりにそろそろ断乳した方がいいと言われるからやめなければいけない、妊娠したからやめなければいけない、ということはありませんから、いろいろなことを総合的に考えられてママが納得出来る時期を断乳・卒乳の時期と考えられるといいと思います。
特に母乳オンリーで育って来た子の場合、断乳後スムーズにミルクや牛乳を受け付けてくれなかったり、ほ乳瓶を嫌がる子も多いです。
そういう子の場合はまずはしっかりと歩けるようになって、離乳食などが一通り食べられるようになってから(量は少なくてもOK)の時期を選んだ方が安心かと思います。
また1歳未満で断乳される場合はまずほ乳瓶、コップ、ストローなどでミルクを飲めるということが最低限の条件になります。
ママの病気や職場復帰などでやむなくミルクに切り替えることになった時は、アイクレオのミルク、母乳相談室や母乳実感のほ乳瓶の組み合わせが案外受け入れやすいようです。
思うようにミルクを飲んでくれなくても、赤ちゃんは本当にお腹が空けばきっとミルクも飲んでくれますから、なるようになるというように前向きに考えるようにされるといいと思います。
○
おっぱいを噛まれるから断乳したい・おっぱいが切れたから断乳したい
=噛まれる理由や切れた原因を除去すればその後も順調に母乳を育児を続けていける場合がありますのでまずはそちらの対応策をお試しになってからゆっくり断乳について考えるようにされてみて下さい。
おっぱいが切れた時の対処法
・
おっぱいを噛まれることについて
○
夜中ちょくちょく起きるから断乳したい
=断乳すると夜中起きなくなる子は確かに多いですが、全員がそうなる訳ではありません。
特に夜中頻回に目を覚ます子の場合は断乳しても同じ様なペースで目を覚ましそれが2~3歳頃まで続く場合もあるようです。
そのような悩みを持つ赤ちゃんへの対応策はふみまるさんのサイトを参考にされてみて下さい。
ふみまるさんのサイトの夜泣き・寝愚図りについて
【妊娠したから断乳】
以前は妊娠すると断乳しないと流産するとか言われていたようですが、最近では断乳してもしなくても流産率は変わらないということが分かって来たようです。(流産率は全妊娠の15~20%と言われています)
ある年齢以上の産婦人科のDrは妊娠が分かるとすぐに断乳するように勧められることが多いようですが、若いDrや助産師さんはそのまま授乳を続けていても問題ないと指導されることも多いと聞きました。
ただし、ママがつわりで辛かったり、妊娠中のトラブルなんかで授乳に支障をきたすおそれもあると思いますので、できれば断乳→妊娠という順序を踏まれる方がママは楽かも知れません。
最終的な判断はママに任せますが、赤ちゃんがミルクを受け付けてくれない情況にあったり、ママの心の整理が出来ていないようならば妊娠後に時期をみてゆっくり断乳の時期を選ばれてもいいと思います。
(参考サイト)
石井第一産科婦人科クリニック卒乳と断乳のページ
だっことおんぶの専門店☆北極しろくま堂・妊娠と出産相談室
【断乳について】
断乳という選択をされる場合、大きく分けて2つの方法があります
徐々に飲ませる回数を減らしておき(自然に減っていく場合も含む)事前にある程度母乳の分泌量を減らしながら進める方法と、授乳回数の多いところからやめる方法です。
ある程度母乳量を減らした状態でやめる方が断乳する時楽だと思いますが、元々が溜まり乳(張り乳)傾向のある人やおっぱいトラブルになりやすかった人は極端に授乳回数を減らしすぎますとその過程でおっぱいが詰まってしまったり、乳腺炎なったりする可能性が出てきますので、1日の授乳回数が5~6回以下にはならないようにされた方がいいかも知れません。
また差し乳の人でも極端に授乳回数を減らしすぎてしまうのは乳質を落とすとやおっぱいトラブルの原因になりますので最低でも3~4回程度の授乳回数は保っておかれた方がいいと思います。
具体的な断乳方法、断乳時のおっぱいのケア方法については次のページで紹介しています。
よく出るおっぱいの断乳・溜まり乳(張り乳)傾向にある方の断乳についてはリンクしています、ふみまるさんのHPの断乳のページを参考にされるといいと思います。
ふみまるさんのサイトの断乳についてのページ
【卒乳について】
1歳前に自然とおっぱいを必要としなくなる子もいれば3歳を過ぎてもまだなおおっぱいを欲しがるという子もいます。
たとえまわりに「いい加減おっぱいを卒業したら?」と言われたとしてもママがポリシーを持って自然卒乳を待とうと思われるならそれはそれでいいことだと思っています。
実際に私のまわりの人にも3歳半までおっぱいをあげていたママも知っています。
とりあえず断乳しようと思う決断が出来ない場合は卒乳の方向で考えられて、赤ちゃんの様子やママの気持ちの整理がついた時に卒乳に近い形の断乳という方法もあります。
1歳半くらいまではあまり離乳食を食べずにおっぱい三昧でもいいですが、1歳半を過ぎてもまだおっぱい三昧で食事は少ししか食べないという様子なら少し昼間頻繁におっぱいを飲ませるのはやめてみて、お昼寝の前後とか食間とか決まった時間に授乳されるようにしていかれるといいと思います。
1歳くらいの頃にまだ1日に10回くらいおっぱいを飲んでいるという子はまだまだ多いですが、1歳半~2歳くらいの時期になると歩けるようになり、走れるようになりグンと運動能力が発達し、行動範囲が広がりますからこのような生活の中で少しづつおっぱい中心の生活から、自立していけるようにうながしてやるといいのではないかと思います。
おっぱい以外の寝かしつけの方法等は過去の日記を参考にして下さい→
おっぱい以外の寝かしつけ
ただし、卒乳をされるにしても極端に授乳回数を減らしすぎてしまうとその過程で乳管や乳腺に詰まりが出来て、思いがけないおっぱいトラブルに見舞われる可能性もあります。
なるべくなら1日3~4回程度の授乳回数を保つ、時々はお風呂などで乳管開通マッサージをする、おっぱいが何となく重く感じたり、違和感、うつ乳感を感じるような時は母乳マッサージ等へ行かれて定期的なメンテナンスをされると安心だと思います。
また自然卒乳されるにしてもある程度おっぱいを必要としなくなった時期にこの日でお終いという日を決めてその後の残乳ケア等をされるようにして下さい。(
断乳時のおっぱいケアについて
のページ参照)
【断乳・卒乳 私の場合】
○
第1子の断乳(1歳2ヶ月)
漠然とですが、もしかしたら子供を3人産むかも!?という思いがあったため当時29歳だった私は早めに2人目を、という気持ちもあり母乳マッサージでお世話になっていた助産師さんのアドバイスもあり桶谷式流にしっかり歩けるようになった春か秋の季節のいい時期に断乳する事にしました。
その当時は1人目の子供ということもあり、母乳についてもそう強い思い入れはなく、夜中におっぱいで起こされずに朝までぶっ続けで寝てみたい!という思いや第1子は卵の食物アレルギーがあったため、私も一緒に卵の除去食をしていたため、そろそろパンやケーキが食べたいなあという私の自分勝手な気持ちもあったように思います。
またおっぱいも次があるさ、という気持ちがあったため断乳するという決断はそう躊躇することなく決められたように思います。
それに第1子は小食であった為に、ある時期でおっぱいにけじめをつけて今度は食べ物を食べる楽しみを知って欲しいという気持ちもありました。
断乳準備としておっぱいをやめる少し前から子供におっぱいをもうすぐやめようねという話を折を見て話して聞かせるようにしました。 私も最初はこんな年齢の子供に話して聞かせたところで理解できないのは?と思いましたが、何となくというニュアンスは伝わっているように思いました。
こうして話して聞かせる事によって親子共々断乳についての心の準備をする事になると思います。
第1子の場合は断乳当日から3日間は昼寝と夜寝る前に愚図り、泣きました。 夜中も起きて泣きましたが4日目にはおっぱいのことはすっかり忘れた様子でコロンと寝付くようになりました。 そしてその後は朝まで一度も起きなくなりました。
最初の3日程は、泣き続けるわが子を前にして、もうおっぱいはあげられないのかと思うととても切ない気持ちになり、おっぱいが欲しくて泣き出すわが子を抱っこして疲れて眠るのを待つことしか出来ない時は、どうしてこんな辛い思いまでしておっぱいをやめなきゃいけないの!?とも思いました。
おっぱいが欲しくなると私の服をまくり上げる子供には「おっぱいはもうバイバイだよね」と言い続けるしかありません。
その度に子供は悲しそうな顔をして私の胸に顔を埋めて泣きました。(こっちも涙涙)
でも1日経ち、2日経ち、4日目すんなり寝付くようになり朝まで起きなくなった様子を見て、昼間無邪気に遊ぶ子供の姿を見ると少し成長したようにも思え、思い切って断乳して良かった、と思えるようになっていました
いざ終わってみるとスッキリした気持ちになれるものなんだな、と思ったのが正直な感想です。
子供はすっかりおっぱいのことは忘れた様子なのに反対に私の方が、「え!?もうおっぱいはいいの?」って思うくらい子供の方があっさりしたものでした。
断乳前は昼間に4~5回、夜中に1~2回おっぱいを飲んでいたのですが、幸い私のおっぱいは差し乳であったことが幸いして、おっぱいが張って辛くて痛くて大変だったということはなく、助産師さんのアドバイスで1日3回程度圧抜きで搾るように言われていましたが2回程搾るのみで何とか過ごせました。
○
第2子の断乳(1歳)
第2子の場合は全く違うタイプの断乳となりました。
この子は指しゃぶりをする子だったので(第1子は7ヶ月で自然にしなくなった)眠くなったら1人で指しゃぶりをしながら自然に寝付くことができる子でした.
その為10ヶ月頃より、おっぱいで寝かしつけということをしなくても良くなり(無理やり寝かせたい時はしてましたが)同時に昼寝や夜前の授乳が必ずしも必要なくなっていました。
第1子と比べて第2子は全体的に成長が早く食欲も旺盛な子だったので9ヶ月の終わりですでに歩き、10ヶ月になる頃にはもう普通の固さのご飯を食べるようになっていました。
そこで第1子の時より少し早めの、1歳ちょうどでの断乳することになりました。
第1子の時とは大きく違い、断乳当日から夜も1人で寝付いてくれ朝まで起きず、特に愚図っておっぱいを欲しがることもないという実にあっけない断乳でした
おっぱいがなければないでOKって感じの第2子の断乳は断乳というより卒乳に近い形だったのかも知れません。
それでも最後まで授乳回数が多かった理由はやはり授乳間隔が開きがちになるとおっぱいが詰まりやすくなり、乳質や味も落ちるということを聞いていたために、私は最後まで良い状態のおっぱいで美味しい新鮮な母乳を飲ませてあげたいというから思っていたからです。
○
第3子 今だ授乳中(7月現在2歳)
第3子も一旦上の子達と同じ時期に断乳しようと思ったのですが、何故か2歳の今でもおっぱい生活を続けています。(詳細は
こちら
の日記)
第3子が1歳当時まだ1日10回程度の授乳回数があり離乳食も少ししか食べない状態ではありましたが、1歳半を過ぎた辺りから少しづつ食べるようになり、それに伴いおっぱいを欲しがる回数も徐々に減ってきました。
なるべく4~5回程度の授乳回数はキープするようにしつつ、少しづつ寝かし付けのおっぱいや夜中に泣かれた時もそのまま寝るようならあえておっぱいを飲ませないで寝かせるようにしたりしています。
おしゃべりもできるようになった今、私が「おっぱい飲む?」と聞いてもいらないときはハッキリ「いらない!」といいますし、お昼寝の前には「おっぱい~」と言いながら寄ってくる姿は上の子達の時には経験出来なかったことなのでとても新鮮で面白いです。
まずは「こっち」と自分で最初に飲む方のおっぱいを指定し、片方をある程度飲んだら今度は「はんた~い」と言いながら反対のおっぱいに変えます。
おしゃべりできるようになってからのおっぱいもなかなか楽しくて面白いものだと感じています。
6月に2歳の誕生日を迎えましたが、最近は少し卒乳も意識し始め、私の心の整理も随分ついてきたように感じていますので、本当におっぱいを卒業する日も近いのではないかと思っています。
卒乳・断乳はママと赤ちゃんにとっては頻回授乳の時期に続く2度目の最初の試練でありますが、子供の様子と相談しながらママにとっても納得のいく選択ができればそれがベストだと思います。
断乳時のおっぱいケアについては次のページで詳しく紹介していますのでそちらを参考にされてみて下さいね。
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