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おっぱいを噛まれることについて
~おっぱいを噛まれることについて~
歯が何本か生えてきた頃、もしくは歯が生えていなくても赤ちゃんの歯茎でおっぱいを噛まれる、と言うことを耳にします。
【おっぱいを噛まれる理由として考えられることは】
○歯が生えてむず痒い
○単に遊んでいるだけ
○ママが生理中だったり排卵日で一時的におっぱいの味が変わった
○ママの食べたモノの影響、もしくは乳管の一部が詰まっていてそこから古い母乳が出るために乳質が悪くなっていておっぱいが美味しくない
○乳管が詰まりかけている、もしくは乳管が細くなっていておっぱいが出にくい
○乳管が詰まりかけているため乳首が固くて伸びにくい
などの理由があります。
特に片方のおっぱいだけを噛まれる場合は、乳管が詰まりかけている、もしくは乳管が細くなっていておっぱいが出にくい、乳管が詰まりかけているため乳首が固くて伸びにくい、詰まりなどのせいでおっぱいの回転率が悪くなりふ古いおっぱいが出て美味しくなく、などの理由が主だと思われます。
もし最近、油っこいもの、甘いもの、ジャンクフード、刺激物などを食べ過ぎていたり反省すべき点がある場合は少し自分の食生活を改善してみましょう。 そして乳質改善と共に乳管の詰まりなどを解消して美味しく飲みやすいおっぱいに戻す努力をしてみましょう。
おっぱいが詰まっていると乳首も固くなり吸った時に口の中で乳首が上手く伸びなくなります。すると赤ちゃんはイライラして乳首を歯で引っ張ったり、噛んだりしてスムーズにおっぱいが出てくるように格闘するのです。
特に離乳食が進んで来て授乳回数が減ったり授乳間隔が開いてくるとおっぱいが詰まりやすくなりますのでよりいっそうの詰まりのケアが必要になります。
こういう場合はできれば一度助産婦さんに母乳マッサージをしてもらわれることがお薦めです。
それが出来ないのならなるべく自分で詰まりを取る努力をしてみましょう。
【おっぱいを噛まれた時の対処法】
○ママの食事内容の改善(
おっぱいにいい食べ物 悪い食べ物
のページ参照 )
○母乳マッサージに行く
○それが無理な場合は自分で乳管開通マッサージをまめに行う
○単純に遊んで噛んでいる場合などは噛まれたときに「痛いからやめてね」と赤ちゃんに言い聞かせるようにされたり、噛まれたとき鼻をつまむ、おっぱいを押しつけるなどのことも有効だとも言われています。
ここで気をつけて欲しいことですが、赤ちゃんにおっぱいを噛まないでね、ということを伝える時、あまりに強い口調で言ったり、叱るような言い方をしてしまうと赤ちゃんはそれにおびえて、ママのおっぱいを吸うことを拒否するようになることがあります。
なので、言葉で噛まないで欲しいことを伝える場合はあくまでもソフトな口調で「ママのおっぱいが痛いから噛まないでね」と伝えるようにして下さい。
【マッサージ等に行けない場合の自分でする乳管開通マッサージ】
お風呂に入った時などに搾ってみると適度におっぱいが温められ、搾ってあちこちにおっぱいが飛んでも気にしなくて良いのでお薦めです。
○片手でおっぱいを脇から寄せておいてもう片方の手で乳輪のやや外側を掴み、そのまま乳頭の方向に向かってしごくという感じで搾る
この動作を一定方向からではなく、縦搾り、横搾り、斜め搾りといろいろな方向から行う
また親指と人差し指の指の付け根で乳輪~乳首を挟んで搾るという搾り方もあります
○少し搾って最初より母乳の出る穴が増えてきたら一度搾るのはやめて今度は乳頭の先を指で開いてみる
すると白い脂肪のかたまりのようなものが詰まっているのが見えると思います。これは母乳の脂肪分が固まったものなのでこれがあると乳管をつまらせる原因になったり、乳管が細くなって母乳が出にくくなってしまったり、乳首が固くなって飲みにくくなってしまう原因にもなります。
爪でその脂肪をかき取ってやるか、表現が悪いですが、ニキビをつぶすような感じで爪の先でちょっと押し出してやると取れることがありますので無理しない程度に乳カスを取り除いてみてください。
でも必死になってやりすぎないこと!上手く取れなくても赤ちゃんが吸っているときに取れることもあるので痛いくらいにやる必要はありません。出来る範囲でやってみて下さい。
○最初よりたくさんの穴から太い母乳が出てくるようになればそれでOKです。数日は根気よくこれら一連のマッサージ&搾乳を行いなるべくたくさんの乳管が開き、太い腺の母乳が出てくるように努力してみて下さい。
特に詰まりやトラブルがない時でも時々はお風呂の中でこのような詰まりチェックをされるといいと思います。
それからいつも横抱きならたまにはフットボール抱きで飲ませるなど抱き方を変えて飲ませるのもお薦めです。
授乳回数が減って来たり授乳間隔が開いてきたからこそよりいっそうのケアが大事になりますので時々はおっぱいをよーく搾ることを習慣にしてみて下さいね。
きっと飲みやすくなった乳首なら赤ちゃんも噛まなくなると思いますよ。
普通は赤ちゃんにおっぱいを噛まれることが多くなってもそれはただの赤ちゃんのイタズラであると安易に考える人が多いと思います。
でも実際は噛まれる理由の一つに乳管の詰まりであったり、乳首が詰まって乳固くなり伸びにくい為に乳首に負担がかかっておっぱいが切れやすくなってしまうということが多いのです。
授乳回数が減ってきたり、授乳間隔が開いてきた頃におっぱいが詰まりやすくなり、噛まれる、おっぱいが切れるということが起こりやすくなります。
乳首が切れると授乳のたびにヒドイ痛みを感じるためにママは次第に授乳をするのがが辛くなりこれが断乳する一つのきっかけになってしまうことも多いのです。
また詰まったおっぱいは吸いにくく飲みにくいために、赤ちゃんが真剣に飲まなくなり、飲まなくなると出も悪くなってくるので、赤ちゃんの方から自然におっぱいを離れていって卒乳ということになるパターンもあるのだそうです。
もし、おっぱいを噛まれ出したら、おっぱいが詰まりかけているよ、出にくいよ、吸いにくいよ、おっぱいが美味しくないよ、という赤ちゃんからのシグナルと受け止めて下さい。
助産婦さんから母乳マッサージを受けたり、自分で詰まりを解消する努力などをしてこれから先もママと赤ちゃんが納得できる時期までスムーズに美味しいおっぱいを飲ませてあげられるように気をつけてあげて欲しいと思います。
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