ダンベル体操


~ダンベル体操~


私がダンベル体操を知ったのはまだ子供がいないときでした。
当時私は結婚してからすでに数年が経っても子供に恵まれず、不妊治療などを受けていました。
妊娠を望んでいる体で無理な食事制限をすると女性ホルモンのバランスに影響を与えそうだしそれによって生理周期を乱しかねない。
またダイエットサプリ等も体にどんな影響があるとも分からないために私は体に負担がかからない健康的な方法でダイエットをしたいと思っていました。

でもその頃の私はダイエットといえば摂取カロリーを減らすことと、運動して消費カロリーを増やすということくらいしか知識がなくエアロバイクを購入して主に有酸素運動中心のダイエット法を実践していました。
そんな時にテレビでダンベル体操を知りました。
その時のテレビにはあのダンベル体操の権威、筑波大学の鈴木正成先生が出ていらっしゃいました。
それまでの私の勝手な思いこみではダンベルというものは単に筋肉を鍛える道具という感覚しかありませんでした。
ダイエットとダンベル体操ということも結びつかず、短時間のダンベルくらいではそう大きなカロリー消費にはならないという考え方をしていたのです。
でも内容をじっくり見ているとまさに目からウロコでした。
ダンベル体操とは運動自体で得られるカロリー消費は微々たるものですが、ダンベルという負荷を加えてより効果的に筋肉を鍛えることにより筋肉量が増え、それによって基礎代謝量を増やすことができるのだそうです。
基礎代謝量が増えると運動をしていないときでも寝ているときでも自然に使われるカロリー量が増えるので今までと同じ生活をしていても自然にカロリーを消費する体になり自然に痩せることができるというのですした。
こんな痩せる仕組みがあったなんて!?その時の私にとってはとても衝撃的なことでした。
運動というものはその時のカロリー消費だけを期待してやるものではない、運動を日課にすることによってカロリーを消費しやすい太りにくく痩せやすい体になることができるんだ、ということに始めて気がついたのです。

振り返れば子供の頃から運動は苦手だった私。
走るのは遅いし、持久力もない、学生時代はずっと文化系クラブだったし、筋肉を鍛えるような経験は全くありませんでした。
それにダイエットといえば少し太るとすぐ食事を減らしたり食事を抜いて体重を減らしていた今までの私はよく考えると基礎代謝量は相当低そうです。
これではますます太りやすくて痩せにくい体になっているのかも、と、それまでの自分の生活を反省するきっかけになりました。

エアロバイクの有酸素運動はやはりある程度の時間続ける必要がありますが、ダンベル体操はもっと短時間でも出来ます。
これだと寝る前5分でもできる!と思った私は早速ダンベルを購入し毎日10分のダンベル体操を始めることにしました。運動の内容はテレビを録画したビデオを見ながら自分で絵を描いて紙に書きだしました。
たまには忘れたりサボったりしながらも頑張りました。
1ヶ月が過ぎ2ヶ月が過ぎると随分腕が引き締まって筋肉質になって来たのが分かりました。
グッと腕に力を入れると筋張るのがなんだか嬉しかったりして!?
筋肉を付けて基礎代謝を上げて痩せる方法は効果が出てくるのは3ヶ月はかかるそうです。初めは体の脂肪が筋肉に置き換わるので多少脂肪が減ったとしても脂肪より筋肉の方が重さがあるため体重に変化はないのです。
そう考えると根気がいるダイエット法です。
そして運命の3ヶ月がたとうとしたとき・・・・
なんと私は妊娠したのです。
ちょうど1年半前に受けた不妊の検査でようやく私の不妊原因が見つかり原因除去した後、始めての妊娠をしたのですが、その時はけいりゅう流産という結果になっていました。
それからは流産のショックであまり妊娠に積極的になれずにいた私でしたがこの時の予期せぬ妊娠にはもうビックリ。

基礎代謝が上がってくるのはこれから、というときの妊娠で私のダンベル体操は結果が出ぬまま終わってしまった訳なのですが、私は妊娠できたのはダンベル体操のおかげかも!?と思っているのです。
やはり筋肉をつけて健康的な体になったことでホルモンのバランスなどがベストの状態になったということもあるのかも知れません。

今では100円ショップに行けば簡単に手に入るダンベル。
ダンベルでなくても500mlのペットボトルでもできるはずです。
日頃の運動不足を感じている人やウォーキングなどの有酸素運動が出来ない人、運動している時間がないという人にはお薦めな方法です。
日頃使わない筋肉を少し使うようにして基礎代謝の高い体を手に入れてみませんか?

danberu2danberu3danberu4danberu5



© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: