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ID:7sp9pj
2016.03.22
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人間は、成長するとやがて「あらふぉー」というのになって、「こんかつ」をしなければならない。何故だか解らないが、そういう決まりになっているようだ。「こんかつ」は非常に労力を要するもののようであるが、「こんかつ」をしなければ「あらふぉー」は「まけぐみ」というのになり、皆から笑われたりするのだという。牛太郎は現在「あらふぉー」なのだそうだ。でも「こんかつ」をしないらしい。そしてヨメはまだ「あらふぉー」ではないようだが、「あらふぉー」に成長しても「こんかつ」はしないのだそうだ。何故か牛太郎とヨメは「こんかつ」しなくても「まけぐみ」にはならず、皆から笑われないらしい。「“こんかつ”しなくても幸せだから」と。うーむ。どうもよく解らない…。因みに猫は、他人の事にはあまり興味を持たない。よって、誰が「あらふぉー」だろうが「まけぐみ」だろうが何とも思わないのだ。そもそも、猫は人間のように笑ったりしないのであるが。ではまた。参加しているのであるにほんブログ村
2010.12.02
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「ゆきち、そろそろ“おふろ”に入れないとだねぇ」と、牛太郎とヨメが話していた。吾輩はその言葉に大変ビクビクしている今日この頃である。「おふろ」はとても恐ろしい。何故、吾輩は「おふろ」入れられなければならないのか…。何か悪い事をしたから、その仕打ちとして「おふろ」に入れられるのであれば、吾輩はそれをあらためようと思う。しかし、そのような事をした覚えもないのである。「しゃわー」と呼ばれる管から熱い湯が出て、吾輩の体は濡らされ、「しゃんぷー」という泡状のものを塗りたくられてごしごしと擦られる…。あぁ、想像するだけでも身震いしてしまう。なにしろ「しゃわー」の音が恐ろしい。吾輩たちが敵を威嚇するときの「シャー」という声に似ているのだ。そして「しゃんぷー」。なにか良い匂いがして、吾輩自身の体臭が取り去られてしまう。これでは吾輩の縄張りが吾輩の臭いでなくなり、誰かに侵されてしまうではないか。そんな目に、しかも定期的に合わなければならない吾輩はとても不幸な身である。しかし、吾輩が「おふろ」に入れられた後は、何故か牛太郎とヨメがとても優しい。たくさん抱っこもしてくれるのだ。苦行のあとにはご褒美がある、ということか。…できればご褒美だけ毎日くれれば良いのだが。ではまた。参加しているのであるにほんブログ村
2010.11.29
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吾輩が気分良く顔を洗っていると、「こら、ゆきち!雨が降ってくるだろ!?」と牛太郎に怒鳴られた。全く以て心外である。吾輩が顔を洗う事と天候の変化に因果関係はない。普通に考えたら簡単に解りそうなものだが。本当に人間は科学的でなくて困る。見ていると、人間たちの間ではそういう事がよく有る。「食べてすぐ寝ると牛になる」「夜に口笛を吹くと蛇が来る」などなど。あとはこういうのも有る。「黒猫が横切ると不幸なことが起こる」失礼な話だ。吾輩は正統派さばとらの雑種であるが、猫を代表して言わせてもらえば、黒猫も良い奴らである。これらの戯れ言を「めーしん」と言うらしく、人間たちは「めーしん」を大変恐れているようだ。やれやれ、そんな事だから人間は、吾輩たちのようにのんびり暮らすことができないのだ。だが、吾輩も最近気になっている事がある。「美味しい缶詰を食べたあとは、何故かいつも独りで留守番させられる」という事。ただの「めーしん」である事を願いたい。ではまた。参加しているのであるにほんブログ村
2010.11.29
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牛太郎のヨメが最近「太った」、と毎日のように嘆いている。吾輩が見るに、そんなに毎日太り続けているようには見えないのだが。牛太郎のヨメは何やら、本などを読みながら辛そうで不自然なポーズをとったりしている。それを「だいえっと」と呼ぶそうで、「だいえっと」をすると無理なく簡単に痩せることができるらしい。が、よく考えて欲しい。その辛そうで不自然なポーズ。それは「無理なく簡単」な事なのか?吾輩からしてみれば、非常に大変そうであるのだが、どうやらそれは認めたくないようだ。痩せるという事に加えて、努力している事まで悟られないようにしなければならないとは…。なるほど、「だいえっと」とは痩せ我慢のことのようである。因みに、猫は痩せ我慢しない。吾輩、牛太郎とヨメの元にやって来て、体重が5kgを超えてしまったのではあるのだが…。ではまた。参加しているのであるにほんブログ村
2010.11.29
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先日、牛太郎が「けっこんしき」というものに行ってきたそうだ。 「けっこんしき」とは、派手な衣装に身を包んだ人間のオスとメスを見ながら、大勢で酒を飲むことらしい。そんなことをして何が面白いのか、吾輩にはさっぱり理解できないが、牛太郎もめかしこんで出掛けてきたようだ。しかし「出費が大変…」と嘆いていた。そうしてまで行くほど「けっこんしき」は大切なことなのか。やはり吾輩にはさっぱり解らない。「けっこんしき」から帰ってきた牛太郎は酒臭くて嫌いである。何か土産をたくさん持って帰ってくるのだが、吾輩の喜ぶような物は何一つ無い。思わせぶりに加え、酒臭くて迷惑もいいところだ。それでも人間は「けっこんしき」を止めない。数ヵ月後には、今度は牛太郎の従兄弟が「けっこんしき」を行うらしく、「ほっかいどう」という海の向こうにある国まで酒臭くなりに行くのだとか。「出費が大変」などと言いながら、止める気配も無いのである。やれやれ・・・人間は学習しない動物だ。ではまた。参加しているのであるにほんブログ村
2010.11.29
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先ほど牛太郎がわが家に帰って来た。なんだかひどく疲れている様子だ。何でも「でんしゃ」が満員で大変だったのだとか。何故そんな大変な事を進んでするのか。やはり人間はよく解らない。「でんしゃ」の事は吾輩も多少知っている。すごい速度で走り回る巨大なムカデのことである。先ほど帰宅した牛太郎も、それより少し前に帰ってきた牛太郎のヨメも、それに毎日のように乗っているらしい。吾輩はムカデが嫌いだ。あいつ等は食おうとすると噛みついて抵抗する。牙に毒を持っており、噛まれたところは殊更痛い。仮に食ったとしてもさして美味くもないだろう。風貌からしてそう思うのだ。牛太郎とヨメが、そのムカデに毎日のように乗ることを「つーきん」というそうだ。何の目的か知らないが、「つーきん」をしなければならない人間は気の毒である。ではまた。 参加しているのであるにほんブログ村
2010.11.29
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牛太郎とそのヨメは時々、「“ふけいき”だから…」というような事を、夜中などにひどく険しい顔で話していることがある。吾輩は「ふけいき」がどのようなものかよく分からないのだが、どうもふたりの話しを聞いている限りだと、「ふけいき」が来ると美味いものを腹一杯食べることが出来なかったり、娯楽に興じることが難しくなるようだ。人間は皆、「ふけいき」が居なくなるようあれこれ手を尽くしているようだが、今なおしぶとく居座っては人間たちを苦しめているらしい。「ふけいき」は人間たちの天敵なのだろう。吾輩からすれば、人間たちは好き放題やっているように見え、敵など居ないかのように思えるが、こうして人間の傍に暮らしてみると意外にもそうでもなさそうだ。対して、吾輩たちにも天敵が居る。奴らは真っ黒な姿で空を飛び回り、吾輩たちの縄張りを荒らしたり食べ物を奪ったりする。また、力の弱い子猫などを尖ったクチバシで攻撃したりする凶暴性も持っている。「からす」と呼ばれるそいつらが吾輩たちにもたらす被害は、人間たちにおける「ふけいき」のそれによく似ていると思う。しかし「ふけいき」は、狡猾な人間たちでさえ手をこまねく相手であるから、恐らく「からす」よりも更にたちが悪いのだろう。ただ、ひとつ言えるのは「どんな者にも弱点は存在する」という事。例えば「からす」は夜が苦手だ。奴らは夜になると目が利かなくなる。対して吾輩たちは夜行性であるから、「からす」が身動きをとれない時に活発に行動することができる。「ふけいき」にもきっと弱点はある筈である。人間たちにははやくそれを見つけて「ふけいき」に立ち向かってもらいたいものだ。そうでないと、夜中に話しをする牛太郎とヨメに、そのうち思わぬとばっちりを喰らわされるのではなかろうかと、そんな予感がしてならないのである。ではまた。 参加しているのであるにほんブログ村
2010.11.29
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牛太郎とそのヨメは本日、雨降りだというのにわざわざ遠くまで「らーめん」というものを食べに出掛けていたようだ。いやはや、人間はエサにありつく為に、こんな天気の悪い日にも遠くまで狩りに行かなければならないらしい。吾輩もかつて、寺の軒先を間借りして独りで暮らしていた頃は、毎日食うや食わずの生活であった。だから、牛太郎とそのヨメの苦労もよく分かる。そして確かに、美味いものにありつく為には少々の苦労がつきものだ。「らーめん」は非常に美味いもののようである。牛太郎曰わく「すーぷ」と「めん」というのが重要で、牛太郎とヨメは「いえけい」というのをよく食べるのだとか。吾輩には何の事かよく分からないが、吾輩はカリカリも缶詰も「まぐろけい」が一番美味いと思う。また、美味い「らーめん」を見つける為には、情報を集めると良いのだという。どうやら、人間同士で美味い「らーめん」の事を教えあっているのだとか。吾輩たちは食べ物を手に入れる為には独りで行動するが、人間たちは集団で狩りをするということなのだろう。吾輩は「らーめん」を見たことがないが、独りで獲る事が出来ないほど「らーめん」は強くて凶暴な獲物なのかも知れない。美味い「らーめん」には人が集まるというから、きっと美味い「らーめん」ほど強くて凶暴という事なのだ。吾輩も、「らーめん」にだけは不用意に出くわすことが無いよう気をつけたいと思う。ではまた。 参加しているのであるにほんブログ村
2010.11.29
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吾輩は猫である。名前は「ゆきち」。「諭吉」の「ゆきち」である。命名は、飼い主である「牛太郎」のヨメによるもの。「名前はまだ無い」というくだりの小説があるらしいが、吾輩には名前がちゃんとある。「名前はまだ無い」を書いたのは「そうせき」という者らしいが、吾輩は「そうせき」の十倍偉い、という事を聞かされた。よく分からないがそういう事らしい。因みに、吾輩の半分の偉さで「ひぐち」というメスも居るとのこと。こちらも同様によく分からないが、「そうせき」や「ひぐち」に会う事があったら、吾輩のほうが偉いのであるから、何か為になる話でもしてやろうと思っている。吾輩が牛太郎とそのヨメの元にやって来たのは去年の暮れであった。それまでは、とある寺の軒先を借りて暮らしていた。牛太郎とそのヨメの元にやって来た当初は、慣れない環境に少々腹をこわしたりしたが、いまではすっかりそんなこともなくなった。牛太郎とそのヨメは、吾輩を何故ここへ連れて来たか、吾輩にはそれはよく分からないのたが、少なくとも取って食うつもりだけはなさそうだ。毎日吾輩を撫でたり、抱き上げては喜んだりしているだけで、吾輩は毎日の食事に事欠かない穏やかな日々を送っている。そして、牛太郎とそのヨメを毎日観察していると、人間の暮らしというものが大変興味深く、その考察をどこかに記しておきたいと、最近考えていたところであった。牛太郎が「ぶろぐ」を書かないのなら、今後は吾輩がこれを使っていこうという訳である。吾輩も猫である故、気まぐれな性分であるが、お暇であるなら今後もお付き合い願いたい。ではまた。 参加しているのである。にほんブログ村
2010.11.29
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