超ひも理論(Super String Theory)    二十一回@韓国ソウル

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2006.02.08
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カテゴリ: 一般教養



危篤状態の父親が、3人の息子を集め 遺産相続の話を始めた。

「ゴホン、ゴホン、あぁ~ 皆 集まったかのぉ。では早速始める。

今日おまえらを集めたのは ほかでもない、わしの遺言を伝えるためじゃ。心してきくがよい。

さて、おまえらも知っておるじゃろうが、わしは賢い息子が好きじゃ。よって これからわしが出すクイズを一番早く解いたものに わしの遺産の全てを与えることにする。

これがわしの遺言じゃ。よいな。では 始めるぞ。」

1.
ここに5枚のカードがある。このうち3枚は「O」 、2枚は「X」と書かれている。

2.


次に次男にも同様にカードをわからないように与えるのであるが、その時、次男のカードを長男に見せてから配る。

最後に三男にも同様にカードを与えるのであるが、これは長男と次男の両方にに見せてから配る。

3.
で、自分のカードが「O」「X」のどちらなのか 一番早くわかった者に遺産を全て与える

と言って父親はカードを上の約束のとおり配りだした。 そして

「では 始め!」
と号令した。

しかし、長男と次男は答えられず じぃっとしているばかり。

すると、2人の兄の様子を見ていた三男が 勢いよく手を上げた。

「おとうさん わかりました!」
「なんだ 三男 おまえか! おまえは別にわからなくてもいいんだが… まぁわかったのなら言って見ろ。Oか? Xか?」


「カードを あけて見るがよい!」
「はい 当たりました。 (  )です!!」
「う~ん わかってしもうたか。 まぁ そのとおりじゃ。 では 仕方ない、遺産は全ておまえに与えることにする。 みなのものよいな!」

さて、ここで問題。
三男のカードはOだったんでしょうか? Xだったんでしょうか? また どうして正解をわかったんでしょうか?



【理由】
カードは 5枚 ○ ○ ○  × ×

そして長男をのぞいた2人のカードの組み合わせをケースごとに考えて見る。
        長男  次男  三男
ケース(1)       ×    ×
ケース(2)       ○    ×
ケース(3)       ×    ○
ケース(4)       ○    ○

長男は次男と三男のカードを知っている。もし2人のカードがケース(1)の場合、つまり 次男と三男のカードが2人とも「×」だったら長男は自分が「○」だということがわかる。「×」は2つしかないのだから。

しかし何も言わなかった。ということは このケースではなかったと言うことがわかる。
→ ケース(1)では ない。

で、 この長男の様子(答えられなかったという様子)を見ていた次男は ケース(2)~(4)を考えたのだが、結局次男も答えられなかった。それはケース(2)ではなかったからだ。

つまり三男のカードが「×」だった場合、こういうケースは(2)しか残っていないため したがって自分(次男)は「○」だとわかる。でも 次男は 答えられなかった。
→ ケース(2)でも ないことがわかる。

ここまで来て上の2人の兄がわからないのを知ると、三男は残りのケース(3)(4)であることに気づいたのである。そして残った2つのケースは 両方とも自分が「○」だということが わかったのである。


【後日談】
数日後、3人の息子たちの父が亡くなった。そして遺言のとおり父親の全ての財産は三男が相続したのである。

しかし どうしたわけだろう。うれしい筈の三男は、なぜか 悲しそうな顔をして 毎日を送っている。わけを聞いて見た。

「今、自分は はっきりわかったことがある。」
「えっ? 何をわかったんですか?」
「父が一番愛していたのは長男兄さんだったことを。そして次に愛していたのは次男兄さん。 結局 私は父にしてみれば どうでもいい 存在だったんだ。」
「どうしてそういうことがわかるんです?」
「だって あの クイズをみたら すぐわかることだ。運良く、私が遺産は相続したが、あれは はっきり言って 長男が一番有利にできてたクイズだ。 そして次が次男だ。 そうじゃ ないかい。」





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Last updated  2006.02.08 21:44:30 コメント(2) | コメントを書く
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