書籍「ベビーサイン」の解説3ほめる


3.ほめる

赤ちゃんはほめられるのが大好きです。ほめられればもっとほめられたいと努力します。そして心が満たされ、心が育っていきます。
またしつけもほめることでうまく進めることができるでしょう。
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「おりこうさん」のよちよち手話

おりこうさん1

 手のひらで頭を実際になぜてください。触ることが大切です。

ほめることばをかけることで心が育っていきます。
講座でこの「おりこうさん」を練習すると、子どもたちは嬉しそうに、にこ~とこちらをみます。この言葉がみんな大好き。
躾は叱ってできるものではなく、ほめることで躾もうまくできるのです。
一日に何度この「おりこうさん」が使えるでしょうか。
自然に使っている動作ですが、サインをするということで意識して回数多く使ってみてください。
子どもは自分がいい気持ちになれることを、ほかの子どもにもしています。
自分より小さい赤ちゃんに「おりこうさん」をしている子どもの仕草は可愛いですよ。




「いい・よかった」のよちよち手話

いい1



グーの手を鼻から少し前に出します。「鼻高々」という日本語からつくられています。英語の「good」の意味です。
「よかったね」「いいお天気」などに使ってください。

「おりこうさん」のサインに比べ、月齢が少し高くなった赤ちゃんに使ってみてください。

ほめる言葉はできるだけ多くかけてあげてくださいね






「上手」のよちよち手話

上手1



右手のひらで左腕の肘から手の甲のほうへなでます。

「上手、上手」と手をたたくことが多いのですが、もちろんそれでもかまいません。しかし言葉の数が増えてくると、なんでも手をたたく動作では意味の区別がつかなくなります。

ほめ言葉は子どもも大好き、意外に早くできるようになる子もいますよ。ちょっと難しいかもしれませんが、大きくなったらこんなサインも取り入れてみてください。





「強い」のよちよち手話

つよい1

肘を曲げて力こぶをつくるようにする。

1歳2ヶ月の男の子は自分で両手で「つよい」表していました。気持ちは「つよい!」ですね。
こどもが転んで泣いた時、よく「つよい、つよい」と言ってしまいますね。
痛いのにこんな言葉で我慢させられるなんて・・・と思ってしまいます。
でも7ヶ月の時は泣いてしまっていたことが、8~9ヶ月になると泣かなくなる場面を講座でなんども見ます。
赤ちゃんは経験を重ね、学習していっているようです。この程度では泣くことはないのだと。
昨日より今日と赤ちゃんは賢く、強くなっていきます。




「かわいい」のよちよち手話
かわいい1

片方の手の甲をもう一方の手のひらでなでるようにまわす。

この手話は「愛する」という意味の手話です。
「可愛い」だけでなく、「愛する」「いとしい」「愛らしい」などの意味の時に使います。
赤ちゃんのサインの場合は豊富な日本語をふりかけると戸惑いますから、日本語は「かわいい」ぐらいを使ってください。

言葉を豊富にするには「ワンワン」という言葉が理解できたら、形容詞の「かわいい」「おおきい」「しろい」などをつけて話しかけてください。




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