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このフレームは、まだアメリカのハウスメーカー製MTBがメジャーだった1990年代の逸品で、既に閉店してしまった「サイクランド光風」の永井さんが、直接アメリカのショーで買い付けたらしいのですが日本では VENTANA はそれほど話題にならず、忘年会の景品になったようです。私と「VENTANA Mable Peak」の出会いは、友人の友人宅へ、友人とスキーの迎えに行った時、納屋(空きスペースでスキー板のチューンアップとか色々やる)で、お茶をご馳走になりながら何気に納屋の中を見ていた時、埃を被ったフレームを発見したのです。友人に事情を確認したところ「当たった時は嬉しかったけど、もうMTBは気に入ったのが在るからコレは組まない」との事。だったら「俺が組んで乗ってやるぜ」と思い、スキーを教える代わりに譲り受けたのです。まぁ、普通の人はMTBを既に1台所有していたら、景品でフレーム貰っても新たに自転車組みませんよねぇって話です。処置に困っていたらしく、喜んで譲ってくれました。私は「HANDMADE IN USA」な「cannondale」大好きな人ですので、この「MADE IN USA」なフレームも一目で気に入りました。丁度 cannondale DELTA V2000 を手放して、MTBを持って無かったのでタイミング的にも良かったのです。んで普通に組んでも面白くないので「SHIMANO OTUSIDE」として SLAM を中心に組みました。思えば里山ライドを最後に共にしたのもコイツでした。里山ライドは「今は亡き友人」と出かけていたので、もう出かけることも無いでしょう。あぁ少し、しんみりしてしまいました。一度だけ里山を走らせた後、ヘッドショックな「cannondale F400」を組む為に部品を剝ぐられ、一時は「ROCK SHOX」だけをセットした状態で「壁の花」になっていました。その後「cannondale F400」が「DAHON Horize」と入れ替わりで去っていき、再び復活を遂げたのですが、その時には既に里山のシングルトラックでMTBが走れる場所がほぼ失われてしまっていて、止む無く「パパチャリ」へと進化(退化)させました。このフレームは、モノシートステイとモノチェーンステイを組み合わせる事で、バックフォークの「しなやかさ」を生み出していて、当時のアルミフレームとしては比較的穏やかな乗り心地を提供してくれるので「待ち乗りお買い物自転車」へと変身させたのです。本当は、軽量化の為にフロントフォークをリジットにしたかったですが、今時1インチのアヘッドフォークなんてオーダーしないと存在しません。フル装備で重量は軽くないですが、ハードテイルなのでそれなりに良く走ります。現在のコンポは cannondale F400 時代の名残で3x9s時代のSLXメインですが、里山ライドを引退した後、フレーム単体で部屋に飾っていたのを手持ち部品で再組立したので、かなり雑多な構成になっています。まぁ、コストをかけずに街乗りの利便性を追求した結果とも言えます。アピールポイントは「バンブーフェンダー」でしょうか。本物の「竹」を使って作られた泥除けでかなりの「お気に入り」でした。パパチャリっぽいハンドルバーは φ25.4 の一般的なモノですが、実はステムのハンドルクランプが φ26.0 なので力を入れると動いてしまいますので、カラーを入れて対応しました。フロントフォークの ROCK SHOX と、RメカとクランクのSLXは新品を購入しましたが、他のパーツは光風さんを始めとした馴染のショップで在庫処分だったパーツと、自宅や友人宅で余っていたパーツで組みました。あぁ、LEDダイナモライトとWレッグセンタースタンドも「パパチャリ化」の為に、新品を購入しています。部分的に日焼けしたピンクのタイヤとか、ブルーベースでマーブルカラーの細身リムとか、妙に長いステムとか、バンブーフェンダー(ロード用をヒートガンで曲げ治した)は、在庫処分品です。ハブはF400の時に組み替えたディスクブレーキ対応XTですし、チェーンガードも無理やり付けたしで、パーツに一体感はありませんが、割と気に入っていました。そしてこの VENTANA Mable Peak と Tartaruga Type SPORT には TOPEAK MTX 対応になっています。タイヤが大きいので高さのある tern DRY GOODS BAG のようなバッグは付きません。今は共用装備として MTX TRUNKBAG EX を持っていますが、最終的には着脱してカーゴになるTROLLEYTOTE FOLDING MTX REAR BASKET が欲しいなと思っていました。ですが所有する自転車も多いですし、手放すならコレかなとも思っています。と言う事で部屋を少し広く使いたくなったので先日手放してしまいました。今回は「バイチャリ中目黒店」でお世話になりました。以前は「サイクリー」を愛用していたのですが、近くの店舗が全て閉店してしまったのです。バイチャリさんでも何点かパーツ類を購入していたのですが、今回はなかなか良い価格で買取していただきましたので満足です。これで「サイクランド光風」さんにまつわる自転車は無くなってしまいましたが、最後の頃にはあまり店舗にも出向いていなかったので、これも時代の流れと言う事ですかね。私の自転車歴で言えば、●折り畳み自転車(MIYATA Jigzag)小学生。同級生の自転車さんで購入。●ランドナー(MIYTA ジュネス⇒オーダーランドナー)中学生。サイクランド光風デビュー。●ロード(栗田サイクル メビウス⇒MIYATA アルフレックス)高校生。「光風」の常連に。●MTB(ロックダジュール⇒Cannondale V1500⇒V2000)専門学校時代「光風」でバイト。ロード(Cannondale Synapse)以降社会人。「光風」卒業。主にサイクリーで買い始める。●MTB(VENTANA Mable Peak⇒Cannondale F400)「光風」で仕上げた最後の自転車。●パパチャリ(VENTANA Mable Peak)フォールディング(DAHON Horize、5Linkus2 165、Tartaruga Type S、ORiBike C8 Flag)現在でも手元にあるのは●のついていないロードとフォールディングですが Tartaruga Type Sも乗らなくなってきたので手放すかもしれません。
2024.02.18
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元々はシングルトラックを走っていたフレームでママチャリならぬパパチャリを作ったわけですが、部品の有効活用という事でペダルは両面SPDにフラットアダプターを付け、なんちゃって片面フラットペダルにして使っていました。まぁ、このままでも大騒ぎするほどの不具合は無かったのですが、この自転車の用途でビンディングペダルは不要だし、普通の靴やサンダルで乗る時に、もう少し食い付きの良いペダルの方が嬉しいかなと言う理由と、室内保管時にペダルが簡単に外せた方が便利かなと思い、安価な割には良さそうな外観の wellgo QRD-M079 を入手して、早速、交換してみました。一番外側に2本のスパイクピンが有るのが特徴で、靴への食いつきは良好でした。QRDは初めてだったのですが、赤いノブを完全にクランク側の位置にするのは無理でした。まぁ、それなりのお値段ですし微妙に位置が合わないのは御愛嬌という事でしょう。実際に使用してみるとペダルの着脱はとても簡単だし、不用意な脱落も心配なさそうです。難点は靴のインサイドが赤いノブに当たるので、靴が傷む可能性があるという事でしょうか。そういう事が気になるのならお勧めできませんが、安いし、着脱は簡単だし、お手軽さではダントツだと感じました。同社の着脱式ペダルはネットでの販売が主流で店頭で見かけることは少ないのですが質感は金額を考慮すれば悪くないと思います。室内保管時に便利だし、人ごみの中を押して歩く時にも良いかもしれません。最近では自転車の乗り入れを禁止している商店街なども在るので、そのような場所で自転車を押し歩きする時にもペダルを外せると便利だと思います。実際、今年の目黒川で花見の時には一部の場所でペダルを外して押し歩きしました。また、ちょっとした盗難防止にも効果があるかも。今回のペダル交換はV時開脚のセンタースタンドを付けた時と同様に満足度が高く、パパチャリが更に便利になりました。ですが、私の場合フォールディングバイクでは距離を走る事も多いのでQRDタイプの着脱式ペダルを使用する可能性は無いと感じたのも事実です。
2019.08.11
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良い天気のGWだった。 という事で、自転車ネタの連投です。今回は懸案事項だった「パパチャリ化」したMTBのスタンドです。荷物を運んだり、店舗の軒先に駐輪したりする事を考えるとママチャリのようなスタンドが理想なのですが、形状的に取り付けは不可能です。そこでネット上で話題に上る事の多いWレッグタイプのセンタースタンドを導入する事にしました。決め手は、近くのリアル店舗で購入可能だった事。加工を前提とした場合、購入前に実物を見て確認出来るのは高ポイントです。という事で GIZA PRODUCTS(ギザプロダクツ)アジャスタブル W レッグ センタースタンド CL-KA56 を購入しました。取り付けようとしている自転車は VENTANA Mable Peak HT と言うアメリカ製アルミフレームなのですが、アルミフレームで柔らかさを出すためなのか、モノシートステーとモノチェーンステーを採用したフレームです。当然無加工では取付不可なので、モノチェーンステー部に穴を開けて取り付けることにしました。左上:純正ボルトで取付完了。スッキリと取り付け出来て結果オーライです。 右上:安定感は抜群で、文句無し。もっと早く付ければ良かったと思いました。 左下:スタンドを出した状態でクランクを回す事は出来ませんが、DAHON純正のセンタースタンドでも同様なので特に気になりません。 右下:収納時のクランクとの間隔はチェーンステーと同等に調整しました。当然ですが、全く問題ありません。チェーンステーとの間隔も多いので出し入れも楽です。取付位置の確認作業も含め、フレームに穴を開けるのは思いのほか苦労しましたが、無事に取付完了しました。スタンドを立てると、サスペンションフォーク付きでフロントへビィなのでリアタイヤが浮きます。高さ調整が可能なので3cmぐらいリアタイヤが浮く感じに調整しました。自動二輪のセンタースタンドみたいな感じですね。このフレームはワイヤー類が上回しなのでワイヤー類のクリアランスを考えなくて良かったので助かりました。取り付けに際してワイヤー類の処理など、車両ごとに異なる問題をクリアしなくてはならないですが、街乗りで停車時間が長め(買い物だったり、食事だったり)な事が多いのなら重量増にはなりますが魅力的な選択肢だと思いました。
2018.05.06
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