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2026.05.21
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申告漏れ業種ランキング最新版!2位に入った”意外な業種”とは?AIで税務調査が過去最高に【国税庁が発表した税務調査の最新実態】
5/16(土) 9:00配信 MONEYIZM


税務調査イメージ
「もしかして税務調査が来たら…」そんな不安を抱えている経営者・個人事業主の方も多いのではないでしょうか。国税庁は令和7年12月、令和6事務年度(令和6年7月〜令和7年6月)の所得税・消費税調査等の結果を公表しました。今年の最大のトピックは、AIを活用した調査対象の選定により、追徴税額が過去最高の1,431億円を記録したことです。

国税庁が毎年公表する「申告漏れ業種ランキング」は、どの業種が税務調査で多くの申告漏れを指摘されているかを示すデータです。令和6事務年度のランキングでは、キャバクラが1件当たり4,164万円で1位、眼科医が3,894万円で2位に入りました。経営コンサルタントやシステムエンジニアなど、意外な業種もランクインしています。

本記事では、最新の申告漏れ業種ランキングと税務調査の実態、そして経営者・個人事業主が今すぐ確認すべきポイントを解説します。(令和7年12月時点の情報に基づく)

1. 申告漏れ業種ランキングTOP10
ここでは、国税庁が公表した令和6事務年度における「事業所得を有する個人の1件当たりの申告漏れ所得金額が高額な上位10業種」を紹介します。


令和6事務年度 申告漏れ業種ランキングTOP10:1位キャバクラ4164万円、2位眼科医3894万円など


2位「眼科医」が意外に思える理由とAI調査の関係
キャバクラや風俗系の業種が上位に入るのはイメージ通りかもしれませんが、眼科医が2位(3,894万円)というのは多くの人にとって意外ではないでしょうか。

その背景には、国税庁がAIを活用して調査対象を選定していることが大きく関係していると見られています。眼科や歯科のような自由診療の割合が高い医療機関では、社会保険診療報酬(保険適用分)に比べて窓口での現金収入の比率が高くなります。この「保険収入と現金収入の比率」の異常値をAIが効率的に検知できるようになったことで、医療系への調査が強化されていると考えられています。

実際、令和6事務年度では眼科医・歯科医ともにランキングへの新登場が目立っており、自由診療を行っている医療従事者も今後の税務調査の重点対象となっていくと見られています。

注目ポイント:経営コンサルタントが4位にランクイン
前年1位だった経営コンサルタントが4位にランクインしています。1件当たり申告漏れ所得金額は2,734万円、追徴税額は878万円と依然として高水準です。コンサルティング業務は現金収入が多くなりやすく、費用の架空計上なども発生しやすい業種として、国税庁が継続的に監視していることがわかります。

ITエンジニア・クリエイター系も要注意
システムエンジニアが10位(1,631万円)、コンテンツ配信が7位(1,936万円)にランクインしています。フリーランスのエンジニアやYouTuber・アフィリエイターなど、インターネットを通じた収入が多い職種は、国税庁が専門の調査チームを設けて重点的に調査を行っています。

2. 令和6事務年度の税務調査の特徴
ここでは、今年の税務調査の全体的な動向について解説します。今年の調査で特に注目すべきは3つのポイントです。

①AIで調査対象を選定、追徴税額が過去最高に


調査等件数は73万6千件(前年度60万5千件)と大幅に増加しており、AIによる選定精度の向上が件数増加にも寄与しています。

②無申告者への追徴税額も過去最高:524万円/件
所得税の無申告者に対する実地調査による1件当たりの追徴税額は524万円と過去最高を記録しました(前年度417万円)。申告漏れよりも無申告の方が追徴税額が高く、厳しい加算税(重加算税40%)が適用されるためです。

「確定申告が必要だと知らなかった」「収入が少ないから申告しなくていいと思っていた」というケースでも、国税庁はAIや金融機関の情報照会で把握しています。副業収入や不動産収入がある方は特に注意が必要です。

③暗号資産の調査件数が前年比+14.6%


暗号資産の取引履歴は取引所のデータから把握可能であり、複数の取引所を使っていても国税庁は一括で把握できます。暗号資産で利益が出ている方は確定申告が必要です。

3. 税務調査が来る前に確認すべきこと
ここでは、ランキング上位の業種や無申告リスクを踏まえ、経営者・個人事業主が今すぐ確認すべきポイントを解説します。

売上の計上漏れがないか確認する
キャバクラ・バー・スナックなど飲食・風俗系のランクインが多いのは、現金取引が多く売上の一部を計上しないケースが多いためです。現金売上の記録方法、POSレジとの突合確認、従業員給与との整合性など、日々の帳簿管理を見直しましょう。

経費の根拠書類を整備する
経営コンサルタントや太陽光発電事業者がランクインしている背景には、必要経費の過大計上が多いことがあります。接待交際費、車両費、外注費など、事業との関連性が説明できる領収書・契約書を適切に保管しておくことが重要です。

副業・インターネット収入を申告しているか確認する
システムエンジニアやコンテンツ配信のランクインが示すように、副業やネット収入の無申告が増えています。給与所得者でも副業収入が年間20万円を超える場合は確定申告が必要です。また、フリーランスの場合は売上の全額を申告する必要があります。

4. まとめ:AIが税務調査を変えた
令和6事務年度の申告漏れ業種ランキングと税務調査の状況をまとめると、以下のポイントが重要です。

1位はキャバクラ(4,164万円)、2位は眼科医(3,894万円)、4位には経営コンサルタント(2,734万円)が入りました。AIを活用した調査対象選定により追徴税額は過去最高の1,431億円となり、無申告者への追徴税額(524万円/件)も過去最高を記録しています。

国税庁の調査能力は年々高度化しており、「バレないだろう」という考えは通用しなくなっています。申告内容に不安がある場合は、早めに税理士に相談することをお勧めします。





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Last updated  2026.05.21 00:00:11
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