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2026.07.26
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Toshiki Kadomatsu AUGUST RAIN 角松敏生




済生会・炭谷理事長、職員に講演 グループ入りの三重・松阪市民病院で
7/22(水) 23:32配信 夕刊三重

 全国85の病院、福祉施設などを含めると407施設、職員6万7千人を束ねる社会福祉法人恩賜財団済生会(本部=東京・三田、総裁=秋篠宮皇嗣殿下)の炭谷茂(すみたに・しげる)理事長(80)が21日午後5時から、三重県松阪市殿町の済生会松阪市民病院(畑地治病院長)で「済生会松阪市民病院に期待すること〜済生会はどのような病院を目指すのか〜」と題して講演した。同病院の管理職ら93人が講義室と食堂に分かれて参加。済生会松阪総合病院と済生会明和病院でもオンラインで聴講した。

 4月から済生会が指定管理者となり済生会松阪市民病院が誕生したのを受けて計画された。
 この日は済生会支部三重県済生会の山本秀典事務局長(61)が司会し、諸岡芳人支部長(76)が「全国40都道府県の済生会支部を束ねる役割を担われ、済生会の使命である生活困窮者の支援を行う『なでしこプラン』を発展させ、誰一人取り残さない社会づくりを目指すソーシャルインクルージョン(社会的包摂)の推進に取り組む済生会のトップ」と紹介した。
 炭谷さんは富山県高岡市出身。東京大学法学部を卒業後、厚生労働省で国立病院部長、社会援護局長、環境省で官房長、環境事務次官を歴任、2008(平成20)年5月から済生会理事長。
 「ここへ来るのを大変楽しみにしていた。今度われわれの仲間に加わっていただいた松阪市民病院の方々に直接お話できる、こんないい機会はない」と切りだし、「済生会というのは他の病院にない独自の使命や役割を持っていることを、ご理解いただきたい」と、明治天皇の済生勅語によって設立され「施薬救療(生活困窮者を救済すること)」の理念を持つ歴史をまず振り返った。
 近年の済生会を取り巻く社会環境の変化として①少子超高齢社会の加速②所得格差の拡大③社会から排除され孤立する人の増加④地方の過疎化・衰退の進行──を挙げ、「明治天皇がつくられた当時の感染症や結核で死んでいく人が多い状況とは違うが、社会の問題はむしろどんどん増えているんじゃないか、解決が難しくなっている問題がたくさんあるんじゃないか」と。「済生会はこれらのことにしっかりと向き合っていく。社会の最終ラインをわれわれが守るんだという矜持(きょうじ)でやっていきたい。このような役割を担う組織は、日本では済生会しかない」と強調した。
 済生会は24(令和6)年度決算で270億円という創設以来最大の赤字を計上し「戦後最悪の経営危機」を経験したが、25(同7)年度から3カ年を「済生会経営基盤強化・再建重点期間」として経営の安定化に取り組み、25年度には228億円の黒字に転換。「3年間の目標を可能な限り前倒しして経営の安定を実現するように努める」とした。

 講演後、畑地病院長(59)が「ソーシャルインクルージョンを見据え、なおかつ職員の幸せ、住民の幸せ、経営再建に頑張っていきたい」と決意を新たにしていた。





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Last updated  2026.07.26 00:00:09
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