ゆうたんの秘密基地

ゆうたんの秘密基地

願う。


とても とても
美しかった

午後の日差しが3人を
暖かく
本当に暖かく
包んでいた

もう二度と会うことはないだろう彼らに
幸せを

「永遠」という響きのもとに

後に孤独と言う名の恐怖と
戦わねばならないことをわかっていながら

そうわかっていながら

わたしはそう願った


一日を
闘う人

闘うことを逃げる人

きっと両者も
かっこいいと
信じたい


花が咲いて 
あの人が
笑った

涙を見て
心が
動いた

彼女が消えて
わたしが
生き残った


ただ
ただ響きを

わたしにクダサイ

心に響く
その音を
わたしに

わたしだけに


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