ゆうたんの秘密基地

ゆうたんの秘密基地

後遺症。


夢を見る

それが今ある後遺症


書こうとすると
ワタシをコントロールできず
逃げ出すことは
書くのをやめるという行為

眠りにつくと
夢という舞台で
嫌な自分がご登場

目を開けたとき
自分に耐えられなくなりそうな自分に

眩暈がするのを確かに感じる



毎日、毎日

今日は昨日より大丈夫


その根拠の無い励ましで
一日を終え

感情にメリハリをつけないよう
生きることで
逃げることで
自分の足で立つ


そうやって
後遺症が後遺症でなくなる時に

ワタシは書くだろうし
夢を見ること
夢から覚めて自分を壊しそうになることから

解放されるのだろうか


今日もまた夜の黒さが
薄れていく前に眠りにつけるか

痛みを感じる体と
妙に冴えた頭

バランスがとれていないまま
押し寄せてきそうな感情の波を
斜め後ろに感じつつ

決して振り返らない


これは完璧なるまでの
「逃げ」であり

それでもワタシは今は逃げる

逃げ切って 追いかけても 追いつけないくらい
遠くまで 遠くまで





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