ポルトガル対スペイン | 旅するランナーの欧州日記(ｼﾞｮｷﾞﾝｸﾞ・音楽鑑賞日記ｉｎﾖｰﾛｯﾊﾟ)

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2004年06月20日

｢完璧なサッカーなどといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。｣
鼠と呼ばれる友人は言った。

イベリア・ダービー。
ポルトガルvsスペイン。
その夜、僕は、いつものように、｢ジェイズ・バー｣の重い扉を背中で押し開けて、エアコンのない、ドンヨリとした空気を吸い込んだ。

ゲームは、少しばかり、ポルトガル優勢で進んだ。
Ｃ・ロナウドの、トリッキーな高速ドリブル。
｢ダンス・ダンス・ダンス｣
リスボン・ジョゼ・アルヴァラーデ・スタジアムが踊り出す。

鼠は言った。
｢優れたゴールとは、二つの対立する概念を同時に抱きながら、その概念が十分に発揮された時に決まる｣
｢誰だい、それは？｣
｢さあ、誰か、フランスの哲学者だったかな？｣

終盤、スペインは、モリエンテスを投入して、最後の反撃を試みる。
しかし、パスが届かない。
まるで、電源の切られたケータイのようだ。

ポルトガル１－０スペイン

スペインの、｢２００４年のフットーボール｣は終わった。
しかし、これは、｢世界の終わり｣ではない。
｢ゴールをめぐる冒険｣は、果てしなく続くだろう。

実にいろんなプレーヤーが、必死にボールを追いかけていた。

そう思うと、急に涙が出てきた。
泣いたのは、本当に久しぶりだった。

でもね、スペインに同情して泣いたわけじゃないんだ。
僕の言いたいのは、こういうことなんだ。

僕は・君たちが・好きだ。

ポルトガル、おめでとう！

そして、村上春樹ファン、すみません．．．

---トレーニング日誌---
サッカー、Ｆ１、打合せ、小雨．．．
走るの忘れてました。

腕立て４０回×２
腹筋４０回×２
スクワット８０回
今日のＪＪ－ＲＵＮポイント：５
６月のＪＪ－ＲＵＮポイント：１４３

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最終更新日 2004年06月21日 16時18分00秒
コメント(16) | コメントを書く

■コメント

Re:ポルトガル対スペイン(06/20)

コネッホさん

なぜ、ラウールはアンタッチャブルなのか。なぜバレロンを積極的に使わなかったのか。
思うに、ここまで「何故？」と采配に疑問が起こる
チームは勝てていない気がします。

阪神の元監督のノムさんは、
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし。」
と言う言葉を残しています。
負けるチームは、負けるべくして負けたのでしょう。
と思うしかないですね。

取り敢えず、プジョールにはゆっくり休んで欲しいです。 (2004年06月21日 17時36分46秒)