あそびはこどもの仕事やで!:遊び学ブログ

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2016.06.02
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カテゴリ: あそび一般



 先日、朝のワイドショーを見ていて、驚いたことがあった。ある女性コメンテーターが、「生まれて50年の間、折り紙をした事が無い。」との発言だ。折り紙は、日本のあそびとして海外で紹介されることが多いのではなかったか。

 もちろん、そのルーツはともかく、日本で伝統的に、あそびとして連綿と受け継がれてきたし、現在でも受け継がれつつある。しかし、記事のコメンテーターの言をまたず、こどもたちの日常のあそびにおいては、昔とは雲泥の差となっている。保育所や学校などで、特別の時間に、細々と折られているのが現状だ。

 では、日本の折り紙がこのような状態になったのはなぜだろう。それは、お折り紙作品をつくるには、それなりの技術を習得しなければならないことだ。「食わず嫌い」と言う言葉があるが、折り紙も「折らず嫌い」がはびこっているのかも知れない。

 そして、現代のこどもたちにとっての難関が、直ぐにはあそべないという関門だ。折り方を教えてもらって覚えたとしても、作品が完成するまでは、折る手数分の時間がかかる。もちろん、簡単なものは、そうは時間は、かからないのだが、それさえ面倒くさくなっているのかも知れない。

 そのような哀れな、日本の折り紙の現状を何とかしようと、多くの折り紙の本が出版されている。その折り紙の本の多さは、昔をはるかに上回り、インターネット上には、無数の折り方が掲載されている。私も、そうした本を出版したり、HPを開設している一人だが、おとなは、少なくとも興味を持っていたり、元々好きな方なら、本でも見てと思うが、こどもたちは前記の事情もあり、いまいちなのだ。

 こどもたちが折り紙をやりたいと思うのは、やはりあそびの中、すなわち友達などの誰かが、作品を作っているところを見た時だろう。特に、自分とはそう歳の変わらない他の子が、折っていれば、自分もできると感じ、やってみようと思うのだ。

 そして、折り方を教えてもらって、実際にそれなりの苦労をして、作品が出来上がった時の感激は、次の作品に挑戦する糧となる。それは、難しそうに見えた折り方が、意外と簡単だと言うことにも気付くことでもある。

 「折り紙」が日本のあそびとして、その真価を発揮するには、やはりこどもたちの普段のあそびの中に、適切に定着することが大切だ。今のこどもたちは、昔に比べて「あそぶ暇」さえ見つけ難いような忙しさだと言われるが、それを改善しなければ、折り紙はこどもたちのあそびには定着しないだろう。

 本記事は、このブログの過去記事の再掲載です。(2013-03-31)




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最終更新日  2016.06.02 17:14:05コメント(0) | コメントを書く
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