健康法師のレシピと　たまに徒然草

風邪をひいた後、久しぶりに高崎山に行ったら

またまた大事件 が起きていました。

以前、山の掟破りとしてご紹介した王子が

高崎山一の問題児　王子 （←ここをクリック）

なんと、今日　 死体で発見された のです。

群れを出て行かないといけないのに

お母さんの七光りで、ずっとこの群れに居続けて

今では、 Ｃ群のナンバー3になっていた のですが

とうとう仲間にやられたのです。

普通は、同じ群れのオス同士は

絶対にケンカしないのですが。

何日か前から異変は起きていた のだそうです。

まず、後ろ盾だった、 お母さんのネピアが現れなくなり（死んだ？）

その後、 ベンツをはじめとするオス達に王子がやられて

大けがを負っていた そうです。

そしてとうとう、今日・・・・・

死体で見つかった のだそうです。

なんだか考えさせられる出来事です。

ここで群れの掟をおさらいしますと

オス猿は大人になるころには、群れを出て行かなければなりません。

よその群れに行ったり、よその山に行ったりするのです。

そして、よその群れに行ったら、一番下の位から始めないといけないのです。

でも、 この王子は、年ごろになっても出て行かず、ずーっとこの群れで暮らして

長く暮らしているので、とうとうナンバー3にまでなっていました。

もちろん、他のサルたちが追い出そうとしたそうです。オキテですからね。

でもお母さんのネピアが、ものすごい剣幕で出ていくので

とうとう、他のオス猿たちも何も言わなくなっていたのだそうです。

でも、ネピアさんがいなくなったので　やられてしまった・・・・

ほんとのところ

オキテ破りを放っておけないと、オスたちが思ったのかどうかは

わかりません。

ただ　王子が

群れのオス達にやられて死んだ、という事実があるのみです。

お母さんのネピアは、王子を群れに留めたときは

息子を守ってやったと思ったかもしれませんが

結果的には、無残なことになってしまいました。

なんだか考えさせられる事件です。