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料理長53歳さんカレンダー
今までの高崎山の記事の中で
時々ご説明してきましたが
今回まとめて解説したいと思います。
以前からのお友達も、もう忘れたころかな(笑い)
まず 順位があるのはオス だけ です。
順位をよく守るので、 オス同士は喧嘩をしません 。
でも、高崎山に来ると よく喧嘩してるのを見ますね。
あれはメスや子供です。
メスや子供には順位がないのでよく喧嘩をします。
それから
ナンバーワンは一番強いわけではない 。
かっこよくもない し
メスにももてない
大きいわけでもないし
年も一番上とは限らない
同じ群れのオス同士は、絶対にけんかをしないので、誰が一番強いかもわかりません。
では どういうオスがナンバーワンなのか?
それは
群れに一番長くいるのがナンバーワン です。
長くいる。
それだけ です。
二番目に長くいるのがナンバー2。
3番めに長くいるのがナンバー3。
でも、 年の順ではない 。
えっ???
え???
え???
ニホンザルのオスは、4~5歳になると、生まれた群れを出て行かねばなりません。
オスも雌も同じ群れにとどまると、血が濃くなるからだろうと思われています。
この群れにいる大人のオスたちも、たいていは、よそから来ています。よその群れや よその山から。(たまに、出て行かないのがいますが)
おまけに、何回も群れを変わるのもいます。
そして、その 今いる群れに来て一番長いのがナンバーワン です。
だから
今ナンバーワンが違う群れに行けば、順位は一番下に なります。
一番新しいのですから最下位から始めなければなりません。
そんなわけで、一番群れに長くいるのが年も上、とは限りません。
でも、ただ 長くいるだけで順位が決まるのに
ルールはとても厳しくて
自分より上位の猿がいると、その猿はエサを取りません 。
ナンバーワンがいるとナンバー2は餌を 取りません。
尻尾も下げないといけません 。
自分より上位のものが近くにいないときは尻尾を上げてますけどね。
でもメスや子供たちはナンバーワンの餌を取る時もあるんですよ。
もちろん、ナンバーワンは怒りますが(●^・^●)
では、スタッフが
どうやってこの順位の決まり方を知ったか というと
ピーナッツテスト というものをやります。
2頭のオスの間にピーナッツを置いて、取ったほうが順位が上なのです。
そして、全部のオス猿で試して、 どの猿からもエサを取れたのがナンバーワン です。
ナンバーワンからだけエサを取れなかったのがナンバーツー。
そうして、全部のオス猿の順位を知り、
入ってきた順番だということがわかったのです。
そして
上位の猿は女性に もてない 。
意外でしょう?
でも、考えたら自然のことで
群れに長くいるということは メスにとっては
お父さんかお爺さんかもしれない わけです。
だから新しく入ってきた 下位の猿がもてます。
年取っていても新しい血ということで。
恋愛の決定権はメスにあって
ナンバーワンでもメスに気に入られなければ願いが叶いません・・・
だから?時々群れを変わります。
でも違う群れに行くと、また厳しい下積みから始めなければなりません。
まず、最初はすぐには群れのみんなに受け入れてもらえず、追い払われる・・・・
やっと受け入れてもらっても、最初は群れの端の方で見張り・・・・
敵が来たら知らせないといけません。
それでも群れを変わるのは メスにもてたい一心????
ほんとうのところは サル君に聞いてみないとわかりません が。
オスの猿の猿生は実に厳しいものですね。
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