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2006年09月22日
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カテゴリ: 戦争と平和
(3)「敵の姿を見たことがあるか」 並木の父(三浦友和役)の問いかけ



(4)現代の青年と戦争で夢をたたれた青年
好きな人に、「愛してる」とは言えても、自分の任務も語れない主人公。「任意だ」と言われているにもかかわらず、死の覚悟が前提の特攻志願をなぜしたのか。この状況は、現代の青年が理解するためには(もちろん私もだが)、一定の時代認識を必要とするだろう。
映画では、主人公が、特攻を前にして、東京の実家に最後の別れと突然帰宅する。ところが、恋人美奈子は、近所の家が空襲でやられて、八王子に住んでいる。妹が兄の帰宅を美奈子に連絡するが、携帯どころか固定電話もなく、電報で知らせる。やっと合えたのは翌日の夜の走り出す列車の窓枠。これが、2人の最後の会話。こういう演出を見れば、現在の青年が当時の状況を知ることに役立つ。

(5)戦争をどう伝えていくか
アメリカ映画をみていつも思うのは、人間が歩んできた歴史をドラマチックに製作していることに感動する。それは、戦争についても、赤狩りについても、人種差別撤回のたたかいについても、当時は取り扱うことをタブーとされた問題でも、しっかりとした歴史考察で映画化される。
ところが、日本では、テレビドラマでも、映画でも、第2次世界大戦当時のことを扱ったものが実に少数なのである(その点NHKの「純情きらり」は一貫して戦争中の状況を扱ったという点ですばらしい!)。学校教育でも、この時代の歴史教育は私は弱いと思う。
そういう思いから、この映画をみると、戦争を知らない世代の私たちが、もっと知らない世代の子どもたちに伝えていくことの大事さを教えられた。

秋のどこかで、周南市の「回天記念館」に行くことを強く思い感想とする。(了)





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最終更新日  2006年09月22日 17時51分26秒
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