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2008年12月17日
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最初、名前を聞いたら何のことかわからなかったが、やっぱ世界史の勉強不足かね。

この映画を見て、16世紀のイギリスがどのような社会だったのか、大変よく勉強になった。

長男が持っている世界史の教科書(『詳説世界史B』山川出版社)をのぞいてみると、



と書かれている。

『ブーリン家の姉妹』は、この時代のヘンリー8世に翻弄された姉妹の物語である。

時代は16世紀前半、舞台はイングランド。

国王ヘンリー8世(エリック・バナ)は男子の世継ぎを切望していた。

しかし、6歳年上の王妃キャサリンとの間には、6度目の懐妊で出産した王女メアリーしかいない(このときは女王はイギリスでは存在せず、王妃キャサリンに男子がいないことがこの映画の血みどろの出発点なのだが、実はこのメアリーがのちにイギリス最初の王女となる)。

そんな国王のようすを見たノーフォーク公爵は、義兄のトマス・ブーリン卿を訪ね、彼の娘のアン(ナタリー・ポートマン、『スター・ウォーズ』新3部作のアミダラ役)を国王の愛人にしようとする。(※実際には、ノーフォーク公爵はそういう行動はしていないらしいが・・・)



アンもその気になって国王に接するが、国王が気に入ったのはアンの妹のメアリ(スカーレット・ヨハンソン)だった(どっちが妹かは史実上はっきりしないという説も)。

国王と周囲の意向に逆らえないメアリは、新妻であったにもかかわらず国王の愛人となり、男子を産む。

しかし、そのころには妊婦には手を出せないさびしがり屋の国王の気持ちは、メアリを離れ、フランス帰りのアンに移っていた。

アンは国王の気持ちを知りながらも、フランス仕込の男性の扱いで、簡単に国王に身をまかせようとはしない。

なんと彼女は、国王の愛人でなく王妃となることを求めはじめる。

国王はついにアンと夫婦になるために、王妃キャサリンとの離婚を決意。

ところがそれは、キャサリンの甥である神聖ローマ皇帝カール5世との国際関係から離婚は認めないとするカトリック世界からの孤立を意味していた。

アンは、当然のように、カトリックからの離脱を促す。

とうとう、国王は離婚を強行し、ローマ教皇と断絶して、イングランドが「独立した帝国」であると宣言して、新たにイングランド国教会を樹立。

国王至上法によって、イングランド国内では、国王こそが政治的・宗教的に至高の存在であるとし、アンと再婚を果たすことになる(これに反対したトーマス・モアは処刑)。

やがてアンは念願の国王の子どもを生むが、それは国王が望むボーイではなかった。



そしてアンが、次の妊娠で流産をしてしまったとき、彼女は、妹と弟を部屋に呼び・・・・。

結局、アン・ブーリンは、1536年、反逆罪でロンドン塔にて斬首刑に処せらる。

なんとも、悲しい宮中の話。

わが国の宮中でも、悩みは同じ。

なにしろ、現行法では、男しか天皇にはなれないのだから。



この映画、世界史を学ぶ高校生は必見だよ。

まあ、大人には、2人の美女の魅力と生き方をたっぷりと味わえる奥の深い歴史物語だね。





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最終更新日  2009年02月09日 17時22分00秒
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Re:ブーリン家の姉妹(12/17)  
@マミィ  さん
はじめまして☆
この映画、まだ観ていませんが気になっていた物の一つです。 やはり歴史がらみの映画なんですね。歴史のお勉強をしてこなかった私は、映画で自分の無知を知ることが多いです(゚ー゚;Aアセアセ (2008年12月20日 10時39分19秒)

Re[1]:ブーリン家の姉妹(12/17)  
@マミィさん。訪問、書き込みありがとうございます。
>歴史のお勉強をしてこなかった私は、映画で自分の無知を知ることが多いです(゚ー゚;Aアセアセ
まったく、私も同様ですね。でも、書物で読むのと違って、イメージができますので、歴史の部分、部分が確立できていきますね。それだけ、映画関係者には、史実に基本的に忠実な、その上での感動的な大作を創造する努力を求めたいものです。

これからもよろしくお願いします。 (2008年12月20日 10時54分28秒)

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