真名井 耕造 真名井生活研究所

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夜汽車


でも、なんか味気ない。
表題だけ「夜汽車」としてみた。
同じものが某所にもある。
これは、ある意味「実験」で
「僕」と「私」の話。
ある意味「趣味」
判る人はそう多くは無いのだけれど
残してみたくなったので、
ブログに書いてみる事にしようと思った(^_^;
私の「残像」かもしれないので...
(⌒▽⌒)アハハ!

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夜汽車




子供の頃、夜汽車を見て、夜汽車に乗る事に憧れた。
きっとあの列車の中は別世界なのだろうと。

一列に連なる窓の灯に清らかな美を見ていた。
銀河鉄道999が頭をよぎる...




...少し大人になって、夜汽車に乗る。
列車の中はクリスマスパーティーでもなく、
ただの列車だ。昼が夜になっただけだった。




...夜汽車から窓の外を見る。
点々と明りが灯る家々の窓。
夜景のなか、そこに人が居る...
そう思うと
それぞれの家の部屋の明りが幸せそうに映る。
人影が動くのを見たりすると、ドキドキする...

夜汽車から家々の明りを見ると、すべての家々が
幸福そうに見える。

無い物ねだりの隣の芝生...

そんな自分に苦笑いしながら、
私の肩に頭を寄せて眠る君の寝顔を見る。

車内の人々とは別世界があった。

これかな?

子供の頃、夢見た夜汽車は...

安心しきった君の寝顔を僕は君共々寄せて肩を抱く。
薄目を開けた君は僕の肩から胸の方に頬をずらして
また目を閉じる。

向かいの席の夫婦らしい、おじさんとおばさんと
目が合った。 無視しようと思ったが
それもつまらないので、僕は目でお辞儀をした。

おじさんとおばさんはふたりで顔を見合わせてから
僕の方を見て目で笑ってくれた。

だから、僕も目で笑った。
僕は君の髪にキスしたくなったけど
止めておいたよ。

僕は君の寝顔を自慢したくなったんだけどね。

そのころ
夜汽車はきっとディズニーアニメのように
キラキラ星撒き散らしていただろうね。

たぶん...

多分ね。


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ここから、始まるヾ(-_-;)


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