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『これからの発展へ』 本日はプレミア12で見事に優勝を果たした台湾について触れていきたいと思います。今日の試合では4-0と日本を相手に完封勝利、U世代では優勝を収めていたものの、このようなプレミア12、WBCなどでは苦戦を強いられてきた台湾ですが、悲願の初優勝となりました(twitter)。先発はARIの期待株である左腕の林・ユーミン投手(twitter)、4回を投げて1安打3奪三振2四球無失点と日本打線を相手に見事な投球を収めて勝利に貢献しました。左打者にとっては背中越しから来る球筋且つ球の出所も見難いフォームとなっており、左打者を多く揃えてしまった日本打線にとっては非常に厄介な投手となりました。他には元オリックス・西武の張投手、元横浜・千葉ロッテのチェンといった元NPB投手らも好投して優勝に貢献しました。 そして3ラン本塁打を打った陳傑憲は日本の高校を卒業した選手で、現在は統一ライオンズでプレーしています。今季は打率.334と高打率でOPS.837と好成績ですが、実は本塁打だけ見ると今季2本しか打っていなかったのですが、何と今大会でシーズンと並ぶ2本塁打とまるで「台湾の小園」状態だったと言えるでしょうか^^;。守備では森下の二塁打かと思われた打球を見事に追いついて捕球するなど好守も見せ、この試合のヒーローとなり、今大会のMVPにも輝きました(youtube)。 また、台湾メディアや現地(youtube)(youtube)でも優勝した事で大盛り上がりとなっており、CPBLでも今季最多観客動員数を記録した事もあり、台北ドーム球場も開場して大盛況となるなどこれからの台湾野球が活気づく事を願っています。 ここからは話が変わりますが、「火球男」の異名を持つ最速157キロの右腕である古林(グーリン・ルェヤン)投手がポスティング移籍による日本ハムへの入団が正式に合意しました(記事)。陳傑憲と同じく統一ライオンズの選手で、21試合に登板して10勝・125回を投げて150奪三振を記録して防御率1.66と圧倒的な成績を残しました(投手の詳細な情報はこちらの記事から)。現在24歳で将来的にはMLB挑戦も視野に入れているとの事ですが、個人的には日本球界を経由してからのルートが台湾球界にとっても大きな意義となるのかも?しれません。 昨年のドラ1候補だった佐々木麟太郎や今年のドラフト上位候補だった森井翔太郎らが直接MLB挑戦を目指し、佐々木朗希の件もあってポスティングのルール改正の声が実現した際に「有望な選手らがMLBへ直接行くのでは?」という声もありますが、実は台湾は以前からそのような傾向が続いており、今日登板した林もそうですが、台湾のトップ選手達はCPBLを経由せずにMLBのマイナー契約を選んでいるのです(twitter)。それでもその選手達がしっかりとMLBの舞台へ辿り着いて活躍しているのならば良いのですが、実際は殆どの選手が大成できずに終わっており、近年の成功例は張育成のみという寂しい結果となり、その張にしてもレギュラーを掴みかけたシーズンこそあったものの、芳しい成績は残せずに今季からCPBLへドラフト指名を経てプレーしています。やはりアジア人にとっていきなりアメリカに行くのはネックだと言わざるを得ず、更にマイナーは過酷な上にアジア人への人種差別もあり、中南米出身の貧しい国の人々は自国に戻っても貧しい生活となるので耐えられるハングリー精神があるものの、日本韓国台湾中国といった出身の選手にとってはわざわざ過酷な生活をせずとも自国で一般就職すればそれなりの生活ができるわけですからそこまでのハングリー精神はないのかな?と思います。アンダー世代では日本を凌ぐ強さを誇るはずの台湾が何故WBCやプレミア12といった大会ではあまり目覚ましい成績を残せていなかったのか、根本的な原因はここにあったと思います。 しかしながらMLBに行かずにCPBLで着実に技量を伸ばしてきた古林やもう一人注目される徐・ルオシー投手らがCPBLを経て日本球界に入団し、そこから更にMLBへ挑戦して高額な契約金を結べるルートができれば大成率が極めて低いMLBとのマイナー契約よりもそちらを選ぶ選手が増えれば人材損失も防げる上に国内リーグのレベルの底上げにも繋がり、人気向上にも繋がるのではないかな?と思います。特に昨年に日本ハムに入団した孫投手を始めとして今年は台湾の高校生投手が次々とNPB球団と契約を交わしており、MLBのマイナー契約ルートが見直され始めています。実は韓国球界もMLBのマイナー契約を選ぶトップ選手が出ていたのですが、キム・ハソンやポスティング移籍したイ・ジョンフが大型契約を結んだ件や今オフにポスティング移籍が有力視されるキム・ヘソンも大型契約が見込まれ、トッププロスペクト選手がわざわざマイナー契約を選ばずともKBOを経由した方が良いという判断をし始めています。NPBに入団した投手がどのような活躍を収めるかが注目ですが、個人的にはやはり台湾国内でしっかりとスターになってから海外の方が望ましいのではないかな?と考えています。NPB球団には台湾の有望な選手を獲得したからにはMLBのように数年でチャンスもあまり与えずにリリースするような事なく、しっかりと育成して導いて欲しいなと願っています。 台湾球界のレベルの更なる向上の為にはやはりCPBLがもっと活性化していく必要があり、その為にはトッププロスペクトにCPBLを選んでもらえる環境作りが今後大きな課題となってくるのではないでしょうか。MLBにも欧州の選手やアジアの選手を獲得するのならば数年でリリースせずにしっかりと責任をもって育成して欲しいところですが現状そうなっておらず、過去記事でも書かせていただきましたが、普及はしてもそこからの発展を妨げてしまっているのもMLBだと個人的には思います。そろそろそのやり方を変えていく時期に来ているのでは?と思います。野球太郎No.053 2024ドラフト総決算&2025大展望号 (バンブームック) [ ナックルボールスタジアム ]
2024.11.25
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『来季正念場の選手達』 本日は12月9日に迫る現役ドラフトについて考えていきたいと思います。戦力外通告といい、この現役ドラフトといい、あまりこういった予想を好まない方もおられるかと思いますが、毎年「来季正念場の選手」といった項目で取り上げさせていただいているだけに、現役ドラフトならばまあ良いかなという事で今回見ていきたいと思います^^;。ちなみに現役ドラフトは2選手を各球団選出する形となり、最低1人は獲る事が義務付けられており、同意があれば2巡目へと進みますが、今のところは1巡目で指名が終わっています。・ 過去の現役ドラフト選手 まず過去に選出された選手は2022年が正隨外野手、2023年は中村祐太投手となっており、1巡目で終了したのでもう1人は不明となっています。・ 両者の共通点 次に現役ドラフトに選ばれた2人の共通点ですが、実は両者共に直前の秋季キャンプに参加している選手だという点にあります。2022年は正隨と中村祐太(サイト)、2023年は引き続き中村祐太が秋季キャンプに参加しており(サイト)、つまりのところ秋季キャンプが思い出込みでの参加?となっているのかもしれませんね。そして両者共に本指名最後付近で指名された選手であるという点も挙がるでしょうか。つまり上位(1、2巡目)の選手ではないのではないかな?と思います。・ 2年間の傾向 ここで見ていきたいのはそれぞれの過去2年間のドラフト、正隨の場合だと2021年のドラフトでは中村健、田村、末包ら3名の外野手に加え、2022年のドラフトでは久保、名原、中村貴と何と2年間で6名の外野手を指名しており、右の外野手だと4名の外野手を指名しました。そして中村祐太の場合だと2022年は斉藤、益田、河野、長谷部、辻、2023年は常廣、高、滝田、赤塚、杉田、杉原を指名しており、特に2023年は極端な投手ドラフトでしたね。このように2年間のドラフトで多く揃えたポジションが対象になっているのではないか?という印象を持っています。まあ投手は誰かしら1人選ばれると思いますので、一昨年や昨年、今年のドラフトを見て野手がどうなるのかを見ていきたいと思います。・ 2023年、2024年は? まず2023年のドラフトでは仲田と佐藤の2人しか指名されておらず、2024年は佐々木、渡邉の2人となっています。僅か4人にしかいないものの、特徴として挙がってくるのは「一、三塁」が多いという点、佐藤は二塁ですが秋季キャンプで三塁手としての守備練習も開始しているとの事です。また、一昨年ではありますがやはり三塁手として内田を2巡目指名しており、明らかに一、三塁の選手を多く指名しているのが分かります。ちなみにアカデミーからはラミレスを育成選手として契約しており、こちらも三塁を守っていますね。となると、現役ドラフトとなる候補は一、三塁手ではないか?と見ています。・ 正念場の一、三塁手とは 広島で正念場となっている一、三塁手となると、浮かび上がってくる名前は林晃汰という事になるのではないかな?と思います。かつて10本塁打打った林ですが、ここ数年は低迷しており、今季も最終盤に1軍昇格するも最近6試合で何と7三振を喫して最終戦には2軍降格、秋季キャンプでもここまでパッとした活躍はできていません。しかも今季は佐々木や渡邉を獲得してパワー自慢のラミレスが一発を放つなど存在感を見せているだけに、左打ちという特異性はあるも立場的には非常に危ういかな?と思います。・ 投手は? 投手ですが、現在秋季キャンプで正念場となりそうな投手と言えば益田や遠藤の2人が挙げられるのではないでしょうか。多くの予想としてはケムナの名前が挙がるのですが、公式サイトを見ると主力メンバーの中に入っている点、過去2人の選手は共に秋季キャンプに参加した選手が選出されているので案外違うのではないか?と考えています。 野手予想は林という事にさせていただきましたが、果たしてどうなるでしょうか?仮に予想が外れたとしても来季正念場となる立場となるだけに、今オフは覚悟を持って取り組まなければ来季非常に危ういと思うだけに、何とか奮起を見せて欲しいところです。そして益田はやはり1年目の頃の腕の位置に戻した方が良いと感じており、フォークで空振りを奪えていたのに下げて武器を失ってしまった印象です。遠藤は2軍で先発と中継ぎを兼任するなど便利屋的な起用、中村祐太も2軍で防御率1.08、33.1回で35奪三振と高い奪三振率を誇るなど圧倒しているも現役ドラフトに選出されました。ただどちらも1軍となると、「う~ん」という投球が続いていたのも共通点でしょうか。 あくまでも個人的な予想ですが、現役ドラフトの2名は遠藤、林の2名ではないかな?と予想したいと思います。ただ如何せんたった2年間のサンプルなので少々信憑性に欠けますが、様々な観点から見ていけばこうなるのかな?と思います。そして最後に現役ドラフトの是非ですが、個人的には今後もやっていくべき試みではないかな?と思います。中日の細川や阪神の大竹を始めとして巨人のオコエ、日本ハムの水谷、ソフトバンクの長谷川など移籍先で花開いた選手がおり、千葉ロッテから横浜へ移籍した佐々木千隼、広島から西武へと移籍した中村祐太も中継ぎとして登板する事が出来ました。もし現役ドラフトがなければ中村祐太は今季で戦力外となっていたかもしれず、彼にとっても大きかったと思います。燻っている選手は新天地で新しい出会いを経て変わる事が出来るかもしれないだけに、個人的には最低2巡目まで行うように変更しても良いのではないでしょうか。 「余談」 以前にナイジェリアにてグローブ工場設立の為のクラウドファンディングを紹介しましたが、今回は野球アカデミー設立に向けてのクラウドファンディングが行われていました。現在、既にグローブの製造は始まって現地の人も5名雇うなど順調な滑り出しのようです。野球普及の為に協力していただける方がいらっしゃいましたら是非URLから見ていただければと思います。野球太郎No.053 2024ドラフト総決算&2025大展望号 (バンブームック) [ ナックルボールスタジアム ]
2024.11.20
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『エレフリス・モンテロ』 本日も広島が獲得した外国人選手を見ていきたいと思います。今回は最初に獲得を発表したモンテロ内野手、MLBではCOLで3年間プレーして通算21本塁打を記録ています。昨季は11本塁打・OPS.715を記録して期待されたものの、今季は67試合に出場して打率.205・4本塁打・28打点・OPS.571と成績を落としてしまい、11月4日にFAとなった3日後に広島との契約が発表されました。また、3Aでは65試合に出場して打率.309・16本塁打・52打点・OPS.979と好成績を残しており、典型的な4Aと呼ばれる立ち位置の選手だと思われます。それでは昨日と同じく選手の詳細を箇条書きスタイルで書いていきたいと思います(fangraphs)。・IsoPは3Aの2年間で.359、.273とかなり高い・一方でMLBでは昨季.183だったものの、今季.098と苦戦・3Aでは昨季142打数28三振、ただ今季256打数78三振で3.28・MLBでは昨季284打数111三振、今季224打数56三振で4.00・IsoDは3Aで昨季.052、今季.088と今季は割と四球を稼ぐ・MLBでは昨季.047、今季.062と意外と昨季の3Aと変わらない・BB/Kは3Aで昨季.500、今季.460とまずまずの水準・MLBでは.140、.360とかなり低水準だが改善傾向にはある・GB/FBは昨季のMLB以外全て1.00を切り、フライが多い・3AではLD%も25%以上と高い・打球方向は標準的な右打者だが、今季3Aでは広角に打ち分けている・守備はMLBでは主に一塁を守り、3Aでは三塁を守る事が多い・ただ三塁守備は3Aで423回16失策、MLBでも芳しくない 続いては打撃フォームを見ていきたいと思います(youtube)。構えはオーソドックスなオープンスタンスで構えており、投手がトップを作る前に一度前足踵を上げ、リリースした直後に始動しています。このタイミングだと遅い印象を受けますが、そこまで足を上げずにすぐに地面へ踏み込むので立ち遅れる事なく、間は取れているように思います。ただファビアンもそうですが、踏み込んだ際の前足の爪先が完全に投手の方へと向いてしまっているのが気にかかるところです(それでも右膝はファビアンと違って投手側へ向いていませんね)。また、若干踵体重寄りでインパクト後に前足がブレそうになっていますが、最終的に前足が胡坐をかいた際の体勢と似たような形になっていますが、我慢はできているのでしょうか?上半身はファビアン同様にトップの体勢時にしっかりとバットを持つ両手が頭から外側(本塁側)に張り出していてスムーズにバットを出せるようになっています。スイング軌道はファビアンよりも良い印象を受け、打ち終わった後の体勢は右肩が大きく引き上がった形になるなどスラッガーを彷彿させ、新井監督が「スイングで選んだ」と評したのも頷けるのではないかな?と思います。ただ何となくではありますが、仲田同様に回転が早すぎるのかな?という印象を受け、踵体重寄りな点もあって外角の変化球に苦労しそうな印象を受け、もう少し捻転?が生まれれば変化球にも対応できるのではな?と思います。 3Aでの打撃内容はミートも選球眼もまずまずで圧倒的なパワーを有し、今季はMLBで結果こそ残せなかったものの、打撃内容を見るとIsoDは3Aと変わらず、三振も減らしている上にBB/Kは依然として低水準なものの昨季に比べると改善傾向にあり、徐々にMLBにも適応できつつあったのかも?という気がしなくもないでしょうか。3Aでは広角に打ち分けられるようにもなっており、成長途上なのではないでしょうか。仮にこの選手の三塁守備がまずまずだったとすれば打撃内容に改善の兆しが見られるのでもう1年様子見という判断でもおかしくなかったように思います。個人的には技術的にも長打の面でもファビアンより期待してみたい印象で、我慢して起用していけば非常に面白い打者になるのではないでしょうか。ただ個人的には仲田や渡邉を買っているだけに、かなり強力なライバルが現れたな?という印象を受けます。選手評価:A(思っていたイメージよりも脆い印象はないかもしれない)野球太郎No.053 2024ドラフト総決算&2025大展望号 (バンブームック) [ ナックルボールスタジアム ]
2024.11.24
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『サンドロ・ファビアン』 本日は広島が獲得した新外国人選手を見ていきたいと思います。今回は先日獲得を発表したばかりのファビアン外野手、TEXに在籍していた選手なので知っていましたが、まさか広島が獲得するとは驚きました(40人枠にも入っていただけに)。今季はMLB初昇格を果たし、3Aでは116試合に出場して打率.270・17本塁打・81打点を記録し、OPSは.805を記録しています(fangraphs)。それでは選手の詳細を箇条書きスタイルで書いていきたいと思います。・IsoPは.190前後で推移しているので中距離~中長距離タイプ・その割に昨季444打数73三振、448打数76三振で6.08、5.89と高め・IsoDは昨季.043、今季.073と改善されたが、四球を選ぶタイプではない・BB/Kは昨季.320、今季.590とまずまず高くなった・タイプ的には昨季は元広島の岩本氏、今季は元広島の前田智徳氏を彷彿させる・GB/FBは3年間で1.20前後で推移するなどゴロが多めとなっている・LD%が25%と高いのであまり角度は付かないタイプかもしれない・IFFB%が2年間で30%を記録するなど不安要素もあり・打球方向はレフト50%弱、センター20%、ライト30%と標準的な右打者か・これまでのキャリアではライトを守る機会が多い(5182回)・他にはレフト(935回)、少しだけセンター(140回)も守っている・ただし、ライトでは今季10失策するなど守備面での不安を覗かせる(公式サイト)・今季だけではなく例年失策が多く、2017年もライトで11失策記録している・ただし、今季13補殺も非常に多く、例年補殺が多い(2017年は16補殺) 続いては打撃フォーム(youtube)(youtube)について見ていきたいと思います。まず構えはバットを横に寝かせるというよりは垂れ下げて構えており、そこから左足を上げたと同時にバットも引き上げます。ちなみに個人的には昨季立ち遅れる事が多いデビッドソンにこの形に変えてはどうか?と散々書かせていただいていましたが(今季は余計な1動作が省かれた事でKBOで大活躍)^^;。気になるのは下半身の形、踏み込む前足の爪先が既に投手側に向き、後ろの右膝も既に投手側へと向いてしまっており、イメージ的にはトップの体勢時に既にインパクトの最中の時の体勢になっているでしょうか。正直あまり下半身の力を伝えられていないのではないかな?という印象で、それでも前足はそのまま踏ん張れていますが…。最後に気になるのがステップする形、ドミニカのウインターリーグではインステップする形を採用しているシーンもあり、何かしらの試行錯誤をしているのでしょうか? 上半身に関しては前肩が内側に全く入れずにバットを持つ両手がしっかりと頭の外側(本塁側)に張り出しているのでバットはスムーズに出せそうです。また、踏み込んだ際にバットは振り出しておらず、この辺りしっかりと球を見るようになったのと関連があるでしょうか。スイング軌道は良くはないですが悪くもないぐらいの軌道かな?という印象でしょうか。ただ打ち終わりの姿勢を見ると、やはりスラッガーというタイプの打者ではなさそうです。内角に強いという記事がありましたが、確かにしっかりと打てており、外角の球もライト方向へ弾き返したりできているように思います。ただどちらかと言えば巻き込んで打つ方が得意なのでしょうか? 個人的には下半身の使い方に違和感がある印象で、果たしてNPBでも同じように長打を発揮できるのかな?という印象を受けました(特にNPB球は飛ばないと評されているだけに)。ただ上半身は比較的良さそうな印象で、今季の小園のように単打や二塁打に徹する事ができれば面白い存在になるのではないかな?と感じています。インステップして打つようになっており、外角の直球や変化球も届いてスタンドインさせているようにしっかりと叩けているだけに、基本的に率に徹してたまにスタンドインぐらいのスタンスで行けば面白い存在になるのではないかな?と思います。選手評価:B(今季の小園に長打を少しプラスした形か)野球太郎No.053 2024ドラフト総決算&2025大展望号 (バンブームック) [ ナックルボールスタジアム ]
2024.11.23
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『着実に駆け上がる』 今回はチェコの野球について見ていきたいと思います。本日からプレミア12が始まりましたが、先日まで強化試合としてチェコ代表を招待して2試合行われました(1、2)。試合結果はそれぞれ7-1、9-0と日本が圧倒する結果となりましたが、チェコを代表する主力選手や将来を嘱望される選手達が爪痕を残す試合内容でもありました。 まず1戦目はパディサック投手が先発して4回を投げて4安打1奪三振2四球1失点(自責点0)と見事な投球を見せ、球速も152キロを計測するなど日本の野球ファンを驚かせました(記事)(twitter)。台湾との試合でも好投を見せており、本人はNPB入りを希望しているとの事ですが、ひょっとするとCPBLからのオファーもあり得るのではないでしょうか。そして打者では巨人と育成契約を交わしたチェコのジャッジことフルプ外野手が中日のエース高橋からフェンス直撃の二塁打を放ち、流石と思わせる打撃を見せました。他には26歳のメンシク内野手も2試合連続マルチヒットと結果を残し(記事)(twitter)、こちらも日本の野球ファンを驚かせました。他には3Aでのプレー経験を持つチェルベンカ捕手もタイムリー(twitter)や盗塁阻止(twitter)などこちらも流石のプレーを見せました。 そして将来のチェコ代表の中心となる選手としては2戦目で登板した18歳のセナイ投手が4回無失点に抑えて日本の野球ファンの間でも話題となりました(twitter)(twitter)。もう一人がシンデルカ外野手、見事なバックホームで本塁封殺を見せましたが、エクストラリーガでは強打の打撃も見せており(twitter)(twitter)、他には同じく10代のゼレンカ捕手も強肩強打の選手として将来を期待されており(twitter)、3人がいずれもアメリカの大学でプレーする予定となっており、MLB入りを目指すものと思われます。他には18歳のモルガン内野手も将来を嘱望されている選手のようですね(twitter)。また、今回は同行しなかったものの、右のパカル投手が現在アメリカの大学でプレーしており(twitter)、19歳の198センチの大型右腕ハヌスカ投手はドイツのレーゲンスブルク野球アカデミーでプレーしており、WBCでもチェコ代表として選出されたコバラ投手もアメリカの大学でプレーしています。このように10代で多くの有望選手がおり、次世代の育成も着実に進んでいるようですね。 今回、日本と台湾の強化試合に招待されたチェコですが、実はこの4試合がチェコ国内でも生中継されており、何とその4試合の合計視聴者数が午前中の時間帯だったにもかかわらず47万1000人を記録したそうです(twitter)。今年のプラハベースボールウィークでは午後から2試合中継されて合計28万人、昨年の欧州野球選手権大会ではチェコ戦が中継されて合計100万人近くの視聴者数を記録するなど着実にチェコ国内での野球への関心が高まっています。また、来年のプラハベースボールウィークではドイツやイタリアが参加し、残る1ヶ国は韓国となる可能性が報じられました(記事)。 WBC以降、確実にチェコでも徐々に関心が高まっている事やチェコのスポーツ庁が支援する競技種目の中に入るなど野球の地位がチェコにて高まってきており、実際に今回の名古屋遠征には国立スポーツ庁の会長が直々に訪れたそうです(twitter)。上記の選手らを見ても十二分にNPBでも十分にプレーできるのではないか?と思われる選手が何人もおり、10代の選手の中にも日本を抑え込んだ投手や良い当たりを飛ばした打者、強肩を披露した選手など有望な選手はいます。勿論アメリカに行ってプレーする、日本に来てプレーするというのも良いのですが、やはり国内リーグがもっと盛り上がって国内のスターになる事こそがチェコ球界の大きな発展や底上げに繋がるのではないかな?と考えています。今季の国内リーグはブルノ同士のチームがチェコシリーズに進出した事で多くの観客が集まり、開幕節にも記録を更新する観客動員数を記録するなど徐々にその芽も出始めています。バウアーがスイス代表として投げた際には外野席を急遽開放する程だったそうです。ここから更に集客を嵩じる策とを練って関心を持ってもらい、スポンサーを集めて国内リーグを強化していき、いずれはプロ野球リーグへとなっていく事を期待したいなと思います。かつて日本はMLB選手達が来日して試合を行い、「アメリカに追いつけ追い越せ」の精神でプロ野球が誕生して100年経ちましたが、今度はチェコが「日本に追いつけ追い越せ」の精神で大きく発展していって欲しいというのが個人的な願いです。WBC チェコ代表 キャップ 2023 World Baseball Classic 59FIFTY Cap ニューエラ/New Era ネイビー
2024.11.14
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『シーズンでも』 本日は広島の気になった情報を見ていきたいと思います。まずは大道がカットボールに手応えを感じているとの事です(記事)。永川コーチの提案により、カットボールの球速アップと変化量を小さくする改良に取り組んでいるそうで、直球を警戒してくる打者に対して凡打の割合を増やす目的としているそうです。個人的には1年目の頃に投げていた変化量の大きいスライダーも解禁して欲しいところで、右打者には外の大きな曲がりのスライダーの方が効果的という検証データも発表されているだけに、凡打を打たせる事も大事ですが、空振りを奪える変化球も欲しいところです。 続いては二俣が巨人の岡本に弟子入りをして自主トレを行うとの事です(記事)。現在は横浜の宮崎のようなフォームに挑戦中で、二俣は岡本について「岡本のスイングは力感なく振っているように見える」と語っています。個人的には遠回りするスイング軌道とスイング中に右足が踵体重になって三塁側へ走り出しそうな形になる部分を修正していきたいところです。 続いて常廣、最後の紅白戦では圧巻の5奪三振を奪った事で来年の春季キャンプ1軍スタートが内定したとの事です(記事)。元々決め球としているフォークやカットボールを駆使して打者から空振りを奪いました(youtube)。また、カットボールにも手応えを感じているとの事で、しっかりと腕を振ればスライダーのように大きく曲がる事も判明したのが新たな発見だったとの事です(記事)。確かにyoutubeの映像とプロ初先発の時の投球フォーム(youtube)と比較してみますと、紅白戦の方が右足に躍動感があって前足がブレずに右足が本塁までターンしてきていますね。このように常廣は変化球が武器となる投手で、フォークは空振り率が先発でありながら19%と高いのが特徴的です。ただ被打率は.353、やはり投球フォームに課題があるので球が上吊る事が多々あるので甘く入ったところを痛打されるのだと思いますが、しっかりと決められれば空振りを奪えます。また、腕の位置がオーバーとスリークォーターの中間ぐらいなのでカットボールも横変化がつけやすいのかな?と感じます。後はやはり過去記事のような課題を改善していければと思います。 そして新外国人選手としてサンドロ・ファビアン外野手の獲得を発表しました。何とTEXの選手で、今季は主に3Aのラウンドロックでプレーしており、打率.270・18本塁打・82打点・OPS.805を記録(マイナー打撃成績)しており、ドミニカのウインターリーグでプレーしていて21試合で5本塁打・OPS.867を記録していました(全打撃成績)守備位置はレフト、センター、ライトと3ポジションを全て守れる選手で、待望のセンターのできる右打ちの外野手となります。そしてモンテロと同じくまだ26歳と比較的若い年齢で1年契約ではありますが、数年は様子を見るのかもしれませんね。モンテロ同様に選手の詳細は後日行ってみたいと思います。 最後に小園、本日のプレミア12で2打席連続本塁打を放ちました(twitter、twitter)。小園は本来このように一発長打も打てる選手だと思っているだけに、シーズンでも気にせずに思い切り長打を狙ってもらいたいなと思います。 これで外国人打者が2名揃った事で打撃陣の補強は終了でしょうか。モンテロはシャイナー枠のパワーヒッタータイプ、ファビアンはレイノルズ枠の中距離のポイントゲッタータイプ?といったところでしょうか。2人共まだ年齢が26歳と若く、これまでの助っ人選手と違って様子を見ていくと思われますので、若手や中堅選手らにも火がつくでしょうか。特に末包の尻には火が付くのではないかと感じており、ファビアンは末包よりも若いだけに、伸びしろがあると判断すればファビアンの方が起用されるでしょう。秋季キャンプを見た感じですと、依然として股関節が固いので下半身の使い方に課題があるだけに、しっかりとオフに克服して欲しいところです。冬季限定 四季の十二撰 ひとくち上生菓子詰め合わせ(風呂敷包み) お歳暮 和菓子 スイーツ お菓子 ギフト プレゼント 高級 お取り寄せ 送料無料(北海道・沖縄を除く) 楽天グルメ大賞3年連続受賞
2024.11.22
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『王貞治氏が動く』 本日は新たに設立された野球振興団体について触れていきたいと思います。世界通算最多本塁打数を誇る王貞治氏が20日に都内にて記者会見を行い、有志組織の球心会を設立しました(記事)(記事)。記事によりますと、オーナー会議にてプロジェクトを説明したそうです。6月には既に発起人として活動を開始していたとの事で、プロ球団関係者の他に学生野球幹部らが名を連ねるなどプロアマの垣根を越えた組織になりそうで、長期的なプランでの野球の普及や振興、市場や財源の発展などにについての策を練っているとの事、具体的な施策は3月になるそうです。 個人的に気になるのはデイリースポーツの記事に書かれていたアジアに新リーグを立ち上げる「アジア市場開拓プロジェクト」にあります。実は王氏は昨年の12月に台湾でアジア野球選手権大会が開催された際にパキスタン野球連盟会長と野球の取り組みについて会談しており、パキスタンの野球の為の協力を促進したとパキスタン野球連盟のtwitterにて発信されていました。また、過去記事でも紹介させていただいたのですが、実はパキスタンは来年からbaseball unitedとは別に当該地域の選手達で構成されるプロ野球リーグの創設を発表しており(twitter、twitter)、既に台湾で行われた役員会議にてアジア野球連盟(BFA)の会長とも会ってプロ野球リーグについての話し合いがあり、全面的な支持を取り付けています(twitter)。なのでひょっとするとアジアの新リーグというのは来年開幕予定のパキスタンのプロ野球リーグの事なのかも?しれませんね。 これまで野球の普及や振興活動というのは大体が個々人で熱心な方々が精力的な活動を行うか、もしくはJICAの方々が行われてきました。しかしながら「世界の王」と呼ばれる王貞治氏がトップに立ち、プロアマの垣根を越えてこういった組織が立ち上がったのは非常に大きな一歩と言えるのではないでしょうか。また、巨人の山口オーナーも記事にて12球団も「王さんの活動を援助していく点で12球団に異論はない」と賛同の意を示しており、ようやくNPBも本腰を上げて国内外での普及活動を進めていく事になるのかな?と思います。ちなみにパキスタンプロ野球の他にも今年佐賀インドネシアドリームズを立ち上げたNEOアジアプロ野球機構が将来的に東南アジアでのプロ野球リーグ創設を目指しており、こういった団体が支援する事で後押しになるのではないでしょうか。下世話な話ではありますが、これらの国々の物価はまだ非常に安く、人件費も日本と比べるとかなり安いだけに、行動に移すならばできるだけ早い方が良いのではないかな?と思います。MLBは欧州やブラジル、中国、インドといった国に普及活動を行っていますが、NPBはKBOやCPBLとも連携してMLBが手を付けていない東南アジアや南アジアといった地域を担当していって欲しいですね。 「余談」 昨日も紹介させていただきましたが、ナイジェリアに野球アカデミー設立を目指している団体がクラウドファンディングを行っていますが苦戦しているようで、何とか協力できる方は是非ともご覧になっていただければと思います。野球太郎No.053 2024ドラフト総決算&2025大展望号 (バンブームック) [ ナックルボールスタジアム
2024.11.21
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『イタリア野球、再起への一歩』 今回はイタリアの野球について触れていきたいと思います。イタリア野球連盟は会長としてマッツィエーリ氏を会長として選出しました(twitter)。実はかつてオリックスなどでプレーしたイタリア人のマエストリ(twitter)やイタリア系アメリカ人野球財団(twitter)らも同氏を支持していました。 これは以前にも書かせていただいた事なのですが、WBCでは準々決勝に進出したものの、マエストリが受けたインタビュー記事を見ても分かる通り、近年のイタリア代表の実態はイタリア系アメリカ人ばかりでチーム編成されており、肝心のイタリア国内での野球の機運が低下してしまっています。実際、去年行われた欧州野球選手権大会では何とスウェーデンに敗れてしまう大番狂わせを生じさせてしまい、準々決勝に進出できないというイタリア野球にとっては屈辱的な結果となってしまいました。 その結果を受けてイタリアでは国内の野球環境を整えていく方向性を取り始めており、過去記事でも紹介しましたが、若年層のうちからアメリカへ留学する計画も実施されています。そしてWBCの監督を務めたピアザ氏もイタリアの野球文化を創造していき、国内選手の強化を重要視している事を語っています(記事)。そういった方針があった事を考えると、元々国内選手の強化や地域アカデミーの設立に加え、増やしすぎたセリエAの再編を訴えていたマッツィエーリ氏が会長に選出されたの頷けます(逆にもう一人の候補者だったマルコン氏はインタビュー記事を読むと逆?の立場だったのでしょうか)。 こちらのインタビュー記事を読んでいただいても分かる通り、チェコがWBCを皮切りに野球の人気がじわじわと上昇し始めて順調な曲線を描いているのとは対照的にイタリアは上記の理由もあって野球の関心が低下してしまっており、観客動員数も落ち込んでいるとの事です。その理由としてはやはりイタリア人の出場機会の確保にあるとしており、どうもAFIという規則によってイタリアの国内リーグにおいても国外の野球が盛んであろう国の選手達が占めてしまっているそうです(現在、世界中で問題になっている移民対する考え方にも通ずるかもしれませんね)。なのでまずはイタリアで生まれ育った選手達をもっと育成していきたいと語っています。 個人的にはイタリア国内の選手を中心にチーム編成を行うという点に大いに賛同したいところで、チェコの成功例を見ても明らかだと思います。何故一次リーグ敗退だったチェコがWBC以降、国営テレビで中継されたり、球場に足を運んでくれるようになったのか、それはやはりチェコ人中心のれっきとしたチェコ代表だったからだと思います。勿論、チーム強化の為に自ら志願してきたセナイ投手やMLB経験者のソガードらも代表入りしており、日本もヌートバーが代表入りして話題となりました。ただそれはあくまでも数名であり、数名ならば寧ろ「海外出身の選手達が我々の為に力を貸してくれる」と肯定的に捉える事が出来ますが、逆に彼らが中心となってしまってはマエストリ氏がいうように「そんなチームを見て誰がアズーリ(イタリア代表)だと思う?」と思われるのも致し方ないでしょう。新しい会長が選出されたイタリアですが、これを機に良い方向へ進んでいって欲しいなと期待しています。
2024.11.17
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『昨日触れたついでに』 昨日の外国人選手獲得についての記事にてMLBは30球団から32球団への拡張を目指していると書かせていただきました。過去記事にもざっくりと紹介した事があるのですが、今回は少しだけ深掘りしていきたいと思います。 まずは過去記事を見ていただきますと、主な候補地は既にオースティン、ソルトレークシティ、ナッシュビル、ポートランドの4つの候補地に絞られており、一つずつ見ていきたいと思います。 「オースティン」 テキサス州の中央部の都市(wiki)で、目覚ましい経済成長と人口増加を誇るようです。ここでは既にオースティンにMLB球団を誘致しようというグループが存在し、オースティン野球を支援するサイトや特集動画で取り上げられています。こちらのサイトによりますと、有力候補の一つとされている最大の理由は上記の通り経済力と人口増加によるものが大きいでしょうか。ただし、ネックとなるのはやはりテキサス州であるという点、テキサスにはご存じの通りレンジャーズやアストロズといった人気球団が存在しており、いくら中央部だからと言ってもテキサス州に3つも球団を置く必要があるか?と言われると些か疑問符がつくでしょうか。 「ソルトレイクシティ」 アメリカの西海岸寄りにあるユタ州に存在しており、ロッキー山脈の西部にある州の北部に位置している西部高原地域との事で、冬季オリンピックが何度も開催されているので寒い地域なのでしょうか(wiki)?こちらのサイトによると、ラリー・H・ミラー社とミラー家が35億ドルを投入する事を発表しており、州知事などを始めとする行政側も計画に乗り気のようで、官民一体となって準備を整えているようです。過去記事でも日刊スポーツが最有力候補地と位置付けている通り、ユタ州にはMLB球団(マイナーはあります)がないので選ばれる可能性は高そうです。 「ナッシュビル」 アメリカの東海岸寄りのテネシー州にある最大都市とされています(wiki)。特徴としてはカントリー・ミュージックの本拠地とされているなど音楽業界が盛んな地域であり、実際MLB球団を誘致しようとしているグループも「ミュージック・シティ・ベースボール」という名で結成されています(サイト)。MLBコミッショナー曰く「理想としては東部、西部にそれぞれ1球団」と言及しており、有力候補地の中で唯一の東部であるナッシュビルは自動的に最有力候補となっています。しかしながらここに来てスタジアム建設の税金使用に対して否定的な考えである事が判明(1、2)しており、大きな暗雲が立ち込めています。元々難民が多い地域という事もあり、物価なども安い地域であり、あまり経済的に豊かな人は少ないのかも?しれませんね。 「ポートランド」、 アメリカの最北西部に近い位置にあるオレゴン州の都市で、環境にやさしい都市全米第1位、世界基準でも第2位という大変名誉?な評価もあるそうです(wiki)。また、産業は小麦の出荷量が全米第1位、世界でも2位の取引港との事です。ポートランドはかなり熱心な投資グループが存在しており、公式サイトやinstagramなども存在しています。また、ここは話が進んでおり、土地も既に購入している上に市議会も全会一致で「ポートランド・ダイヤモンド・プロジェクト」の全面支援を明言しており、後は誘致を受けるのみという万全の体制を整えています。地域的にも北西部にはシアトルしかないという利点もありますが、西部はソルトレイクシティが有力とされており、西部地域に2球団追加するかどうかは微妙な情勢でしょうか。 現状はソルトレイクシティとナッシュビルが有力ではないかとされていますが、ナッシュビルが住民や行政にも球場建設に完全に反対の姿勢を打ち出されており、そうなってくるとコミッショナーの東西に1球団ずつという構想を練り直さざるを得なくなり、繰り上げでポートランドという可能性が出てくるのではないでしょうか。球団拡張は2029年に計画を発表し、本格的な新規参入は2031年になるとされており、果たしてどの地域に追加されるのか注目したいところです。 「余談」 以前にナイジェリアにてグローブ工場設立の為のクラウドファンディングを紹介しましたが、今回は野球アカデミー設立に向けてのクラウドファンディングが行われていました。現在、既にグローブの製造は始まって現地の人も5名雇うなど順調な滑り出しのようです。野球普及の為に協力していただける方がいらっしゃいましたら是非URLから見ていただければと思います。
2024.11.19
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『本日開幕』 今回は豪州の野球について少しだけ触れていきたいと思います。北半球に位置する日本とは違って南半球に位置する豪州は開催時期が真逆になる事は皆様もご存知かと思われますが、豪州プロ野球(ABL)がいよいよ本日開幕します(twitter)。既に参加するチームのロースターが発表されていますが、(twitter)、MLBやNPBからも選手が派遣されており、有名どころだと巨人の秋広も参加します。また、フィンランド出身のコンスタ・クリッカ投手も参加しており、欧州の選手達もABLに参加できるようになると面白いかもしれませんね。 既にニカラグアや各国のWLが開幕していますが、豪州も遅ればせながら始まります。2010年に創設されて15年近くになりますが、MLBドラフト全体1巡目指名の豪州出身バザーナがABLでもプレー経験を持っており、有望な選手がABLを経由してアメリカの大学やMLBへ行くようになるなど豪州野球の基盤となりつつあります。今後どのような選手が出てくるのか、注目して見たいと思います。また、ABLを視聴したい方は公式サイトに視聴方法が掲載されていますので、是非ご覧になっていただければと思います(記事)。WBC オーストラリア代表 キャップ 2023 World Baseball Classic 59FIFTY Cap ニューエラ/New Era グリーン
2024.11.15
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『実力者揃う』 それでは一通り選手を見てきたのでまとめてみたいと思います。1巡目 佐々木泰 青山学院大学 右投右打 内野手 B※2巡目 佐藤柳之介 富士大学 左投左打 投手 B※左3巡目 岡本駿 甲南大学 右投右打 投手 C4巡目 渡邉悠斗 富士大学 右投右打 捕手 A5巡目 菊地ハルン 千葉学芸高校 右投右打 投手育成1 小船翼 知徳高校 右投右打 投手育成2 竹下海斗 敦賀気比高校 左投左打 投手育成3 安竹俊喜 静岡大学 右投右打 捕手・ ※は最後に花開いた状態でのプロ入りを示すマーク、左は特定左腕枠です。 まず個人的な印象としては巷でよく言われているような素材に振ったロマン型ドラフトではないように思います。まず個人的に考えるロマン型ドラフトというのは「技術的な部分や実戦面に課題こそあるものの、今後の伸びしろに期待したい選手を多く揃えたドラフト」という考えです。個人的には寧ろ去年のドラフトの方がロマン型ドラフトだったように思います(過去記事)。ただ育成指名のメンバーに関しては色々な思惑がありそうで、小船は確かに荒削りな素材型なのでロマンだと感じ、竹下は体を大きくして球速球威がどうなるかのお試し枠、安竹は守備型捕手なので将来的には2番手捕手辺りを見込んでの指名なのかな?と感じました。 まず佐々木は4年秋にそれまで無理な形でのフルスイングを封印して打撃内容が劇的に改善するなど素材型から一気に脱却、それでいて長打もしっかりと打てている上に足も三塁守備も良いなど最後の最後で花開いた予感を漂わせ、広島の華ともいえる俊足強肩強打の打者の系譜を継ぐ選手になりそうです。そして佐藤も4年生になって突っ込みすぎるフォームが改善されて成長を見せている上にプロで活躍する法則として設定している「左腕枠」にも合致している投手であり、次世代のエースとしての期待もかかりそうです。岡本や高校生の菊地ハルンは体が細いので肉体強化からとなりそうですが、記事でも触れた通り意外とフォームがしっかりしていて実戦的なのですんなりと伸びてくるのではないかな?と思います。そして最も高評価をした渡邉に関しては初めて映像を見て驚く程の素晴らしいスラッガーでよく4巡目で獲れたな…と思いました。新井監督が「絶対獲りましょう」と進言して順位を繰り上げたのも頷けるほど打撃成績も技術面もかなりしっかりしていそうで、1年目から我慢して起用して主砲になってもらいたい逸材だと思います。正直な印象を言わせてもらうと、新外国人選手のモンテロが若いという点やエルドレッド駐米スカウトの進言もあって2年は我慢する事が予想されますが、私は渡邉や佐々木を1年目から我慢して起用していった方が良いのではないかな?と思うのですが…(彼らの方がより若いし、今の状態でも1軍に入って行けると思います)。 端的に今年のドラフトは中軸を十二分に担える打者2人(佐々木、渡邉)、エース候補(佐藤)、将来有望な先発ローテを期待できそうな投手(岡本、菊地ハルン)を指名できたと思っています。ロマン型ドラフトとは逆の将来活躍する青写真を描きやすい大器を揃えたドラフトと言えそうで、ひょっとするとここ10年の中で史上最高のメンバーとなったのではないか?と真剣に思います。10年からは外れているものの、伝説の2013年を越えてくるかも?しれません。野球太郎No.053 2024ドラフト総決算&2025大展望号 (バンブームック) [ ナックルボールスタジアム ]
2024.11.17
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『路線変更は必至の状況』 今回は広島の外国人選手獲得についての個人的な考えを書いて見たいと思います。先日、広島はエレフリス・モンテロ内野手の獲得を発表し、更に右打ちの外野手と左投げの先発投手の獲得を目指していると報じられました。また、モンテロの年齢はまだ26歳、エルドレッド駐米スカウトは「長距離砲は2年様子を見てもらいたい」と訴えた事もあり、球団はその発言を考慮して若い選手を獲って日本野球に慣れていってもらいたいと考えているのではないかと思います。しかし、個人的には少し気になる情報がありました。 それは野村謙二郎前監督のyoutubeに駐米スカウトが出演されていた回の発言にあります(記事)。シュールストロム、マクレーン、エルドレッド駐米スカウト曰く、MLBでは選手登録枠が26人となり、3AとMLBを行き来する所謂「4A」と呼ばれた選手達が登録されるようになり、他にはMLBの最低年俸や引退後の福利厚生なども絡んできているので有望な選手獲得が困難となっているようです。このように今の状況での外国人選手獲得は昔と違って活躍する確率が低くなっていると言わざるを得ないでしょう。そして過去記事でも書いたことがあるのですが、MLBは現行の30球団から更に2球団が追加されて32球団となる事が確実な状況となっています。つまり、現状でも4A選手がMLB選手登録枠に入っているにもかかわらず、ここから2球団増えるという事はMLB選手登録枠に入る選手が大幅に増加するという事になり、今オフに獲得したモンテロすらも今後は獲得できなくなるという事でもあります。 個人的な意見ですが、野手に限ってはそろそろ3Aから助っ人野手を獲得するという方針を見直すべき時期に来ているのではないでしょうか。今以上に厳しい状況になる事が確実視されている上にMLBの年俸高騰もあり、活躍できる見込みが低いであろうレベルの助っ人野手に高い年俸や契約金を払う事はコストパフォーマンスを考えてもあまり良い判断とは言えないのではないでしょうか。ちなみにレイノルズの年俸は8300万円、契約金は4500万円で合計1億2800万円、シャイナーは年俸1億2000万円、契約金は6000万円で合計1億8000万円、2人合算で3億円強となっており、やはり高すぎると言わざるを得ないでしょう。 では代案はあるのか?という意見はあるかと思いますが、個人的にはドミニカアカデミーの選手をしっかりと育成していくか、もしくは欧州の若い有望な選手を獲得する事、ドラフトで毎年しっかりと長打が自慢な野手を左右問わず指名していく事にあるかと思います。そもそも助っ人を育てるというのならば高額な3Aの野手を獲るよりも余程安価ですし、特に欧州はまだMLBもそこまで手が伸びているとは言えない状況で、10代の頃から国内リーグに参加している野手は結構います。実際、巨人がフルプと育成契約を結び、過去記事でもチェコには10代の有望な野手がいる事を書いたのですが、特にゼレンカ選手やシンデルカ選手などは非常に有望な打者です。現状、彼らの国にはプロリーグがないのでアメリカの大学でプレーしてMLBを目指しており、実はフランスの選手やオーストリアの選手らもアメリカの大学へ行くようになり(twitter、twitter、twitter)、フランスの投手は実際にMLBでドラフト指名も受けており、フランスの打者は来年のドラフトの目玉選手にもなっており、欧州ではないものの豪州出身の選手がMLB全体ドラフト1巡目で指名されています。また、20歳未満の若手選手がMLBと契約しても数年で切られてしまう事が続出しているのが現状の欧州球界であり、ならばそこに目をつけて10代や20代前半の有望な若手選手を獲得して育てても面白いのではないか?と思います。 もう今の路線ではジリ貧となる事が確実視されており、既に他球団ではベネズエラやドミニカの若い選手、巨人はチェコの選手を獲得し、横浜はフィンランドの投手を秋季キャンプに参加させる事を発表しており、特に横浜baseball unitedとも交流があり、フィンランド野球とも提携を結ぶなど欧州に目をつけ始めている球団は既に出てきています。資金力に限りがある広島は路線を変更していく必要性があるのではないでしょうか。ドラフトにしても渡邉のような選手が4巡目まで残っており(広島が順位を繰り上げたので、実際はどれぐらいの順位まで残っていたのか気になるところ)、恐らくかつては打力があっても一塁手という事で指名が見送られ、プロ入りすれば長距離砲になれた選手達が日の目を見ずにプロの世界にすら辿り着かずに埋もれてしまった選手は多くいるものと思われます(横浜の佐野は9巡目でした)。駐米スカウトが言うようにもう既に曲がり角が来ている事は明白、今のうちに手を打つ必要があるのではないでしょうか。野球太郎No.053 2024ドラフト総決算&2025大展望号 (バンブームック) [ ナックルボールスタジアム ]
2024.11.18
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『朗報多し』 本日はこれまでの紅白戦と契約について見ていきたいと思います。まず本日入ってきた情報ですが、広島は戦力外通告した小林樹斗投手と前川誠太内野手の2選手と育成契約を結んだと発表しました。前川に関してはフェニックスリーグの試合にも3試合しか出場していなかったので広島ファンの間でも話題となっていましたが、どうも左足首を故障して手術していたようです。前川は2軍でも好成績を残しており、打撃フォームも中々良い形で打てていると思うだけに、中村奨成のように体をもう少し大きくしていきたいでしょうか(twitter)。小林は2軍で18試合に登板するも防御率5.30と厳しい成績で、恐らく来季がラストチャンスと思われます。こちらが投球フォームですが(twitter)、過去記事同様にやはり開きが早い上に肘も下がっており、いっそのことサイドハンドに転向してみても良いのではないでしょうか。何かを変えないとこのまま1年終わってしまう危険性を孕んでいます。 続いて紅白戦(youtube)ですが、明暗分かれているなと感じました。毎回最後に暗い話題になりがちなので今回は芳しくない選手の方からいきたいと思います。まず良くないと思うのは林、侍ジャパンとの練習試合の時からヒットを打っても一貫して「良い打ち方ではないと思う」と書いてきましたが、やはり紅白戦を見てもそう思います。相変わらず踏み込んでトップの体勢から打ちに行く際に顔が真横を向く上にスイングもかなり遠回り、しかも秋季練習から取り組んでいるスイングのせいで長打という魅力もありません。続いて常廣、この日も3回2失点と複数失点しまっています。心配になるのが本人が課題を分かっていなさそうな印象で、「真っすぐに頼り過ぎた」と語っていますが(記事)、過去記事でも触れましたが、そもそもタイミングが取りやすく下半身の使い方にも課題があるように見えるので、本人が思っているよりも打者は直球を苦にしていないと思います。現に1軍での直球の被打率は.263、空振り率は僅か4%しかありません。そして田村ですが、ベース寄りに立つようになったのは良く、手元で打つようになった事で変化球にも対応できそうな形になり、来季は期待したい…ところですが、やはりトップの体勢が極端な「く」の字になっており、やはりこれだと外角球を強く叩けないのでは?と思ってしまうのですが…。 逆に良かったのではないかな?と思う選手を取り上げていきたいと思います。やはり個人的に贔屓にしている仲田、オルティスからきっちりとセンター前を放っており、やはりこの選手はミートが上手い打者だなと思います。ただ以前から感じているようにスラッガーというよりは巧打者であり(打ち終わりの体勢を見ても)、何度も言っていますが元横浜・ソフトバンク・ヤクルトの内川氏っぽいなと思います。そしてもう一人が末包、玉村からライト線への二塁打を放ちましたが、ゴムでスイングしていた成果が出てきたのか、スイング軌道が良くなっている印象を受けます。投手では結果こそボロボロでしたがオルティス、過去記事にて高や杉原に対しても書かせていただいたのですが、トップの体勢の際に「腕が離れてしまっている」ように見えます。しかしながらそれ以外は中々良い投球フォームで投げられており、そこさえ改善すれば一気に大化けの期待が見込めそうで非常に楽しみな投手ではないでしょうか。最後に面白いと思ったのが清水、デロスサントスからヒットを打ちましたが、1年目に見られたような踏み込んで打ちに行く際に伸び上がる動作が消え、普通にスイングに移行できるようになっています。元々打力を買っている選手で、スイング軌道も良いと感じますので、来季非常に楽しみな選手ではないでしょうか。 贔屓にしている仲田が順調なのは嬉しい限りです^^;。個人的にはやはり仲田は強打者というタイプではなく巧打者だと感じており、皆の期待するような右のスラッガーではないと思いますが、幸い今年のドラフトで強打者候補である佐々木と渡邉が入団した事も大きく、長打は末包や佐々木、渡邉に任せましょう^^;。将来的にはポスト緒方として1番佐々木、3番仲田、4番渡邉という打線を期待…なのですが、最大の問題としてはポジションが被ってしまっている事にあります。なので何とか渡邉にはレフトか捕手を守れるようになって欲しいところですが…。野球太郎No.053 2024ドラフト総決算&2025大展望号 (バンブームック) [ ナックルボールスタジアム ]
2024.11.19
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『特訓の成果!?と名将の教え』 本日は広島の紅白戦・練習試合や記事について触れていきたいと思います。まずは紅白戦について見ていきたいと思います(youtube)。先発の常廣は5連続三振を奪うも中村奨成に2ラン本塁打を浴びるなど3失点を喫しました。やはり投球フォームを見るとトップの際に右腕が頭からはみ出しているのでタイミングが取りやすいのが簡単に痛打されてしまう要因ではないでしょうか?また、これも以前から書いていますが、投げた際に上体がしっかりと沈み込まないところも気になり、他には右足の引き上がり方にもあまり躍動感を感じず、やはりまだまだこれからの投手かな?と思います。選手紹介記事でも触れましたが、この投手は素材型だと思いますので、もう少し時間がかかりそうで、どちらかと言えば先発よりもリリーフタイプではないかな?と見ています。 その本塁打を打った中村奨成ですが、練習試合でも結果を残しています。個人的には下半身の使い方はあまり良くなった印象こそないものの、バットがスムーズに出やすくなったように見え、スイング軌道も良くなりつつあるのではないでしょうか。かつてのスラッガーとしての期待感は薄れつつありますが、同じ境遇ながら自分の生きる道を見つけた野間のようにリードオフマンとしての道を目指して欲しいところです。他には田村が犠飛とタイムリーヒットを打ったものの、打ち終わりが強打者感がなく(寧ろ中村奨成が本塁打を放った時の方が余程あります)、やや小園のように小さくまとまってしまう危険性を孕んでいるでしょうか。 続いて練習試合(youtube)ですが、この日先発の斉藤が見事な投球を見せました。投球フォームもしっかりと前足に体重が乗るようになった印象で、常廣と比較しても明らかに躍動感がありますね。テイクバックも大きすぎることなくトップの時も頭の後ろにボールを隠せており、しっかりと綺麗に腕を振り抜けて上体もしっかりと沈み込ませる事が出来ており、ようやく頭角を現してきたと言えるのではないでしょうか。 続いて野手ではロベルトがライトフェンス直撃のタイムリー二塁打、非常にシンプルな打撃フォーム(シンプル過ぎる気もしますが)でバットが出す事ができているように見え、徐々に成長しているのかな?と感じます。そして横浜の宮崎の打撃フォームを参考にしている?と噂の二俣ですが、かなり足を早めに引き上げた際にバットを前にゆらゆらと揺らしている点などは似ているかもしれませんね。ただフルスイングできる体勢は整っているように見えるものの、やはりスイング軌道が遠回りな印象で、踏み込んだ左足も踵体重になってしまう癖が残っているかな?と思います。個人的に一番収穫だったのが末包、内角球を上手く畳んでスイングして三遊間を破るタイムリーを放ちました。こちらのyoutubeにて新しい練習器具でスイング軌道を改善する練習をしていましたが、その成果が出たタイムリーではないでしょうか。後はもう少し股関節を強化して腕で力一杯振るのではなく、二俣のように全身でフルスイングできる体勢を作れるようになって欲しいところです。 最後に面白い記事があったので紹介したいと思います。今回の秋季キャンプからは藤井ヘッドコーチによる座学が行われているとの事で、何と野村監督の「ノムラの教え」を選手達に提供し、打者の配球学も教えているようです。できればもう少し早く提供してあげればよかったのでは?と思いますが、新井監督も藤井ヘッドコーチも打撃コーチではないので遠慮があったのかもしれませんね。しかしながら秋季練習から2人が積極的に打撃指導(二俣に対しては藤井ヘッドコーチのアドバイスだそうです)を行っており、明らかに以前とは変わりつつあるようですね。このキャンプでは打撃強化に特化した練習で連日振り込んでいるようですが、果たしてどのような成果が出るのか、今から楽しみですね。野球太郎No.053 2024ドラフト総決算&2025大展望号 (バンブームック) [ ナックルボールスタジアム ]
2024.11.15
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『佐々木泰』 それでは広島がドラフトで指名した選手を見ていきたいと思います。今回はドラフト1巡目で指名した佐々木内野手、大学通算12本塁打を記録した三塁を守る右打ちのスラッガーで、俊足強肩と身体能力と体の強さも兼ね備えた選手です。個人的に当初外れ1巡目の入札予想は渡部か麦谷ではないかと予想していましたが、外れ1巡目の入札は監督の希望した選手になる傾向がある事に気付き、直前の記事にて佐々木かもしれないと考えて最終予想に組み込み、予想が当たりました。 まずはドラフトレポート様や一球速報様が掲載されているデータを見ていきますと、1年目の春にキャリアハイの4本塁打を放ったものの、それ以降は最多で2本塁打に留まっており、順調に力をつけてきたとは言い難い印象を受けます。それでもコンスタントに本塁打を打っており、全国大会でも大暴れしており、大舞台に強いタイプ?なのでしょうか。この選手の打撃成績を見て一番意外なのは三振の少なさ、最も多く三振したシーズンで43打数8三振で5.60となっており、今秋は36打数で僅か4三振と非常に三振が少なくなっています。通算でも322打数41三振で7.85と長打自慢の選手にしては非常に高い水準です。そして四球ですが、こちらも割と多く選んでいるのが特徴で、四球数が三振数を上回るシーズンの方が多く、今秋はBB/Kが9四球/4三振で2.25と非常に高いBB/Kを記録しており、通算でも41三振/41四球で1.00と高い数字となっています。これを見ると意外と打撃内容は荒削りというわけでもなく、それどころか寧ろ数字上では即戦力として期待できる可能性をも秘めていると言えるのではないでしょうか。個人的に一つポイントとなってきそうなのが今秋の打撃成績・打撃内容、上記の通りミートや選球眼が傑出しており、打率も.306を越えている上に本塁打こそないものの二塁打・三塁打の合計が8本(今秋の安打数は11安打)となっており、殆どが長打となっています。つまり、この打撃スタイルこそが佐々木が最も輝ける形なのではないかと感じ、本質的には中距離・中長距離タイプなのかもしれませんね。 続いて打撃フォームですが、1年生の頃(youtube)と4年生春の頃(youtube)では構えが違っているのが分かります(ライトスタンドへ本塁打を打った際のyoutubeもありました)。そしてこちらが4年生の秋の打撃フォームが映っています(youtube)が、4年生春の頃に比べるとバットを後ろに引きすぎないような形になっているのかな?と思います(4年生春はバットを後ろへ引いた際の右肘が張り出しているのに対し、4年生秋はそこまで張り出していないように見えます)。ただ4年生春の時でも追い込まれてからは4年生秋のヒット集と同じような形になっており、ひょっとすると4年生秋は追い込まれてからのテイクバックを採用しているのかも?しれませんね。これまではかなり強烈なスイングスピードを誇っていましたが、4年生秋は強烈なスイングスピードは抑えめになっていますが、それでも二塁打を打った際のスイングは十分鋭いだけに、適正なスイングをするようになったという事でしょうか。 トップの際の体勢も4年秋は左肩が内側に捻られていないように感じ、バットを持つ手も両手がしっかりと張り出しており、踏み込んだ時にはバットを振り出して右肩も下がっているというわけでもなく、これならば四球もしっかりと選べる形になっているように感じ、ひょっとすると、この辺りの改善が4年秋の好成績に結び付いた要因かもしれませんね。同じく千葉ロッテから1巡目指名を受けた西川の骨折によって戦線離脱してチームの緊急事態を迎えた事が佐々木を変えるきっかけとなったのかも?しれませんね。スイングインパクト後を見ると打球に角度が付く形となっており、打ち終わった後の体勢を見ると右肩が左肩よりも高い位置に来ているのでスラッガーの打ち終わり方をしており、スイング軌道もそれほど悪いものではないように思います。気になる部分としては踏み込んだ左足がスイングしている最中に爪先が本塁を向いてしまっており、ここをもう少し我慢できれば今のスイングでもオーバースイングしていた頃と遜色なくなるのではないかな?と思います。 23年秋、24年春のシーズンは低迷していましたが、4年秋は本塁打こそないものの確実性で大きな成長を遂げており、打撃成績でも21年春以来の打率3割を記録している上に過去最少の三振数に過去最多の四球数と数字がそれを裏付けています。また、長打も本塁打は0ですが、11安打中8本が長打でIsoPは.250と非常に高いので問題ないのではないでしょうか。これまでは大振りしすぎるスイングや長打を打とうとし過ぎてテイクバックやトップの面で難があったのかもしれませんが、最後の最後でようやく自分の形を見つけたのではないでしょうか。24年秋の打撃ならば1年目からでも活躍を期待できそうな印象で、三塁守備も非常に上手いと評判なだけに、意外と早期のレギュラー奪取を期待できるのかも?しれませんね。ただ24年秋の打撃ならば中距離~中長距離という打撃スタイルになりそうで、打者のタイプとしては阪神の森下翔太のような打者になるのではないかな?と感じます。同じくドラフト4巡目で指名された渡辺と共に広島の中軸を担う存在になってくれる事を大いに期待したい選手ではないかな?と思います。個人的には両者共に1年目から活躍できる可能性はあると見ています。選手評価:B※(最終学年秋で自分の打撃を確立できたのかも?)野球太郎No.053 2024ドラフト総決算&2025大展望号 (バンブームック) [ ナックルボールスタジアム ]
2024.11.16
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『圧倒的な強さ』 本日は西アジア地域・インド亜大陸を対象としたプロ野球リーグであるbaseball unitedについて見ていきたいと思います。先日から行われていたアラブクラシックですが、初めて野球代表チームが創設されたUAEが何とパレスチナを破って決勝戦に進出する大波乱がありました。しかしながら決勝戦はやはり西アジアでは圧倒的な強さを誇るパキスタンがUAEを12-1で下し、今大会は無敗の圧倒的な強さで優勝に輝きました(記事)(twitter)(twitter)(twitter)。この大会では三沢高校のハスネン選手や帝京高校出身の野々宮ムーサ選手などハーフやパキスタン系アメリカ人選手などもしっかりと揃えていたので他を寄せ付けない戦力でした。 ちなみに野々宮ムーサ選手はtwitterでは決勝戦での投球が詳細に書かれており、最速93マイル(149.7キロ)の直球にカットボール、カーブ、スライダー、チェンジアップを操るなど有望な投手のようですね(twitter情報によると、打撃でも本塁打を放っています)。上記の通り帝京高校出身の東京出身の選手なのでNPBドラフトの対象選手でもあるだけに、菊地ハルンに続いてプロ野球選手になれるか注目したいところ、年齢も若いのでこの実力ならばbaseball unitedのドラフト指名にも十二分にかかりそうですし、創設予定となっているパキスタンプロ野球にも参加できるのではないかな?と期待しています。また、パキスタンの投手が地元に帰郷した際にアラブクラシックで優勝した事を祝福されたそうで、それなりに報道されているのでしょうか(twitter)(twitter)。 また、敗れたUAEにしてもパレスチナ戦で本塁打が飛び出し、地元UAEを応援するファンが立ち上がって祝福していました(twitter)。インド対パキスタン戦ではチケットが完売し、UAEと同じく初出場となったサウジアラビアにも応援する人々がおり、前回のオールスター戦よりも良い雰囲気となったように思います(twitter)。今回はアメリカ在住者がメインとなったサウジアラビアですが、サウジアラビア国内でも普及活動が行われて始めており、今後に期待したいですね(twitter)。 元々あまり野球が盛んとはいえない地域なのでハーフ選手や~系アメリカ人の手を借りて普及や発展していく事が今後この地域で必要になりそうです。広島にもまだ正式に入団は決まっていないものの、今年ドラフト指名した菊地ハルンがパキスタンとのハーフ選手なだけに、彼の成功もパキスタン球界が更に盛り上がっていく上で重要になってくると思われます。来年からはシーズンも始まるだけに、今後も目が離せない地域となってきそうですね。「追記」 ちなみに最も盛り上がった対戦カードのインドがパキスタンに男女の野球チームを派遣する考えである事が判明し、パキスタンもそれに応じてインドにも訪問する考えを示しています(twitter)。政治的な対立が続く2ヶ国ではありますが、野球では比較的良好な関係を築けており、今後もこの関係を大事にして欲しいですね。神戸ピザ3枚セット|6種のセットから選べる ピザ 冷凍ピザ ピザ生地が美味しいと好評 レストラン手作り PIZZA いつでも簡単にトースターで本格的イタリアンの味 スピード調理 忙しい時に大活躍 贈答 ギフト プレゼント
2024.11.13
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『東海地区が大暴れ?』 それでは今回は2025年のドラフト候補について見ていきたいと思います。まずは広島の補強ポイントですが、やはりスルーしてしまったセンターを守れる外野手、二遊間内野手は補強する必要があるのではないでしょうか?他にはいつもの通りに大学生もしくは社会人の左右の投手といったところでしょうか。 まず目を引くのが東海地区、中京大学の秋山外野手はセンターを守れる右投左打の外野手で、今年秋の打撃成績は打率.407・2本塁打・3盗塁と俊足強打が持ち味の外野手です。左打者ですが、実はセンターのできる外野手は久保や中村奨成、ロベルト、名原と右に偏っている為、そろそろ左打者でセンターを守れる外野手が欲しいところ、ポスト秋山は同姓の秋山となるかも?しれませんね(だからこそ今年左打のセンター外野手が多かったので指名するかと思われましたが…)。そして同じ大学の153キロ右腕高木投手もドラフト候補として注目されており、3年生ながらも大学生日本代表に選出されており、完全試合を達成するなどエースとして投げています。投球フォームはセットあポジションからオーソドックスでありながらも真上から振り下ろす広島好みの投手ではないでしょうか。 そして高校生ではお馴染み中京大中京の宮内投手、菊地ハルンや小船と同じく192センチの大型右腕で既に最速149キロの直球とフォークを操ります。他には高蔵持の高校生左腕芹澤投手が注目されており、最速147キロを誇ります。どちらも既に松本スカウトがコメントを残しており、目をつけているようですね。他には過去記事にてトヨタ自動車の池村・後藤の両投手がかなり良い投球をしており、1年経っての更なる成長が期待できるのではないでしょうか。 それでは他地区を見ていきますと、来年は明治大学に逸材が目白押し、まず注目は左打者の小島捕手、今年秋は宗山と双璧の打撃成績を残しており、守備でも2年生の頃から大学日本代表に選出され、今年もプラハベースボールウィークやハーレムベースボールウィークにも出場されています。今年は宗山と金丸が20年に1度と注目されましたが、来年は小島が20年に1度の注目捕手と評判となるかもしれませんね。他には先発左腕の毛利投手も候補、キレのある直球を投げ込む左腕で今年秋は規定投球回にも到達しており、来年次第では上位候補として注目されるかもしれません。もう一人は192センチを誇る大型右腕高須投手、最速153キロを計測する投手且つ静岡高校出身と尾形・松本スカウト両方のプッシュが期待できそうです。こちらは故障からの復帰が期待されますが、152キロ左腕の久野投手、報徳学園時代は鞘師スカウトが注目していた投手であり、こちらも期待されそうですね。 また、2年連続1巡目指名となった青山学院大学の152キロ右腕中西投手も今年秋に頭角を現して好成績を残すなど一気にドラフト上位候補に浮上、強いパイプが出来つつあるので十二分にドラフト1巡目候補として注目されそうです。他にはセンター候補として上武大学の西原外野手も注目、今年秋は打率.379・3本塁打・2盗塁を記録するなど俊足強肩強打の選手として注目されています。高校生では滝川高校の新川投手兼外野手も注目されており、投手としては151キロ、野手としては3番センターを務めており、広島好みの二刀流選手ですね。 広島が指名しそうなドラフト候補を挙げてみましたが、それ以外ですと大学日本代表で4番を務めた創価大学の立石内野手、強打を誇る日本大学の谷端内野手らがいずれも三塁を守る右の強打者として間違いなく各球団注目しているものと思われます(ヤクルトは立石を狙っていそうなイメージ^^;)。投手では最速157キロを誇る東北福祉大学の堀越投手、172センチながらも152キロの直球と魔球チェンジアップと評判の渡辺投手などに注目が集まりそうです。高校生では大阪桐蔭の152キロ右腕森投手、健大高崎高校の154キロ右腕石垣投手らに注目が集まりそうです。広島の視点で見ていきますと、来年は東海地区や明治大学、青山学院大学とお馴染みと言える地区や大学から逸材が目白押しとなっており、この辺りの選手達中心にドラフトを展開していくのではないでしょうか?松本スカウトは今年それほど注目選手がいないながらも育成で2選手を推薦して実際に指名されており、東海地区が豊作となる来年は更なる手腕が発揮されそうですね^^;。 「追記」 遊撃手では城西大学の松川玲央内野手がドラフト候補として注目、俊足巧打の内野手で今年秋は打率.375・9盗塁、通算盗塁数は26とかなりの俊足を誇ります。野球太郎No.052 2024ドラフト直前大特集号 (バンブームック) [ ナックルボールスタジアム ]
2024.10.27
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『短期決戦での明暗』 本日、横浜が11-2でソフトバンクを下して2連敗から4連勝で日本一を果たしました。今回のシリーズは敵地でそれぞれの球団が連勝を収めるなど珍しい外弁慶シリーズとなりましたが、最後は横浜が本拠地で勝利を収め、2000年のONシリーズを彷彿させますね。今回は試合の分かれ目を振り返ってみたいと思います。 まず一番は近藤を5番で起用していた点、近年では一番頼れる打者は上位に置く事が望ましいとされており、正直5番で起用していたのは不可解でした。そして山川の4番起用、第4戦目の頃から打撃自体が完全に崩れてしまっており、本人は「微調整で」と言っていましたが、微調整で済むレベルでないぐらいの状態であり、正直5戦目の時点では最早何を投げても打ち取れてしまうぐらいどん底でした。なので私は下位に打順を下げるのか、もしくは大貫だったのでスタメンを外して中村晃や柳町を起用してくるのではないか?と見ていましたが、そのまま4番で起用したのが裏目となりました。実際この日の1打席目は0-2から直球がシュート回転してど真ん中に入ってきたにもかかわらずかなり振り遅れての空振り三振となり、あの打席でこの試合も無理だろうなと悟ってしまうぐらい酷い打撃内容でした。 そして気になったのは配球面、やはり2回二死二三塁の場面での桑原への2球目、この日の有原は落ちる球以外の制球が芳しくなかった上に桑原の初球も内角高めに行きましたが顔付近に行ってしまいました。この時点で2球続けて制球良く内角の厳しいゾーンに行くのは無理だろうと判断すべきだったと思いますが、2球続けて要求して結果的に甘く入って三遊間を破られてしまいました。落ちる球はしっかりと制球できていたわけですから1球内角を見せた後は外角でカウントを稼いで落ちる球で空振りを奪うといった配球で良かったのではないかな?と思いました。 続いて3回裏、二死一塁から有原が宮崎に対してフォークがすっぽ抜けて死球、これで頼れる球は有原からはなくなってしまい、結局連続四球で押し出しとなって致命的な1点となってしまいましたが、地名所になる前に最低でも森のところで投手を交代させるべきだったかと思います。 更に5回の梶原のタイムリー、上手く拾われてタイムリーを打ちましたが、打者の反応見る限り明らかに変化球狙い、もしくは変化球の方にタイミングが合うのは直前に投げた直球はその前の打席での尾形の直球を振り遅れての空振り三振で見て取れていたはず、155キロ前後の直球を信じてど真ん中目掛けて投げた方が良かったのではないかな?と思いました。 次に気になったのは継投策、3回に有原の打順が回ってきた時点で代打を出さなかった点がまず疑問点でしょうか?短期決戦な上に今日の有原は落ちる球以外明らかに制球できておらず、引っ張る理由が良くわからなかったなと思いました。5回もスチュワート投入は理解できますが、その後に勝ちパターンの杉山やヘルナンデスでなく岩井を投入したのも個人的には疑問で、以前にも書きましたがNYMは早い回から守護神のエドウィン・ディアスを投入しており、短期決戦で負けたら終わりなわけですから先に良い投手をつぎ込んで失点を防がないと取り返しのつかない事になってしまうのですが、結果的に大量失点で試合が決まってしまいました。山川の4番起用もそうですが、小久保監督は短期決戦での起用や継投に課題を残す形となってしまったのではないかな?と思いました。 一方で横浜は好調の桑原を1番に抜擢させ、2番に梶原、3番に牧という終盤に見られた打順を採用していました。そしてシーズンでは芳しくなかった筒香や2軍暮らしが長かったもののCSで活躍したフォードを5戦目でスタメンに抜擢し、レギュラーだった佐野の調子が悪いと見るや5戦目のスタメンからは外し、この日も佐野ではなく筒香が5番に入り、結果的にこれが大成功して先制の本塁打や試合を決定づける走者一掃のタイムリー二塁打を放つなど大暴れの活躍を見せました。 個人的に投打のMVPですが、野手は間違いなく桑原、2連敗して迎えた3戦目の初打席で勇気づける二塁打、そしてすぐに追いつかれてしまった後の5回にこれまたチームを勇気づける勝ち越しの本塁打、あの試合が息を吹き返すきっかけとなったのではないでしょうか。この試合でも重要な勝負所で値千金の2点タイムリー、梶原の変化球狙いを引き出した押し出し四球など見事でした。もう一人は筒香、5戦目に一二塁のチャンスで大関のスライダーを弾き返す先制のタイムリー、その前の打席で大関の外角低めのスライダーをいとも簡単に進塁打狙いの一塁ゴロを打っており、その前の打席よりも変化球(フォーク)の甘い球が来たのでしっかりとタイムリーを打つことができました。恐らくあの打席で自信を深めたのか、有原から甘く入ったチェンジアップを仕留めて先制本塁打、5回にもオースティンがスライダーのすっぽ抜けで押し出し死球の後、経験のない新人が動揺している状況で変化球なく、外角直球が来るであろうと読み切って初球の外角低めの直球を踏み込んで強振した一打は見事だったと思います。 そして投手はやはり東ではないでしょうか。それまでのソフトバンク打線は活発でしたが、東の持ち味であるヒットは出るがコースヒット且つ単打のみで中々得点が奪えないという投球がソフトバンク打線をイライラや焦りを生ませる効果が大きかったのではないでしょうか。それがその後に力で押すケイやジャクソンといった東とは全く違う二人の前にソフトバンク打線を沈黙させる呼び水となったのではないかな?と思います。 今季は9月までは4位だった横浜が3位に滑り込み、そしてそのまま日本一まで到達するという正に史上最大の下克上となったシーズンとなりました。広島が見習ってほしい点は補強にも貪欲だった点、筒香の復帰やフォードの途中入団、戦力外から中川を獲得、森原をトレードで獲得などしっかりと動いていました。それに対して広島はどうでしょうか?家族と言ってトレードや血の入れ替えを嫌がり、戦力整理ですら忖度してどう見ても厳しいであろう選手を切らずにまだ使える選手の方を切り、誰も責任を取らないまま秋季キャンプを迎えようとしています。話を戻して横浜はしっかりとに動いた結果、彼らが動いて獲得した選手達がこの日本シリーズで躍動して栄冠を掴み取ることができましたが、果たしてこの現実を広島はどう捉えているのでしょうか?優勝は3回できましたが日本一はまだしておらず、来季は日本一を掴み取って欲しいです。お歳暮/ クリームサンド 12個入/ レーズンサンド 御歳暮 焼き菓子 菓子折り 粗品 ギフト お菓子 洋菓子 スイーツ 内祝 御礼 御祝 返礼 御挨拶 個包装 詰め合わせ あす楽 送料無料
2024.11.04
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『菊地ハルン』 久々に広島がドラフトで指名した選手を見ていきたいと思います。今回は本指名にて5巡目指名を受けた菊地ハルン投手、千葉学芸高校の200メートルを誇る大型右腕で、最速149キロの直球が武器です。過去記事にて近年の広島のドラフト5巡目指名は投手である点、今年の高校生投手は長身投手が多いので小船同様に指名予想選手に入れていた選手(大卒ですが田村部長を連れて視察に来ていたという情報も得たので岡本の可能性もあるかも?と書きましたが)ですが、岡本含めてまさか3人まとめて指名するとはこちらの想像を上回りましたが^^;。ちなみに担当スカウトは関東地区の尾形スカウト、事前に「指名させていただきます」と連絡するほど高く買っていたようで、やはり尾形スカウトの特徴として本当に狙っている選手(野手としてきましたが、投手かもしれませんね)はコメントを残さない傾向が強いですね(過去記事)。 まずドラフトレポート様や一球速報様のサイトから掲載されているデータを見ていきたいのですが、やや登板数自体が少なめなのでちょっと踏み込んだ事までは分かりかねるでしょうか。ただ少なくとも奪三振率は高そうな印象を受け、与四死球率に関してはまだ課題を残しているのかな?という印象を受けます。ただ他球団のスカウトからは器用・制球の不安がない・変化球でストライクが取れるといった声もあり、実際生で観るとそこまで制球に不安があるタイプではないのかも?しれませんね。 そして投球フォーム(1、2)ですが、まずセットポジションから足を両肘よりもやや高めの位置まで高く引き上げますが、荒々しい力投派ではなく比較的滑らかな動作からやや小さめなテイクバックで、上から投げ下ろす投球フォームとなっています。個人的に見た印象では比較的オーソドックスで特別どこかが気になるといった点はないのがかなり驚くところです。というのも大型投手と言えば勝手なイメージですが、荒々しい素材型というイメージを連想させるのですが、全く違うタイプの投手と言えそうで、他球団スカウトのコメントも頷けますね。強いて挙げればもう少しだけ体重移動の歩幅を広げて見ても良いかなと感じるところで、前足にもう少し体重を乗せて右足が力強く跳ね上がるようになれれば面白いのではないかな?と思います。 以前に菊地ハルンが本指名だったのに対して小船は育成指名な理由も頷けると書かせていただきましたが、投球フォームを見比べてみれば納得する方もおられるのではないでしょうか?明らかに菊地ハルンの方が特別弄る必要性がさほどなく、課題も下半身強化をしていけば十分改善できそうな部分なので非常に有望な投手と言えるのではないでしょうか。将来的には先発として期待したい投手で、案外この投手が指名された中で一番凄い活躍を見せたという可能性もあり得るのではないかな?と思います。 ちなみに菊地ハルンは父親がパキスタン人という事もあり、パキスタン野球連盟もドラフト指名されたことを受けてtwitterにて祝福のメッセージを送っています(1、2)。個人的にも海外野球を紹介させていただいているのですが、パキスタン野球連盟は会長を筆頭に非常に普及活動に熱心なので贔屓にさせていただいています^^;。来年からはパキスタン独自のプロ野球リーグも創設予定(今のところ新しい情報が途絶えていますが)?で、baseball unitedも始まるので非常に楽しみです。その中でもパキスタン野球のスター的存在にもなり得る投手だと思いますので、パキスタン野球の未来の為にも必ず大成してもらいたいなと思います。既に言及されていますが、西アジア野球大会やアジア野球選手権大会などではパキスタン代表の資格を有しており、可能な限り何とか出場許可を出してあげて欲しいなと思います。ムシャラフ・カーン投手やアマーン・カーン投手、他にもアメリカの大学でプレーするムルタザ投手などが代表入りする事が見込まれ、一気に投手陣の層が厚くなりそうですね。神戸ピザ3枚セット|6種のセットから選べる ピザ 冷凍ピザ ピザ生地が美味しいと好評 レストラン手作り PIZZA いつでも簡単にトースターで本格的イタリアンの味 スピード調理 忙しい時に大活躍 贈答 ギフト プレゼント
2024.11.07
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『佐藤柳之介』 それでは広島がドラフトで指名した選手を見ていきたいと思います。今回はドラフト2巡目で指名した富士大学の佐藤投手、球持ちやキレが良いと評判の最速148キロの直球にスライダー、カットボール、カーブ、スプリット、チェンジアップの多彩な球種が持ち味の先発型の左腕投手です。正直なところ、昨年のドラフトで左腕投手を2・3巡目指名した事に加え、白武スカウトの「今年は野手ドラフト」というコメント(まんまと騙されました^^;)もあり、完全にノーマークの投手でした。なので広島が2巡目指名した際には正直驚かされました。 まずドラフトレポート様や一球速報様のサイトから掲載されているデータを見ていきますと、本格的な登板は21年春からとなっていますが、その後は故障もあったのか、しばらく登板が遠ざかっていました。しかしながら23年秋から再び本格的に登板すると、以降は主戦投手として投げ続けています。どのシーズンでも防御率1点台を記録しており、今秋は0.52と圧倒的な投球を見せました。それでは奪三振率から見ていきますと、復帰したばかりの23年秋以外は投球開封以上の奪三振数を記録しており、通算でも奪三振率9.88と高い水準を誇ります。そして一球速報様に掲載されている打球割合を見ていきますと、ゴロ%は31.6%とそこまで高くはなく、逆に内野フライ%が13.4%と外野フライ%よりも高いなど差し込んでいる事を窺わせ、現にデータを見る限りだと被弾も殆どしていないようです。続いて与四死球率ですが、24年春こそ3.57と大学生基準にしては悪いものの、21年春や23年秋は3.00、2.95で推移しており、今秋は2.10と一番良い数字となりました。高い奪三振率にまずまずの与四死球率という事ですが、通算K/BBは4.16と高いですが、本格的に投げた4シーズンのみに限定した場合は3.16となっています。ただ今秋のK/BBは4.875となっており、最後に上昇曲線を描いてのプロ入りとなっているのは昨年の赤塚とは対照的に良い形で入団できたのではないかな?と思います。 それでは投球フォームですが(youtube)(youtube)、センター方向からの映像は昨年の物で、バックネット裏からの映像は直近の映像(今秋)となります。どちらもセットポジションから右足を引き上げると同時に右腕も動き始め、右腕を少し上に掲げる動作が入り、上から振り下ろす投げ方をしていますね。巷では阪神の伊藤将司に似ているとの評判ですが、個人的にはどちらかというと初動は菊池雄星(youtbe)に近く、若干背中を反りながらテイクバックをして投げ下ろすので途中からは森下(youtube)になるという印象でしょうか(森下は左腕を上に掲げる動作はしませんが)。 次に昨年と今年で比較して見ますと、昨年の投球フォームは踏み出す歩幅が広すぎて投げ終わった直後の上体が沈み込み過ぎて左足の引き上がり方も不自然な形になっていますが、今年はこの部分が完全に改善されて無理のない歩幅で踏み込めていて左足も綺麗な引き上がり方をしており、踏み出した右足を軸にして左足が本塁まで回ってきています。ただ踏み込んだ右足の爪先が浮いて踵で踏ん張ってしまっており、完全に前足に重心を移しきれてはいないようで(この辺りは上に掲げる仕草のある投手にありがちでしょうか)、1球高めに大きく外れた球がありました(その1球は投げ終わった後のバランスも悪いでしょうか)。後はグラブをもう少し右胸付近に抱えた方が良いのではないかな?と思います。しかし、これらはあくまでも細かい部分で致命傷という程の物でもなく、特に破綻のある投球フォームというわけでもないのではないでしょうか。 投げ方を見ると、想像ですがキレのある直球と恐らくカーブやチェンジアップ、スプリットなど縦の変化球を武器にしていくタイプなのかな?と感じます。個人的には今永のようなタイプの投手で、左腕が充実しつつあるものの広島の投手陣にはこういったタイプの先発左腕候補と言えば黒原ぐらい?で、どうも黒原は今後もリリーフとしての起用が見込まれるだけに、佐藤を指名できたのは大きいかもしれませんね。個人的に黒原には先発として期待していたのですが、確かに力投派なのでリリーフでとなるのも理解できますが、佐藤は投球フォームを見ている印象だと先発タイプかな?と感じます。個人的にはひょっとすると佐藤こそが次世代のエース投手となり得るのかも?しれませんね。同じタイプの今永が横浜のエースとなったのですから十二分にあり得ると思います。 即戦力としてはプロ入りした場合だと通算で見ると制球面に不安を覗かせる部分があり、現に仙台大学との神宮行き切符を賭けた試合では5回で4四球を出しており、その一面を覗かせています。しかしながら去年よりも歩幅を改善させており、縦の変化球を武器とする上に奪三振率も高いので案外即戦力としても活躍できそうな印象を受けます。後は細かい部分を黒田アドバイザーから指導を受けて更なる成長に期待したいなと思います。個人的には現時点でも先発ローテーションに入れてもある程度やっていけそうな印象を受けます(今季前半のボールならば佐藤と非常に相性が良いかも^^;)。選手評価:B※左(最終学年で花開き、左腕枠にも合致)【300円OFFクーポン+ポイント10倍】 お歳暮 御歳暮 早割 クーポン お菓子 ギフト 人気 ランキング おしゃれ 高級 プレゼント洋菓子 内祝い 内祝 お返し お菓子 キハチ 焼き菓子 焼菓子 8種13個入 手土産 菓子 スイーツ 詰め合わせ 送料無料 スイーツセット お礼 女性
2024.11.12
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『岡本駿』 それでは広島がドラフトで指名した選手を見ていきたいと思います。今回はドラフト3巡目で指名した甲南大学の岡本投手、高校時代は遊撃手としてプレーしていましたが、大学に入学してから投手へと転向しました。186センチの長身から最速149キロの直球とカットボールが武器の投手との事で、甲南大学初のNPB選手となりました。事前に田村スカウト部長が直々に視察に来たとの情報が入り、過去記事にて急遽5巡目指名予想に組み込みましたが、予想よりも高い順位での指名となりました。 まずドラフトレポート様や一球速報様のサイトから掲載されているデータを見ていきますと、投手に本格的に転向したのでてっきり投手歴が浅いのかな?と思いきや、意外と1年生の頃から主戦投手として登板していたようですね。まず奪三振率ですが、投球回数とほぼ同数だったのは22年春のみであり、今秋は5.84と低いのであまり三振を奪うタイプではなさそうです。ただ一球速報様で掲載されている打球割合を見てみますと、ゴロを打たせる割合が非常に高く、基本的には三振ではなくゴロを打たせるタイプのようですね。続いて与四死球率ですが、こちらも基本的には3.50を越えている水準が多く、今秋は4.38と悪い数字となっています(21年秋は2.53でしたが)。なのでK/BBは当然芳しい水準ではなく、一部のみのK/BBは123奪三振/60四球で2.05と4.00に遠く及ばない水準となっており、即戦力にはならないかな?と思います。 そして投球フォームですが(動画)(動画)、セットポジションから鞘師スカウトのコメントの通り力感のない動作から鋭く腕を振り下ろしています。非常にオーソドックスな投げ方をしており、実戦的な部分でも左腕を本塁へ真っすぐ突き出すのではなく、右打席側の方へと突き出して開きを抑えるのを抑えており、球の出所も頭の後ろに隠れており、案外実戦的なタイプなのかも?しれませんね。ただ投げ終わりが完全に体全体が流れてしまっており、そこは鞘師スカウトのコメントの通り体力的な部分がなさそうで、下半身強化が必要なのかな?と思います。もう一つはトップの際の右肩の位置が少し低いかな?という印象で、もう少し高い位置にすれば無理なく振り下ろせるようになるのではないかな?と思います。 即戦力ではなく2、3年後に期待したいタイプかな?と思います。大学生の割には体格がまだ細い印象なのでしっかりと体力強化を行って体を大きくしていく事が必要ではないかな?と思います。それでもてっきり荒削りなタイプなのかな?と思いきや、投球フォーム自体はオーソドックスで打ち難さといった面でも逆に実戦的な一面もあり、弄って良さがなくなってしまうという自滅するタイプではなさそうです。ゴロを打たせるタイプとオーソドックスな投球フォームという事で、個人的には元広島の大竹寛氏を彷彿させるでしょうか?大竹氏もシュートやチェンジアップを習得以降はゴロを打たせるタイプとして先発投手として活躍を見せただけに、岡本も大竹氏のようなタイプになっていく事を期待したいですね。選手評価:C(体作りから始めたい)お歳暮・冬ギフト 銘菓撰詰合せ IM 鼓月 / 和菓子 ギフト 京都 人気 お菓子 御歳暮 歳暮 御祝 お返し 贈り物 御年賀 正月 御供 本格 和菓子ギフト 季節限定 2024
2024.11.11
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『念願叶う』 今回は開催を控えたプレミア12についての新情報があったので触れていきたいと思います。国際野球・ソフトボールを統括する組織であるWBSCが主催する国際大会であるプレミア12はランキング上位12位の国が参加します。ただ以前から感じていた点ですが、ランキング12位まででは結局のところいつもの面々になってしまい、野球の裾野拡大や振興にならないのではないかな?と思っていました。 そんなプレミア12が次回大会(2027年)からは何とランキング12位から16位に拡大する事が決定(サイト)、更にそれだけではなく13~18位+ワイルドカード(これはどういう基準で選出されるのでしょうかね)?から2ヶ国が選出されて計8ヶ国が2026年に予選を行い、勝ち上がった4チームがプレミア16の本選に出場する形となるようですね。ちなみに現時点のランキング13~18位までは順番にイタリア、チェコ、豪州、ニカラグア、ドイツ、イギリスとなっています(豪州はプレミア12の選出決定時には恐らく12位以内だったのでしょうか)。欧州や野球人気が高いニカラグアが入っており、これならば十二分に野球の裾野拡大や振興にも大きく繋がってきそうですね。また、ランキング変動は十二分にあり得ますので一応24位まで見ていきますと、イスラエル、中国、フランス、カナダ、スペイン、ブラジルが入ってきており、WBCに出場している国がほぼ入ってくる形になるでしょうか。 ランキング14位のチェコはWBC以降国内でも徐々に集客できつつあるだけに、できればもう少し早く決断できていれば更なる追い風になったのではないかな?と思いますが、それでも拡大を決定したのは大きな英断ではないでしょうか。ドイツも10代からMLB球団と契約する選手を毎年輩出しており、こちらも国際大会本選への出場を果たせば一気に上昇する可能性も秘めた国です。是非とも欧州の国も参加してほしいなと思います。 『選手情報』 チェコ代表として来日するパディサック投手は前回のスイス戦にて155キロを計測したそうです(twitter)。また、エージェント(本業は通訳の方?)?の方が「パディサック投手がNPB入りを希望している」といった内容のツイートをtwitterにてあげています。年齢は2000年生まれという事でまだ24歳と非常に若く、侍ジャパン相手に好投を見せればNPB球団も興味を持ってくれるのではないでしょうか。広島はハッチが退団濃厚なだけに、この投手の獲得を検討しても良いのではないでしょうか(3Aから引っ張って来るよりも年齢も若いですし、契約金も恐らく抑えられると思われます)。
2024.10.25
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野球太郎No.052 2024ドラフト直前大特集号 (バンブームック) [ ナックルボールスタジアム ]『いよいよ決勝へ』 少しだけbaseball unitedについて触れていきたいと思います。ドバイにて開催されているアラブクラシックですが、いよいよ決勝戦となります(公式サイト)。現在準決勝が行われており、パキスタンがスリランカに3-0で勝利を収め、もう一方のカードは初出場のUAEがパレスチナに対して3-1でリードしているという意外な展開となっています。サウジアラビアも準々決勝まで進むなどアメリカ在住者が中心となった事もあって勝ち進めており、これから国内での普及が進んでいけば勢力図が大きく変わっていくかもしれませんね。UAEもサウジアラビア同様にアメリカ在住者中心との事ですが、こちらにもドバイリトルリーグが存在しており、彼らが将来baseball unitedでプレーする事ができるようになれればなと期待しています。UAEは将来的にWBCを目指すと表明しており、サウジアラビアもリヤドに球場を建設しているのでこれからに期待したいですね。 ちなみにスリランカ代表には佐賀インドネシアドリームズでプレーしていた選手が参加しており、パキスタンには日本人とハーフの選手も出場しており、どちらも日本と関わり合いのあるメンバーが揃っています(twitter)。また、青森の高校生でU18(国内事情により代表そのものが辞退に)にもパキスタン代表に選出されたハスネン選手が今回のアラブクラシックにも出場(twitter)、大学に進んでプロを目指すとの事で、菊地ハルンに続いて将来プロ野球へ入団する事を期待したいですね。
2024.11.10
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『開幕!』 本日はbaseball uniteについて見ていきたいと思います。いよいよ明日、baseball united主催の国際大会であるアラブクラシックが開幕します。主に西アジア地域やインド亜大陸に位置する国々が参加する野球の国際大会で、参加国はインド・パキスタン・スリランカ・バングラデシュ・ネパール・UAE・アフガニスタン・サウジアラビア・パレスチナの9ヶ国が参加します。既に各国のメディアでも取り上げられているそうで、スリランカの監督を務めるのは佐賀インドネシアドリームズ創設に携わった野中寿人氏が務めます(記事)。また、バングラデシュも日本人監督が就任して大会に臨み(記事)、アフガニスタンでもアラブクラシックについて取り上げられています(記事)。他にはUAEも初の野球代表チーム創設という事で取り上げられており(記事)、過去記事でも触れましたが、インドやパキスタンの選手のインタビューなどもありますので、是非一度ご覧いただければと思います。 また、開催する球場ですが、遂にドバイの新球場が完成した事が判明(instagram)、アラブクラシックがこの新球場で開催されるそうです。いよいよ本格的にこの地域で野球が始まります。
2024.11.06
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『チケット完売・本日再戦』 今回はbaseball unitedについて少しだけ触れていきたいと思います。大会2日目(サイト)となりましたが、サウジアラビアがネパールに14-2で勝利を収め、記念すべきサウジアラビア野球代表の初勝利となりました。サウジアラビア野球連盟のtwitterでもアラブクラシックについて取り上げられているので今後に期待したいですね。また、この試合ではサウジアラビア野球代表の記念すべき本塁打も飛び出しました(twitter)。 そして注目カードとなったパキスタン対インドは12-0でパキスタンが圧倒、やはりパキスタンはこの地域ではかなり抜けている存在と言えそうです。また、この試合は何とチケットが完売したとの事で、パキスタン野球連盟でも取り上げられており、クリケット大会でもこのカードは相当な人気カードらしく、やはり野球でもパキスタン対インドのライバル対決は注目されたようですね(twitter)。ちなみにインド代表の遊撃手は左投げの選手だったそうで、こちらも話題になっています(twitter)。また、投手は昨年のオールスターでも招待されたアクシャイ・モア投手、UAE戦ではサウラブ・ガイクワッド投手が登板しましたが、恐らく今後のインド野球を背負って立つ存在になると思われるだけに、baseball unitedでプロ野球選手として活躍する事を期待したいですね。 続いてはチェコ、本日バンテリンドームにてチェコとの強化試合が行われますが、チェコの先発投手は注目のパディサック投手と発表されています。台湾戦では3回1安打6奪三振1四球1失点と好投を収めただけに、日本相手にどういった投球を見せるのか、楽しみです。以前にも触れましたが、今回のチェコ代表は今後を見据えた若い選手も多数選出されているだけに、注目していただければと思います(note)。
2024.11.09
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『安竹俊喜』 本日から広島がドラフトで指名した選手を見ていきたいと思います。今回は育成ドラフト3巡目で指名された安竹捕手、静岡大学の捕手(右投右打)で1.8秒台の強肩とキャッチングが評価されての指名という事です(記事)。去年の佐藤に続いて2年連続で静岡大学からの育成ドラフト指名となりました。ただ1年浪人の経験があるとの事で、佐藤とは同い年のようですね。 それでは一球速報様のサイトから打撃成績を見ていきますと、今春は打率.280・今秋は打率.250となっており、本塁打は春秋どちらもなしとなっており、本塁打を打ったのは2022年の新人戦で放ったのみとなっています。ただ秋は9安打のうち3二塁打、1三塁打となっているので力はついてきたと見て良いのではないでしょうか(ただ今秋以外は長打が全くないようです)。ただやはり有名な大学リーグではないリーグ戦で試合での成績と考えると、やはり春秋の三振数の多さが目に付くので打撃に関してはまだまだ課題があるのではないかな?と感じます。 この選手は紹介した記事を読んでも分かる通り、二塁送球やキャッチングの良さ、投手への返球の良さなど監督曰く「相手を思いやれる捕手」との事で、捕手としての能力を評価された選手のようです。個人的には阪神の坂本みたいな捕手なのかな?という印象です。また、こちらの方のtwitterにて二塁送球のシーンが掲載されていますが、古田のようにサイドに近い位置から投げるタイプのようですね。打撃は今秋に入ってから長打も出だしており、本人もスイングの力は付いたと自信を持っているようです。守備が売りの捕手ですからまずは投手の信頼を得る事や投げやすいと思ってもらえるようになれれば支配下も見えてくるのではないでしょうか。丁度広島の捕手は坂倉がFA取得が迫り、會澤にも衰えが目立っており、十二分にチャンスがあると思いますので、阪神の坂本のような捕手になっていく事を期待したいですね。野球太郎No.052 2024ドラフト直前大特集号 (バンブームック) [ ナックルボールスタジアム ]
2024.10.30
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『鯉の近本!?』 本日は広島とプレミア12に臨む侍ジャパンの練習試合が行われ、結果は0-5で完敗を喫しました(後にタイブレークも行われました)。ここでは試合内容は省いて気になった選手達を取り上げてみたいと思います(試合動画はyoutubeにて公開されています)。 先発は常廣、2回を投げて1安打1奪三振1四球無失点とまずまずでしょうか。ただ横から写した際の投球フォームを見ると、リリースした後に上体がしっかり沈み込まない上に前膝も突っ張り方も弱く、右足の跳ね上がりも弱い印象を受け、もっと前に体重をしっかりとかけて力をつけられるようにした方が良いのではないかな?と思います(今の投げ方だと直球は浮きがちで球威もさほど乗らないように思います)。そして気になったのは滝田、1回を投げて1安打3四球と課題の制球難が浮き彫りとなる内容となって2失点を喫しました。制球難の原因となるのはやはり変則フォームにあると思いますが、個人的にはテイクバックの際に前腕と思い切り伸ばしている点やテイクバックが大きすぎる点を矯正して見ても良いのではないでしょうか。少し腕の位置やトップの形の違いこそあれど、かつての武田勝氏のテイクバックを参考にして見ても良いのではないでしょうか(youtube)。トップからリリースまでの動作は比較的オーソドックスな形になっているだけに、やはり一番目立つのはテイクバックの動作と思うだけに、そこさえ矯正できれば化けそうな印象を受けます。そして高は1回2安打1四球2失点、昨日の記事でも触れましたが、カーブを習得する前に「腕が離れている」のを早急に矯正した方が良いのではないでしょうか? 続いて野手ですが、こちらが相当厳しいなと感じる打者が多いように感じました。まずは田村、ヒットこそ1本放つもホームベースから離れて立ち、しかもアウトステップな上に踏み込んだ際の体勢は過去記事でも触れましたが、腹パンでも食らったのかと思うぐらい「く」の字になっており、これでは外角球を強く叩けないと思います。打ち方ももう長打を期待したくなるような形の打撃フォームではなくなっており、正直魅力が半減してしまっているのでは?と思います。そして林は特に課題が何も解消できていない上にスイング軌道が完全レベルスイングの軌道となっていてそもそも打球に角度がつかないスイングになっています。ただ記事を読むと、本人はそのフォロースルーを意識しているようで、肩のラインよりも低い位置で振り抜く事を意識していると書かれているので長打は捨てたという事でしょうか?ただ相変わらずスイング軌道が許容範囲をかなり越えた遠回りなスイング軌道ですし、そもそも真っすぐボールを見られていないように見え(佐藤もそうですが顔が完全に真横を向いています)、厳しい方ですがかなり期待薄な印象、来季本当に頑張らないと戦力外もあり得ると思います。 逆に良かった選手を見ていきますと、やはり贔屓にしている?と言われるかもしれませんが、仲田でしょうか^^;。レフト前ヒットを打ちましたが、それよりもその前の直球に足を下すタイミングが遅れた事で振り遅れてしまっていたので足の上げ方を微調整し、すぐに着地させて間に合わせる事に成功するなどそういった工夫ができるという新しい一面も見られて個人的には益々楽しみな打者だなと感じます。ただ新井良太打撃コーチが言う通り、まだ割れだったり捻転がなく、その部分を習得する事が求められますが、やはり他の若手打者と比べると一段上にいるのではないかな?と思います。ただ個人的にはスラッガーというよりは内川のようなアベレージタイプに見えるだけに、その辺りどういう方向性で育てていくのかな?というのが気になりますが…。 そして一番来季楽しみだな?と思うのが中村貴浩、中日の大島を参考にした打撃フォームの改造という記事を見かけて心配していたのですが、実際に見てみると大島というよりは足を上げてからの体勢が阪神の近本を彷彿させる打撃フォームとなっています。そして気になっていた異様に前膝を内側にゆっくりと入れて下すという動作がある程度解消され、更に前肩を内側に捻りすぎる部分もなくなっており、かなり良い形で打てているのではないでしょうか。実際に三塁打を打った打撃はかなり素晴らしく、打ち終わった後も後ろの肩が前肩よりも高く引き上がり、前膝はしっかりと伸び切って大谷翔平のような「これぞスラッガー」と言える打ち終わりの体勢となっているように見えます。 秋季キャンプでは打撃力の底上げがテーマとなっていますが、正直なところ仲田と中村貴以外からは明るい材料が見えづらい試合となりました。1軍で9本塁打打った末包もそうですが、やはりスイング軌道が遠回り気味であり、ヒットにこそなったものの本来ならば完全なホームランボールなのにかなり根本で打っていますね。数多く打つのも大事かと思いますが、まずはきちんと遠回りしないスイング軌道を身に付ける事の方が大事なのではないでしょうか?こちらの方のtwitterにてワールドシリーズMVPに見事輝いたLADのフリーマンの打撃技術を紹介していますが、フリーマンは「バットのグリップがバッターボックスのラインから前に出ないように身体に近い位置でスイングする」と語り、こちらはコメンテーターの方ですが、練習方法としては壁に近い位置に立ち、バットを壁にぶつけずにスイングする技術を称賛しています。さすがに壁だと危ないのでマットでも立てかけ、その近くでスイングをこなす、単純に当てずにスイングできれば正しいスイング、当たってしまったら遠回りしているスイングという判別もできるでしょう。結構古典的な練習法ですが、ただ闇雲にバットを振るだけではなくて「しっかりとした打撃技術を身に付ける為の練習法を数多くこなす」事が大事なのではないでしょうか?正直佐藤にしても内田にしても田村にしても林にしても二俣にしても酷い有様で、このまま闇雲にただ単にバットだけ振っても果たして成果が出るのか?甚だ疑問符がついてしまうところです。【期間限定☆クーポン利用で20%OFF】冬の新メニュー☆12種類から選べる『プレミアムピザ付き選べる6枚セット』【送料無料】石窯+薪木のナポリピザ☆プレミアムマルゲリータ+ナポリピザ選べる5枚限定セット!
2024.11.06
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『驚きの情報』 本日はここ数日の広島に関する情報を見ていきたいと思います。まずは投手陣、高橋昂也が今季最終戦から好投を続けており、紅白戦でも見事な投球を見せて先発再転向も視野に入っているとの事です(動画)。以前はテイクバックの際に右肩が極端に上がって左肩が下がりすぎる印象でしたが矯正されているように感じ、腕の位置も適正な場所から振られているように見えます。正直なところ開幕前の時点では今季で戦力外の可能性があるのかな?とここに来て大復活どころか急成長を見せており、来季が楽しみな投手となりました。続いては杉田、記事にて「シーズンが進むにつれて横回転」となったと書かれていました。個人的にも以前の記事にて触れましたが、大学時代の投球フォームの方が良かったと思っていただけに、黒田アドバイザーの指導で取り戻せているのか気になります。 そして打者ですが、林が好調で手応えを感じているという事、正直侍ジャパンとの練習試合では特に変わった様子がないばかりか打球に角度がつかないスイングになっていたので個人的にはあまり良い印象を持ちませんでした。次に仲田がまたもや滝田からヒット(youtube)、うまく左肘を抜いて捌いていますね。個人的にはスイング軌道が良い打者なのでかなり期待している打者ですが、やはり私の印象としては内川のようなタイプなのではないかな?と見ています。最後に田村(youtube)、打席に立つ位置が以前よりも本塁に近めの位置に立っているものの、やはり外角球に弱く、三振と力のない内野ゴロを打たされています。前回の侍ジャパンとの練習試合でも結果的にヒットにこそなったものの、力のない打球で内容自体は芳しくないものでした。やはりアウトステップしていることに加え、トップの体勢が極端な「く」の字になるのでどうやっても外角球を強く叩けるような形になっていないように思います。 そして皆様もご存じの通りかと思われますが、広島は新外国人野手としてCOLでプレーしていたモンテロ内野手と契約合意したと発表しました(記事)。まだ26歳で一・三塁を守る右の長距離打者との触れ込みです(メインは一塁)。個別記事は後日になるかと思いますが、個人的には26歳という年齢に注目しており、随分若い選手を獲得したなという印象です。やはりこれはエルドレッド駐米スカウトの「長距離砲は2年様子を見て欲しい」という要望を受けての事なのかな?と思います。更に球団は右の外野手と左の先発投手の獲得を検討しているとの事ですが、現状で支配下選手枠は67人となっています。ここで2人を獲得するとなると枠がほぼ一杯となってしまうだけに、そうなると九里が海外FAで抜ける事が濃厚なのかな?と思います。 そして何より驚きだったのが外国人野手獲得の選定作業に新井監督が自ら行ったという点(記事)、秋季練習や秋季キャンプでは監督自らが打撃指導を行う場面が多々見られ、何やら全権監督に近いような状態になっていますね。ただ個人的には逆に強打者候補が右に偏り過ぎていないかな?という印象を受けます。逆に左打者に有望な強打者候補と言えば現状中村貴浩ぐらいなだけに、来年のドラフトでは左の強打者候補も指名したいところでしょうか。【送料無料】選べるピザ5枚お試しセット!16種のピザから選べる 洋風惣菜 ピザ 冷凍ピザ 手作りピザ 冷凍ピッツァ ピザ生地 ぴざ pizza 宅配ピザ お取り寄せ 個包装※北海道・沖縄別途送料
2024.11.10
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『今後の教訓に』 それでは本日もドラフトの総括をしていきたいと思います。今回は今後予想するうえでの教訓や個人的な感想を書いていき、今回で最終回となります。 『感想』・ 今年は選手が当たった ドラフト展開予想は見事に外れたものの、選手名は佐々木内野手、岡本投手、渡邊捕手(この選手はほんの少し触れただけなので微妙ですが)、菊地ハルン投手、小船投手、竹下投手と指名した選手の8人中6人が的中する結果となりました。ただ岡本、菊地、小船投手らは誰か1人を指名するのではないか?と思っていたのですが、まさか3人全員を指名するとは予想外でした^^;。・ ドラフト展開予想は大外れ 一方でドラフト展開は大外れ、個人的にはこれまでのドラフトで指名しきれなかった部分を補強していくのかな?と感じましたが、実際は長打、大型投手の将来性、恒例の大社左腕とポジションよりは一部分に絞って指名していったのかな?と思いました。 『教訓』・ やはり上位指名野手は身体能力に拘る 宗山を1巡目指名するも抽選で外してしまい、その後に1巡目指名したのは右の強打者且つ地元出身として注目された渡部外野手ではなく佐々木内野手でしたが、その理由としてはやはり身体能力の高さにあるのではないでしょうか?実は足が速い選手で、一塁駆け抜けは右打者ながら4.2秒と速く、守備範囲も広いと評判で肩も元投手だけあって非常に強い選手です。佐々木が選ばれたのは身体能力も高かったからと言えるのではないでしょうか。・ 連続で野手の指名はない? 今回は野手ドラフトと白武スカウト統括部長が発言した事で野手を上位で連続指名するのかな?と思いきや、実際は大卒左腕を指名するなどまんまとしてやられました、長年広島は投手を連続指名する事はあっても野手を連続指名することはなく、やはりその部分は崩れないのかな?と思います。・ 北海道・東北地区と北関東・北陸地区の躍進、東海・近畿地区健在 長らく指名があまりない印象のあった北海道・東北地区ですが、大道を指名して以降は本指名で担当地区の選手がの指名が増えてきていますね。そして東海や近畿地区は今年も健在、特に東海地区は今年そこまで注目される選手が多くなかった中でも育成で2人が指名されています。他には北関東・北陸地区担当の高山スカウトが推薦する選手も増えていますね。逆に影を潜めているのが九州地区、田村スカウトが昇進して末永スカウトになって以降は指名が少なくなっており、3巡目指名も岡本と西武3巡目の森下二世と称された狩生投手が両方残っていたものの、岡本が選ばれています。そして中国・四国地区は殆ど壊滅的で、指名が途絶えてしまっており、ここから指名する事は殆どないという事でしょうか?・ 引っ掛けの白武統括部長、素直な田村スカウト部長 これは前回でも触れましたが、やはり白武スカウト統括部長はコメントの信憑性がなく、次は騙されないようにしたいところです。ただ田村スカウト部長は宗山を他の選手に比べて絶賛していたり、高校生会議にて上位候補って形にはならないとコメントして実際に上位では高校生を悉くスルーしていました。なので田村スカウト部長のコメントは言葉通り受け取って良いのかな?と思います。・ 本指名では大社左腕、育成では高卒左腕を指名 近年、本指名で左腕を指名する場合は大学・社会人左腕に限定されて高校生の指名は途絶えており、逆に育成ドラフトで高校生左腕を指名するようになっており、これは広島の指名方針となっていると見て良いのではないでしょうか。 来年はこれらの傾向を新しく念頭に置きながらドラフト指名予想を行ってみたいと思います。次回からは指名された選手を1人ずつ見ていきたいと思います。 「追記」 その前に来年はどのような選手がいるのか、補強ポイントも考えながら見ていきたいと思います。野球太郎No.052 2024ドラフト直前大特集号 (バンブームック) [ ナックルボールスタジアム ]
2024.10.26
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『レジェンド二人が直接指導』 本日は広島の秋季キャンプ情報について気になった点を見ていきたいと思います。まずは新井監督の仲田への直接指導、こちらは秋季練習の際の記事ですが、秋季キャンプを追っている方のtwitterによれば初日からも仲田に密着指導しているとの事です。最終戦でも仲田を4番に起用したり、連日仲田に直接指導している点を見ると、新井監督は仲田を高く評価しているのかな?という印象を受けますね。過去記事でも書きましたが、個人的にもシンプルで癖のない打撃フォームをしているという事もあって私としては仲田を一番高く買っています。フェニックスリーグでは僅か1安打と低迷してしまいましたが、それでも仲田を高く評価しているという点は新井監督と意見が一致している?と言えるのでしょうか^^;。 続いてもう一つ面白い情報としてはドラフト2巡目指名の高投手が黒田アドバイザーからLADのカーショーのカーブを伝授されたという記事です。ちなみにカーショーのカーブはyoutubeにて公開されていますので掲載したいと思います。ただ個人的にずっと気になっているのは高のトップを作った際の体勢で、どうもトップをしっかり作らないでテイクバックからそのまま投げているような印象に見えているのが気になっていました(youtube)。これは育成ドラフト3巡目の杉原もyoutubeを見てみると同じような形になっています。その違和感は何となくこちらの方のtwitterを見て何となく分かったような?^^;気がしており、こちらの方の解説だと二人共「腕が離れてしまっている」という事なのかと思います。こちらは正面から見た高の投球フォーム(youtube)ですが、トップ時の腕などを見てみると明らかにtwitterの方で矯正前の形とそっくりの形となっています。まずはこの矯正を始める事を緊急に行うべきなのではないかな?と思います。 それにしても黒田アドバイザーは時折技術的指導を行う立場なのは分かりますが、本来監督であるはずの新井監督が直接指導を続けているというのは本来組織としてはあまり良い事ではないのは何となく皆様もお分かりになられるのではないかな?と思います。既に秋季練習の時から様々な選手に直接指導していますが、正直打撃コーチは何をやっているのか?と問いたくなりますね。逆に考えると、これはもう新井監督から「最早打撃指導を任せられない」と言われているようなものであり、一般企業で例えるならば任されていた案件を上手く遂行する事ができずに「もういい」と言われて上司が部下から取り上げて直接やり出したようなものです。打撃コーチはもっと悔しいと思わねばなりませんし、オフにしっかりと打撃技術などをもっと勉強していく必要があるのではないかな?と思います。新井監督の直接打撃指導の記事を見る度に選手だけでなく、コーチもしっかりと学んで成長していく必要性がある事を痛感させられますね。ちなみに近年の日本では「教えないコーチこそ名コーチ」と言われ始めており、それはMLBから取り入れられた事ではあり、時代と逆行しているのではないか?と感じる方もおられるかもしれませんが、実は今のMLBは全くの逆でデータやアナリスト、動作解析など科学的アプローチの目覚ましい発展によって寧ろマイナーの頃から付きっ切りで指導されるようになっています。なので新井監督の直接指導は寧ろ一周回って最先端なので安心?して良いかと思います^^;。冬の新メニュー☆12種類から選べる『プレミアムピザ付き選べる6枚セット』【送料無料】石窯+薪木のナポリピザ☆プレミアムマルゲリータ+ナポリピザ選べる5枚限定セット!
2024.11.05
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『ベトナムとも提携開始』 それでは久々にインドネシア?の野球というよりは佐賀インドネシアドリームズについて見ていきたいと思います。今季から九州アジア独立リーグにインドネシアやフィリピン、スリランカ、シンガポールといったいわゆる野球後進国と呼ばれる国々の選手らを中心としたプロ野球チームである佐賀インドネシアドリームズが誕生して準加盟しました。残念ながら公式戦では1勝することができませんでしたが、選手達にも野球技術の向上が見られた事やインドネシアやシンガポールのメディアらが現地を訪れて取材が行われるなど日本人の感覚からしてみれば意外に思うかもしれませんが、現地ではプロ野球選手としてスターのような扱われ方をされているようで、こういった報道が多くされていけば現地でも野球選手を目指す道標ができ、野球の普及や振興、発展に大きく前進していくものと思われます。また、インドネシアではインドネシア甲子園が行われ、より一層盛り上がっていく事を期待しています。 少々前置きが長くなりましたが、佐賀インドネシアドリームズが何とベトナムのホーチミン野球協会と業務提携を結んだ事を発表しました(twitter)。元々ベトナムにも支部があり、当初の公式サイトでは育成選手としてベトナムの選手が入団予定となっていましたが、実現はしませんでした。しかしながら正式に業務提携が発表された事でベトナムからもプロ野球選手が誕生するかもしれませんね。ちなみにこちらがベトナム国内向け?の記事のようですね。 ベトナムでは他の東南アジア諸国よりも更に遅れてから普及が始まりましたが、以前の記事にて書かせていただきましたが、近年野球大会が徐々に行われ始めています。その時にオーソドックスな投球フォームをしている投手らがいるなど有望な選手はいるので楽しみですね。他にもタイ(こちらは茨城APと提携)やカンボジアなど面白そうな国はまだまだあるだけに、佐賀インドネシアドリームズが起点となって東南アジアの野球界が盛り上がって欲しいですね。※ちなみに10月26日からフィリピンにて東アジア野球カップが開催されます。
2024.10.26
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『竹下海斗』 本日も広島が指名した選手を見ていきたいと思います。今回は育成ドラフト2巡目で指名された竹下投手、広島ではお馴染み?とも言える敦賀気比高校の左腕投手で、最速140キロの直球とスライダーやカーブ、チェンジアップを操るオーバーハンドの投手という触れ込みで、スライダーやチェンジアップなど変化球に自信を持っているそうです。また、3番センターとして出場するなど野手としても評価が高い選手です。ですのでドラフト指名予想でも育成指名での予想に名前を入れましたが、見事に的中しました(ただ野手として指名するのかな?と思いましたが^^;)。 まずはドラフトレポート様や一球速報様が掲載されているデータを見ていきますと、下級生の頃までは与四死球率が多い印象を受けますが、昨年秋からは与四死球率に改善の兆しが見られ、3年生として迎えた夏の甲子園予選では2試合に登板して与四死球率も良くなっていますね。ただ球速は最速140キロが示すようにまだまだであり、これから体作りを行って球速アップしてどうなるか?といったタイプではないでしょうか。 ちなみに投球フォーム(1、2)ですが、甲子園の時はセットポジション、今はノーワインドアップから投げているのでしょうか?何となくですが高橋昂也に似ている投球フォームという印象で、そこから腕を引き上げて真上から投げ下ろす形になっているようですね。中々綺麗なフォームで投げ下す形になっているように見えるだけに、左の本格派投手として期待したくなりますね。 特に癖のある投球フォームというわけでもないので2.5軍でしっかりと体作りを行ってみてどれだけ球速・球威を伸ばせるかがカギとなってくるのではないでしょうか。ただ打ち難さを売りにしているといった左腕ではないだけに、逆に2、3年経っても球速・球威にあまり大きな変化がないようだと少し苦しいかもしれません。高校3年の時点でもまだ最速140キロなだけに、広島はまだまだ伸びると判断して指名しましたが、果たしてどうでしょうか?変化球は本人が自信を持ってしっかりと投げられているだけに、そこだけクリアすれば面白い存在になってくるのではないでしょうか。今季広島を戦力外になった新家や同じく育成指名を受けた辻や杉原といった高卒左腕に比べると気になるところはないのですんなり伸びてくれる事を期待したいと思います。【選べる! ナポリピザ 5枚セット】冷凍ピザ 本格ピザ PIZZA ピザ 冷凍 セット ピッツェリア 手作り ピッツァ 冷凍ピッツァ イタリアン ナポリピザ ホームパーティー プレゼント お取り寄せ ピザ生地 ピザセット ギフト(BETTOLA SANBAL)
2024.10.31
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『記念すべき1号本塁打』 今回は本日より開幕したbaseball united主催のアラブクラシックについて見ていきたいと思います。昨日にも書かせていただきましたが、ドバイに建設された新球場にてアラブクラシックが開催され、早速試合が行われました(公式サイト)。 まず記念すべき第一線はインド対アフガニスタン、この試合はインドが11-1でアフガニスタンに大勝しましたが(twitter)、その際にこの球場にて記念すべき初ヒットを記録した打者が紹介されていますが、手首を返さないクリケットのような打ち方をしていますね(twitter)。そしてこちらは記念すべき初打点を記録した打者です(twitter)。どちらも仲田と同じくあまり割れや捻転が一切ないですが、スイング軌道はクリケットを経験している打者だけあって中々良さげですね。これからその辺りを指導していく事が出来ればスイング自体は良さそうなのでかなり有望な国と言えるのではないでしょうか。 続いてはパキスタン対バングラデシュは10-0でパキスタンが大勝しました(twitter)。この試合では記念すべき初本塁打を放った打者が紹介されています(twitter)。他にはスリランカが15-6と初めて国際大会に出場したサウジアラビアに勝利を収め(twitter、twitter)、驚く事にサウジアラビアと同じく初めて国際大会に出場したUAEが7-1でダブルヘッダーとなったインドに記念すべき初勝利を収めました(twitter)。また、この試合では昨年行われたオールスター戦に招待されたサウラブ・ガイクワッド投手が登板しています(twitter)。何故強いのかと言われますと、基本的にはアメリカ在住の選手で構成されているのが大きく、地元出身の選手は残念ながらいないようです(twitter)。それでもドバイリトルリーグを経験した選手はおり、ここからアメリカの大学へと亘ってプレーしているUAE出身の選手もいたり、まだ若いスラッガーが特集されたりしているだけに、いずれはUAE出身の選手達も参加する日が来るでしょうか。 目を見張る選手はチラホラいるものの、正直なところ全体的にレベルはまだまだといった印象が強いのは否めません。しかしながらインドの打者のスイング軌道やパキスタン系アメリカ人やパキスタンの投手、スリランカの選手など鍛えていけば面白そうな選手はおり、ユース世代から指導していく事ができれば非常に面白いのではないかな?と思います。どんな物事にも最初があるだけに、ここからプロ野球リーグへの道筋を作り、この地域で野球が盛んになっていく事を期待したいなと思います。ちなみにライブ配信はyoutubeチャンネルにて配信(全試合というわけではないようですが)されていますので、一度是非ご覧いただければと思います。インドやパキスタンならば目を見張る選手(アクシャイ・モア投手やムシャラフ・カーン投手、ハーフでアメリカの大学でプレーしている投手など)が結構多いだけに、お勧めです。※ 今のこの時間帯ではネパール対パレスチナの試合が行われています。※ 元TEXのショートであるアンドラスがドバイの球場へ観戦に来ています(twitter)。【ポイント5倍】クリスマス お歳暮 お菓子 お返し プレゼント 詰め合わせ ギフト 可愛い スイーツ 洋菓子 お祝い お返し お礼 個包装 のし対応 お供えHFM-30 フィナンシェ・マドレーヌ詰合せ 21個入
2024.11.08
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『遅すぎた入れ替え』 本日の広島は2-8で巨人に大敗を喫しました。先発大瀬良は3回に二死から丸に内野安打を許すと、浅野には0-2から余計な球を投げてボールカウントを増やして結局四球とすると、吉川には2点タイムリー二塁打を浴びて失点、更に岡本には高めの直球を力でスタンドに運ばれてしまい、5回を投げて7安打1奪三振1四球4失点でした(4:11:5:1HR)。昨日は球数少なく抑えようとする坂倉の悪い部分(サンタナに対して)が出ましたが、この日は変に球数を嵩ませる會澤の悪い部分が出た格好、せっかく2球で追い込み、まだ経験も浅い上に脆さもある浅野に対して決して精度が高くないカーブなど投げる必要があったのでしょうか?普通にカットボールやフォークで空振り三振を狙えば良かったと思います。結果的に浅野への防げた四球が敗戦へ導線となりました。2番手黒原は末包の落球こそありましたが、ピンチを凌いで無失点(2:2:0)、3番手塹江は先頭丸を打ち取ったかに見えましたが菊池の失策により、そこからあれよあれよと4失点となりました(4:2:0)。5番手長谷部は2回を投げて無失点に抑えました(3:3:1)。 一方野手陣は4回に小園のタイムリーが飛び出したものの3連打飛び出して僅かに1得点、7回も二死からとはいえ3連打飛び出しても1得点、長打力不足や四球不足がこの日も露呈しました。 この日は松山や田中といったベテラン野手が抹消され、韮澤や林といった選手らが登録されました。昨日の記事にて「もうこのままのメンバーで臨むのかな?」と書きましたが、何とまさかの入れ替えを敢行しました。しかしながらこれに関して個人的には「やっと決断したのか」という思いよりも非常にがっかりさせられた思いの方が強いかなと思います。田中は2ヶ月も安打が出ていませんでしたが一軍に帯同し続けました。正直なところ「何か契約上の問題でもあるのかな?」と穿った見方をしていたものの、登録抹消したという事は結局そういう事もなかったという事になり、単に首脳陣の判断で帯同させ続けたという事になります。だとすれば田村や佐藤といった2軍の有望株を引き上げてろくにチャンスも与えないまま登録抹消しておきながら田中を残していたという事になります。この勝負どころの9月でそのような忖度をしてしまうような球団では優勝など到底厳しかったという事でしょう。今回の入れ替えにはワクワクさせられる期待感よりもそちらの失望感の方が勝ってしまいました。【送料無料】選べるピザ5枚お試しセット!16種のピザから選べる 洋風惣菜 ピザ 冷凍ピザ 手作りピザ 冷凍ピッツァ ピザ生地 ぴざ pizza 宅配ピザ お取り寄せ 個包装※北海道・沖縄別途送料
2024.09.21
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『冬季リーグ、開幕』 本日はニカラグアとコロンビアの野球について見ていきたいと思います。日本とは逆の季節から始まるニカラグアのプロ野球リーグが本日遂に開幕し、試合はyoutubeにて生配信されています(youtube)。ちなみに5球団のロースターも発表されており、ニカラグア人の他にはドミニカ共和国やベネズエラ、プエルトリコ、アメリカ、メキシコ、イタリア、そして日本からは赤塚選手が参加しているようですね(twitter)。ちなみに球場の様子はこちらのtwitter(1、2)から確認できますがう、どうやらニカラグアの球場には外野席がないのでしょうか?それでも開幕戦だけあって満員の中で試合が行われているようですね。 そしてコロンビアも開幕、こちらは4球団でロースターが発表されています(twitter)。ちなみにコロンビアでもyoutubeにて試合の配信が行われています。 日本シリーズが終わり、プレミア12や沖縄で開催するジャパンウインターリーグなどあるものの、基本的にはこれからオフシーズンへと入っていきます。暇だなと思われる野球ファンの方は是非ウインターリーグを視聴してみてください。
2024.11.02
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『渡邉悠斗』 それでは広島がドラフトで指名した選手を見ていきたいと思います。今回はドラフト4巡目で指名した富士大学の渡邉捕手・一塁手、大学通算9本塁打の長打力に加えて降格に打ち分けられる打撃で高打率もマークしてきた右の強打者です。新井監督が獲得を熱望した事で4巡目に繰り上げて指名されるなどかなり期待の高い打者で、主に一塁を守ってきたものの、近藤スカウト曰く入団後は捕手・一塁・三塁を視野に入れているようです。ただ足はあまり速くなく、こういったタイプは6巡目のロマン砲枠で指名されてきましたが、順位を繰り上げたという事は余程新井監督が欲しい逸材だったという事でしょう。 まずドラフトレポート様や一球速報様のサイトから掲載されているデータを見ていきますと、まず目に付くのは打率の高さにあり、23年春以降は.333以上をマークしています。本塁打は今秋こそ0本塁打に終わったものの、レギュラーに定着して以降はコンスタントに本塁打を打っており、昨年は西武から2巡目指名を受けた上田からもレフトスタンドに一発を放っています。続いて打撃内容を見ていきますと、強打者でありながら三振が非常に少なく、ミートは23年春の42打数4三振で一番悪い8.50とかなりの高水準となっています。一方で四球が少なめで、どちらと言えば積極的に打っていくタイプなのかな?という印象ですが、それでも23年春以外はBB/Kも良く、前田智徳氏や横浜の宮崎タイプと言えるでしょうか。ただ今春は1三振/5四球、今秋は4三振/3四球と四球も少ないながらも選ぼうという意識が芽生えてきているのでしょうか。打撃内容を見た限りでは非常に傑出した打撃を見せていると言えるでしょうか。 そして打撃フォーム(1、2)ですが、構えは巨人の岡本に近い神主打法といった形となっており、テイクバックの最中に足を上げ、すぐに真下に下してトップの体勢にすぐに入れているように見えます。トップの体勢はアウトステップですが、比較的ホームベースに近い位置に立っているので外角球も強く叩けると思われます(実際にライトスタンドへの本塁打もあるようです)。更に前肩を内側に捻るような動作もなく、スイング軌道もしっかりと内側から出せているように感じるだけに、かなり期待できる打者なのではないでしょうか。ただ少し気になっていたのはテイクバック、上田から本塁打を打った際の打撃フォームを見ると、足を上げてからの腕が固まってしまっている印象(何というかぎこちなさがあるような…)ですが、今秋の打撃だと柔らかくなっているように見えますので、あくまでも素人意見なものの、特に気になるところがないように思います。打ち終わりの体勢は完全にスラッガーの打ち終わりの形そのもので、右肩が左肩よりも大きく引き上がっており、打球に角度がつけられるタイプではないでしょうか。 素人目にはかなり打撃技術も高そうに見える上に打撃内容も四球が少ない(IsoD面)以外は傑出した水準を記録しており、実はかなりの掘り出し物なのではないでしょうか?新井監督が獲得を熱望した事で4巡目指名に繰り上げましたが、寧ろ4巡目で良く獲れたなと感じるぐらい1年目からの活躍を期待して見たくなる選手だと思います。広島は一塁は勿論、三塁は小園が守っているものの物足りなさが否めず、捕手は坂倉という絶対的正捕手がいるものの、近年の野球は同じ捕手が常時スタメン出場するわけではないだけに、この3つのポジションさえ無難に守る事ができれ十二分にレギュラー奪取が望める環境であるだけに、是非とも1年目からレギュラー奪取を目指して欲しいなと思います。選手評価:A(1年目から活躍を期待)野球太郎No.052 2024ドラフト直前大特集号 (バンブームック) [ ナックルボールスタジアム ]
2024.11.09
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『やはりお金の使い方に疑問符』 広島は早々と一巡目指名していた野村投手を単独で指名することに成功しました。BIG3と言われていた投手を単独で指名できるとは嬉しい限りですね。かつてはマエケンも単独指名でしたが、あの時は強豪相手とみられていた千葉ロッテが大嶺に行き、今回は強豪相手と言われていた日本ハムが菅野に行きました。それと今回とでは同じ雰囲気が漂いますね。ただ、野村以外は即戦力かと言われると微妙なようで、実質的な補強は野村一人という形になり、トライアウトによる獲得はないと明言しただけに後はトレードや新外国人選手の補強のみということになりました。 また、一番引っ掛かったのは育成ドラフトによる大量指名、資金力がないこのチームが果たして荒削りな選手を育てている余裕がどこにあるのか。そのお金を別の育成施設や優秀なコーチ、スコアラーなどおに廻せないのか疑問符がつくところです。勿論、指名された選手のことを悪く言うつもりはありません。広島というチームは穴だらけのチームなだけにチャンスはいくらでもあります。できれば全員がチームの柱を担うような選手になってくれることを心から祈っています。
2011.10.28
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『個人的なランキング』 それでは全球団の指名を振り返ったので、ここでランキングと簡単な総評をしていきたいと思います。ただし、あくまでもこれは個人的な意見ですのでご了承ください。1位 阪神タイガース 採点:100点 堂々の満点評価となったのが阪神、一巡目の馬場は即戦力投手として十二分に期待できる投手で、他には4巡目の島田も非常に面白い選手で、この二人が将来のエース、リードオフマンとしてチームの核となる可能性を秘めています。特に阪神は中谷、大山といった長打力に魅力のある選手はいながらもこういった俊足タイプはレギュラーを奪えそうな存在の中にはいなかっただけに、丁度良いタイミングで獲得することができたのではないでしょうか。また、熊谷は流出した大和の代わりとなることができそうな選手で、しかもこちらは盗塁を多く決めているなど代走としても期待できそうです。そして谷川は使い勝手の良い便利屋として面白い存在で、特に今季はリリーフで勝ってきたのでリリーフ陣が疲弊している可能性が高く、即戦力としてまずまず期待できる投手を獲れたことも大きいでしょう。2位 西武ライオンズ 採点:95点 次点となったのが西武、高得点へと繋がったのは2、3、5巡目で指名された西川、伊藤、與座の三人です。西川は打撃が本当に素晴らしく、故障を抱えたままでなければひょっとすると1巡目指名された可能性もある選手で、打撃の完成度は清宮、安田、中村よりも数段上だ思い、できれば広島に来てほしかった選手です(尾形スカウトも無念でしたね)。また、伊藤はスピードがある上に奪三振能力、制球力全て独立リーグのレベルの中でですが高水準を記録しており、将来エースとして期待できる可能性を秘めており、その選手を3巡目で獲れたのは大きいのではないでしょうか。気がかりなのは高校卒業したばかりで1年間ローテを守った点ですが、これは野球太郎によりますと監督がしっかりと球数制限をしていたらしく、問題なさそうです。また、数少ない即戦力として期待できる投手の中でA評価をつけた與座を5巡目で指名できたのも大きいのではないでしょうか。3位 東北楽天ゴールデンイーグルス 採点:90点 3位となったのは楽天、例年通り大物高校生を果敢に指名するも外してしまい、外れ外れ一巡目で近藤となりましたが、寧ろ近藤を指名したことがプラス評価となりました。当初は評価付けのできない選手でしたが、野球太郎にて通算投球内容が判明してレベルの高さを見せてB評価となりました。あくまでも通算なので仮に年を重ねるにつれて成長を遂げていたのだとすればAやSでもおかしくなく、即戦力としての期待もできそうな選手です。他では2、3巡目の岩見と山崎の二人もチームの弱点を埋める上に岩見は最後で花開き、山崎はしっかりと成績を残し続けてきた実力派、それ以外にも田中といったスケール溢れるポテンシャルを秘めるなど非常に良い指名だったのではないでしょうか。4位 中日ドラゴンズ 採点:90点 同じ点数ですが4位としたのは中日、2巡目の石川や3巡目の高松、6巡目の山本らが特に面白そうで、石川は故障が多かったそうですが奪三振能力には確かなものがあってスピードもあるなど十二分に面白そうな投手で、高松は何よりも超快足な点が非常に面白く、韋駄天として非常に楽しみな選手です。山本は身長さえ175センチ程あれば間違いなく上位で指名されたであろう逸材、高校生主体でしたがそれぞれに凄みを持った選手を指名したのは良かったのではないでしょうか。他には鈴木や清水といった投手らも特別大きな懸念もなく、地味なドラフトでしたが堅実だったのではないでしょうか。5位 横浜ベイスターズ 採点:85点 5位は同じ点数でしたがどちらが好みだったかと言われますと横浜、まず何よりも今年NO.1の東を獲得できたのは非常に大きく、更に今永など勉強になる先輩もいるところは東にとって良い環境ではないでしょうか。個人的には昨年の田中、佐々木、柳のBIG3よりも数字上のみの判断ならば東の方が上だと思います。それ以外では6巡目の寺田、8巡目指名の楠本の二人が面白そうで、寺田はもう少し球速と制球力を伸ばせば面白い存在となりそうで、楠本はこれ程の打力を持った選手がよくこの順位まで残っていたなと思います。6位 北海道日本ハムファイターズ 採点:85点 6位としたのは日本ハム、やはり何より怪物清宮を獲得できたのは大きく、数字上でも見事な打撃成績を収めてきただけに、間違いなく4番打者へとなる逸材なのではないでしょうか。日本ハムは大谷や増井といった主力が流出するなどチーム再建中の球団で、間違いなく一年目から出番がありそうなので楽しみですね。他に面白いのは鈴木、即戦力ではありませんが育てやすそうなタイプで先発投手へと成長してくれる可能性が高いのではないでしょうか。ただ清宮を獲っておきながら5位だったのはそれ以外の選手が大成できるかどうかが微妙かなという判断があった為です。7位 オリックスバファローズ 採点:80点 7位はオリックス、特に面白いのは3巡目の福田と4巡目の本田、福田は打撃内容は素晴らしい上に俊足で、二塁が空いているチーム事情なども追い風となって新人王争いの期待もできる内野手です。友人の知り合いの選手なので是非とも頑張って活躍して欲しいところで、来年は京セラに足を運ぼうかと思います^^;。4巡目の本田は今年の高校生の中で個人的には最も好みのタイプで、よく4巡目まで残ってたなと思わせる投手です。球速は合って奪三振能力、制球力の高さなどは1歳上ですが西武の伊藤と良い勝負をしています。1巡目の田嶋は数字上では即戦力として働けるかどうかは微妙ですがサイド気味のフォームをしており、リリーフとしてならば面白い存在ですが、オリックスの投手起用はかつての広島の焼き畑起用を思い出せるもので、現に今年も新人の黒木を使い倒すなど少々懸念が残ります。また、下位以降の選手は少々微妙な感が残るところがどうかなと思いました。8位 福岡ソフトバンクホークス 採点:75点 8位となったのはソフトバンク、3巡目の増田が一番楽しみで西川と争う打撃を見せるなど5ツールで判断するのならば今季NO.1野手なのではないでしょうか(西川を獲られたのならば代わりに行って欲しかった選手です)。次に面白いのは4巡目の椎野、到底即戦力と呼べる成績は残せていませんが、ジオを思い出させる変則気味のフォームで直球をフォーシームではなくムービングボール主体で投げれば非常に有効となるのではないでしょうか。5巡目の田浦も一芸を持っており、面白い選手です。ただ野手の高齢化が目立っており、1、2巡目でもまだまだ面白い野手がいたのに投手に行ったのがマイナスポイントとなりました(それも少々リスクの大きい投手)。吉住投手をサプライズ1巡目指名しましたが、それならば清宮や安田にいったわけですから西川をサプライズで行けば良かったのでは?とも思います。9位 千葉ロッテマリーンズ 採点:75点 9位となったのは千葉ロッテ、1巡目の安田はBIG3の三人の中では打撃の完成度が高く、長距離砲不在のチーム事情なので一年目から出番もそこそこあるかもしれないところは追い風かもしれません。何より一番楽しみなのが2巡目の藤岡、大学生時代に何故か指名されませんでしたが社会人時代に入って長打力と遊撃という新たな武器を手に入れて非常に楽しみな選手です。個人的には来年の新人王候補の有力候補の一人として見ています。ただそれ以外の選手は微妙で、山本はノーコン、菅野は特徴がなくミート力も低く、渡辺は球威不足などかつて広島が指名して失敗した選手と非常に似たタイプばかりを指名しており、しかも大卒社会人選手ですからあまり伸びる可能性も低く、低評価の一因となりました。10位 広島東洋カープ 採点:65点 点数はつけていませんでしたが、今年の広島のドラフト採点は65点と評価しました。まず一番のマイナスポイントは補強ポイントではないポジションの中村に一巡目の枠を使ってしまった点、せっかく即戦力として見込めそうな選手が三人もいた(東、馬場、近藤)上にしかもそのうちの一人である近藤は同じく地元出身、「地元選手だから」という理由は全く理由になっていないように思います。また、捕手としてもキャッチングや野球脳に個人的には疑問符がつき、現に野球太郎でも私と同様の事を指摘されており、内野手か外野手にコンバートした方が良いように思いますが(もしコンバートするのならば点数は上がりますが)。また、2巡目の山口も超が付く程のノーコンで、しかも球種毎によってフォームが一目見ただけで違うということがはっきりと分かるなど現状は薮田以上の超々素材型投手で、大丈夫かなと不安になります。正直なところこのように他球団のドラフトを見ていくにつれて「もう少し上手く立ち回れなかったかな」と感じることが強くなり、この順位となりました。11位 ヤクルトスワローズ 採点:60点 11位はヤクルト、面白そうな選手は6巡目の宮本と7巡目の松本、宮本はあまり名前の聞かないリーグながら見事な打撃成績や盗塁数を記録し、しかもヤクルトには正遊撃手が不在で守備範囲も非常に狭い選手しかいない状況ですので、恐らくレギュラーを掴める可能性が高いのではないでしょうか。松本も守備が売りとのことですが調べてみたところ打力も面白く、二番手か三番手として入る可能性が高いのではないでしょうか。しかしながら面白い選手が6、7巡目の選手が入ると言うところが問題で、正直なところ1~5巡目の選手は厳しそうだなと感じるところです。村上はミート力がBIG3や増田、西川と比べても明らかに低く、弾道もスラッガーというタイプでなく、個人的には「捕手にしては打力が良い」タイプだと思うのですが、三塁に転向してしまうそうでそこはマイナスとなり、2巡目の大下もまとまってはいますが特徴がなく、同じようなタイプで元ヤクルトの土肥を思い出させます。塩見は打力が完全に脆く、しかも俊足選手の田代や若手選手が出てきている中で大丈夫なのかと思い、金久保は山口と同じくノーコンなどあまり魅力的に感じなかったところがこの順位となりました。12位 読売ジャイアンツ 採点:60点 最下位となったのが巨人、面白そうな選手は広島田中の弟である田中俊太内野手、ミート力がないところと長打力はさほどないところは気になりますが、レギュラー不在の二塁手として出場機会にも恵まれそうです。他には7巡目の村上、ポテンシャルは十分で最後の学年で長打力をようやく発揮するなどこれからの選手で、期待してみたいところで、他には若林が便利屋として重宝されそうな可能性を感じます。それ以外では正直なところ、かなり厳しいのではないかなと感じるところです。まず鍬原ですが即戦力としては厳しそうで、記事ではさらりと流しましたが最終学年秋に頼みの綱であった奪三振能力まで削がれているところは非常に大きな懸念材料です。2巡目の岸田は実際に試合を観戦したのですが正直申し上げて「どこが良くて獲ったのかな?」というのが率直な感想で、身体能力が優れているというわけでもなく実戦的な選手でもなく、魅力的な選手に見えませんでした。3巡目の大城は速いボールを引っ張れないという弱点があり、厳しいのではないでしょうか。上位指名に完全に難があるかなと感じたので、最下位となりました。 以上がドラフトでのランキングとなりました。今回初めて高校生の成績を見て判断して見ましたが、果たしてどうなのか非常に気になるところではあります。次回は自分が広島GMならば?というお遊び企画でドラフトをしてみたいと思います。ピザ 送料無料 福袋 初めての方へ お取り寄せ 福岡 九州 宅配より美味い グルメ大賞2016受賞店 ギフト 9種から選べる3枚セットレビュー数ダントツ&高得点 [2セット購入以上でおまけ付き(1配送)]価格:2547円(税込、送料無料) (2017/12/9時点)
2017.12.09
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『草の根活動の第一歩目』 本日は西アジア地域・インド亜大陸を対象としたプロ野球リーグであるbaseball unitedについて見ていきたいと思います。先日、ショーケースとなる2試合に東西に分かれて出場する選手が発表された事を記事にしましたが、新しい情報としてドバイにあるリトルリーグとbaseball unitedがパートナシップ協定を結んだ事が公式サイトやkash shaikh氏のinstagramにて発表されました。 ドバイリトルリーグは秋~冬にかけて毎週末27ヶ国の500人以上の選手が野球・ソフトボールをプレーしているとの事です。このドバイリトルリーグは以前にも記事にて取り上げた事があるのですが、このリトルリーグの卒業生がアメリカの大学に進学してプレーしている選手が既に何名かいます(左投手が3名)。ちなみに14歳の少年がこのリトルリーグでプレーを希望してbaseball unitedの目と留まる事を目指しています(記事)。 ドラフト会議では数多くの元MLB選手やNPBを経験した選手達がドラフト指名を受けましたが、やはり中長期的な展望としては当該地域出身の選手達のレベルを引き上げてこそ野球の人気向上や発展していくのであり、こういった草の根活動が欠かせません。これまではインド野球連盟やパキスタン野球連盟、サウジアラビア野球連盟、ブータン野球連盟、UAEとの提携などありましたが、リトルリーグとの提携は初です。できればパキスタンにも野球アカデミーなどが存在するだけに、各国のアカデミーやリトルリーグと提携を結んでレベルや認知向上に期待したいところです。 ちなみにこれも以前記事にしましたが、日本の名球会も中東地域での野球アカデミー設立を目指しており、baseball unitedとも上手く連携していって欲しいなと思います(記事)。こちらは同じく中東地域のオマーン政府によるバックアップの元と掲載されており、オマーンからも野球選手が出ることを期待したいですね。 そしてドラフト会議は終わりましたが当該地域出身の16人枠の発表はまだされておらず、現時点での情報ではインドとパキスタンからそれぞれ4名ずつ、ブータンから1名が選ばれている事が判明していましたが、新たな情報としてはバングラデシュとスリランカからも1名ずつ選ばれている事が分かりました。これで合計は11名、残る5名は果たしてどの国の出身選手なのか興味深いですね(ちなみにドラフト会議ではクウェート出身の選手が1名いましたが)。
2023.11.03
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『3猛打賞』 本日の広島は8-2でヤクルトに勝利を収めました。先発九里は初回に3点の援護が入り、相手打線が追う展開になった事も功を奏したか?この日はチェンジアップをあまり投げず、カットボールやツーシーム、スライダー、シュートといった横変化中心の投球、村上に一発を浴びたものの、ボール球の方が多いながらもヤクルト打線が手を出してくれ、6回を投げて4安打6奪三振無四球1失点と好投しました(7:6:0:1:1HR)。ただ昨季ほど球速が出ていないのでどうしても球数(6回で98球)は嵩みがちになりますが、リリーフ陣がしっかりしているので何とか保てています。2番手島内は三者凡退1奪三振無失点(2:0:0)、3番手黒原は先頭岩田にヒットを浴び、盗塁を刺す気がなかったので二塁進塁を許し、代打内山にタイムリーヒットを浴びて2安打2奪三振1失点(0:2:1)、最後はハーンが三者凡退1奪三振無失点で試合を締めました(2:0:0)。 一方野手陣は初回に二死となって先発石川から小園が死球で出塁すると、末包が浮いてきた変化球を引っ張ってレフトへの二塁打で二三塁とし、坂倉が外角スライダーを上手く流し打ってレフトスタンドに届く3ラン本塁打となり、二死から一挙に3点を奪います。3回には小園が肩口から入ってくるカットボールを叩き、弾丸ライナーでライトスタンドに飛び込むソロ本塁打で追加点、4回には先頭矢野が引っ張って三塁打、続く石原が2球で追い込まれながらも外角への入ってきたカットボールを上手く打ってタイムリー二塁打、更に一死三塁となって丸山から秋山が犠飛を打って2点を追加します。5回には末包の久々となるライトへのポテンヒット(調子を上げてきた象徴といえる打球)で出塁すると、続く坂倉が高めの変化球を二塁打、菊池も内野が前進守備をしていた事も功を奏してタイムリー、6回には先頭石原が二塁打で出塁すると、九里がこの日3つ目の犠打で三塁へ進塁し、秋山がタイムリーを打って8点を奪いました。 今日は末包、坂倉、石原の3人が猛打賞、しかも驚くべき事に合計9安打中7本が長打という凄い打撃内容となりました。末包が調子を取り戻し、坂倉が後半戦絶好調、長打に魅力のある石原が久々に打棒爆発するなど勝負の9月に向けて明るい材料が多いのは収穫ではないでしょうか。個人的には小園にようやく2号本塁打が出たのが最も大きく、個人的にはもっと本塁打を打って欲しいなという印象、矢野もしっかりと引っ張る打球が増えてきて打撃に幅ができつつあります。また、各打者が浅いカウントから甘い変化球をしっかりと仕留めているのが大きく、この辺りも各打者の打撃技術が向上していると感じる点ですね。 ただその中で一人残念な打撃内容だったのが中村奨成、結果的に無安打なのは致し方ないものの内容が悪すぎます。1打席目は100歩譲って致し方ないとしても2、3、4打席目が酷過ぎたが故に8回は代打を出されてしまいました。実はその裏の守備で打席に立った秋山が退いており、どうせ代打を出すのならば点差が開いているわけですから秋山のところで代打田村を出せば良かったはず、にもかかわらず中村奨成が代打を出されたという事はもうどういう事か分かるはずです。ダボハゼにならずに1球毎にしっかりと整理して打席に臨まないとまた2軍へ降格させられかねません。期待しているからこそ何とか奮起して欲しいところです。野球太郎No.052 2024ドラフト直前大特集号 (バンブームック) [ ナックルボールスタジアム ]
2024.08.19
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『フォーム改造の失敗』 本日の広島は4-5でヤクルトに敗れました。先発九里は4回に先頭サンタナに四球を与えると、続く村上に対して坂倉が高めの直球を要求して九里自身も投げ切りましたが、村上にライトスタンドに運ばれる2ラン本塁打を被弾、5回には代打先頭青木にヒットを浴びると、二死二塁となってサンタナにタイムリーヒットを浴びて同点に追いつかれます。6回は一死から山田、中村に連打を浴びて一死二三塁としたところで降板、5.1回を投げて7安打4奪三振3四球5失点で敗戦投手となりました(6:7:0:3:1HR)。今季は一貫して直球に力強さがない上に球速も出ておらず、村上に被弾した球はしっかりと要求したところに投げ切り、内野フライなどを狙ったのだと思いますが、結果は本塁打となるなど打者に通用していないことを窺わせます。フォーム改造によって明らかに直球の威力が削ぎ落されてしまっただけに、今オフは歩幅を元に戻した方が良いかもしれませんね。2番手塹江は代打増田に死球を与えて満塁として代打松本に犠飛、更に長岡にもタイムリーを浴びてしまい、火消しの役割を果たす事はできませんでした(1:1:0)。3番手中崎は並木を打ち取って無失点(0:1:0)、4番手黒原は1回1安打1奪三振1四球無失点(1:1:0:1)、5番手島内は3者凡退無失点に抑えました(1:2:0)。 一方野手陣は3回に先発ヤフーレから先頭矢野が内野安打で出塁すると、二死から暴投で矢野が進塁した後に秋山のタイムリーで先制します。4回には野間、堂林、末包の3連打と矢野の内野ゴロで2点、7回には二死となって田口から秋山、坂倉、小園の3連打が飛び出して1点を返すも及びませんでした。長打や四球が絡まず、3連打でも1点が精一杯と開幕当初から一貫して破壊力不足に悩まされています。 今日の試合のポイントとしては4回や5回に失点を重ねて状態を落とし始めていた九里を続投させた事だと思いますが、それ以上にもう今季貫いてきた野球が完全に崩壊している事の方が大きいでしょう。以前から度々言及していますが、4位になる可能性が非常に高いと思います。この2年間は上手くやり繰りし、今季は飛ばない球の恩恵を多大に受けましたが、やはり3連覇から随分と月日が流れており、もう世代交代すべき時が来ているのに未だにできていないところに原因があるでしょう。個人的には日本ハムの新庄監督や中日の立浪監督のように思い切った改革が必要なのではないかな?と思います。今の広島を表すとすれば厳島神社の鐘の声、諸行無常の響きありではないでしょうか。ピザカッター付 本格ピッツァ3枚お試しセットレビュー数ダントツ&高得点 [2セット購入以上でおまけ付き(1配送)]ピザ 送料無料 初めての方へ お取り寄せ 福岡 九州 宅配より美味い グルメ大賞2016受賞店 ギフト
2024.09.19
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『注目のスピーチ』 本日の広島は3-1でヤクルトに勝利を収めました。先発野村は先頭長岡にヒットを許すも後続を打ち取って2奪三振無失点(2:0:0)、最後は一番の決め球だったチェンジアップで2者連続三振を記録して有終の美を飾りました。2番手滝田は先頭山田にフェンス直撃の二塁打、続く増田には四球とバタバタするも最速152キロを計測して平均140キロ後半と強い球を投げ、左打者相手にも投げられる落ちる球が打者に有効で、4回を投げて2安打5奪三振4四球1失点と好投してプロ初勝利を飾りました(3:6:0)。ただ4四球が示すように制球面の課題が依然としてあり、ストライクの割合よりもボールの割合の方が高くなっており、まずはアバウトでも最低限ゾーン内に投げ込めるようになれれば変わってくるのではないでしょうか。個人的には魔球と呼ばれたチェンジアップ(パームみたい)の精度を引き上げて有効に使って欲しいところで、床田に習ってみるのも良いのではないでしょうか。3番手高は直球で押しまくる投球で、こちらも151キロの直球を投げ込んで2回を投げて1安打2奪三振1四球無失点(4:0:1)、変化球はカットボールやツーシームを投げていましたが、できれば縦の変化球も投げていきたいところです。4番手ハーンは先頭を失策で出塁させるも後続を打ち取って無失点(2:0:0)、最後は最終戦で1軍昇格してきた高橋昂が149キロを計測するなど直球が復活、3者凡退1奪三振無失点に打ち取ってプロ初セーブを記録して試合を締めました(2:0:0)。2軍終盤では140キロ後半が投げられるように復活、最後の最後で1軍昇格という事は来季の活躍に期待されているという事でしょうか。 一方野手陣は4番に仲田、7番に内田が入るなど若手野手を積極起用、共にプロ初ヒットを記録するなど最後の最後で嬉しい一戦となったでしょうか。試合では田村がタイムリー、二俣が2安打を記録するなど結果も出ており、矢野が最後の最後で打率.260に乗せて1四球と成長の証を見せたのも良かったでしょうか。しかし、末包が最後の最後まで状態を取り戻せずに終了、足の故障を二度もしてしまったのが影響したでしょうか?しっかりと下半身強化に取り組んで欲しいところです。 個人的に気になったのは新井監督の最後のスピーチにあります。まず秋季キャンプは「厳しい練習になる」と予告、これまでは無理をしない練習法を貫き、外部からは「温い・緩い」と言われていましたが、変える事を宣言しています。そして来季は「変化する年」と話し、来季だけでなくこれからの広島を考えて変わっていかねばならないとし、それに伴う痛みも生じるとし、今季以上に来季は厳しい道のりになると見解を示しています。 個人的な見解ですが、ようやく世代交代に舵を切る事を示唆した発言ではないかな?と考えています(口だけではなく、しっかりと実行に移して欲しいところ)。本来ならば佐々岡政権の時から実行していなければいけなかった世代交代、3年も遅らせてしまったので既に大きな痛みを伴っている状況かと思われます。そして新井監督が言っている通り、現状の若手野手だと厳しい道のりになる事は分かります。実際内田の初ヒットや田村のタイムリー(twitter)、二俣が2安打を記録しましたが、いずれも技術的には褒められた内容とは言い難い内容、中心選手として期待された小園にしてもOPSが守備の人という評価の矢野と大差がないなど育成失敗と言っても良いぐらい個人的には期待外れと言わざるを得ない打撃成績でした。 しかしながら既に3連覇に大きく貢献したメンバーは大きく衰えてしまい、もう一刻の猶予もないと言って良いでしょう。我々ファンも来季は勝利よりも世代交代の為の礎のシーズンである事を覚悟する必要があり、MLBで言うところのチーム再建期と捉えるべきでしょう。辛抱を強いられる時期が長引くかもしれませんが、今季のMLBではKCやDETといったチームが若い選手を地道に育て上げてプレーオフに進出し、それぞれBALやHOUといった強豪球団を見事に撃破して駒を進めました。資金力のない広島も彼らと同じく、今は底上げの時期となるでしょうが、いずれは大輪の花を咲かせる時期を待ちたいと思います。野球太郎No.052 2024ドラフト直前大特集号 (バンブームック) [ ナックルボールスタジアム ]
2024.10.06
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『冬も野球を』 今回はジャパンウインターリーグ(JWL)について少し触れていきたいと思います。今回で3回目となるJWLですが、何とDAZNで独占ライブ無料配信が行われる事が決定しました(twitter)。以前からもライブ配信はされていましたが、DAZNという日本でも広く知れ渡っている媒体で宣伝してもらう事で多くの人の注目を集められるのではないでしょうか。 その前にJWLとは何かを簡単に説明しますとトライアウトの場であり、各国のリーグへの入団を目指す選手達が各チームに分配されてリーグ戦を行い、各国のスカウトらがデータを見て興味のある選手を獲得する形となっています(公式サイト)。実際に独立リーグへの入団が決まって選手らもおり、出身国もオーストリアやハンガリー、アルゼンチンなどあまり馴染みのない国から参加している選手らもいます。ただし、2回目からはトライアウトリーグの他にもアドバンスリーグという部門が創設され、こちらは既に様々なリーグに所属している選手らが参加してレベルアップを図る事を目的としています(記事)。 そして今回からは日本各地域の独立リーグの他に西武や楽天がJWLに選手を派遣する事が決定しただけでなく、台湾プロ野球の統一ライオンズ、更に中国野球協会のLA五輪出場を目指す為に立ち上がった希望の星チームらの参加も決定しました(記事)。特に中国やプロ化を目指しており、国際大会はそう何度も行われるわけではない上に台湾開催の場合は出場しないといった事もあるだけに、こういったレベルアップの場は大変貴重となるのではないでしょうか。 個人的にはできれば欧州各国のリーグに所属する若い選手や佐賀インドネシアドリームが創設された事もあり、できればインドネシアやフィリピンなど東南アジアの選手らの参加も将来的にはできればなと思います。欧州からは遠いですが、東南アジアならば比較的近いですし、東南アジアでは国内リーグといったものがフィリピン以外にはなく、佐賀インドネシアドリームズ1球団だけでは中々レベルアップの機会も限定されてしまいます。ですのでこういったウインターリーグの規模が今後拡大していければ野球の普及や裾野拡大へのきっかけとなるのではないでしょうか。
2024.10.12
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『ドラフト指名予想まとめ』 本日もドラフトについて見ていきたいと思います。明日はいよいよドラフト会議、今年の指名予想もこれが最終回となります。今回も前回同様に箇条書きで書いていきたいと思います。まずは前回の記事を参考しながら今年のドラフトで補強するのではないか?と思われる箇所を箇条書きにしたいと思います。・ センターを守る外野手・ 右打ちの二遊間内野手・ 将来的に先発ができる高校生投手・ 打てる野手や守れる野手を素材含めて指名する・ 右打ちの外野の大砲 それでは具体的にドラフト指名予想をしていきたいと思います。ただ前回具体的な記事を出したので焼き直しのような物になりました^^;。1巡目 宗山 塁 内野手 右・左 公言済み外れ1 麦谷祐介 外野手 右・左→勝手なイメージですが、青山学院大学の佐々木泰内野手も新井監督が好みそうか→身体能力の高い右打ちスラッガーで体も強そう→高校時代は東海地区松本スカウトも高評価していた選手2巡目 センター外野手(候補は麦谷、竹内、中津、寺本外野手ら) 過去記事3巡目 高校生投手(完成度が高く、育てやすいタイプ) 過去記事4巡目 高校生二遊間野手(右打ちが理想、いなければ左も)過去記事5巡目 長身大型投手(甲南大学岡本投手の可能性も出てきたか)6巡目 右打ち強打者 過去記事→東北福大学の島袋内野手が三拍子+強打なので案外広島好みの選手かもしれない→ポジションが遊撃手で堅守なので他のポジションでも融通が利くかも→ただし、過去記事に通り指名なしの可能性が高いか 以上の通り、基本的に新たに加筆を加えた部分は外れ1巡目と6巡目のみで、後は前回の記事にて書かせていただいたものをそのまま書かせていただきました。育成1 誉田貴之 捕 手 右・右 福岡工業大学→會澤が高齢で衰え否めず、磯村もマスクを被らず、坂倉もFA取得が迫る→持丸の捕手としての能力が低く、高木も少々伸び悩んでいる印象→佐藤啓介や中村貴浩ら地方大学リーグで圧倒的打撃成績の系譜を継ぐ選手→本指名されるかもしれないが、あまり声を聞かないので残っていれば育成で育成2 澁谷純希 投 手 左・左 帯広農業→実はここ数年育成ドラフトで必ず高校生左腕を指名している育成3 竹下海斗 外野手 左・左 敦賀気比→広島大好き投手兼任選手、野手として注目されている→ポジションはセンターを守る 今回は新しく育成指名の予想も加えてみました。個人的に2017年・2018年の2年でバランスを取ったドラフト(前者は投手中心、後者は野手中心)と同じく、2023年・2024年の2年でバランスを取るドラフトとなるのではないかな?と思います。このドラフト指名予想だと投手は3名に対して野手が最大6名となっており、投手6名・野手2名と投手偏重だった昨年のドラフトとは一転して野手偏重となっています。果たしてどのような結果となるのか、今から楽しみですね。野球太郎No.052 2024ドラフト直前大特集号 (バンブームック) [ ナックルボールスタジアム ]
2024.10.24
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『素人とプロの違い・戦力以外の理由も?』 本日は広島が指名した選手を見ていく前に他球団のドラフトについて見ていきたいと思います。あくまでも個人の感想となっていますのでご了承ください。 まずやはり一番チームの補強ポイントにバッチリ当て嵌まったのが中日ではないでしょうか。金丸投手はもう言わずもがなですが、ドラフト2巡目の吉田投手は都市対抗野球大会に出場しており、過去記事でも触れているのですが、個人的に良い印象だった投手です。更に2巡目指名との報道があった石伊捕手を4巡目で確保、木下がイマイチな状況下で即戦力と目される捕手を補強できており、3巡目で強打の右打者ばかりを獲っていた中で不足していた左の強打者候補として森内野手、下位で左右の高校生投手と理想的だったのではないでしょうか。 他では巨人も補強ポイントをしっかりと抑えた指名で好印象でした。1巡目にポスト坂本として石塚内野手を指名、以前に今年の野手の中で一番良いと評価したのは宗山と書いてきましたが、実は2番目に良いと思っていたのが石塚です^^;。一塁駆け抜けが右打者で4.2~4.3秒と足も速い選手な上に強肩、打撃フォームはオーソドックスでしっかりと振れており、鈴木誠也みたいになってもおかしくないのではないかな?と思います。そして2巡目に宗山に次いで高い評価を受けていた大学生二遊間の浦田内野手を指名、昨年秋から連続で打率4割を記録しており、三振数は昨年秋から何とたったの2つしかしていません。盗塁数は昨年秋から合計で32盗塁を記録しています。そして3巡目の荒巻内野手は打力が魅力の左の強打者、将来の中心を担う石塚にリードオフマンの浦田、ポイントゲッターとして期待の荒巻と次世代のチーム作りを意識して野手を指名してきたのは大きいのではないでしょうか。浅野や伸び悩んでいますが秋広らと合流すれば恐ろしい打線になりそうです。他では西武は上位3名に前評判の高い選手を揃えたなという印象で、ヤクルトもチーム再建という事で1巡目と3巡目以外は将来の中軸候補としてモイセエフ・ニキータ外野手と田中内野手を指名、どちらも左の強打者候補でポスト村上を睨んでの事でしょうか?左を二枚確保したので来年は右の強打者を指名してくるかもしれませんね。 一方で巷では評判の高い日本ハムですが、個人的には現状のチーム状況と指名した選手がマッチしていないのでは?と感じ、個人的にはどうなのかな?という印象を受けました。新庄政権が誕生して2年間で劇的にチームの底上げに成長して2位へと躍進し、現場もファンは「さあ、来季こそは優勝だ」という機運も高まっているはず、それなのに将来性を重視したドラフトで即戦力として期待できそうなのは山縣内野手のみというのはどうなのでしょうか?せめて上位指名は即戦力として期待できそうな投手やそれこそ二遊間が弱いと判断して宗山にいったのですから巨人が指名した浦田を先に抑えるとかしても良かったのではないかな?と思います。沢村一樹さん主演のドラマで「ドクターズ」というものがありますが、あるシーンにて小日向文世さん演じる人物が「今を疎かにして5年、10年先を見据えたとしても結局その5、10年後が現実になった時にまた5年、10年先を見据えると言い出すだろう」というセリフがあります。なのでドラフトは中長期的な視線で見るものですが、今を疎かにするのも如何なものなのかな?という点で、個人的には日本ハムのドラフトはイマイチな印象です。 そして個人的な理由で一番気になるのは阪神、千葉ロッテ、横浜の3球団です。というのも都市対抗野球大会を取り上げた記事にてそれぞれドラフト1巡目で伊原投手、ドラフト2巡目で宮崎内野手、ドラフト1巡目で竹田投手を指名しています。まず伊原ですが、阪神ファンの方には大変失礼ではありますが、実は過去記事にてプロでやっていけるのか疑問な印象(実際過去記事でも書きましたが、次の試合では打ち込まれていました)とし、「案外指名漏れもあるのでは?」と書いてしまっており、ドラフト1巡目で指名した事には大変驚きました^^;。また、横浜の竹田投手も同様に過去記事にて「上位指名は疑問で、中位や下位ならば」といった評価をしており、こちらも1巡目指名で大変驚きました^^;。一方で千葉ロッテの宮崎内野手は過去記事にてかなり良い打者に見えており、2巡目は驚きましたが千葉ロッテのスカウトと意見が一致しましたね^^;。果たして来季3選手がどのような成績を残すのか、個人的に結構注目です。 そして最後に注目したいのが2年連続で独立リーグからの指名が多かった点や案外有名どころの大学生選手や高校生選手らが指名漏れした点にあります。何となくですが、これは単に戦力云々の話ではなく、今後の野球界を考えての傾向なのではないかな?と思います。正直申し上げて指名漏れした選手の方が指名された選手よりも実力だけで見れば上の選手は多数いると思います。それでもこのような形になったのは想像ではありますが、指名しても良いが上位指名としては少し…という選手は大学や社会人野球で進んでもらって実力向上も勿論ですが、各カテゴリの野球振興にも繋げてもらいたいと思っているのではないでしょうか?一方で独立リーグの選手達を指名する点としては一か八かの下位指名や育成指名などで入団してもらう事により、大学や社会人野球でレギュラーを取れないので野球を続けていけるかどうか微妙な荒削りではあるものの素材として魅力的な選手達が野球を諦めずに独立リーグへ進む事を促進させているのではないかな?と考えています。現に昨年ドラフト2巡目で独立リーグ出身の選手が指名された際には大きく盛り上がり、より一層独立リーグへ進む選手が増えましたね。つまりは野球の裾野維持・拡大や振興を考えての側面もあるのかな?と感じます。そしてこれはちょっと大げさな話ではありますますが、16球団へ向けてのものでもあるのではないかな?と感じています。つまりは独立リーグを盛り上げる事によって独立リーグのレベルも底上げしていき、プロで活躍できる人材を増やしていく事で16球団になっても問題がないように取り組んでいる?とここまでくると妄想がすぎますが^^;、いずれにせよこうった側面もあるのではないかな?と思います。【早期特典 ポイント15倍★10/27 23:59迄】お歳暮 お菓子 御歳暮 ハロウィン ギフト 人気 ランキング おしゃれ 高級 プレゼント洋菓子 内祝い 内祝 お返し お菓子 キハチ 焼き菓子 焼菓子 8種13個入 手土産 菓子 スイーツ 詰め合わせ 送料無料 スイーツセット お礼 女性
2024.10.28
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『韓国・台湾は王者が決定』 本日は韓国プロ野球(KBO)、台湾プロ野球(CPBL)について見ていきたいと思います。まずKBOですが、起亜タイガースが優勝を果たしました(twitter)。今季は独走していましたが、完全優勝という形になりました。ちなみにこちらの方が現地での優勝の瞬間が撮影されています(twitter)。そしてCPBLでは中信兄弟が優勝を決めました(twitter)。前期優勝は統一ライオンズが決めましたが、中信兄弟が後期優勝を決め、この2球団が台湾シリーズに進出して中信兄弟が制する形となりました。ちなみに中信兄弟は元オリックス・阪神の平野恵一氏が監督を務めています(記事)。 ちなみにKBOもCPBLもNPB(twitter)同様に史上最多の観客動員数を記録するなど躍進のシーズンとなりました(twitter)。特にCPBLは台鋼ホークスが1軍に参加して6球団体制となったのも画期的でした。メキシコプロ野球(LMB)も好調な観客動員数を記録し、2球団が新規参入して20球団となるなど裾野拡大や野球振興の向上に成功しています。今季はNPBも2軍のみですがオイシックスとくふうハヤテが参加して14球団体制となりましたが、果たして1軍が増える日は訪れるでしょうか? ちなみに厳密にはプロ野球ではありませんが、フィリピンにて東アジアカップが明日の29日から開幕します。フィリピンやインドネシア、シンガポールには九州アジア独立リーグに新規参入した佐賀インドネシアドリームズに在籍した選手達が参加するなど「プロ野球選手」が初?参加します。ちなみにシンガポール代表は日本人の方が監督に就任されるようですね(twitter)更に西アジア地域・インド亜大陸を対象としたプロ野球リーグであるbaseball unitedが主催するアラブクラシックも11月7日から開幕します(twitter)。NPBやMLB、KBO、CPBL、LMBといった有名なプロ野球リーグは勿論ですが、これらの新しく始めていこうとしているプロ野球リーグの選手らにも是非注目していただきたいと思います。神戸ピザ3枚セット|6種のセットから選べる ピザ 冷凍ピザ ピザ生地が美味しいと好評 レストラン手作り PIZZA いつでも簡単にトースターで本格的イタリアンの味 スピード調理 忙しい時に大活躍 贈答 ギフト プレゼント
2024.10.29
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『初のプロ野球リーグ』 本日はオランダ領キュラソー島の野球について見ていきたいと思います。野球ファンならば既にキュラソー島の事はWBCでご存じの方も多いかと思われますが、オランダ領キュラソー島は野球が盛んに行われている地域で、MLBで活躍する選手を何名も輩出しており、元ヤクルト・ソフトバンクのバレンティンもキュラソー島出身の選手です。 そんなキュラソー島で何と初のプロ野球リーグ(ウインターリーグ)が立ち上がり、既に3球団によるドラフトが11月7日に行われました(動画)。ちなみに3球団によるロースターはこちらのtwitterにて掲載されています。このプロ野球リーグは立ち上がったばかりで12月3~10日までの非常に短い期間ではありますが、こちらのプロ野球リーグにはbaseball unitedへの参加も決まっているアンドレルトン・シモンズ内野手らがこちらのプロ野球リーグにも参加する事が決まっているそうです(記事)。そして何と現役MLB選手も複数参加が決まっており、ATLの主力打者であるオジー・アルビーズ内野手も参加するのは驚きですね(日程はこちらのtwitterにて)。 このプロ野球リーグ創設を担当したジェドレク・マグダレナ会長は「新しい時代の始まりを意味する。野球、経済、コミュニティの為に一歩目を踏み出せてうれしいです」と語っており、是非とも成功して欲しいところですね。また、次回のWBCではオランダ代表ではなく、キュラソー島単独での出場を目指しているとの事で、これは今後どのようになるのか注目したいところです。 『韓国・台湾情報』 日本では日本シリーズも終わり、シーズンが終了しました。しかしながら韓国のKBO、台湾のCPBLは今まさにKTウィズ対LGツインズの韓国シリーズ(twitter)、楽天モンキーズ対味全ドラゴンズの台湾シリーズ(twitter)が行われています。やはりアジア野球を更に盛り上げる為にはこの2ヶ国の存在は不可欠なだけに、これから行われるアジアプロ野球チャンピオンシップも楽しみですね。 「追記」 ちなみにこちらがKBOでプレーして20勝を記録したエリック・フェッデ投手です(twitter)。MLBや巨人などが注目している投手ですね。
2023.11.09
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『本格始動へ』 今回はサウジアラビアとカンボジアの野球について少しだけ見ていきたいと思います。まずサウジアラビアですが、スペインのカタルーニャ野球大会(U15)にサウジアラビア代の出場が決まったそうです(twitter)。サウジアラビアは今年行われたドバイの野球大会にも2年連続で参加していましたが、初めて中東地域外の国際大会にも参加する事になります。サウジアラビアと言えばbaseball unitedとパートナーシップ協定を結び、3球団のフランチャイズ権が与えられるなどbaseball unitedからもかなりの厚遇を受けており、西アジア大会やbaseball unitedが主催するアラビアカップにも出場が決まっています。果たしてどのような野球を展開するのか今から楽しみですね。 続いてはカンボジアですが、カンボジア現地で活動している方々が東アジア大会に出場する為の資金を確保する為のクラウドファンディングを始めました。昨年の東南アジア競技大会はカンボジアで行われ、実際にカンボジア代表が出場していましたが、今回の大会はフィリピンでこの開催となっており、カンボジアが定める強化競技の中でも一番下のカテゴリとの事で資金援助も捻出できないとの事です。興味のある方は是非ご覧いただければと思います。
2024.09.19
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『事前情報通り』 本日、ドラフト会議が行われ、本指名では6人、育成では3人を指名するなど計9人も指名するなどかなり大量指名をしてきました。事前の情報では不作年なので指名は4人を予定していると報じられ、個人的には毎年1人多めに指名されているので5人、育成でせいぜい1人かなと思いましたが、予想外にもかなり大勢の選手を指名してきた印象です。・1巡目 森下暢仁 明治大学 投手 最速155キロの直球にカットボールとカーブが売りの大学NO.1と評される投手、特に苑田スカウト部長や高校時代追いかけていた田村スカウトが高評価していた投手で、白武スカウト部長が即戦力投手を示唆していた点と佐々岡新監督の要望で1巡目指名となりましたが、単独指名に成功しました。それ以外にも男前な点も営業面では決め手(カープ女子に人気出そう^^;)となったか。・2巡目 宇草孔基 法政大学 外野手 かなり足が速い上に長打力を持つ身体能力が評判の俊足強打の左打の外野手、近年野手が高騰しており、今ドラフトでも予想よりも高い順位で指名された選手が何人かおり、この順位での指名となったのではないでしょうか。・3巡目 鈴木寛人 霞ヶ浦高 投手 150キロの直球にスライダー、フォーク(チェンジアップと記載している所もあり)が武器の広島が如何にも好きそうなタイプのスラっとした右の長身投手です。元々苑田スカウト部長が「外れ一巡目でもおかしくない」と絶賛しており、3巡目で残っていたので指名したというところでしょうか。・4巡目 韮澤雄也 花咲徳栄 遊撃手 シュアな打撃が売りの巧打者、U-18W杯でも不慣れな一塁を守りながら打率.345の高打率をマークしています。高校野手のリストは遊撃手か捕手しか載せていませんでしたが、その中の数少ない選手だったようですね。・5巡目 石原貴規 天理大学 捕手 今年の春に首位打者に輝いた右の捕手、1年秋からレギュラーに定着しているなど経験豊富な小柄な捕手のようです。事前に全く名前の挙がっていなかった選手で、この指名は予想外でした。・6巡目 玉村昇悟 丹生高 投手 最速147キロの直球を記録し、福井県大会通算52三振の新記録を達成した左腕投手、久々の北陸地区からの指名となりました。・育成1 持丸泰輝 旭川大高 捕手 奥川からヒット、あわや逆転かと思わせる大飛球を放ったことで有名な左の捕手、以前は外野手としてプレーしていた点は坂倉と似た経歴を持っています。・育成2 木下元秀 敦賀気比 外野手 高校通算36本塁打の左の外野手、投手としてもプレーしているなど広島が好きな二刀流、ちなみに6巡目指名の玉村とは決勝で対戦しているようですね。・育成3 畝章真 香川OG 投手 ややアンダー気味のサイドハンドで、何と畝投手コーチの息子とのことです。広島にとっては梅津智弘氏以来のサイドハンド投手の指名となりました。 事前に出た情報では即戦力投手、左右の投手、捕手、外野手との情報が出ており、個人的には1巡目に即戦力投手、左投手か外野手のどちらかが上位でどちらかが下位指名、捕手は會澤が残留したので下位指名、外野手は恐らく左打者ではないかと予想しましたが、大体そのような指名を展開していますね。ただリリーフの即戦力投手や候補に挙げていた選手と実際に指名した選手が大分違っていた点は反省材料でしょうか^^;。また、当初情報が出ていなかった内野手の韮澤ですが、これは本来既に獲られているかなと踏んでいたのでしょうが、予想外にも残っていたので指名したという形なのかな?と思います(そう考えれば1人ではなく2人多く指名した理由も頷けます)。印象的なのが野手、石原以外は左打者を指名するなど2年連続で左打者を大量に指名、投手同様に左右に拘らずに指名して行こうということなのかもしれませんね。そして驚いた点として挙がるのは、今回のドラフトでは松本スカウトが担当している東海地区、亜細亜大学から1人も指名がなかった点、1人も指名がなかったのは久々ではないでしょうか。それにしても事前に詳細な情報が出てほぼその通りな指名展開、予想を立てやすかったのでこちらとしてはありがたいのですが、球団としては情報筒抜けで大丈夫なのでしょうかね^^;。古畑任三郎 3rd season DVD-BOX [ 田村正和 ]
2019.10.17
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『今年のコンセプトとは?』 前回の森下にて一通りドラフトで指名された選手を見てきました。今回は今年のドラフトの感想を書いていきたいと思います。 まず一番に感じたのは予想外に指名人数が多かった点、本指名人数のみでしたが当初は4人程度と書かれており、まあせいぜい1人追加の5人と育成で1人ぐらいかな?と考えていましたが、実際は6人+3人と実に9名も指名することとなりました。そして指名ポジションは当初リークされていた通りのものとなりましたが、佐々岡新監督が即戦力投手を要望していたので投手も多めに獲るのかなと思われましたが、実際は野手を多く指名してきました。 次に指名された選手らの顔触れを見て一番感じたのは今年は「打力」に拘ったドラフト戦略だったのかなという点にあります。長打力溢れる将来有望な宇草を筆頭に育成の持丸、木下らは高校生の中でも強打者として注目され、石原も4回生で長打を身に付けつつあり、韮澤は非凡なミートセンスを評価されるなど指名された野手は打力を買われて指名された選手が多いように思います。また、これまでの身体能力を売りとしたアスリートタイプ(宇草はこのタイプですが)ではなく、それほど足が速いわけでもない打ってなんぼの選手を多く指名(石原はそうでもないですが)してくるなどこれまでとは違ったタイプの野手を指名してきました。これは今季長打不足で苦しんだことに加え、次世代の強打者候補が少なかったことも踏まえての指名だったのかなと感じます。 このドラフト戦略をしっかりと遂行できたのも森下を単独指名することができたことが非常に大きく、この辺りは作戦勝ちだと言えるでしょう。ただ来年のドラフト候補は長距離打者が豊作とのことで、敢えて今年のドラフトで強打者を拘って指名したのは非常に興味深いですね。他球団が長距離打者に向かう中で今季の森下のように違うポジションの選手を一本釣りでもする算段なのかも?しれませんね。今年のドラフト結果が来年のドラフト戦略への一つの手がかりとなるかもしれませんね。警部補 古畑任三郎 4【邦画 中古 DVD】メール便可 レンタル落ち
2019.10.28
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