おせがきはてんてこ舞い！

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2004年07月05日

今年の『おせがき』も無事終了しました～。

疲れたーーー！

テーマでもあるこの『おせがき』。

日本人で最も馴染みのある宗教、「仏教徒」の習わしの１つ。

お寺に嫁いだ奥様が特に来て欲しくない日の１つでもあろう（苦笑）

どんな物なのか簡単に説明しよう。

『おせがき』。正式には【施餓鬼会】または【施食会】。
悪道に堕ちて飢餓に苦しんでいる霊を救うため、
飲食物を施して供養する法会。

現在では飢餓にとどまらず、先祖の霊や弔う人のない無縁の霊、
戦争や自己で亡くなった方の霊などを広く供養する法会となっている。

もっと御釈迦様の事を交えて説明すれば多少は興味が湧くかもしれないのだが、今日は堅い感じも受けるがこんなトコロで。

さあ、その『おせがき』が今年もやって来たんです。

我が家は自然に（？）仏教。
なので私も自然の流れで仏教徒。キリストの教会にも通う。
はっきりいって宗教に対しあまり執着は無い。

しかし何故か私の親戚には【寺】が多い。
母上の妹と父上の妹はお坊さんと結婚。他にイトコも坊主だし、、。
しかも偶然にも皆同じ宗派。

で、今日は父上の妹の嫁ぎ先の寺へ手伝いへ行ってきたのだ。

【おせがき】

の為の手伝い。
毎年恒例だ。

おせがきというのは、お寺側は、何人かのお坊さん達へ食事や飲み物をお出しするという事、おせがきに参加される檀家さん達の食事の準備。
寺によってみえるお坊さんや、檀家の数も異なってくるだろうが、

お坊さんが２０人、檀家さん達が１９０人！だった。

それはそれは忙しいのなんのって！

だからまあ猫の手よりはいくらかマシな私もかり出されてるんだけど、、

とにかく料理が大変！
檀家さんへはチョコットしたものと、あとはお弁当なんかで良し、となるのだが、お坊さんたちにはそうもいかないのだ。

毎年叔母が思考錯誤し、料亭並みの料理を考える。
奥方軍と私達「猫の手軍団」は叔母の指示に従い料理をそれぞれ分担して作る（８品位かな？）。

料理作りばかりにも専念してはいられない。
電話は鳴るし来客もひっきりなし。
タイミングみてお茶の準備、片付け。
とにかく時間刻みでフル回転！

自分の腕が２本しか無い事を憎らしく感じる程。
ベテランの違う叔母や、イトコたちも

ぬおーーーーー！！！

っと、殺気立ってる様にも見える。

実質１０時から動きだし、最終片付けが終わったのが６時近く。

終了直後、女性陣皆ぐったり。。
今日１日で５歳以上年をとった感じ（全員意見一致）

それにしても、しつこい様だが忙しかった。

本当に忙しかった。

例年より忙しかった。

心亡くすと書いて＝忙しい。

その通りだ。無心で動いた。

今日という日がやっとこ終わったのに、帰り掛け

「来年の今日７月５日も９時からヨロシクねー」

と、１年後の予約もしっかり取られました（－－；）ウップス。。

わたしたち人間は愛欲、物欲、色欲などの煩悩にいつしかまみれ、
憎しみ、怨み、妬み、疑心など、どろどろした醜い恐ろしい心が潜んでいることに気づきます。
それこそが

【餓鬼】

であり、内なる自分の心のなかにも餓鬼は住んでいるのだ、、
と考えると驚愕する思いです。

お釈迦さまが【施飢餓会（おせがき）】を通じてこんな事を教えておられるのでは？と私は思います。

今回のおせがき料理、私が考案したものもありますので、
興味がおありでしたら、聞いて下さい♪
おもてなし料理にはピッタリでは？！なーんて思います♪

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