バークレー生のひとりごと

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東大生とバークレー生が書いた進路のすすめ

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2005.04.30
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日、偶然あるサイトの書き込みを見たのですが、

最後に本当の自分の伝えたかった気持ちを述べて、
このブログを終わりにしたいと思います。

また、第7回「お詫びと訂正」を
まずはじめに読んでいただいてから、
今回の最後のブログを読んでいただければ
ありがたいです。


そもそもこのブログは、

大学受験を失敗して途方にくれている人たちに対して、
何か出来るのではないかと思い始めました。


自分は大学受験に失敗しアメリカに来ることになったわけですが、
大学受験失敗は、
自分の人生で初めての挫折だったように思います。

絶望感でいっぱいでした。
友人の多くが東大や京大に行く中、
自分だけ取り残されてしまったような感覚におそわれ、
かなり長い期間、沈んだ生活をおくりました。
この時点の僕は、学歴コンプレックスの塊でした。

そして、その学歴コンプレックスを解消するために、

大学受験を失敗したからというだけで人生を終わらせたくない。
東大よりも世界ランキングが上の大学に入って見返してやる。
不純ですよね。
他の留学生からしたら、夢もへったくれもなかったでしょう。
ただ、”自分の負け”を認めたくなくて、


でも、そんな考えはアメリカに来て、
徐々に変化していきました。

アメリカという国で僕が出会った友人は、
夢と希望にあふれている人たちだったからです。
大学をドロップアウトした人たちや、
高校も卒業していない人たち。
日本にいた頃の僕ならば、
友達になることも、出会うことすらなかったでしょう。
ただ、交流を深めていくうちに、
彼らにあって、自分に足りないものにようやく気づかされたのです。


それは、夢です。


僕は、大学受験に失敗するまでは、
一流大学に入ることだけしか頭にありませんでした。
それで、名誉もお金もすべて手に入ると思ったからです。

しかし、アメリカで出会った彼らを見て、
夢の大切さにすごく気づかされたのです。
映画監督を目指しているやつや、画家を志しているやつ、
歌手になりたいと、毎日、歌の練習に明け暮れているやつ。
見た目もチャラチャラしているし、
世間から見たらはみ出し者でしょう。
アメリカといえども、それは例外ではありません。

でも、彼らはすごく輝いていました。
自分の夢に向かって、一直線に努力をしていました。
本当に幸せな人生を生きていると思いました。
すごくうらやましかったです。
単なる学歴だけしか求めていなかった自分が、
小さく見えました。

若いから出来ると言われればそれまでですが、
若いからこそ挑戦するべきなのだと僕は感じました。
もちろん、彼らだって何も考えていないわけではありません。
あと5年でダメだったら、他の仕事を見つけるよと、
冷静な目も持ち合わせています。

実際、僕の友達の何人が成功するのかはわかりません。
ただ、結果に関係なく、夢に向かって突き進む彼らは、
僕から見てすごくカッコいい人間です。


そもそも僕は、
不当なサービスで
利益を貪っている企業が多い留学分野のビジネスにおいて、
大きな変革を起こしたく、
バークレー卒業後は起業を志していましたので、
企業に就職するつもりは全くありませんでした。
ただ、経験として就職活動をするのもいいだろうと思い、
昨年の秋から冬にかけて、
日本に一時帰国して、就職活動を行いました。

僕が回った外資系の企業には、就職活動のために、
一流大学の優秀な学生がたくさん集まっていました。
夢や希望にあふれた同年代の学生もたくさんいて、
すごくいい刺激をもらいました。

しかし、その一方で、
自分の夢や希望を見つける事が出来ず、
とりあえず、
一流企業に就職できればいいやと思っている学生が
非常に多くて、そういう意味ですごくショックでした。

もちろん、社会に出た後に、
夢や希望を見つけられた方もたくさんいらっしゃるはずです。
そういう意味では、
彼らの姿勢がおかしいわけではないと思います。

ただ、大学受験と同じで、
一流企業に入ればなんとかなるという甘い幻想は、
絶対に間違っていると思いました。
実際、その甘い幻想が、
新卒の離職率を高めているのではないでしょうか。
そして、そういう甘い幻想を持っている限り、
幸せな人生は送れないような気がしたんです。


これは、僕の主観ですが、
たとえ、一流大学に入ったとしても、
夢も持てない人生だったら、つまらないだろうなって。
別に、一流大学に入らなくっても、
夢を持った人生を自分らしく歩めたら、
どれだけ幸せだろうなって。


僕の後輩で、大学受験に失敗して、
それが原因で道を踏み外し、
今は、いわゆるニートとして生活しているやつがいます。

そいつは、本当に可哀想なやつです。
僕と同じように、
一流大学に入ることが目的だったので、
その道を絶たれてしまったという理由だけで、
自暴自棄になってしまったのです。
自分の人生に、未来を見つけることが出来なかったわけです。
かといって、変なプライドがあって、
大学に行くことすら諦めてしまったのです。


でも、よくよく考えれば、
一流大学に入れるか入れないかは、
ただのテストの結果であって、
その人の人生のテストの点数でもなんでもないと思うんです。

たかが、受験なんです。
人生の上で、受験より大切なことなんていっぱいあるはずだし、
実際、受験勉強で頑張ったあなたは、
その経験から、色々な事を学んでいるはずなんですから。

一番もったいない事は、
受験の結果が悪かったから、自分自身を否定してしまうこと。
自分の人生を、あきらめてしまうこと。
自分が自分のことを嫌いになったら、
誰が自分の事を好きになってくれるんでしょうか。

大学に行くことは、目的を達成する手段であって、
目的では決してないはずです。

大学に入った後、
そこで何を学び、どんな夢を持ち、
そして、どんな人生を送ることが出来るのか。

それの方が、よっぽど大切だと思うんです。
しかも、それは一流大学でなくても、
なんら問題ないと僕は思っています。

これは、バークレーに入ったから言うのではありません。

バークレーに結果的には入れましたが、
アメリカで過ごす中で、
バークレーに編入する前から、
無名の短期大学で過ごしていた2年間を通じて、
ようやく、この大切なことに気がついたんです。

バークレーに入っていなくても、
おそらく同じ事を言っていたと思います。

そして、僕の挫折や色々な経験をブログで書くことで、
大学受験で失敗して、
自分の人生に未来を見出せない人や、
大学受験をこれから迎える中高生が、
少しでも広い視野で、
自分の将来を見つめるきっかけを作ることが出来れば。
また、
僕みたいな学生がいうのもなんですが、
受験を迎えられるお子さんをお持ちの親御さんたちと、
深い議論をいっしょに出来れば、
自分の経験が、
何らかの形で生きるのではないかと考えていました。

今は、ほとんどの人が考えたこともないであろう
留学という選択肢についても、
経験談を書くことで、
色々と伝えることが出来たらなと考えていました。


ただ、第7回でお話したように、
僕はいくつもの過ちを犯してしまったので、
それを今後続けていくことは、難しい事と判断しました。


最後に、
大学受験で失敗した皆さん、
そして、これから受験を経験するであろう中高生の皆さんへ。

別に偉そうな事が言える立場の人間ではありませんが、
辛い経験をして、やっと分かった事を、
ここに書かせてもらいます。


大学受験は、結果の一つにすぎません。
もし失敗したとしても、
それはあなたの今後の人生が終わったわけでも、
決まったわけでもありません。
もし、どうしてもその大学に行きたいのなら、
もう一度、チャレンジすればいいと思います。
受験する必要がないと思えば、別の道を歩めばいいと思います。

そして、もし、再度挑戦して、
残念ながら、結果がダメだったとしても、
絶対に投げやりにならないで下さい。
たまたま、運が悪かっただけなんです。

神様が、そういう人生を与えてくださったと
前向きに生きていきましょうよ。

僕も当時は、すごく自分の運命を恨みましたけど、
今考えれば、
前向きにアメリカで努力したから、
自分の夢を見つける事が出来て、
やりがいのある仕事を社会で見つける事が出来たんだと思います。

今は、それにチャレンジがしたくて、
うずうずしています。

人生は、みんなと同じルートじゃなくても
いいんじゃないかなと思います。

遠回りもなかなか面白いものです。

浪人生活も、今考えれば、楽しいこといっぱいでしたし、
いまでも、夢や未来について、
アツク語ることが出来る友人と出会えたことは、
すごく幸せなことです。

自分の夢に向かって、努力していれば、
必ず、幸せな人生が待っている気がしています。
今は、また直感だけです。
それを、これからの僕の人生で確認していこうと思っています。


3年間、戦略コンサルで修行して、
3年後には、自分でビジネスをおこして、
留学や教育の分野で、
ひとりでも多くの人に役立てるような会社を作りたいと思っています。


最後になりましたが、
多くの方にリンクをいただきまして、
様々なご意見をいただきました。

本当にありがとうございました。

10年後ぐらいに、
世の中を変革できるような男になって、
また、ブログを始めようかなって思ってます。


また、お会いできる日まで

さようなら





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Last updated  2005.04.30 15:51:07
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