バークレー生のひとりごと

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東大生とバークレー生が書いた進路のすすめ

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2005.07.03
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アメリカでは、週明けの月曜日が独立記念日で祝日なので、

というわけで、
僕も、今週末はの~んびり過ごせるなあって思ってたわけなんですが、
来週早々に、今取っているクラスの中間テストみたいなものがありまして、
今週末は、そのお勉強で、
すべて過ぎ去ってしまいそうな勢いです(涙)

でも、大学でテストを受けるなんていうのも、
たぶん、僕の人生で、残り半年で最後になるかもしれないわけで、

いつも以上にやる気が出てしまいます!!!

って、僕って、少し単純でしょうか??(笑)


ではでは、本編です。


■僕の大好きな先生

僕は大好きな先生が一人いるんですよ。
中2と中3、そして、高3の時に担任を持ってもらった男の先生なんですが。
(中高一貫校に通っていたので)
この先生とは、今でもすごく仲良くさせてもらっていて、
僕が大阪に帰ったら、
一緒にお酒を飲んでくれる先生なんですけどね。

すごく生意気だった僕も(笑)

なぜか聞いてしまっていたわけなんですね。
当時は、この先生のことは好きだから、とりあえず、
この先生の言う事だけは聞いておこうって単純に思ってただけなんですが、
卒業してから、よくよく考えると、
この先生の事が好きだった理由って、やっぱりちゃんとあるんですよね。


絶対に自分の意見を押し付けないんです。
しかも、まずは、生徒の言いたい事を全部聞いてくれるわけです。
”もう言う事ない?”っていう所まで。

そして、その後に、

・高校生当時の自分が、その事についてどう思っていたか
・オトナの立場として、それについてどう思っているか
・両親の立場なら、それについてどう思うのか
・担任の先生として、それについてどう思っているのか

などなど、その時に応じて臨機応変に、
色々な立場の人間の意見を提示してくれるわけです。

でも、絶対に、どう行動して欲しいだとか、
どうやってほしい、どうなってほしいとかは言わないんです。
今のお前がそう思うならそうしたらいいし、
納得出来ないなら、自分が思うように行動したらいいよって。
そして、また悩み事があったら、相談に来たらいいよ。
話はいつでも聞くからねって。

高校生ぐらいの時って、
それが正しいとわかっていても、先生や親から押し付けられたら、
逆に反抗したくなる時ってあると思うんですね。
本当に自分が正しいと思っている事とは逆の事をしたり、
ワザと怒られるような事をしてみたり。

でもね、これをやれとか、こうしろって言われるんじゃなくて、
これについては、これだけの考え方や選択肢があるけど、
それらを考慮して、もう一度、自分で考えてごらん。
そして、自分が思うとおりにやってごらんって言われたら、
いくら反抗期まっさかりの高校生も、
ちょっと冷静になって、考える事が出来るんじゃないかと思うんですね。
(まあ全ての高校生とは言いませんが・・・・)



■考える機会と選択肢を与えてあげるということ

両親や先生から、
もっと勉強しなきゃダメでしょって言われた事がある人は少なくないはずです。
大抵の高校生は、まあ、嫌々ながらも、
多かれ少なかれ、勉強する事になるとは思うんですが(?)、
これって、実はあんまり意味がないと僕は思っています。

なぜかというと、
当の本人は、なぜ勉強しなければならないと言う意味を、
まったく理解していないからなんです。

確かに、先生や親が言うように「高校生の時に勉強する」っていう事は、
「正しい」ことなの”かもしれない”けれど、
当の本人の中で、「正しい」と納得出来ていなかったら、
なかなか勉強する気にはならないでしょうし、
高校生にしてみれば、「正しい」”かもしれない”ことを、
「やらされている」だけに過ぎないんですね。

そりゃあ、やる気も起こりませんし、能率も上がりませんし、
逃げ出したくもなりますよ。
これは高校生に限った事ではなくて、
すべての人に当てはまる事だと思うのですが、
誰が自分にとって理不尽な事をしようと思うでしょうか。
いきなり、運動場に穴を掘れって言われて、誰が掘るでしょうか。

勉強と同じように考えるなって言われそうですけど、
たぶん、高校生からしてみたら、
これと同じ感覚なんだと思いますよ。
「穴を掘る」意味も、「勉強する」意味も、分かっていないんです。


話が少しそれましたが、
結局、何が言いたかったのかと言いますと、
高校生に語りかけるときに大切な事は、
僕の大好きな先生が実践してくれたように、
”考える機会と選択肢を示してあげる”ことだと僕は思うんです。

具体的に言うならば、

”君が今悩んでる問題については、
 たぶん、1から10の解決策があるような気がするから、
 それについて、一度自分で考えてごらん。
 もしかしたら、これ以外の解決策が見つかるかもしれないし。
 その上で、自分が納得出来るものを選んで行動すればいいよ”

ってな感じが、ベストなわけです。

なぜかというと、こう言われれば、自分で考えざるを得ないですし、
自分で考えた上での行動ですから、
納得した上で行動に移せますし、
また、少しばかりの責任感も芽生えてくるはずなんですね。


■心に届くメッセージ

とは言え、まだまだコドモの高校生ですから、
間違った判断を下すことも多いと思うわけです。

高校生の自主的な判断にすべてを任せていると、
一時的な感情やその時の周りの雰囲気に流されて、
卒業してから何年後かに、
”あ~、あの時こうしてればよかったなあ”なんて思ったりする
誤った判断をしてしまう事もあると思うんです。

でも僕は、逆説的に聞こえるかもしれませんが、
だからこそ、先生や親御さんがいると思うんですね。

全ての選択肢を示してあげた上で、
子供に考えさせてあげるんですけど、
その時に、あまりに間違った方向に行かないように軌道修正したり、
もしくは、たぶん、こうした方がいいんじゃないのかなあ
みたいなメッセージを暗に送ってあげる。
もしくは、選択肢の中に、
子供たちが気づくように、そのメッセージを込めておいてあげる。
決して、押し付けではなくて、参考になる程度に。

たぶんね、先生も親御さんも、僕の高校の時の先生も含めて、
こうすればいいじゃないとか、なぜこうしないのって言いたいと思うんですよ。
でも、そこをグッと我慢して、
子供たちに考える場を与えてあげて、
子供たちが、自分で答えを見つける事を信じてあげる。

そして、子供たちが、
先生や親が伝えたかったメッセージに自分自身で気づく事が出来た時、
はじめて、そのメッセージは、
子供たちの心に届いたと言えるんじゃないですかね。
そのメッセージ通りに行動するかどうかは別にして・・・・。

そういう意味では、心に届くメッセージって、
言葉には出来ないメッセージなのかもなあ、なんて思っちゃいます。


■これでおしまいです

今日も長いブログを読んでくださいましてありがとうございました。
また、色々とご意見聞かせて下さいね。

あと、今日の冒頭では、
今週末は勉強漬けだ~みたいな事言ってましたが、
友達から電話があったので、
今から、パーティーに行ってきます(笑)

うん、リラックスタイムも必要だよ、高校生諸君!!!

えっ、リラックスだらけだって??


・・・・・・・・・行ってきます・・・・(笑)





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Last updated  2005.07.03 13:50:48
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