バークレー生のひとりごと

バークレー生のひとりごと

PR

Profile

東大生とバークレー生が書いた進路のすすめ

東大生とバークレー生が書いた進路のすすめ

Favorite Blog

まだ登録されていません

Keyword Search

▼キーワード検索

2005.07.09
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
本編が長くなってしまい、

字数の関係で、載せれなくなってしまいました・・・・。

というわけで、アンナちゃん話は、次回までお待ちあれ~!!!

_____________________________________

それでは、本編です。

「失敗や挫折」って、出来れば経験したくないと思うのが普通だと思いますし、
可能であるならば、避けて通りたいなあって思いますよね。
すべてがうまくいけば、どれだけ幸せなんだろうなあって。


一時的には、マイナスの面が大きいように見えるんですけど、
実際は、プラスの面の方が大きいんじゃないのかなあって、
アメリカに来てから思うようになりました。

というわけで、今日は、この「失敗や挫折」について、
少し考えていきたいと思います。



■失敗した理由を冷静に考える

・学校に遅刻した
・期末テストの世界史で悪い点数を取った
・サッカーの試合でレギュラーに選ばれなかった
・大好きだった彼女に告白したがフラれた
・第一希望の大学を不合格になった


僕たちは、”失敗”っていう言葉を使います。
上に挙げた失敗例は、
僕が高校時代に実際に経験したものなんですけど、
失敗を経験した時に、失敗を振り返ることって、
出来ることならば、あまりしたくないですよね。

それを掘り返したら、それ以上にブルーになっちゃいそうで。

でも、それは間違いなんです。

やっぱり、失敗したからには、
失敗してしまった理由がどこかに必ずあるはずなんです。
それなのに、その失敗した原因を見直すことをしなかったり、
わざと見ないようにするのは、
たしかに、一時的には、失敗を見つめなおすという苦しみからは、
逃れることが出来るかもしれないんですけど、
実は、あんまり意味はないんです。

なぜかと言うと、その反省の部分をいい加減に済ませてしまうことで、
また同じ失敗を繰り返してしまうからなんです。

だから、失敗した後は、心が少し落ち着いた時に、
失敗した理由を、トコトン考え抜かなければならないんです。
考えたくない気持ちはよく分かるんですが、
そこをグッと我慢して、なぜ失敗したかを冷静に考えてみてください。

テストの点数が悪かったことを例に取るならば、

どの分野を理解していなかったのか。
その分野を理解するためには、どうすればよかったのか。
テストまでの勉強方法は、きちんと計画を立てて出来ていたか。
試験勉強のために、十分な時間を取ることが出来ていたか。
自分に甘えていなかったのか。
もっと努力する事が出来たんじゃないのか。

こうやって、冷静にひとつひとつ振り返ってみると、
自分が悪い点数を取ってしまった理由が、少しずつ分かってくるはずなんです。
そして、
自分が失敗した原因や理由を理解することが出来れば、
次回は、前回よりも必ずいい点数を取ることが出来るはずなんです。

なぜかと言いますと、
失敗の原因となったミスや過ちに気がつくことで、
次回のテストの準備段階では、
同じミスを繰り返さないように気をつける事が出来るからです。
そして、そのような過去の失敗を生かして、
しっかりと準備してのぞんだテストの結果は、
必ず良い方向に向かうからなんです。

そして、これと同じことは、すべての失敗に当てはまるわけなんです。



■「結果」に関わらず、頑張った自分を褒めてやる

さて、失敗をした時に、
冷静に考える事の重要さをここまで述べてきましたけど、
あまりに大きな失敗をした時って、
冷静に考える事すら出来ないですよね。

僕もいまだにそうなんですけど、
大きな失敗を経験すると、
すごく落ち込んで、失敗したという現実から逃げてみたり、
何もやる気がなくなったりするじゃないですか。
”もうどうでもいいわぁ”とか
”やっぱり私ってダメな人間なんだぁ”とか嘆くしかなくて。

でも、そういう時って、
自分が、一体何に対して落ち込んでいるのかって考えたら、
意外に、元気が出たり、
よし、もう一回頑張るかと思えたりするものなんです。

どういう事かと言いますと、
こういうふさぎ込んでいる状態の時って、
(前回のブログの内容と関連付けて説明すると)
目標に向かって、かなりの時間と努力を費やして頑張ってきたのに、
結果的に、失敗に終わってしまったことで、
自分に対する「自信」や将来に向けての「前向きな姿勢」を
完全に”見失ったり”、”自分で壊してしまったり”してるんです。
だから、もう一度、頑張ろうという気になれない。
決して、それらを”失った”わけではないのに・・・・。

では、なぜ、見失ったり、壊してしまったりするかと言うと、
それは、僕たちが、目先にある「結果」だけで、
「頑張ってきた自分」を証明しようとするからなんです。

例えば、あなたが、大学受験に失敗した時のことを考えてみてください。

結果だけ見れば、1年間頑張って勉強してきたのに、
第一希望の大学に入れないという事は、すごくショックなことです。
僕も現役と浪人合わせて、東大に4回落ちてますからねえ。
その気持ちはよく分かります。
でも、よくよく考えてみると、
合格か不合格かは、単なる試験の「結果」にすぎないわけなんです。

受験までの長い期間、苦しい時も辛い時も、
自分を励まして頑張ってきたことや、人の見えない所で努力を続けてきたことは、
誰よりもあなた自身が知っているはずですし、
その「頑張ってきたあなた」は、
「結果」がどうであろうと変わることはないんです。

それなのに、
そんな「頑張ってきた自分」を、一番知っているはずの「自分」が、
単なる”悪い”「結果」だけで否定してしまうから、
自分に対する「自信」や、将来への「前向きな姿勢」がなくなってしまうんです。

だから、失敗してどうしようもないくらい落ち込んでいる時、
”悪い”「結果」が出たという理由だけで、
「頑張った自分」を否定している自分に気がついたら、
それまでに「頑張ってきた自分」を思い出して、
その「自分」を思いっきり褒めてあげて下さい。
そして、そんな「自分」に対して、
思いっきり胸を張って「自信」を持って下さい。

頑張ってきたあなたは、最終的な結果に関わらず、
昔のあなたよりも確実に成長しているはずですから。



■悪い「結果」を10年後の自分から楽観的に見つめる

「結果」は、時には非情なものだと思うんです。

自分がどれだけ頑張ってもどうにもならない事や、
神様のイタズラなんかで、
そういう結果になるように運命付けられている事もあると思うんです。

僕自身の経験から言いますと、
大学受験失敗は、実は、いまだに納得がいかない失敗なんです。
現役の時から、模試の合否判定も良かったし、
担任からも大丈夫だろうと言われていました。
浪人時代も、かなり成績はよかったし、
実際の入試でもかなり手ごたえはありました。
ですから、なぜ落ちたかという理由が、入試の後も全くわかりませんでした。

でも、結果的には、4回東大を受験して、4回とも不合格だったんです。

うん、納得いきませんよね(笑)
まあ、今でこそ笑えますが、
入試が終わった後は、自分の人生を呪ったものです。
”なんで俺だけこんなつらい人生やねん”
”あんなけ頑張ったのになんでやねん”
”世の中で俺が一番不幸なはずや”
”神様なんてクソくらえ!!”
本当に何もかもやる気をなくして、廃人のような生活をしていましたよ。

でもね、この大学受験不合格という”大失敗”も、
この当時から4年たった、
現在の自分(今の僕)の立場からもう一度振り返ると、
当時の僕からは考えられませんけど、
こうやって自分以外の人に、冗談めかしにしゃべれるようになるんですね。

それに、今では、
あの時、東大に落ちてよかったとさえ思っているんです。
こうして、アメリカで楽しい生活を送れて、
東大に行っていたら、一生経験できなかったであろう事を、
いっぱい経験できましたからね。

つまり、何を言いたいのかと言いますと、
今自分が乗り越えれそうにないと思っている失敗って、
実は、10年後の自分からしてみれば、
そんなに大したことじゃないっていうことなんです。

しかも、将来的に長い目で考えたら、
今、真剣に悩んでいる失敗が、
結果的に、今後の自分の人生にとってプラスに働くことが、
大いにあるということなんです。


例えば、僕の10年前の大失敗といえば、
中学校1年生の時に、
当時好きだった女の子にラブレターを渡すつもりが、
あやまって廊下に落としてしまい、それに気づかずに、
友達に拾われ読まれてしまい、さんざん冷やかされた事です。

いや~、あの当時は、本当に死にたいと思いましたね。
ことあるごとに、ネタにされましたし、
その女の子とは、当然、付き合うこともなく・・・・(涙)

でもね、これも今となっては、
友達と酒の場に行けば、自分からネタにする話ですし、
すごく”貴重な”体験なわけです。
誰でも経験できることじゃないし、
こういうネタっていっぱい持ってた方が、絶対に得なんです。
大学に入った後も、合コンとかで、ネタとして使えますしね(笑)
ただ、当時の僕からしてみたら、これは一大事だったわけで・・・・。


だから、今あなたが直面している失敗が、
あなたにとってあまりにも大きすぎて、
今の自分ではどうしても乗り切ることが出来ないと感じる時には、
ぜひ、10年後の自分を思い浮かべて、
その自分になって、今の失敗を思い浮かべてみてください。

10年後のあなたにとって、今あなたが悩んでいる失敗は、
そんなに大きな失敗でしょうか。
その失敗があったから、
あなたの人生は、10年後もメチャクチャなままでしょうか。

そんな事はありえないはずなんです。

楽観的に自分を見つめなおして下さい。
若いうちの失敗なんて、そんなに大したことはないんです。
どうにでもなるもんなんです。

そう考えてみると、
なんか真剣に悩んでる自分がおかしくなってきて、
”もう一回頑張ってみるか”っていう「前向きな姿勢」になれませんかね??



■失敗を経て、ヒトは強くなる

さて、今日のブログも、かなり長くなってしまいましたが、
そろそろ終わりにしたいと思います。

最後に言っておきたいなあって思うことは、
「失敗を経て、ヒトは強くなる」っていうことです。

これは、絶対に間違いないです。
しかも、いっぱい失敗した方が、絶対に強くなれると思います。
よく、”若い頃の苦労は、買ってでもしろ”って言われますけど、
それと同じような事だと思います。
”若い頃の失敗は、買ってでもしろ”です!!!!

失敗したら、辛いし苦しいし、落ち込んでしまいます。
その上、残念な事に、
いくら年齢を重ねたとしても、失敗する事は終わらないんです。
たぶん、死ぬまで、ヒトは失敗し続けるんです。

ですから、これからも、ドンドン失敗して落ち込んで、
自分に対する「自信」や未来に対する「前向きな姿勢」を
ドンドン見失って、ドンドン壊していけばいいんです。

オトナになっても、みんな、日々それの繰り返しなんですから。

でも、その失敗を経験する度に、今日このブログで僕が言った事を、
そして、今日のこのブログに対して、
読者の皆さんが書き込んでくださるであろうメッセージを、
自分の心の中で繰り返して、失敗を乗り越えて行ってください。

そして、自分に対する「自信」と未来への「前向きな姿勢」を、
より強固なものへと成長させていってください。
失敗を繰り返せば繰り返すほど、
そして、その失敗を乗り越えれば乗り越えるほど、
「自分の心」は強くなっていくはずですから。



お疲れ様でした。今日はこれで終わりです。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2005.07.09 18:53:58
コメント(26) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

Calendar

Comments

乗らない騎手@ ちょっとは木馬隠せw あのー、三 角 木 馬が家にあるってどん…
リナ@ 今日は苺ぱんちゅ http://kuri.backblack.net/d2l9zr2/ 今…
まさーしー@ なんぞコレなんぞぉ!! ぬオォォーーー!! w(゜д゜;w(゜д゜)w…
通な俺@ 愛 液ごちそうたまでしたw http://hiru.kamerock.net/zbdrljk/ フ○…
ヒゲメタボ@ クマたんと呼ばれてます(^^; 最近はこれが流行ってるって聞いたので …

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: