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セルビア新憲法案、国民投票で承認2006.10.30Web posted at: 12:38 JST- CNN/REUTERSベオグラード──セルビア共和国では28日と29日、ミロシェビッチ政権後に初めて起草された新憲法案をめぐる国民投票が行われ、同案が承認された。これによりセルビアでは、総選挙が年内に前倒しされる可能性が出てきた。 投票監視機関CESIDによると、有権者660万人のうち51.4%が新憲法案を承認した。投票率は最初伸び悩んだものの終盤になって上昇し、過半数を記録した。 コシュトニツァ首相は、同案の承認について「セルビアの新しいスタートであり、歴史的な瞬間」とコメントした。ただ、セルビアの欧州連合(EU)加盟交渉がバルカン諸国のなかで最も遅れているなか、生活の懸念とかけはなれた新憲法案の内容に批判的な向きもある。 新憲法案は、国連暫定統治下にあるコソボ自治州をセルビアの「不可分な」一部とし、コソボのアルバニア系住民の大半が求めている独立を認めない方針を明記している。アルバニア系住民は国民投票に参加していない。アルバニア系からは、コソボの領有権を保持したい一方、現地住民を不要とするセルビアの姿勢が浮き彫りになったとの指摘が出ている。 主要各党は30日に協議を行い、11月5日の特別国会で総選挙の日程を決める。今のところ総選挙は12月17日もしくは24日に実施される見通し。国連が仲介するコソボの最終地位確定は、セルビア新政権樹立まで延期される可能性が濃厚になっている。
2006.10.31
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アップルが音声認識の特許を取得、「iPhone」登場のうわさ2006.10.30Web posted at: 18:13 JST- CNNMoney.comニューヨーク(CNNマネー・コム) 米アップルコンピュータが、音声認識に関する特許を取得したことが明らかになった。このニュースに、アップルの携帯音楽プレーヤー「iPod」と携帯電話を組み合わせた「iPhone」が登場するのではないかと、うわさが流れている。 米国特許商標庁(USPTO)が24日に承認した技術は、アップルが2004年2月に申請した「音声認識システムにおける話し言葉の意味」というもの。話し言葉と音声認識の技術という点から、携帯電話と「iPod」を組み合わせた製品を開発する可能性があるとの憶測が流れた。 携帯音楽プレーヤー「iPod」は、全世界で大ヒットした製品で、市場シェア7割を占めている。アップルのライバル会社、米マイクロソフトが来月、携帯音楽プレーヤー「Zune」を発売する予定であり、これに合わせてアップルが新製品を発表する可能性があることも、携帯電話機能付き「iPod」のうわさに、拍車をかけている。 アップルはこれまでに、モトローラ製の携帯電話に「iPod」の機能を追加したが、あまり評判がよくなく、ヒット製品にはならなかった。
2006.10.31
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パキスタン軍、イスラム学校を破壊 武装勢力が潜伏と2006.10.30Web posted at: 15:08 JST- APパキスタン北西部カー(AP) パキスタン軍は30日未明、アフガニスタン国境付近にある国際テロ組織アルカイダ系のイスラム神学校をヘリコプターで空爆、破壊した。同軍報道官によると、この学校にはイスラム強硬派勢力タリバーン派の武装勢力メンバー70-80人が潜伏していた。 報道官の発表によると、標的となったのはパキスタン北西部・部族地域の村にある学校。この地域では28日、タリバーンを支持する部族メンバー5000人が反米デモを展開。デモを指揮した地元アルカイダ組織の指導者らが、校内に潜伏していたとみられる。報道官は、学校へのミサイル攻撃で「多数の」武装勢力メンバーが死亡したと述べたが、この指導者の消息や具体的な死者数は不明。 パキスタンなどでは、イスラム神学校が過激派の訓練施設などとして使われることが多い。破壊された学校を運営していた地元のイスラム聖職者も、アルカイダ系の武装勢力をかくまっていたとされる。
2006.10.31
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フセイン被告の弁護士、米大統領に警告の書簡2006.10.30Web posted at: 19:23 JST- CNNバグダッド(CNN) イラク中部ドジャイルで80年代に起きたイスラム教シーア派虐殺事件をめぐる裁判で、フセイン元大統領の主任弁護士を務めるハリル・ドゥライミ氏がブッシュ米大統領あてに書簡を送り、11月5日に予定される判決公判について「死刑が言い渡されれば、イラクや周辺地域にさらなる争いをもたらす」などと警告していたことが明らかになった。同裁判では、元大統領ら3人が死刑を求刑されている。 ドゥライミ氏はCNNバグダッド支局への電子メールで書簡を示し、「アンマンの米大使館を通し、ブッシュ米大統領に送った」と述べている。 同氏は書簡の中で、フセイン元大統領ら8被告の釈放を要求。さらに、判決公判が11月7日の米中間選挙の直前に予定されていることに対し、「選挙を有利に運ぼうとする米政権の策略だ」と非難している。 フセイン元大統領もまた、22日付で裁判長に書簡を送り、判決公判の日程について同様の主張を展開した。 米国家安全保障会議(NSC)の報道官はCNNの取材に対し、「ドゥライミ氏の書簡は読んでいない」としたうえで、「裁判はイラク人裁判長の下、イラクで開かれている。フセイン(元大統領)と弁護人が訴えかけるべき相手は、元大統領の独裁政権下で長期間苦しんだイラク国民だ」と述べた。
2006.10.31
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温暖化の損失、大恐慌に相当と 英報告書が警告2006.10.30Web posted at: 21:13 JST- CNNロンドン――英政府は30日、地球温暖化に関する報告書を発表し、温暖化を放置すれば、経済的損失は1930年代の大恐慌や2度の世界大戦に相当する規模になると警告した。 報告書は英政府の委託で、ニコラス・スターン元世界銀行上級副総裁らが執筆。現在のペースで温暖化が進んだ場合、世界各国の国内総生産(GDP)の最大20%に上る損失が予測されるとしている。一方、温暖化の原因となる温室効果ガスの排出を抑えるために必要なコストは、世界のGDP総計の1%前後にとどまると述べ、「経済成長と環境保護を両立させることは可能だ」と強調している。 これについて、ブレア首相は「現政権が出す中で、将来に関わる最も重要な報告書」とコメント。「温暖化が起きているという科学的証拠はすでに動かし難い。今すぐ行動を起こさなければ、遠い将来でなく、われわれが生きている間に大惨事が起きる」と述べた。 またブラウン財務相は報告を受け、温暖化防止へ向けた「国際的な取り組み」の重要性を指摘。欧州連合(EU)が全体として、温室効果ガスの排出量を2020年までに30%、2050年までに60%削減するとの目標設定を提案している。
2006.10.31
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米スタバ、エチオピア産コーヒー豆名の登録商標申請を妨害か2006.10.27Web posted at: 15:43 JST- REUTERSロンドン──米コーヒーチェーン大手のスターバックスが、アフリカ・エチオピア産のコーヒー豆の登録商標申請を妨害しているとして、世界の貧困撲滅を目指す英NGOオックスファムが同社を批判している。オックスファムによれば、エチオピア側は商標権で約5000万ポンド(約112億円)を得るはずだったとしている。 エチオピアは世界でも有数のコーヒー豆産地。特に、シダモ地方とハラル地方の豆は、世界各国に輸出されており、知名度が高い。 オックスファムによれば、この「シダモ」と「ハラル」の登録商標申請を、スターバックスが米国特許商標庁(USPTO)と米国コーヒー協会(NCA)に圧力をかけて妨害。このため、コーヒー豆生産者らは、より低い価格で取引を強いられているとしている。 一方、スターバックス側は妨害を否定。英BBCラジオに対し、「エチオピアの登録申請の妨害に関与したことはない」と述べている。 また、NCAもスターバックスを弁護し、そのような事実はないとしている。 しかし、オックスファムのジョー・リードベター氏は、「我々は、スターバックスがNCAに圧力をかけて、登録商標申請を妨害したとする数多くの情報を得ている」と主張している。 オックスハムは、スターバックスや他のコーヒー・チェーン企業に対し、コーヒー豆の名前がエチオピアのものであることを認めるよう、求めている。 エチオピアのコーヒー豆生産者組合によれば、シダモとハラル産の豆は品質が良く、450グラムあたり14ポンド(約3200円)の値がつくという。しかし、生産者が手にするのは450グラムあたり0.3─0.59ポンド(約67─132円)に過ぎないという。
2006.10.30
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ベトナムのWTO加盟、11月7日に承認 95年に申請2006.10.27Web posted at: 19:52 JST- CNN/APジュネーブ――世界貿易機関(WTO)は26日、ベトナムの加盟に伴う交渉が終了、今年11月7日の一般理事会で正式承認される見通しだ、と発表した。ベトナム国内での批准後、正式に加盟国となる。加入は150カ国・地域に増える。 WTOの作業部会が、ベトナムの加盟に合意する文書を採択した。ベトナムは今年5月、加盟への最後の関門とされていた米国との2カ国間交渉を終了させていた。加盟には、一部諸国との貿易慣行などに関する交渉、合意が必要とされている。 ベトナムは195年に加盟を申請していた。 加盟すれば、ベトナムは欧米が課している繊維製品の輸出割当量の撤廃などの恩恵にあずかる。同時に、工業品分野などの輸出補助金削減や外資参入規制の緩和などが求められる。
2006.10.30
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バングラデシュ大統領、各党と協議 騒乱受けて2006.10.29Web posted at: 18:45 JST- CNN/AP/REUTERSダッカ──バングラデシュでは27日と28日、来年1月の総選挙までの期間中に設置される暫定政府の指導者の人選をめぐり、与野党の支持者らが衝突した。これを受けてアハメド同国大統領は29日、新たな指導者の任命に向けて、主要4政党の関係者と協議した。大統領報道官が明らかにした。 アハメド大統領は、暫定政府設立までの期間が予想より長くなると予想される場合、現行政府を維持する意向という。 警察が非公式情報として明らかにしたところによると、ここ2日間の衝突では少なくとも15人が死亡、500人以上が負傷したとみられる。指導者の人選をめぐる不安が残るなか、警察部隊などは国内各地の衝突を制御できない状態にある。 暫定政府の指導者にはハサン前最高裁判事が任命され、28日に就任する予定だったが、ハサン氏は29日、報道関係者に辞退を表明した。具体的な理由への言及はない。大統領報道官も28日、ハサン氏が病気のため就任を辞退したと説明していた。 野党筋は、ハサン氏が就任を辞退した理由が病気ではなく、反対勢力による激しい抗議行動だと主張している。 ハサン氏は与党・バングラデシュ民族主義党所属。国民の多くは暫定政府の指導者として同氏の名前が浮上して以来、与党に偏った人選が行われると指摘していた。
2006.10.30
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「米国の部下ではない」とイラク首相2006.10.29Web posted at: 15:36 JST- CNNバグダッド(CNN) イラクのマリキ首相は28日、ブッシュ米大統領とテレビ会議を行った。イラク当局者によると、マリキ首相はブッシュ大統領に対し、イラク政府とイラク国民への対応を最優先すると明言した。 マリキ首相の側近によると、首相は27日、ハリルザド駐イラク米大使との非公開会談で、「わたしは自分を米国の友人だと思っているが、イラク国内の米国の部下とは思っていない」と語り、いかなる提案を実行する場合も先にイラク国民議会(国会)の承認が必要であることを強調した。イラク政府報道官によると、マリキ首相はブッシュ米大統領のテレビ会議でも、こうした自身の考えをあらためて示したという。 スノー米大統領報道官も「首相はイラク国内の米国の部下ではない」と述べ、マリキ首相の姿勢に理解を示した。AP通信によると、スノー報道官は「米国は首相を支援する目的で駐留している。首相はイラク国民の指導者であり、主権を有するイラクの指導者だ」とコメントし、首相と米国との関係に緊張はないことを強調した。 ブッシュ大統領とマリキ首相は今回50分間にわたって会談し、イラク治安部隊の訓練や権限委譲をめぐる3つの目標と、目標達成に向けた提言を行う高レベル実務グループの設立で合意した。イラク民間人の殺害や、宗派対立を背景に報復攻撃を実行しているとされる武装勢力の解体は、目標に含まれていない。実務グループには、イラクから治安顧問と国防相、内務相が参加し、米国からはイラク多国籍軍を率いるケーシー米司令官とハリルザド駐イラク大使が加わるという。
2006.10.30
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アフガン武装勢力掃討で約70人死亡 NATO発表2006.10.29Web posted at: 19:29 JST- CNN/APカブール──アフガニスタン中部ウルズガン州で28日、イスラム原理主義勢力タリバーンの残党掃討に当たっている北大西洋条約機構(NATO)主導の国際治安支援部隊(ISAF)とアフガン軍が、武装勢力の大規模グループと交戦し、武装勢力側の約70人が死亡した。 NATOによると、同州タリンコウトにあるISAFの拠点が、100人─150人の武装勢力に襲撃された。NATOとアフガン軍は小火器で反撃するとともに、武装ヘリコプターを投入し、空爆を実施し、数時間にわたって武装勢力と交戦した。 同州では29日、道路脇に仕掛けられた爆弾でNATO軍兵士1人が死亡、兵士9人と民間人2人が負傷する事件も起きた。 一方、タリバーンのスポークスマンとされる人物はAP通信に電子メールで声明文を送り、外国部隊がアフガン駐留を続ける限り、アフガン政府と交渉しない意向を明言した。カルザイ大統領は27日にタリバンとの交渉を提案したが、スポークスマンはこれを拒否したうえ、現政権を「傀儡(かいらい)政府」と非難。「国が占領下にあるうちは交渉の可能性はない。侵略者との交渉は売国にあたる」などと述べた。 ただ、この人物とタリバーン指導部との関係は不明で、声明の信ぴょう性は確認不可能という。
2006.10.30
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ガソリン消費増、米国人の肥満が一因と 米研究者2006.10.27Web posted at: 17:13 JST- CNNニューヨーク(CNNマネー・コム) イリノイ大学アーバナシャンペーン校とバージニアコモンウエルス大学(VCU)は、1960年以降のガソリン消費量の増加の一因に、米国人の肥満が進んでいることがある、との共同研究結果を発表した。 発表した論文は、1960年と比べ、米国人の体重増加によって現在は、毎年9億3800万ガロン(約36億リットル)ものガソリンを余分に消費していると試算。体重増加が、自家用車や軽トラックなど商業用ではない乗用車の燃費に与える影響を計算している。 体重増加とガソリン消費の増大の関係を裏付ける具体的な数字は明らかにされていない。 今は、車への依存度が高くなったことや、ドライバーの絶対数の増加といった肥満以外の要因がガソリン消費の増加の主因となっているが、米国人の体重が今後も増え続ければ、より大きな影響を与えるとも予測している。 論文の詳細は、業界紙「ジ・エンジニアリング・エコノミスト」に掲載される予定。
2006.10.29
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ミツバチのゲノム解読 起源はアフリカと判明2006.10.27Web posted at: 17:12 JST- REUTERロンドン(ロイター) 米イリノイ大の研究者らが率いる国際チームがこのほど、ミツバチの全遺伝情報(ゲノム)解読に成功し、英科学誌ネイチャーの最新号に成果を発表した。ミツバチがアフリカで誕生して欧州に広がったことや、においに関連する遺伝子を多く持つことなどが判明したという。 ゲノムが解読された昆虫は、ショウジョウバエ、蚊に続いて3つ目。ミツバチは生物学や医学の幅広い分野で実験に使われることから、成果はさまざまな研究への応用が期待される。 同大のジーン・ロビンソン氏によれば、ゲノム解読の結果、ショウジョウバエや蚊に比べて免疫にかかわる遺伝子が少ないこと、進化の速度がほかの昆虫よりも緩やかだったことなども分かった。 ミツバチは、女王バチを頂点とした複雑な社会構造で知られる。女王バチの寿命は働きバチの10倍とされ、1日に2000個の卵を産むこともある。ミツバチの脳は小さいが、高度な認識能力を持ち、花の色や形、香りを見分ける学習能力も高い。研究者らは、ミツバチとほかの昆虫のゲノムを詳しく比較することにより、こうした特性の起源を遺伝子レベルで解明することができるとして、今後の研究に意欲を示している。
2006.10.29
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メキシコでヒトの足跡化石、アメリカ大陸最古か? 2006.10.27Web posted at: 17:03 JST- REUTERSメキシコシティ(ロイター) メキシコ北部の砂漠地帯で、アメリカ大陸最古と見られる、約1万5000年前のヒトの足跡の化石が見つかった。メキシコの研究者が25日、発表した。 足跡13個の化石が見つかったのは、北部コアウイラ州クアトロ・シエネガスの砂漠地帯。地下約2.5センチに埋まっていた。 考古学者のユーリ・デ・ラ・ロサさんによれば、化石は約1万5000─1万年前のもので、少なくとも1万年前には、コアウイラの砂漠地帯に、ヒトが集まっていたことを示しているという。 アメリカ大陸では、南米チリのモンテベルデで、約1万3000年前の足跡が見つかっている。 世界最古のヒトの足跡は、アフリカ・タンザニアで見つかった、370万年前のものとされている。 研究者らは今後、化石が見つかったコアウイラ州の発掘を、さらに進めていく予定。
2006.10.29
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ISAFが過ち認める、アフガン南部の「誤爆」で住民死亡2006.10.28Web posted at: 17:20 JST- CNNカブール(CNN) アフガニスタンでイスラム強硬派勢力タリバーンの残党勢力掃討に当たる、北大西洋条約機構(NATO)主導の国際治安支援部隊(ISAF)が24日、南部カンダハル州で実施した作戦で、一般住民を殺害したとされる誤爆疑惑で、ISAFのデービッド・リチャーズ司令官は28日、「夜間の戦闘でミスがあった」と責任を認めた。 攻撃の対象はあくまでも、確認された武装戦闘員だったと主張しながらも、爆撃の結果、一般住民が死亡し、その数は約70人かもしれない、と述べた。また、土地の長老などから、死亡したのはタリバーン構成員と聞いていた事実も明かした。 現地で調べた国際赤十字委員会は27日、一般住民は空爆などの攻撃に巻き込まれていたと報告している。当初は、タリバーン兵が民家に逃げ込み、ISAFの攻撃を受けた可能性が指摘されていた。 NATOのジェームズ・ジョーンズ最高司令官は28日、カブールでの会見で、住民殺害事件を調べることをカルザイ大統領に約束したと述べた。アフガン政府も独自の調査班を設置、調べに当たることを発表している。 カンダハル州での掃討作戦は9月から本格化している。同州では約1週間前、NATO機の空爆で住民9人が死亡していた。
2006.10.29
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米副大統領がテロ容疑者の水責め拷問容認と、批判と反論2006.10.28Web posted at: 19:40 JST- CNN/REUTERSワシントン――チェイニー米副大統領は27日、保守系ラジオ局との会見で、テロ捜査に伴い、窒息死寸前まで容疑者らを水に沈める尋問の方法は有益と発言し、批判を招いている問題に触れ、言葉の趣旨が取り違えられているなどと反論した。 この問題では、国際人権擁護団体ヒューマン・ライツ・ウオッチが拷問を正当化するものなどと非難。11月の中間選挙への悪影響を懸念したブッシュ大統領が27日、「米国は拷問していないし、するつもりもない」などと指摘、事態の沈静化に努めた。ブッシュ氏はただ、国を守るに役立つだろう情報を持っているか、いないかを見極めるため、戦場外で拘束した人物の調べは続ける、とも強調した。 米国は、イラクやアフガニスタンの拘束施設で虐待の事実が暴露され、国際社会の反発を受けている。欧州では、米軍がテロ容疑者を調べる秘密収容所の存在疑惑が発覚、国家の主権や人権侵害と絡め、批判を招いた。 ロイター通信によると、米ホワイトハウスのスノー報道官は「米政府職員は公的に(テロ容疑者の)尋問の方法については語らない。機密事項だからだ」と述べた。 チェイニー大統領は24日、ノースダコタ州のラジオ局のインタビューに応じ、人命を守るためなら、水を使った尋問に同意するかと問われ、「考えるまでもない」と答えていた、とされる。同ラジオ局との会見は、11月の中間選挙へのキャンペーンの一環だった。 副大統領は27日、記者団に、ラジオ局との会見で「水の拷問などへの言及もしなかった。特定の尋問方法についてやりとりはなかった」と主張。「特定の容疑者の尋問は重要であり、米国の情報収集システムで大事な一部分とだけ説いた」と述べた。「水責め」の尋問については、ラジオ局の会見相手がすべて発した言葉としている。 これに反し、ヒューマン・ライツ・ウオッチの米代表関係者は、副大統領の発言は米国人がイランやシリアで拘束された場合、同じ尋問を受けることを承認したようなものだと、非難している。
2006.10.29
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異物の成分混合の酒飲み15人死亡、多数入院 ロシア2006.10.27Web posted at: 19:26 JST- CNN/REUTERSモスクワ――ロシア西部、プスコフ地方の行政当局は26日、異物の成分が混合された酒類を飲んだ15人が死亡、400人以上が病院に運ばれる騒ぎがあり、非常事態を宣言した、と発表した。地元テレビが報じた。公衆衛生当局の検査で、問題の酒類から薬品製造に通常使われる成分が検出されたという。 同地方では、一般販売されている酒類を回収、検査を進めている。見付かった異物の成分は、アルコールと交じり合った場合、身体に危険な反応を示すという。最初の中毒症状は約3週間前に発生。患者の多くは肝臓の疾患を訴えている。 プスコフの検察当局が犯罪の立件を視野に、捜査を開始した。異物の成分の混合が意図的なのかは不明。 ロシアでは、ウオツカが有名だが、過度の飲酒で毎年、数千人が死亡している。タス通信によると、東部シベリアのイルクーツク地方では飲酒による中毒症状で過去数日間で18人が死亡。数十人が連日のように病院へ搬送されているという。
2006.10.28
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米国防長官、イラク支援拡大の方針を表明2006.10.27Web posted at: 11:13 JST- APワシントン(AP) ラムズフェルド米国防長官は26日、情勢悪化が指摘されるイラクへの対応について、暴力を鎮めることは「非常に困難な課題だ」との見方をあらためて示し、今後、同国への支援をさらに拡大する方針を明らかにした。 ラムズフェルド長官は、イラク治安部隊の訓練の進ちょく状況を再検討し、「まだ満足できるレベルにない」との結論に達した、と説明。今後の改善点として、予算の増額や支援の迅速化などを挙げた。 同長官はさらに、イラクでの成果に「特定の基準や期限を設けるべきではない」と強調。米軍に撤退期限の設定を求める声に対し、「イラク国民がいつひとり立ちできるようになるか、その時期を予測するのは無理だ」と反論した。 ラムズフェルド長官は、ブッシュ米政権の対イラク政策を主導した1人として、野党民主党からの批判の矢面に立つ。11月の中間選挙を前に、共和党の一部議員も、同長官らを批判する立場に回っている。
2006.10.28
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少年42人殺害の疑い、ブラジル最悪の連続殺人か2006.10.27Web posted at: 16:39 JST- CNN/REUTERSブラジリア――ブラジル北東部、マラニョン州の裁判所は26日、15歳少年を殺害した罪で、41歳の男性機械工に禁固20年の刑を言い渡した。被告には、他の少年41人の殺害容疑もある。ブラジル史上、最悪の連続殺人事件になる可能性がある。 被告は2003年、少年への性的虐待、殺人、遺体の切断などの罪で逮捕された。犯行の開始は1991年にさかのぼるとみられる。26日に判決が下った事件で、被告は少年を絞殺したことを認めた。 一連の殺人では、局部が切り取られていることなどが特徴。地元メディアは、被告を「怪物」などと呼んで、事件を報じている。他の事件の公判の時期は不明。 ブラジルには死刑制度がない。
2006.10.28
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イスラム聖職者の発言に非難集中 オーストラリア2006.10.27Web posted at: 12:58 JST- APシドニー(AP) オーストラリアのイスラム聖職者が、ベールを着けていない女性を「包まれていない肉」にたとえて、レイプを招くと示唆したことに対し、各界から非難が集中している。聖職者は謝罪したが、女性運動団体は「国外追放」を主張している。 渦中の人物は、シドニー最大のモスク(イスラム礼拝所)の最高位の聖職者、シェイク・タージ・アルディン・アル・ヒラリ師。26日付の豪全国紙オーストラリアンが、先月の礼拝での発言として伝えた。「肉を包まずに外へ置いたら、猫が食べに来るだろう。これは猫のせいか、それとも肉のせいか。女性がベールを着けていれば、あるいは室内、屋内にとどまっていれば、問題は起きないはずだ」と語ったとされる。 これに対し、女性団体や政治家らが「女性への暴力を容認し、被害者を責めようとする問題発言だ」と一斉に反発。ハワード首相も記者団に、「ひどい発言だ」と語った。さらに、イスラム社会からも「反イスラム感情をいたずらに悪化させる」との批判が集中した。 ヒラリ師は「レイプを容認しているわけではない。オーストラリアの女性には服装の自由がある」と弁明。モスク側は処分を検討したが、同日夜の会合でヒラリ師の謝罪を受け入れ、同師の礼拝執行を2-3カ月中止するにとどめた。 ヒラリ師はエジプト出身で、82年にレバノンからオーストラリアに移った。オーストラリア、ニュージーランドで最高位のイスラム指導者とされ、イスラム問題についての政府顧問を務めたこともある。04年にはレバノンでの礼拝で、米同時多発テロが「抑圧者に対して神が行ったこと」だったと述べて波紋を呼び、「テロを支持するわけではない」と弁明した経緯がある。
2006.10.28
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新たに200点以上の遺骨見つかる 同時テロ跡地2006.10.27Web posted at: 15:03 JST- REUTERSニューヨーク(ロイター) 米同時多発テロで崩壊した世界貿易センターの跡地から、26日までに新たに多数の遺骨が見つかった。跡地では19日、マンホールの中のがれきを撤去していた工事作業員が人骨を発見したため、あらためて捜索作業が実施されていた。 当局者によると、捜索で見つかったのは長さ2・5-30センチの遺骨202点。捜索のきっかけとなったマンホールの上には、がれき撤去作業用のクレーン車を通す仮設道路が走っていた。 01年9月に起きた同時テロによる死者は2749人。このうち、遺体が確認、回収できていない犠牲者は1150人に上る。だが、跡地では新たな高層ビル建設に向けた工事が始まっている。ニューヨークのブルームバーグ市長は、「今回の遺骨がなぜもっと早く見つからなかったのか、説明がつかない」とする一方、「捜索のために工事を中断することはない」との方針を示した。 遺体の捜索を続ける遺族らの情報交換サイトでは、「イラクで多数の遺体が発見されれば恐ろしいニュースとして報道されるのに、同時テロ跡地で遺体が見つかっても1面記事にならないのはなぜか」といった怒りの声が上がっている。
2006.10.28
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アルゼンチン、イラン元大統領らの逮捕状請求 2006.10.26Web posted at: 13:52 JST- CNN/APブエノスアイレス──アルゼンチン検察当局は25日、1994年に起きたユダヤ人施設の爆破事件に関与したとして、イランのラフサンジャニ元大統領と他の7人の逮捕状を連邦裁判所に請求した。 検察当局者は記者会見で、犯行計画が93年、当時のイラン政権幹部によって決定され、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラがイランからの指示を受けて実行したと述べた。 事件はアルゼンチンで起きた最悪のテロ事件とされる。爆発物を積んだ車が施設そばで爆発し、85人が死亡、200人以上が負傷した。同国のユダヤ人社会の指導者らはイランの関与を度々指摘していたが、イラン政府は強く否定していた。 連邦裁判所の判事は何も公式にコメントしていない。アルゼンチンの法律には、逮捕状請求への対応期限は設けられていない。
2006.10.27
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脳症で安楽死のホッキョクグマ、西ナイルウイルス感染2006.10.26Web posted at: 21:27 JST- CNN/REUTERSトロント──カナダのトロント動物園で先月、後ろ脚が立たなくなるなど脳症の症状を見せ、回復が難しいと安楽死処分を受けたホッキョクグマが、西ナイルウイルスに感染していたことが判明した。同動物園が25日、発表した。ホッキョクグマの西ナイルウイルス感染は、初めてと見られる。 西ナイルウイルスに感染したのは、26歳のオスクニック。カナダ北部ノースウェスト準州で親を亡くしたため、トロント動物園で飼育されていた。 動物園の関係者は、ホッキョクグマの毛皮は厚く、ウイルスを媒介する蚊に刺されにくいことから、クニックは鼻や目などを攻撃されたのではないかと推測している。 脳症の症状を見せたころから、西ナイルウイルスの感染が指摘されており、安楽死処分後に検体を調査して、感染を確認した。 ツキノワグマへの西ナイルウイルス感染例は確認されているが、ホッキョクグマは初めてと見られている。 西ナイルウイルスは、1937年にアフリカ中央部ウガンダで発見され、アフリカやアジアで広くみられる。高熱や脳炎を発症し、幼児や老人、免疫システムが弱っている人は特に注意が必要で、脳炎から死に至る場合もある。蚊が媒介して鳥類やほ乳類に感染する。 米国では1999年に、ニューヨークで初めて確認されて以来、全米に被害が拡大している。感染者の多くには症状が出ないが、約20%にインフルエンザ様の症状が見られ、重症になるのは1%以下。 カナダでも感染者が確認されており、昨年は38人が感染。今年はこれまでに、6人が感染している。
2006.10.27
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一般住民多数が死亡か、タリバーン掃討戦で アフガン2006.10.26Web posted at: 18:55 JST- CNN/APアフガニスタン南部カンダハル――アフガン政府当局者などは26日、北大西洋条約機構(NATO)主導の国際治安支援部隊(ISAF)が24日、カンダハル州で実施したイスラム強硬派勢力タリバーンの残党掃討作戦で、多数の一般住民が戦闘に巻き込まれ、死亡した、と述べた。 犠牲者数は、最大で85人としている。現場となった村落の住民などが証言した。ISAF当局者は25日、一般人の4人が負傷した事実だけは確認している。激しい交戦で、敵側の戦闘員48人を殺害した、としている。NATOは、砲撃、空からの攻撃を加えていた。 アフガン国防省が調査を開始した。タリバーン兵が民家に逃げ込み、ISAFの攻撃を受けた可能性がある。カンダハル州での掃討作戦は9月から本格化している。同州では約1週間前、NATO機の空爆で住民9人が死亡している。
2006.10.27
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ロスアラモス研究者宅、薬物捜査中に核関連文書を発見2006.10.25Web posted at: 17:02 JST- CNN/APワシントン──核開発研究で知られる米ニューメキシコ州ロスアラモス国立研究所の女性研究員宅を麻薬関連で捜査中、同研究所から持ち出されたと見られる、核関連の機密文書が見つかった。米連邦捜査局(FBI)が24日、明らかにした。ロスアラモス研究所では、これまでに数度、機密情報の流出が問題となっている。 警察によると、覚せい剤の一種メタンフェタミンに関与した疑いで逮捕された女性研究員宅を捜査中に、ロスアラモス研究所の文書を発見し、FBIに通報。FBIの捜査の結果、核関連の機密文書が含まれていたという。 FBIは、内容の機密性から、逮捕された女性研究員の氏名や所属、見つかった文書に関する詳細を公表していない。 ロスアラモス研究所は、第二次世界大戦中にマンハッタン計画で原子爆弾の開発を目的として創設された研究機関。軍事研究の中核として兵器開発などを手がけるほか、幅広い科学分野の研究でも知られている。 国を代表する研究機関だが、機密情報の取り扱いではたびたび不祥事が発覚している。1990年代後半に、中国系の研究院が核スパイ疑惑で逮捕、起訴されたが、機密漏えいの事実は立証できなかった。2004年には、核機密が保存してあったというフロッピーディスク2枚の紛失事件が起こったが、調査の結果、ディスクそのものが存在しておらず、紛失騒ぎは誤りだったとされるなど、機密情報の取り扱いに関して、問題点が浮かび上がっている。 現在は、機密情報の流出を防ぐため、情報の保存方法などを見直しているほか、情報を持ち出した場合には禁固刑を科すなどの対応策をとっている。
2006.10.26
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米副大統領「次期大統領選、ヒラリー勝利の可能性」 2006.10.25Web posted at: 16:13 JST- CNN/REUTERSワシントン──チェイニー米副大統領は24日、クリントン前米大統領夫人であるヒラリー・クリントン上院議員(民主党)が、2008年の大統領選で勝利を収める可能性があるとの認識を示した。 副大統領は、FOXニュースで24日夜放送予定の番組「ハニティ&コルムズ」のインタビューで、「ヒラリー・クリントンは手ごわい候補者で、(次期大統領選で)勝つ可能性がある。彼女とは全ての論点で意見が合わないので、わたしはそうなってほしくないが、彼女を過小評価するべきではない。彼女は大統領選出馬に本気だ」と述べた。 副大統領はまた、自身が大統領戦に出馬しない意向であることをあらためて強調。「遠慮しているのではなく、ずっと以前に決断したことだ」と決意の固さを表明した。 副大統領はさらに、民主党の大統領候補になる可能性が浮上したバラック・オバマ上院議員を「魅力的」と賞賛したうえで、オバマ議員がまだ2年目であることを踏まえ、「現在の状況を考えると、有権者は(大統領候補者に)もう少し経験を求めるのではないか」と指摘した。 ヒラリー議員は中間選挙で再選を目指しており、次期大統領選で候補者に指名される可能性が高いとみられている。オバマ議員は現在1期目で、大統領選への出馬を検討する意思を先日表明した。
2006.10.26
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米国と同盟国、イラン制裁決議求める 外交筋2006.10.25Web posted at: 17:45 JST- CNN/APウィーン──米国とその同盟国は国連安全保障理事会で、ミサイルや核兵器の開発につながる技術のイラン移転を禁止する制裁決議を求めており、常任理事国で拒否権を持つロシアと中国の支持獲得が焦点となる。複数の外交筋が24日、匿名を条件にAP通信に語った。 現在未公表の決議案には、ミサイル開発や核開発に関連しているイラン当局者の渡航禁止も盛り込まれており、先日全会一致で採択された北朝鮮制裁決議と共通点がある。ロシアと中国の支持を獲得するため、制裁内容は穏やかに設定されているという。 ロシアと中国には今週中に、決議案が正式に提示される見通し。両国は、ウラン濃縮停止に応じないイランに制裁を発動することで原則合意し、イラン核疑惑をめぐる調査で国連への協力姿勢を大幅に強めた。ただ、公には対話を推進する姿勢を示している。 イラン核問題をめぐっては、同国と欧州連合(EU)の協議が先月合意に至らなかった。EUは、イランがウラン濃縮活動を少なくとも一時的に停止した場合、核兵器開発疑惑の払拭(ふっしょく)に向けた多国間交渉を行う可能性を示唆していた。
2006.10.26
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黄河が汚染で赤い川に 中国2006.10.25Web posted at: 15:09 JST- CNN/AP北京──中国甘粛省の省都、蘭州市内を流れる黄河が22日に排水で汚染され、1キロ近い流路の水が鮮やかな赤に染まった。同市の環境当局は、汚染源となった暖気供給工場に罰金を科することを決めた。24日付北京青年報が伝えた。 環境当局は赤い水を採取し、有害物質が含まれていないか検査を進めている。罰金の金額は不明。 工場関係者は匿名を条件に電話でAP通信に対し、罰金の通知について何も知らないと述べたうえで、工場が環境当局の調査に協力していることを強調した。赤い水は工場のボイラー内にあったもので、他の目的に使用されないよう着色されていた。ボイラーの修理が行われることを受けて、工場は約1.5トンの赤い水を川に排出したという。関係者は、着色料は有害ではなく、黄河の水は既に正常に戻っていると述べた。 環境当局のコメントは得られていない。
2006.10.26
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北朝鮮との戦闘、勝利するが多大な犠牲と 米軍首脳2006.10.25Web posted at: 19:07 JST- CNN/APワシントン――米軍のピーター・ペース統合参謀本部議長は24日、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)と仮に戦争状態になった場合、「米国の勝利は疑いない」が、民間人などに多大な被害が出る、との見通しを示した。米国防総省での会見で述べた。 北朝鮮軍が与える脅威に関する質問に関連して答えた。議長は、米軍は、イラクやアフガニスタンでの軍事作戦を抱えながらも、新たな戦闘に対応し得る人的資源がある、と指摘。「他の地域での戦争に動員出来る200万人の兵力がある。明日に必要なら、出動させることが出来る」と強調。 ただ、北朝鮮との戦闘は、より荒々しい、暴力性に満ちたものになると推測。その理由として、精密誘導兵器の使用には正確な情報が必要だが、この種の情報収集能力の大部分が現在、中東地域に集められていると述べ、「別の地域で戦闘を起こした場合、この能力が使えない」ことを挙げた。「第二次世界大戦や朝鮮戦争のような戦闘になる」と述べた。 議長はまた、北朝鮮軍の現在の動向について、警戒態勢のレベルが上がったような兆候はない、とも語り、「私の知る限り、北朝鮮軍の待機の態勢が緩和されたり、強化されたようなことは見られない」と付け加えた。
2006.10.26
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米IBMがアマゾンを提訴、ネット販売の特許侵害と2006.10.24Web posted at: 15:51 JST- CNN/REUTERS/APボストン──米IBMは23日、同社が保有するインターネット販売に関する特許を侵害しているとして、ネット小売り最大手のアマゾンを、テキサス州連邦地裁に訴えたと発表した。IBMによると、2002年からアマゾンに対し、特許のライセンス契約を結ぶように交渉してきたが、アマゾンが応じなかったために提訴に踏み切ったとしている。 IBMが特許侵害だと主張するのは、電子カタログによる製品販売や電子広告など、インターネット上で商取引を行う場合のビジネスモデルに関する5つの技術。IBMはこれらの技術を、1980年代に特許申請していた。 IBMの知的財産を担当するジョン・ケリー・3世上級副社長は、「これらの特許は、ネットワーク上の電子商取引に関する非常に基本的な発明である。アマゾンは、すべてではないとしても、我々が保持する知的財産の多くの技術を利用してビジネスを展開している」と述べた。 米アマゾンの売り上げは今年の第2四半期、24億1000万ドルに達している。アマゾンは1999年、同社が持つ「ワンクリック」特許に関して、米バーンズ&ノーブルを訴えている。
2006.10.25
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「パリ症候群」に陥る日本人観光客、「理想」裏切られと2006.10.24Web posted at: 17:21 JST- CNN/REUTERSパリ――フランスの日曜紙、ジュルナル・デュ・ディマンシュは22日、観光旅行でパリを訪れる日本人観光客は、抱いていた理想のパリと、実際に遭遇するパリ市民の冷たい対応や汚れた通りなどの現実との落差に直面してショックを受け、毎年12人ほどが、心理的な治療を要する「パリ症候群」に陥っているとの記事を掲載した。 パリ市内のノートルダム寺院近くで開業する地元の精神科医によると、精神的ショックを受けた日本人観光客のうち、3分の1はすぐ回復し、3分の1は再発。残りの3分の1が様々な妄想を伴う「パリ症候群」を発症するという。 パリの日本大使館によると、毎年少なくとも4人の観光客を本国に送還しており、そのうちの女性2人は、「ホテルの部屋が盗聴されている」「陰謀に巻き込まれている」などの妄想を抱いていたという。 これまでには、自分をルイ14世と信じ切った男性や電磁波で攻撃されていると思い込んだ女性の例もあったという。 心理学の専門家は、不安な心理状態にある旅行者は、パリについて思い描いていた理想とは異なる現実と直面し、途方に暮れてしまい、こういった症状に陥りやすいと分析する。「パリ症候群」については、2004年の心理学の専門誌で詳しく紹介されたことがあるという。
2006.10.25
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「ビリー・ザ・キッド」の墓荒らし、男2人を不起訴に2006.10.24Web posted at: 20:59 JST- CNN/APアリゾナ州プレスコット──西部開拓時代の伝説のガンマン、ビリー・ザ・キッドが埋葬されたという墓を掘り起こした男2人が、墓地管理当局から許可を受けていたことが判明し、不起訴処分となった。 不起訴処分となったのは、ニューメキシコ州リンカーン郡の元保安官、トム・サリバンさんと、同州キャピタン市の元市長、スティーブ・セダーウォールさん。2人は、2003年から「ビリー・ザ・キッド」の遺骨探しを手がけている。 無法者と知られたビリー・ザ・キッドは、1881年に保安官のパトリック・ギャレットが射殺し、ニューメキシコ州のフォート・サマーに埋葬されたとされている。 しかし、「自分こそがビリー・ザ・キッド」と主張した男性が、これまでに少なくとも2人は存在。 サリバンさんとセダーウォールさんは、フォート・サマーの墓を掘り起こすため、当局へ申請したが、1年以上も許可が下りなかったため、先に「他の候補者」の墓を掘り返すことに決めたという。 自分が「ビリー・ザ・キッド」だと主張したうちの1人、ジョン・ミラーという人物がアリゾナ州プレスコットの墓地に埋葬されていたことから、2人はここから遺体を掘り返し、遺体の一部をテキサス州ダラスの研究機関に送付し、DNA鑑定を依頼していたという。 墓地の管理当局が、2人に遺体を掘り起こす許可を与えていたことが明らかになり、2人は不起訴となった。遺体は管理当局に返却され、8月に埋め直しされている。 DNA鑑定では、ビリー・ザ・キッドが射殺後に乗せられたというベンチに残っていた血液と比較されたらしいが、AP通信はその結果については触れていない。
2006.10.25
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北朝鮮への食糧援助が減少、一連の弾道ミサイル試射後に2006.10.24Web posted at: 21:39 JST- CNN/REUTERS国連本部――国連の人権問題担当官は国連総会に朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に関する報告書を提出、この中で、北朝鮮が今年7月に実施した長距離弾道ミサイルなど一連の試射後、国際社会による食糧援助が減少している、と述べた。 この影響もあり、国連の食糧援助を受ける北朝鮮住民の数が1年前の約650万人から1万3000人に激減した、と報告。ただ、この減少は、北朝鮮当局が援助関係者に課す食糧配給のチェック作業の制限に大きな原因もある、としている。 北朝鮮は10月9日には、地下核実験実施を発表。国連安保理はこれを受け、制裁決議を採択している。人道援助の継続だけは除外されている。ミサイル試射後の食糧援助の量は不明だが、国際社会が供与で明らかに再考している結果としている。核実験の実施が食糧援助をさらに先細りにするのも確実。 北朝鮮は先に、集中豪雨による土砂崩れなどの災害に遭遇、食糧調達に障害が出ているとの情報もある。 核実験実施の発表後、世界食糧計画(WFP)は、国際社会からの食糧の寄付がなければ、早ければ来年1月にも援助が尽きる、と警告。今年6月段階で、WFPは資金援助として約1億ドルを国際社会に要請していたが、わずか1割しか確保出来ていなかった。
2006.10.25
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北朝鮮に身体障害者の「特別キャンプ」と、国連報告書2006.10.24Web posted at: 21:40 JST- CNN/AP国連本部――国連の人権問題担当官は24日までに、国連総会に朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に関する報告書を提出し、この中で、北朝鮮当局が身体障害者などを首都・平壌から「特別キャンプ」に強制的に集め、障害の程度別に分けて、劣悪な条件下で住まわせている、と述べた。脱北者の証言などを基にしている。AP通信が報じた。 証言によると、キャンプは複数あり、精神的に問題を抱える住民のキャンプは「Ward 49」と呼ばれる。また、身長が著しく低い状態の住民に対しては、結婚を認めるものの、出産は禁止されているという。 報告書は、キャンプの実態は極めて当惑させるものであると指摘。人権問題担当官はたびたび、北朝鮮当局に書簡を送り、キャンプへの懸念を伝え、実情をさらに調べるため入国許可を求めたが、返答はないという。 この制約から、報告書は外部の情報源に多く頼ったとしている。例えば、キャンプの存在は韓国政府のシンクタンクが2005年の報告書で暴露していたが、国際的な関心は集めなかったという。 報告書はまた、北朝鮮体制の敵と見なされた住民の家族はしばしば処罰され、親類も対象になる。外国のラジオ放送を聴取することは不法で、許可なしにコンピューターを保持することも禁じられている。また、脱北した女性が、外国人との間に子供をもうけた場合、差別や暴力に遭うとも指摘している。
2006.10.25
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新警官のバス襲撃、情勢は悪化の一途 イラク情勢2006.10.23Web posted at: 11:55 JST- CNNバグダッド(CNN) イラク内務省などによると、中部バクバで22日、新規採用の警官らを乗せたバス2台が武装グループの襲撃を受け、少なくとも13人が死亡、24人が負傷した。イラクでは、10月に入ってから死亡した米兵が83人に達するなど、治安情勢が悪化の一途をたどっている。 内務省によると、バスにはイスラム教シーア派の新警官約80人が乗っていた。一行はイスラム教のラマダン(断食月)明けを祝うため、バグダッドへ戻る途中だったという。武装グループは路肩に仕掛けた爆弾を爆発させた上で銃撃を開始。イラク軍部隊が現場へ急行し、数時間にわたって交戦した。その後、警察が遺体を回収しようとしたところ、十数人の遺体の近くにそれぞれ爆弾が仕掛けられていることが判明し、米軍部隊が出動して爆弾処理に当たったという。 一方、米軍によると、バグダッド近郊などで21日から22日にかけ、路上爆弾や銃撃によって米兵8人が死亡。10月の米兵死者は、すでに今年最悪の数を記録している。また、バグダッド市内および近郊では22日、イラク人少なくとも23人が武装勢力の攻撃で死亡した。AP通信の統計によると、9月のラマダン入り以来、イラク民間人の死者も急増。1日当たり43人に上り、昨年4月以来の平均27人を大幅に上回っている。 また、イラク国防省当局者がCNNに語ったところによると、イラク軍の制服を着て攻撃を繰り返している武装グループが最近、不審者の通報を受け付けるとして、にせの電話番号を書いたカードを配布している。当局への情報提供者を逆に攻撃する狙いがあるとみられ、国防省は報道機関を通して市民らに注意を促している。
2006.10.24
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WTC跡地からまた遺骨発見 徹底捜索へ2006.10.23Web posted at: 20:23 JST- CNNニューヨーク(CNN) 2001年9月の米同時多発テロで崩壊したニューヨーク市内の世界貿易センター(WTC)跡地で22日、犠牲者のものとみられる遺骨が新たに発見された。 検視当局によると、今回発見されたのは骨の破片18個。先週、敷地北部のマンホールから遺骨が発見されたことを受けて、新たな遺骨捜索が行われていた。 ニューヨーク市のスカイラー副市長は、敷地の地下部分12カ所の大半にはテロ以降誰も立ち入っていないため、徹底的な捜索活動が行われる予定だと語った。 20日にはテロの遺族団体が、遺骨捜索が不十分だとして市当局を批判。敷地内の建設工事を全面的に停止し、新たな遺骨捜索を実施するよう要求した。 ブルームバーグ同市市長も先週、関係機関と対応を協議した。同市担当部署は、テロ直後に捜索が行われた場所を確認するとともに、まだ捜索が行われず遺骨発見の可能性がある場所が存在するか判断する。
2006.10.24
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スーダン政府、国連特使に退去求める2006.10.23Web posted at: 13:02 JST- CNNハルツーム(CNN) スーダン外務省は22日、同国に派遣されているプロンク国連事務総長特別代表に対し、3日以内に国外へ退去するよう求める書簡を渡した。同特使がインターネット上のホームページで、スーダン政府と反政府勢力の双方を批判したことが理由とみられる。 在スーダンの国連報道官によると、書簡はアナン国連事務総長あてで、スーダン政府がプロンク氏の任を解き、退去期限を設けたことを伝える内容。プロンク氏はアナン事務総長に書簡を転送し、判断を仰ぐ構えだ。 一方、アナン事務総長側は「書簡の内容を検討している」とコメント。事態を協議するため、プロンク氏をニューヨークの国連本部に呼び寄せる方針を示している。 スーダン政府と反政府勢力との間では今年5月に和平協定が成立したものの、西部ダルフール地方を中心とする紛争は収まっていない。国連では8月末、同国に大規模な平和維持部隊を派遣する決議案が採択されたが、スーダン政府側は「主権が侵害される」として、受け入れを拒否している。
2006.10.24
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カーナビ過信しトイレに激突、ドイツの男性2006.10.23Web posted at: 16:59 JST- REUTERSベルリン(ロイター) ドイツ東部ルドルシュタットの警察が22日発表したところによると、同市内で車を運転していた53歳の男性が、カーナビゲーションの指示に従って道路からそれ、車は路肩に設けられたトイレの建物に激突した。男性には35ユーロ(約5200円)の罰金が科せられたという。 調べによると、男性は曲がるはずだった交差点の30メートル手前で、カーナビから流れた「ここで曲がれ」という指示のままにハンドルを切った。男性の運転していたスポーツ多目的車(SUV)は、道路わきの階段に乗り上げ、さらにその上に建つトイレ小屋に突っ込んだという。階段は約30万円、男性の車は約1万5000円相当の損害を受けた。 ドイツでは今月、北部ハンブルクでも、80歳の男性がカーナビを過信し、「工事中通行止め」の表示を無視して走行。車は砂の山に突っ込んだが、本人や同乗者にけがはなかったという。
2006.10.24
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タリバーンがオマール師の声明を発表 戦闘激化を予告2006.10.23Web posted at: 11:49 JST- CNN(CNN) アフガニスタンのイスラム強硬派勢力タリバーンはこのほど、指導者オマール師によるとする声明を発表した。声明は同国内での戦闘が「驚くべきレベル」で激化すると予告し、メンバーらに団結を呼び掛けている。 オマール師とされる人物は声明の中で、「神の意思により、戦闘は今後数カ月のうちに激化するだろう」「われわれの予告はこれまでも当たってきた。近い将来、われわれが強固な足場を固めることは確かだ」などと述べた。 タリバーンの報道担当者がCNNに語ったところによると、声明はイスラム教のラマダン(断食月)明けの祝日に合わせ、21日に出された。「この祝日とともに、十字軍に対する勝利を祝う」として、米軍への敵意をあらわにしている。さらに「パキスタンは米国の宣伝戦に加担している」「カルザイ・アフガン大統領のかいらい政権はイスラム法廷で裁かれるべきだ」「北大西洋条約機構(NATO)軍は即刻アフガンから撤退せよ」などと述べている。 アフガンでは、今春ごろからタリバーンによる攻撃が激化している。米情報当局は今年9月、オマール師が隣国パキスタンの西部クエッタに潜伏しているとの見方を示したが、パキスタン側はこれを否定した。
2006.10.24
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イスラエル大統領のセクハラ容疑、プーチン氏が「冗談」 2006.10.21Web posted at: 15:14 JSTモスクワ――ロシアのプーチン大統領が訪ロのオルメルト・イスラエル首相との会談の際、同国のカツァブ大統領が複数の女性へのセクハラ容疑で起訴される可能性がある問題で「冗談」を飛ばし、両国関係の悪化を恐れたロシア政府が釈明に乗り出した。 オルメルト氏は18日、プーチン大統領と会談したが、冒頭取材の記者団が離れる際、大統領は「カツァブ氏によろしく。驚かされたけど」と指摘。イスラエル政府当局者によると、プーチンの言及はその後も続き、「彼とは会ったことがある。女性10人といるような人間には見えなかったが」などと述べたという。 イスラエル警察は10月15日、性的犯罪の容疑で、カツァブ大統領の起訴を検察当局に勧告したばかり。60歳の同大統領は容疑を否定している。 オルメルト首相は、プーチン氏の冗談に不快感を抱いたとされ、ロシア大統領府は20日、「ロシア語から英語への翻訳は時に、冗談の核心部分をうまく反映していない」などと釈明。プーチン大統領は、レイプを擁護したものでもないと主張した。 プーチン氏は、外国首脳との会談や記者会見で、冗談を飛ばすので有名。
2006.10.23
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スリランカ海軍、LTTEの船を攻撃 6人死亡2006.10.22Web posted at: 18:03 JST- CNN/REUTERSスリランカ──スリランカ海軍は21日、北部沖のカイツ島付近で、北部・東部の分離独立を掲げる少数派タミル人の武装組織「タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)」の船2隻を攻撃し、乗船していたLTTEのメンバー6人全員が死亡した。海軍報道官がロイター通信に明らかにした。 海軍は20日にもジャフナ半島沖でLTTEの船7隻と海上で交戦し、少なくとも35人が死亡した。21日の攻撃は24時間以内で2度目。ただ、LTTE支持派のウェブサイトは死傷者が出たことを否定しているうえ、LTTEが海軍の船舶2隻を攻撃したと主張している。LTTE指導者らのコメントは得られていない。 スリランカではここ数カ月、政府軍とLTTEの衝突が激化している。和平交渉は今月28日と29日、スイス西部ジュネーブで行われる予定だが、成果が挙がる可能性は疑問視されている。
2006.10.23
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下剤使用で14キロ減量、穴から脱獄に成功 豪州2006.10.20Web posted at: 20:12 JST- CNN/APシドニー――シドニーの刑務所で、37歳の男性受刑者が「下剤」を使用して体重を約14キロ落とし、病院棟の窓近くの壁に穴を開けて、脱出していたことが20日分かった。逃げた時の体重は56キロ、身長は伝えられていない。穴の形状は不明だが、15センチ大で、バターナイフで削っていた、という。 AP通信によると、豪州東部、ニューサウスウェールズ州の裁判所の判決公判で明らかになった。2003年に武装強盗への関与で逮捕されたが、精神的な問題を抱えているとの理由で、有罪を免れ、未定の刑期で服役していた。 被告は脱走の罪を認め、新たに禁固2年半の判決を受けた。脱走は今年1月に起き、3日間、逃げ回っていた、という。 今回の脱走については、刑期が決まらず、釈放の期日が不明なことなどへの不満が原因と主張している。穴は3週間かけて、窓の鉄格子近くに開けていた。 審理に出廷した被告の姉妹は、地元テレビに、再逮捕されて以来、被告は「かなり太った」と述べている。別の刑務所で収監されている。下剤を利用した期間は不明。
2006.10.23
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米ホワイトハウス、イラク情勢を協議2006.10.22Web posted at: 19:54 JST- CNN(CNN) イラクで死亡した米兵の数が10月に入ってから78人と、月間ベースで今年最悪のペースで増加するなか、ブッシュ米大統領は21日、ホワイトハウスで約1時間半にわたり、イラク情勢に関する協議を開催した。ラムズフェルド国防長官とアビザイド米中央軍司令官、ペース米統合参謀本部議長が出席し、イラク多国籍軍を率いるケーシー米司令官がテレビ会議で参加した。 このほかの出席者は、チェイニー米副大統領、カリザド駐イラク米大使、ボルテン米大統領首席補佐官、ハドレー大統領補佐官(国家安全保障担当)。定例会議とされ、終了後には何も具体的な発表はなかったものの、消息筋は20日、ここ数日間で協議開催が決まったことを明らかにしていた。ホワイトハウス関係者は、ブッシュ大統領が今後数週間に同様の協議を開催し、イラク情勢担当者らと定期的に意見を交換するとしている。 ブッシュ大統領は21日、毎週恒例のラジオ演説で、米軍の戦略は常に再検討されていると説明する一方、「任務完了まで米軍のイラク撤退はない」と強調。これを受けて、中間選挙でコネティカット州から当選を狙う民主党のダイアン・ファレル氏はラジオ演説でブッシュ大統領に対し、ラムズフェルド長官などの更迭を促した。ファレル氏はまた、「イラクの新たな方向性」の必要性を指摘し、「独断で(米軍のイラク撤退)日程を決めることは危険だが、イラク新政府と新生イラク軍にとって真の目標は必要だ」と指摘した。 一方、米国務省近東局の関係者はカタールの衛星テレビ局アルジャジーラに対し、米国でイラクが「ごう慢さと愚かさ」を露呈したと発言したうえで、米国がイラクの国民和解推進に向けてアルカイダを除く勢力と協議に応じる意向を示した。米当局者がイラク情勢に関してこうした率直な見解を表明したのは異例。 イスラム諸国会議機構(OIC)はサウジアラビア国内にあるイスラム教の聖地メッカで、シーア派とスンニ派の聖職者や学者による会合を開き、イラク情勢を悪化させている宗派対立を禁じるファトワ(宣告)を策定した。イラクで最大の影響力を持つとされるシーア派聖職者シスタニ師は欠席したものの、宗派対立による暴力沙汰は政治紛争がなければ起こらないとの認識を書簡で示し、建設的対話を通じた危機解決や、公正な立場にたった相違の解消を呼びかけた。
2006.10.23
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イヤホンの大音量、1日90分以上で聴力に悪影響と2006.10.22Web posted at: 12:21 JST- REUTERSニューヨーク(ロイター) 携帯音楽プレーヤーのイヤホンで、大音量の音楽を毎日90分間以上聴き続けると、聴力が低下する恐れがあるとの研究結果が報告された。ボストン小児病院の研究者らが、学生100人を対象に研究を実施した。 研究をまとめたのは、聴覚を専門分野とするブライアン・フリゴー氏。「プレーヤーの最大音量の8割以上に当たる「大音量」が、聴力に及ぼす影響を調べ、このほど学会で発表した。 同氏によると、大音量の音楽を90分間以上聴いても、それが週に1日だけの場合は影響がない。「何日間も、何カ月間も、そして何年間も聴き続けるのは避けるべきだ」という。 また今回の研究では、たとえ長期間聴き続けても、最大音量の10-50%程度に抑えていれば問題はなかった。一方、プレーヤーの最大音量まで上げて音楽を聴いた場合は、5分間を超えた時点で聴力に影響することが判明したという。最大音量のレベルに、プレーヤーのブランドによる差はみられなかった。また音楽のジャンルとしてロック、R&B、カントリーなどを試したが、音量が同じならば聴力への影響に違いはないことが分かった。こうした結果は大人と子どもの両方に当てはまるが、子どもの方が影響を受けやすいかどうかについては検討していないという。 聴力への影響は、10年後になって現れることもあるとされる。フリゴー氏は「十代の若者が23、24、25歳あたりになって聴力の低下に気付くといった事態になりかねない」と警告する。 同氏は同じ学会で、別の研究も発表した。それによれば、携帯プレーヤーの音楽をイヤホンで聴いた場合とヘッドホンで聴いた場合を比べたところ、聴力低下の危険性は両者とも変わらないことが明らかになったという。
2006.10.23
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アップル製「iPod」にウィンドウズ狙ったウイルス混入2006.10.19Web posted at: 14:25 JST- CNNMoney.comニューヨーク(CNNマネー・コム) 米アップルコンピュータは18日、同社の人気携帯音楽プレーヤー「iPod」の一部の機種に、ウィンドウズを狙ったウイルスが製造段階で混入していたと発表した。 ウイルスが混入したのは、9月12日以降に販売された動画対応の「Video iPod」。ウイルスが混入した台数は分かっていないが、1%以下だとしている。アップルではこれまでに、25件のウイルス感染について、報告を受けたという。 このウイルスは、「iPod」本体には影響を及ばさないが、米マイクロソフトのウィンドウズ搭載パソコンを使って「iPod」を接続すると、ウイルスがウィンドウズに感染する恐れがある。アップルのマッキントッシュ利用者には影響はない。 対応策は、アップルのウェブサイト(http://www.apple.com/jp/support/windowsvirus/)にて確認できる。
2006.10.22
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ボルト外れ、家屋屋根を直撃、シンガポール航空ジャンボ機2006.10.20Web posted at: 16:15 JST- CNN/REUTERSシンガポール――アジア大手、シンガポール航空は20日までに、オーストラリアのシドニー発、シンガポール行きの同社便の米ボーイング社製、747─400型機が同日、シドニー上空を飛行中、主翼にある高揚力装置(フラップ)のボルト1個が外れ、落下した、と発表した。 豪州のABC放送は、ボルトの長さは約15センチで、市内の家屋の屋根を直撃した、と伝えた。衝突で大きな音が出た、という。負傷者の有無などは不明。 シンガポール航空は、ボ社に連絡、落下の原因を調べている。同機の運用を中断、機体点検を実施している。ただ、安全飛行の継続に支障はなかったとしている。 ボルト落下に伴う被害の賠償については、全面的に責任を担うとも語った。
2006.10.22
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米同時テロのWTC跡地で新たに遺骨発見、マンホールで2006.10.21Web posted at: 15:37 JST- CNN/APニューヨーク――2001年9月の米同時多発テロで崩壊したニューヨークの世界貿易センター(WTC)ビル跡地を管理するニューヨーク・ニュージャージー港湾公社は19日、テロ犠牲者とみられる遺体の一部が敷地北部のマンホールの中で発見された、と発表した。 腕もしくは脚部の骨と推測されるという。テロ後、放置されていたマンホール2カ所を調べていた企業の職員が持ち込んだ残がいの中から見付かった。 テロでは2749人が死亡。犠牲者1150人の遺族が、遺体の一部が回収されたのかどうかも分かっていない。市は昨年、新たなDNA鑑定技術が導入されるまで、身元確認作業は凍結する、と発表していた。 一部の遺族は、市の対応に不満を示し、身元確認作業を独立した組織に委ねることも要求している。 センター跡地では、高層ビルや追悼施設の建設が開始されている。
2006.10.22
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ダーウィンの業績をネット公開 英ケンブリッジ大2006.10.20Web posted at: 16:16 JST- CNN/AP英国ケンブリッジ──進化論で知られる英科学者チャールズ・ダーウィンの残した文献や資料などが、19日からインターネットで公開され始めた。ダーウィンの資料を数多く保管する英ケンブリッジ大学などが中心となって、生誕200年を迎える2009年までに、現存するほぼすべての業績を順次追加していく予定。 ダーウィンの残した業績だけではなく、ダーウィンの経歴などもまとめたサイト(http://www.darwin-online.org.uk/)へは、ケンブリッジ大学のダーウィン・アーカイブが保存資料を提供した。 ケンブリッジ大学クライスト・カレッジの研究者、ジョン・ファン・ワイヘ氏が中心となって資料の電子化を推し進め、ネット公開が実現。著名な「ビーグル号航海記」や「種の起源」の各版を、読むことができる。 ファン・ワイへ氏は、「ダーウィンの残した重要な業績を、できるだけ入手しやすくするためのプロジェクト。資料のほとんどが、ネット上で公開されるの初めてで、この中には1980年代初めに盗まれ、今も行方が分からないガラパゴスに関する著述もある。これは、マイクロフィルムで保存してあったものから電子化した」と話している。 2009年は、ダーウィンの生誕200年と、進化論のきっかけとなった「種の起源」の出版150周年にあたる。ファン・ワイへ氏らは、この年までに2年をかけ、ほぼすべての資料を電子化して公開する予定だ。
2006.10.22
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海岸での女性遊泳を禁止、ソマリアのイスラム勢力2006.10.21Web posted at: 15:02 JST- CNN/APモガディシオ――軍閥などが乱立し、無政府状態と内戦が長く続いているアフリカ東部のソマリアで勢力を拡大するイスラム武装勢力「イスラム法廷連合(ICU)」は20日、首都モガディシオの主要ビーチで女性が遊泳することを禁止した。 首都北部のビーチに限った措置としている。週末になると家族連れで込み合う海岸だという。首都北部のICU指導者は、今回の対応について、男性と交じり、女性が遊泳するのはイスラムの教えに背反すると主張している。 今年6月、ソマリア南部をほぼ制圧したICUは厳格な「イスラム法」解釈の統治を進めている。映画なとテレビの娯楽番組の放映を禁じ、薬物利用者へのむち打ち刑も導入している。 欧米は、ICUがアフガニスタンのイスラム強硬派勢力タリバーンに似た原理主義的な統治を進めていることに警戒感を募らせている。米国は、ICUと国際テロ組織アルカイダの接近も疑っている。
2006.10.22
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北朝鮮から不審船が出港か 米国が追跡2006.10.20Web posted at: 12:23 JST- CNNワシントン(CNN) 複数の米当局者が19日、CNNに語ったところによると、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)から、軍事関連物資の積載が疑われる貨物船が出港し、米当局が追跡している。 1人目の米当局者が匿名で語ったところによると、この貨物船は平壌の南西に位置する港から出発した。過去に軍事物資を運搬していたことが知られているが、今回の積載物の内容は不明だという。 また2人目の当局者は、米当局がこの船を追跡していることを確認したうえで、「禁輸品を積んでいる証拠があるとは認識していない。必ずしも不法行為とは断定できない」と、慎重な見方を示した。 北朝鮮の核実験に対する国連安全保障理事会の制裁決議は、大量破壊兵器の開発につながる物資などの禁輸、不審船の貨物検査実施などを定めている。当局者らによると、この船が決議に違反しているとの証拠はなく、米国が公海上で検査に踏み切る可能性は低い。ただ、船が目的地の港に到着した時点で、検査を求めることは予想されるという。 ブッシュ米大統領は18日、北朝鮮が核関連物資などの密輸を試みた場合は「重大な結果を招く」と警告している。
2006.10.21
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銃で引ったくり犯撃退の女性に勲章、不法所持で起訴も2006.10.20Web posted at: 17:28 JST- CNN/REUTERSリオデジャネイロ――犯罪多発都市、ブラジルのリオデジャネイロ市議会は路上で引ったくり犯に遭い、護身の短銃を発射、負傷させた67歳女性に勲章の「メダル」を贈呈することを決めた。犯罪減少に貢献したとの理由。 一方、市警は、銃の不法所持で女性を起訴した。登録しておらず、勲章授与は悪しき例を残すとしている。 市民は、犯罪撲滅に効果的な手を打てない警察による女性への仕打ちに批判を高めている。 事件は10月8日に発生、年金生活者の女性は犬と一緒に散歩していたところ、バッグを奪おうとした男に遭遇。持っていた38口径の短銃で、犯人の手へ発砲した。男はこの後、逃げようとしたが、現場に急行した警官に捕まった。 警官は、女性の銃の不法所持を知り、起訴した。元看護師の女性は過去に計4度、引ったくり犯に遭っていたという。
2006.10.21
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