PR
Keyword Search
Calendar
Freepage List
▼宝探しツアー▼
初めて一人で海外旅行に行ったのが、タイのバンコクだった。
だから、この前みたいに、あんなに治安が良いはずの街で暴動が起きたりするのを
テレビのニュースで見たりすると、信じられなくて、残念だ。
節約して、旅行会社の添乗員が付くような組み込み式のツアーじゃなくて、
フリープランにした。
何と!驚く無かれ。
5泊7日で、往復飛行機代・ホテル朝食付、4万8千円。でも、夜便で台湾で乗り継ぎね。
台湾までは、ANAだったかな?隣の席がアメリカの青年で、なかなかのハンサムだった。
離陸して、しばらくして一人旅の緊張か、いつもはそんな事ないのに頭痛がしてきた。
キャビンアテンダントを呼び止め「クジュッ・プリーズ・ドゥ・ユウ・ハブ・アスピリン」と
言ったら、通じなかった・・・あれ?あってるよね・・・すると、隣の青年がポケットから
大き目の錠剤を出して英語で説明をしてくれた。そんなに英語に自信があった訳じゃ
ないけど、その時は、まるで当たり前のように彼が何を言ってるのか解ったんだ。
不思議だね。
「これ、良かったらどうぞ。僕も飛行機で頭が痛くなる体質なんだ。水無しで噛んで
飲めるやつだから」
見ると、錠剤にアスピリンと刻印がしてある。
私は「サンキュー」と言って錠剤を受け取り、お礼にバッグから御煎餅を出して彼に
あげた。「オー・ジャパニーズ・ライス・クラッカー!アイ・ライク・イット!」と彼が喜んだ。
機内食もちゃんと出た。日本発の飛行機だからか、なぜか、日本蕎麦が付いてきた。
ほら、コンビニなんかの袋に入った刻み海苔が添えられてて、
彼が「ファット・イズ・ディス?」と聞いてきた。
私は海苔を説明できなくて「ブラック・ペーパー」と言ってしまった。
「えー!紙を食べるの!」と、お決まりの展開・・・後で海草を干して紙状にした物だと
説明すれば良かったんだと、まるで自分が日本人の代表のように責任を感じた。
何故か、英語で話が弾んだのよね。今はあの時程しゃべれないと思う。
食事が終わり、隣の彼が突然自分の食器をティッシュで拭きはじめた。
『へぇ・・・極端に行儀かいいのかな?』と思っていたら、リュックからビニール袋を
取り出し、袋の中に入れ出した。そして、私の顔を見てにっこり。憎めない笑顔を
見せた。私の食器を指差した。何故か、頷いてしまった私。彼は、平然と私の食器も拭き
ビニール袋へ。ちゃかりと、リュックの中に収めてしまった。
アレは、彼のジョークだったのだろうか?それとも、本当に機内食の食器を
ちょうだいするのが彼の趣味だったのか、ケチケチ旅行か、旅の記念か?
一期一会は、謎に包まれたままだ。
バンコク旅行の緊張した話は、まだあるので、続きは、また明日。