奇奇怪怪

奇奇怪怪

2015.05.20
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カテゴリ: カテゴリ未分類
皆様にも経験がおありでしょうが お土産を選ぶのは難しいものです。
1人々の顔を思い描きながら
喜ばれそうな物を選ぶのは 楽しみの1つでもありますが
苦痛になる時もあります。
男は悩んでいた 「何を持っていったら 喜ばれるだろう」
何しろ初めて行く所だから 見当もつかないし
誰かに聞くこともできないからだ。
暗い道をトボトボ歩くが 店の一軒も見当たらない。
暫くすると大きな川に辿り着き船頭の乗った舟が岸で待っている。
「時間がないんだ、早く乗れよ」 苛立った声で 男を呼んでいるではないか。
急いで船まで行き船頭に 「 お土産屋さんを 探しているの ですが」
小さな声で告げると 「そんなのあるわけないだろ」
男は恐る々船頭に尋ねてみた
「お土産を持って来なかったのですが、失礼にならないでしょうか」
船頭は腹を抱えて笑いながら
「どこの世界に土産を持ってあの世に行く奴がいるんだ
閻魔様に 土産なんか必要ないし通用しないぞ」
男は納得しながらも
「地獄の沙汰も金次第って 言うじゃないか
金は入れてくれたようだが 六文銭で足りるかな?」
そっと白い袋の中を覗き込む。
冥土の土産は難しい






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Last updated  2015.05.20 21:42:00 コメント(14) | コメントを書く


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