一週間ほど帰省してきましたが、丁度ヘルパーさんたちが年末年始の休暇中で、母が一人で何もかもやらねばならなかったところでしたから、ちょっとは助けになったようです。
母も米寿、父は九十二、私は還暦(数えで)。近くに姉がいてくれますから、普段はまかせっきり。本当に感謝です。
母が暦を見せてくれました。易によると私も母も六白金星で、今年はあまりいい年ではなさそうです。介護が大変とか書いてあってドッキリ。でも年末から運気が上昇と書いてあり、健康に注意しながら頑張らないと、と話し合ったことでした。
三十日は買出しに出かけ、注連飾りと正月飾りを買い込みました。雑煮用のお餅や芹も。それとささやかな贅沢として握り寿司のパック。
その日のうちに飾り付けを済ませたのですが、正月飾りにはびっくり。隣に宝船が並ぶという豪華版です。
○宝船我が家に錨下ろす夜 まろ
31日には姉からの差し入れ。蟹と鴨鍋、新鮮な鰤、手作りのおせち料理。我が姉ながらたいしたものであります。美味しくいただきました。鰤は刺身、残りは酒と味醂と醤油に漬けます。
家中掃除機をかけ、拭き掃除。普段やりつけないことをしたものですから身体が若干痛くなりました。
三が日は仏壇を閉めて神棚にお灯明を灯すのが我が家の風習です。
雑煮は、元日が鴨鍋スープの利用、二日目は味噌仕立て、三日目は中華味。
あとは鰤を焼いたり、おせちを並べたり、魚屋さんが持ってきてくれたカレイを煮付けたり。母は大根とにんじんをことこと炊き合せ。
父と母とは姉夫婦から贈ってもらったCDプレーヤーで三橋美智也と春日八郎の歌を聞くのが楽しみなのですが、「千の風」の秋川さんのCDを買ったら(母の趣味)悦んでくれました。
今度帰れるのは夏になりそうですが、それまで二人とも元気でいてくれるように。遠いところにいる私は姉夫婦に頼るしかありません。日々のハガキと時々の電話で励ませたらと思っています。
帰る段になって、父が不自由になった足でタクシーの近くまで見送ってくれました。
○父母の姿の消える曲がり角 まろ
宝船のお飾りは初めて見ました。
善い初夢をご覧になれましたか？
私の友人が島根から毎年年末に蟹や鰤を送ってくれます。
今年の鰤は脂がのってとても美味しかったです。
お相伴させる猫がいないのが残念^^
今年もよろしくお願いします。 (2009.01.04 23:44:31)
＞あけましておめでとうございます。
＞宝船のお飾りは初めて見ました。
＞善い初夢をご覧になれましたか？
☆私もこんなのは初めてみました。笑ってしまいました。
最近は夢も見なくなりました。見たことも忘れているのでしょうか。
＞私の友人が島根から毎年年末に蟹や鰤を送ってくれます。
＞今年の鰤は脂がのってとても美味しかったです。
＞お相伴させる猫がいないのが残念^^
＞今年もよろしくお願いします。
☆鰤や蟹はやはり日本海側ですね。冬の味覚、いいものが多いです。
今年もたくさん学ばせてください。
(2009.01.05 00:14:52)
読みながら涙が止まりませんでした。介護のたいへんさは、経験したものでなくてはわかりませんから。
私は父を5年前に母の介護で見送り、幸い母は元気でひとり暮らししてくれています。
いま友人が認知症の母親の介護。肉体的なつらさより精神的なつらさが、友人をさいなんでいます。
人としての最期をどのように過ごせるのか。
お父様が母上とおねえ様によって幸せな時間を過ごされているのも、これまでの集大成だと感じます。きっと誠実なかたなのでしょう。
努力が、それなりに報われる人生。それがあたりまえのこと。そういう社会であってほしい。
まろさんも、お体に気をつけて、いい一年になりますように。 (2009.01.05 09:41:13)
でも、ご両親にとってはまろさんやお姉様が何よりの宝ものに違いありません。
金も銀も銅も何せむにまされる宝子に如かめやも…と古来より言われていますね。
せっせとお母様を助けていらっしゃる姿が目に浮かぶようです。立派な宝です。
うちは鶏肉と三つ葉だけのシンプルな澄まし汁の関東風雑煮でダシにうんとお金を掛けましたですよ。
大鍋に３日分どーんとまとめて作った手抜きです。
一つ目の句、何だかユーモラスでいいですね。
二つ目の句には胸が詰まって切なくなりましたよ。寒い中まろさんを見送っていらしたご両親。どうか今年もお元気で、と私も陰ながら祈っております。 (2009.01.05 12:00:31)
＞まろさん、久しぶりのご両親との時間、よかったですね。
＞読みながら涙が止まりませんでした。介護のたいへんさは、経験したものでなくてはわかりませんから。
☆言葉ではどうにもならない世界がありますね。傍にいて何ができるか。なんとか家事ができるようになっていて本当によかったと思っています。
＞
＞私は父を5年前に母の介護で見送り、幸い母は元気でひとり暮らししてくれています。
＞いま友人が認知症の母親の介護。肉体的なつらさより精神的なつらさが、友人をさいなんでいます。
☆父や母が、自分の知っていた父や母でなくなっていくという過程に私もあります。一番辛いのはそこなのかもしれません。
＞人としての最期をどのように過ごせるのか。
＞お父様が母上とおねえ様によって幸せな時間を過ごされているのも、これまでの集大成だと感じます。きっと誠実なかたなのでしょう。
☆働きづめに働いてくれて、年金でなんとか二人が生活できるようにしてくれた父には感謝です。
「誠実」という言葉をいただき、ああ、そうなんだ・・、誠実なんだ、と我が父のこれまでを思い起こしています。
＞努力が、それなりに報われる人生。それがあたりまえのこと。そういう社会であってほしい。
＞まろさんも、お体に気をつけて、いい一年になりますように。
☆母と話していて、これからは一日一日だね、ということになりました。
先のことを考えないではありませんが、それよりも一日一日、大切に過ごしたいです。
今年もよろしくお願い致します。
(2009.01.05 19:34:06)
＞宝船のお飾りなんですね。私も初めてです。
＞でも、ご両親にとってはまろさんやお姉様が何よりの宝ものに違いありません。
＞金も銀も銅も何せむにまされる宝子に如かめやも…と古来より言われていますね。
＞せっせとお母様を助けていらっしゃる姿が目に浮かぶようです。立派な宝です。
☆私は父と母とに本当に大切に育ててもらったと今にして思います。若い頃はそれが当たり前と思って過ごしてきましたが。
今は恩返しの最中です。万分の一も返せそうにありませんが。
＞
＞うちは鶏肉と三つ葉だけのシンプルな澄まし汁の関東風雑煮でダシにうんとお金を掛けましたですよ。
＞大鍋に３日分どーんとまとめて作った手抜きです。
☆具たくさんもいいのですが、シンプルな雑煮も私は好みであります。
全国津々浦々の雑煮、いいですね。
＞一つ目の句、何だかユーモラスでいいですね。
＞二つ目の句には胸が詰まって切なくなりましたよ。寒い中まろさんを見送っていらしたご両親。どうか今年もお元気で、と私も陰ながら祈っております。
☆父が静止も聞かずに道まで出てきてくれました。
タクシーの中でなんともいえない気持になりました。帰らねばならないことが辛かったです。
少しでも元気になってほしい、ただそのことだけを考えています。
(2009.01.05 19:56:41)
まろさんの帰郷報告、しみじみと読ませていただきました。
静止を振り切って、まろさんが乗ったタクシーを見送りにきたお父様。
そのときのまろさんの気持ちが痛いくらい伝わってきます。
人が老いることって、どうしてこんなに切ないんでしょう。
自分もいずれたどる道だと思うと、なおさら切なくなります。
うちの場合は、私の両親はすでに亡く、夫の母だけが存命ですが、病気で足が悪くて気の毒です。頭はすごくはっきりしていて、声も元気なのですよ。
一日一日を大切に過ごしたい、50代の私もそう思います。肩の力を抜いて、ぼちぼち暮らしていきたい、とも思うのですが。 (2009.01.05 23:34:11)
＞あけましておめでとうございます。
＞まろさんの帰郷報告、しみじみと読ませていただきました。
＞静止を振り切って、まろさんが乗ったタクシーを見送りにきたお父様。
＞そのときのまろさんの気持ちが痛いくらい伝わってきます。
☆まさか出てきてくれるとは思ってもいなかったのです。
ベッドの上で手を握ってサヨナラ、また帰るね、のつもりだったのですが。
＞人が老いることって、どうしてこんなに切ないんでしょう。
＞自分もいずれたどる道だと思うと、なおさら切なくなります。
＞うちの場合は、私の両親はすでに亡く、夫の母だけが存命ですが、病気で足が悪くて気の毒です。頭はすごくはっきりしていて、声も元気なのですよ。
＞一日一日を大切に過ごしたい、50代の私もそう思います。肩の力を抜いて、ぼちぼち暮らしていきたい、とも思うのですが。
☆母とも、一日一日だね、と話しました。この先どうなるか本当に分かりません。
そのために携帯を持ったようなものです。
私のこともわからなくなる日が来るかもしれない、そんな事を考えると限りなくさびしくなります。 (2009.01.06 16:44:15)
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