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ビジネスインサイダージャパン誌によると、
AI(人工知能)の導入普及が進むと、電力消
費量の増大が重要な課題となりそうだ。
オランダ中央銀行(DNB)のあるデータサイ
エンティストの試算によると、Googleが全ての検
索に生成AIを統合した場合、年間電力消費量は、
約290億kWh(29TWh、1テラワット時は10億
kWh)に達するという。ちなみに、この290億
kWhという数字はケニア、グアテマラ、クロア
チアなどの国々の年間電力消費量を上回るほど。
すでに十分莫大な消費量だが、今後、生成AIの
導入・普及が進んでいくと、消費量はさらに膨れ
上がる可能性が高い。
なお、米誌 ニューヨーカーの記事(
3
月
9
日付)
によれば、
OpenAIが提供する対話型AI「ChatGPT」は1日当たり
およそ2億件のプロンプト(指示)に対応するため、
50万キロワット時(kWh)超の電力量を消費してい
る模様だ。同記事によれば、米国の平均的な家庭の
電力消費量は1日当たり約29kWhとすれば、つまり、
ChatGPTは平均的な家庭1万7000世帯以上の電力を
消費していることになる、とのことです。
AIの導入普及が今後ますます進むと、電力消費量
の増大がグローバルな課題となりそうだ。