よく遊び、よく学ぶ!

よく遊び、よく学ぶ!

2009.02.12
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昨夜NHKの報道番組で、オレオレ詐欺の若者軍団に密着したレポートを見ました。
つくづく私はジャーアリストにはなれないなと思いました。
私なら取材現場で即、相手をぶちのめしているところです。
冷静に、客観的に相手の話を聞く、レポートするなどという芸当はできません。
インタビューを聞いているだけで、気分が悪かったです。

犯人たちは、20代の学生~30代の青年まで、中には既婚者で家庭を持っている者もいました。
家族も知らない「裏」の顔。
しかし彼らには犯罪者としての自覚さえ希薄な様です。

たとえばひとりの若者は、IT企業に勤めていて同年代の経営者が短時間で巨額の富を手に入れるのを見ていて、サラリーマンが嫌になって退職。


あるいは、逮捕された学生は「いい車、いい住居、いい女」を手に入れるために・・・仲間になったそうで、友達に羽振りがいいことを自慢していたそうです。
うらやましがる友達の中には、サギの仲間に入るものもいたようです。
「いい儲けのネタを見つけた・・・」そんな感覚。

さらに、大学受験で失敗した若者は「有名大学に行った友達を見かえすため」詐欺を始めました。同窓会で豪遊して自慢することで自分の立場を保っていたようです。

一体我が国はいつからこのような若者を輩出する国になったのでしょうか。
大人が「金、金、カネ」と言うからでしょうか。
マスコミは今でこそ知らん顔でいますが、ITバブルの若者をもてはやし、時代の寵児と喧伝しました。

そんな大人の節操無い態度が日本の若者をして、「金がすべて」という価値観にさせています。
ノーベル賞学者が子供たちに「好きなこと、時間がたつのも忘れて熱中できること、努力しなくてもできること=好きなこと」を頑張りなさいとメッセージを送ります。
好きなこと=お金をもうけることではないはずです。

儲けよりも自分の人生を充実させるもの、一生かかって成し遂げる好きなこと、それを見つけなさいという二人のノーベル賞受賞者のメッセージは小学生には届いても、中学、高校生には届かないかもしれません。



いつから若者に「職業観」や「人生観」の話を我々大人はしなくなったのでしょうか。

「いいか、こういう人間になれよ」とか「どんなことがあっても、絶対これはしてはいけない」などと父親に言われたことのない子供たちは、いったい何を頼りに生きていけばいいのでしょう。

悲しくなりました。

ある詐欺集団の友人から仲間に入れと誘われている30代の青年は・・・
「どうしても職が見つからなくて、家族を養うためには他に手だてがなければ、やってもしかたないのかな、という気がします」と答えていました。


自分の都合でいくらでも「正義は造られる」
「しかたない・・・」

第二次世界大戦に突入していった当時の日本社会、資源のない日本はアメリカ、イギリス、中国、オランダに経済封鎖をされて、資源を求めて出ていかなければいけなかった、「仕方なかったんだ」と自らを正当化する、精神状態に似ています。

これが日本人の根底にある性質でしょうか。

どんなに苦しくても、なんぼ金を積まれても・・・譲れないものがある。

・・・ないですか?





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Last updated  2009.02.12 16:36:55
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