ユーラシア大陸を旅する

ユーラシア大陸を旅する

メルスィン




メルスィン


2月8日

 お昼前に宿をチェックアウトし、駅に向かう。昨日の夜、雪が降ったようで、薄っすらと雪が積もっていて、かなり、寒い。

 30分くらいで駅に着き、メルスィン行きの切符(7.5YTL)を買う。12時30分発の列車だが、なかなか来ない。雪のための遅れているのだろう。

 3~4日前からトルコに大寒波が来ているらしく、TVで連日、大雪のニュースが流れていて、イスタンブールでもひどい事になっているらしい。地中海沿岸以外はどこも最高気温がマイナスになっている。

 列車は2時間30分遅れの、午後3時に来て、3時10分発車。午後9時10分にイエニチェという駅に着き、乗り換え。10時10分にやっと、メルスィンに着いた。

 歩いて宿を探していると、親切なトルコ人が一緒に探してくれ、無事、「Otel Emek(ドミ、7YTL)」にチェックイン出来た。

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 急いで何か食べに出る。近くの店がまだ開いていたので、そこでメルスィン・タントゥニを食べた。結構美味しかった。


2月9日

 朝8時半に宿をチェックアウト。荷物を預けてツーリストインフォメーションに行く。しかし、昨日の夜は寒かった。あの部屋にはヒーターが無かったので、寒くなるとは思ったが、寒すぎて夜明け前に目が覚めてしまった。

 インフォメーションでキプロス行きのフェリーを調べると、乗ろうと思っていた、メルスィン→ギルネの便がなくなったらしい・・・。念のためにチケットオフィスにも行って聞いてみたが、やはりなくなったようだ。

 今は、メルスィン→カズィマウサの夜の便だけのようだ。タシュジュまで行って明日の朝の便に乗るか、今晩ここから乗るか、もしくはキプロスはパスしてアダナに向かうかだ。

 夜までは長いが、いろいろ考えた末、ここから乗ることにした。

 ロカンタでムサカ(2.5YTL)を食べてから。フェリーターミナルに行き、キプロス行きのチケット(41YTL=約3200円)を買った。この料金に出国税も含まれているらしい。

 海沿いのアタテュルク公園にある「オスマン帝国海軍遭難慰霊碑」を見学。この慰霊碑は明治時代に、トルコの軍艦が和歌山県沖で遭難した時の、581名の犠牲者の為に建てられたそうだ。

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 その時、地元の住民たちが遭難者を救助し、生き残ったトルコ人たちに非常に親切にしたと言うことを、今もトルコで語り継がれているらしい。

 その和歌山の串本にも同様の碑があるらしい。

 夕方5時半にフェリーターミナルに行くと、結構多くの人が待っている。カスタムが6時にならないと開かないようだ。すると、3人のトルコ人が近寄ってきた。何だろうと思っていると、トルコ観光局の人で、アンケートを取りたいと言ってきた。各国の言葉で書かれた用紙を持っていて、日本語の用紙を出してくれたので、それに今まで訪問した街やホテルのランク、予算などを書き込んだ。

 6時にカスタムが開いたので中に入る。40分歩ほどでパスポートチェックも終わり、フェリーに乗り込む。船室は人だらけだったが、どうにか室内で座る場所を見つけた。しかし、かたいベンチにぎゅうぎゅう詰めだ。明日の朝までこの状態かと思うと、ぞっとする。



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