ユーラシア大陸を旅する

ユーラシア大陸を旅する

ボスニア・ヘルツェゴビナ サラエボ




ボスニア・ヘルツェゴビナ サラエボ
     1KM(コンベルティビルナ・マルカ)=約70.7円


6月20日

 朝7時に朝食を摂り、バスターミナルに向かう。サラエボまでのチケット(1035DIN=約1600円)を買って、残ったお金をボスニアのマルカに両替をしてから、バスに乗り込んだ。

 しかし、バスの車内で荷物代を請求され、困る。バス代の他に荷物代も要るとは知らなかった・・・。

 もうこの国のお金を持っていないので、USドル(1ドル)で払ったら、受け取ってくれた。ドルは便利だ。

 バスは8時に発車。国境も問題なく通過し、午後4時にボスニア・ヘルツェゴビナの首都、サラエボに到着。

 着いたバスターミナルがセルビア人共和国側だったので、市バス(1.5KM=約106円)で鉄道駅まで行き、プライベートルームの客引きを探す。

 すぐに客引きが現れ、一泊5ユーロと言うので、その家に行くことにした。タクシーで10分、彼女の家に着き、少し休憩してから近くのスーパーに買い物に行く。

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*宿からの眺め*



 パンやビールを買って帰り、宿で食べていたら、この宿のおばさんが夕食(チキン、目玉焼き、パン、チーズ)を作って出してくれた。

 ありがたくご馳走になり、お腹いっぱいになった。


6月21日

 朝10時頃、観光に出る。まず、バスでグルバヴィツァ地区に行き、歩き出す。

 この辺りの建物は砲撃や銃撃の跡で、壁がぼろぼろになっていて、紛争時のすさまじさが窺われる。

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*白いベランダの部分に残る銃弾の痕*


 そのまま歩いて、有名な「スナイパー通り」と平行して走る、ミリャツカ川沿いに進む。川沿いにはヘリコプターや戦車の残骸が残っている。

 この辺りもまだ地雷の撤去が出来ていないらしく、川の土手はもちろん、舗装していない場所も歩いてはいけないらしい。

 スナイパー通りに出ると銀行があったので、両替(US$50→74.3KM)。この銀行はT.C.をドルキャッシュに替えられるようなので、100ドル分(手数料3ドル)、キャッシュを作っておく。

 それからみんなと別れ、旧市街に向かった。聖火や大聖堂、国立図書館などを見ながら歩いていたら、モスクがあったので中で少し休憩する。

 この辺は旧市街の中心地で、観光地らしい明るさがあり、人通りも多い。

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*プリンツィブ橋*


 次は、第一次世界大戦のきっかけになった「サラエボ事件」の現場であるプリンツィブ橋を見てから、少し遠いが、オリンピックスタジアムまで行くことにした。

 スタジアムの前のグランドは白い墓石でいっぱいだった。これらはみんな紛争の犠牲者のお墓だ。以前、テレビでは見たことがあるが、実際に見るとなんともやりきれない気持ちになる。

 旧市街の方に戻り、みんなと落ち合い、丘の上に登る。ここからは眺めも良く、気持ちの良い場所だった。



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