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2008.12.30
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この間の金曜日のレッスンが終わったあと久しぶりに開放感があった。ちょっとほめられたからかどうか原因はよくわからないけれど、今もやることがいっぱいあるわりに暮れの用事もいろいろあって練習時間はとれないし、プレッシャーはあるけれど、少し明るくなった。
今回は1番目のエチュードが重音のエチュード、2番目のエチュードは全音符とアルペジオでできているような弓の扱いが面倒なエチュード、それとウサギのブーレ、5曲のなかから選んだ2曲(カバレフスキの無伴奏の小品4番と5番)、それと時間があればハイドン。テーマは伸ばしている音の音の形を意識すること、ビブラートして駒よりの張った持続音を出すこと、カバレフスキの4番と5番もそれぞれ弓の扱いが課題。5番はウサギが入っている。
「音の形」という考えが好きだ。私が純粋に音楽を音楽として、音を音として把握する能力が低いからかもしれないけれど、音を形とか色合いとか肌合いとかに置き換えるとなんか刺激される。持続している音の減衰のラインを耳が追う。いい演奏を聴いているとき私の耳がしていることを自分が弾いているときにはしていないことに最近気がついた。弾きっぱなし。作業に追われて、事務仕事を片付けるように弾いていた。この弾きながらも耳がちゃんと音を最後まで追ってどういう音の形にするかコントロールできるようになりたいと思う。どんな音の形が作れるかもいろいろできるようになってそれを組み合わせて現前させられるようになりたい。それは私にとって「絵を描くように音楽をする」ということになるのかもしれない。
今日1番目のエチュードは曲としてもいいので、ついつい長居をしてしまう。練習していて途中からすごく重音が弾きやすくなって音程も感じよく聞こえた。こんなに重音が楽になったのはやっぱり毎日3度と6度の音階をやっているせいかなあと思ってうれしくなった。毎日やっているときにはなんだか時間ばかりかかっていつまでもCdurが卒業できないしやり方が悪いのかなあと思っていたけれど、やっぱり成果はあったのかなあと。それで夏に弾いていたバッハのサラバンドもトライしてみた。やはりサラバンドは音程も難しいのでまだまだだけど、でも何かが少し変わっているのを感じた。2つの弦を弾くことに対して右手が安定していること、左手の指が楽に押さえてビブラートすることが少しできるようになっていること、音程に対して左の指先が吸い寄せられるように感じること、そして何よりも曲に対して積極的に気持ちが働きかけること、その音の重なりあいの中に狂ったような気分でどんどん入れ込んでいく行動に出られること。
いつからか長いトンネルに入っていることは自分ではわかっていた。それを口にすることで余計にトンネルから抜け出せないような気もした。いろいろな方法で刺激してみたけど、「なにも感じない」状態がほとんどだった。本当に不思議なほど感じなかった。それでもなんかここで別のことに手をつける気もしなかった。トンネルと付き合うことをしてみようと思っているのかもしれない。そう、もうトンネルならトンネルでもいいやと思い始めていたかもしれない。まだこのトンネルは続くのかもしれないけど、ここ2-3日、ちょっと今までと違う雰囲気かもしれない。





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最終更新日  2008.12.30 22:01:34
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