梅雨入りしてから初めての浜歩きかもしれない。
一番最近の海の記憶だと思うから。
裸足で乾いた砂の上を歩けないほどに
砂が日差しに焼けて熱い。
13時過ぎだもの、ま、仕方ないことだ。
何しろ今は7月だものね。
この間夏至を迎えたばかりだ。
日光は限りなく真上に近い。
青い打ち上げ生物を期待して
いつもの浜に行ってみたのだけれど
ギンカクラゲの『ギ』の字もない。
サーファーが思った以上に少ないから
期待したのだがーー
海からの風はそよそよと凪に近い状態だ。
まったーーく期待外れだったけど
ぬれた砂浜は足にやさしく
海水は全く冷たさがなく心地よい。
水面に陽光が反射して
帽子の内布に波模様を描く。
波がひくときにナミノコガイやフジノハナガイが、
ひょこひょこ顔を出している。
のたりのたりとした小さな波が
くるぶしをくすぐる。
なんて平和な光景だろう。
引き波に小魚の影がしぶきへと身を翻す。
目の届く範囲すべてが平和だった。
心のオアシスとして記憶に残そう。