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22-20s

22-20s

2005.09.07
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カテゴリ: 映画
◆◇◆「殺人の追憶 MEMORIES OF MURDER」 ◆◇◆


殺人の追憶.jpg


◆―――ストーリー―――◆


◆『ほえる犬は噛まない』のポン・ジュノ監督が、韓国で実際に起きた未解決連続殺人事件を基に映画化したサスペンス。1986年、ソウル近郊の農村で若い女性の惨殺死体が発見される。地元の刑事・パクとソウル市警のソ・テユンは、捜査に乗り出すのだが…。◆


◆【22-20sの感想】◆


◆◇◆震えるほど怖ろしく、驚くほど面白い傑作の登場。
黄色く染まった景色、郊外の畑のあぜから物語りは始まり・・・・・
そのトーンを落とした映像、静謐な音楽、緊迫した展開、洗練れた伏線、随所にみられるセンスの良いブラックユーモアなど、水準の高い作りには脱帽です。
今まで観た韓国のなかで一番面白かった映画。

なんつっても役者が上手かった。

最初、顔はいまいちだし地味で駄目とか思ってましたが、
観ていくうちに、好きになりました。
人間的にかっこよいんだ、なんか。
演技に惚れましたわ。

さて、内容。
猟奇殺人を描く=犯人側の異常性を描く。というのが常ですが、
今作では、捜査を進める刑事たちの視点から事件を描かれているのが新鮮。
実際の真犯人がいまだ逮捕されていないためですが、事件の真相が明らかにならない分、恐怖は増殖されます。
“根性派”のパク刑事と“頭脳派”のソ刑事の対立は、それ自体はありきたりなのに、内に秘めた人間性まで深く掘り下げているので、決して退屈ではなく、葛藤しながら、衝突と協力を繰り返す二人には、もう1つのドラマが生み出されます。

特に印象的だったのが、クライマックスで正気を失うソ刑事の姿。
それまで理路整然とした態度だっただけに、人間の脆さや人を狂わせてしまう事件の異常性がより際立っていたと思う。



実話ゆえ、十分に配慮をしながらも、ときにはタブーを恐れず、事実を隠さず、精密な調査と大胆な解釈で語られる事件の全容は、観る者にリアルな恐怖を与え続ける。
最後には、ハリウッド映画のような“あっと驚くドンデン返し”の代わりに、ズシリとした衝撃とイヤ~な後味を残していくのです。
これぞ、現実と巧みにリンクしたフィクションのなせる業か。(オススメ度 ★★★★☆) ◆◇◆


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◆他の作品のレビューはこちら♪◆

< 他の作品のレビュー。感想はこちら!【22-20sの映画のススメ】

< 他の作品の詳しいレビュー。感想はこちら!【続・22-20sの映画のススメ】

<他の作品 詳しいレビュー。感想はこちら!【続・続・22-20sの映画のススメ】






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最終更新日  2005.09.16 10:59:23


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