2003年01月03日
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 新作公開中ですが、新年制作の新しい猫のために昨日と今日生地を求めて福次郎今年初の買い物。

 正直定番品の生地意外は百貨店の催事で買い求めるか、骨董などの市で古布を探すかしなければ新しくそして斬新な素材に出会うことはあまりありません。

 正月のこの時期は百貨店の催事も比較的多くすぐには使えなくとも一年を通じて猫の制作に使う生地の補充には大切な時期なのです。

 普段見られない柄行のものが出る事と、比較的安く手にすることが出来るのが最大の魅力なのです。

 もちろん高価な素材を使うこともありますが、平均してある程度の材料費に抑えなければ価格の維持は難しく、それだけに素材の調達には神経を使います。

 袋ものなどと違い猫にするためには柄が必要以上に顔にかからないという制約があり、使えるか否かの判断が難しい生地もあります。

 いわゆるちりめん人形は白のちりめんで顔を作り、着物を着せて仕上げますが、福次郎のちりめん招き猫は一枚の生地で耳の先から尻尾の先まで仕上げますので、様々な制約があり、色のバリエーション、柄のバリエーションなど様々な猫を作るためには予め多くの種類の生地を用意し、そのつど猫に適した部分を使います。

 極端な話をすれば、一枚の生地70センチ×70センチの中からベストの柄行を使えるのは一体だけということもあります。



 一枚から何体の猫を生み出すかも作者の腕ひとつ、コストを気にせず常にベストだけをねらって作ればいいものが出来るでしょう、しかしそれではとても高価なものになってしまいます、ベストよりベターを選択して一枚から何体かのよい猫を作り出すのも時には大切なのです。

 贅沢な生地使いと思われるものが実はぎりぎり切り詰めた苦心の作であることもあるのです。

 作者の苦心を多く語ってもそれはそれ、問題は出来た猫がよい猫であるかどうかですので。

 精神主義的ではありますが、最後まで気持ちを込めて作り上げる猫が喜ばれ、招かれることこそが作者の喜びであり福なのです。

 柄の配置もある程度法則が出来、安定もしてきますが、それだけではだめです、冒険も時にはあえて破綻させる事で新たな魅力を引き出すことも必要です。

 いつまでも手作りの作品であるために、新しい素材と、新しい発想と、変らない思いを込めて猫を作ります。






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最終更新日  2003年01月03日 22時29分31秒
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