あまぐり日記

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あ.まぐり

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2007.11.15
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カテゴリ: 本
藤沢周平 著:★★★★★

東北の小藩を舞台に、非業の死を遂げた父の仇を討つため、微禄の武家の青年が、ふりかかる悲運と忍苦を克服し、雄々しく闘って勝つまでを初恋の女性とのラブストーリーを中心に力強く清冽に描く物語(本紙帯より)


友人に「いいお話だから」と言ってもらった。本当にいいお話だった。
今までに何度か時代小説を手に取ってみたものの、どの本も途中で挫折していた。でも、この本は最後まで一気に読んだ。

ストーリー自体もいいのだが、藤沢周平の情景の描き方が美しい。本を読むだけで、実際にその情景の中に自分が立ち、その景色を眺めているような気分になれる。
また、どんな状況に陥いろうとも武士の息子として牧文四郎が毅然とした態度を貫く様はとても好感が持て、清々しい気分にさせてくれた。

最終章の「でも、きっとこういうふうに終るのですね。この世に悔いを持たぬ人などいないでしょうから。はかない世の中・・・」というお福の言葉には泣けた。

反面、文四郎の妻せつと二人の子供のことを思うと少し切なくなった。



蝉しぐれ


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Last updated  2007.11.15 22:09:44
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