Power of dream ~いまを生きる~

2010.10.09
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カエルの解剖をやりたいという先生がいらっしゃる。

私も正直やりたかった。
(でも高校の時に、デモンストレーションを観ただけ)

今の40代後半の世代が中学生の頃は、
周りに解剖できるくらいの、大きなカエルがうじゃうじゃいたということ。
「カエルの解剖やりたければ、自分でカエル何匹かとってこい!!」と
生徒にとってもらった・・・という位、カエルが豊富だった時代。

でも今は、業者に問い合わせても

「高い!!」どころか「販売不可」となっている。



大きなカエル(とくにウシガエル~食用ガエル~)は
外来生物種に指定されていて、
飼育とか販売に大きな規制がかかってしまったこと。

外来生物種でなくても大きなカエルを入手するには、
学校全体を通して許可番号が必要なこと。

今年からそういう法律ができたらしい。

今って本当に、実験を通して生物に触れさせるのが困難な時代だと感じた。


どうしてカエルにこだわるのか?って。
それは、カエルの内臓はヒトの内臓の構造に似ているから・・・らしい。
サンマとかだと、人の体の構造とはまた別物だから、やりにくいらしい。

物理化学の実験はどんどん進化して、

生物の実験は、どんどんやりにくい環境になってきている。
温暖化や、人が出すごみなどで環境が悪化して、
たくさんいた生物がどんどん生きにくくなっているのが原状。

理科支援員の仕事の大半が、"物理" "化学"の実験の補助。
生物に力を入れたかった私にとって、

毎日が勉強と発見ばかりというこのごろ。

物理実験とか化学実験を「面白い」として楽しむだけでなくて、
そこからもっと、地球環境の悪化など、
物理・化学的な力が人に及ぼす影響とかを生徒に想像させて、
これからの地球規模の課題にまで
考えていける子どもたちがたくさん育つといいな。

カエルの解剖ができなくなったいきさつの説明も含めながら・・・。





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最終更新日  2010.10.09 08:18:00
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