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2020.03.03
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テーマ: 読書(8283)
カテゴリ: 【読書】未分類
本のタイトル・作者


サードドア 精神的資産のふやし方 [ アレックス バナヤン ]


この本はどんな人におすすめ?

・何かに挑戦したい人
・夢を抱く人
・若者の熱量を感じたい人


本の目次・あらすじ

アレックス・バナヤン、ペルシャ系ユダヤ人。
両親はテヘランからアメリカに難民としてやってきた。息子に教育を与えるために。
何かあっても、医者なら生き抜いていける。
両親の、一族の望み通り、アレックスは南カリフォルニア大学医学部の学生になった。

自分がどう生きて行きたいのか、分からないまま。

そんな時、図書館で成功者たちの自伝を読み漁り、彼は思う。
ビル・ゲイツは、知名度もなく無名な大学生だったのに、いったいどうやってそこからキャリアを築き上げていったんだろう?
それをもし、---もし、僕が、同じように悩む若者みんなを代表して、ビル・ゲイツにインタビューできたなら?それを本にしてみんなに届けられたなら?

彼は“ミッション”として、取り組むことを決意する。
まずは、資金を集めるところから。
人気番組『プライス・イズ・ライト』に出て、あの手この手を使い優勝。
商品の豪華ヨットを売ったお金で、彼は始める。

何のつてもない、ただの大学生が、世界に名だたる成功者たちへインタビューする旅を。


引用


男、男、男、男、男、男。
“なんで今まで気づかなかったんだ?”
インタビューリストを作ろうと思いついたとき、誰から学びたいかを一緒に考えた友人は、みんな男だった。インタビューの前にブレインストーミングをして、学ぶべき内容を一緒に考えてくれた友人も、みんな男だ。
僕の姉妹や女友だちが誰から何を学びたがっているかなんて、一度も考えたことがなかった。
僕は独りよがりな自分だけの「真実」という泡の中にどっぷりつかって、泡の外の世界に何があるのか、まったく見えていなかった。
自分の偏見に気づいてなかった、なんて言いわけで許されることじゃない。
男女平等をわかっていると偉そうに言うくせに、心からそう考えているか、本当にそれを実行しているかを振り返りもしない男性。僕はその完璧な例だ。
僕みたいな男は数知れないだろう。
僕が男友だちと誰をリストに加えようか考えていたように、企業の役員室では、男性の重役たちが集まって今も話していることだろう。誰を雇おうかとか、誰を昇進させようかと。
そして僕と友人たちみたいに、重役たちも気づいていないに違いない。そうとは知らずに、自分たちと同じ男性を優遇してしまっていることに。
何より危険なのは、偏見があるのに当人たちにその自覚がないことだ。



メモ・感想

2020年読書:22冊目
おすすめ度:★★★★

平凡な大学生が、ビル・ゲイツやレディー・ガガにインタビュー。
そんなこと、出来るの?

これが日本であっても、可能なんだろうか?

みんなが並ぶ正面玄関、第1の扉。
名家の人やVIPだけ入れる、第2の扉。
彼が見つけたのは、第3の扉だ。

彼は多くの幸運に恵まれるが、これは失敗の物語。

若さの暴走、赤っ恥、裏切り、失望、失敗に次ぐ失敗。
それでも、それ自体が大切な経験。
彼が積み上げていくものが、実を結び始める。

成功者たちへのインタビュー。
でも、成功って何なんだろう?
たくさんお金を稼ぐこと?
思い立った時に別の国へ飛行機を飛ばせること?

アレックスは、考える。
自分が目指していたもの、侮っていたもの、無視していたもの。
本当の意味で「成功」するには?

読んでいて思ったのは、アメリカでは「メンター」が重要な要素を果たすということ。
誰かを導き、手本となり、引っ張り上げる存在。
日本でも徐々にこの考えは浸透してきている。
私の会社でも、システムとして「メンター・メンティー」をお膳立てしようとしている。
そして、私は誰かのメンターになる年齢になっているのだ。
うーん、まだまだ、メンターになれるような人間じゃないなあ。

会社に限らず、私のメンターは誰だろう。
もし、自分が望む人にインタビュー出来るとしたら。
誰に話を聞きたいかな。

MOTHERHOUSEの山口絵理子さん
OURHOMEのEmiさん
syunkonの山本ゆりさん
勝間和代さん
雅子皇后
池上彰氏
村上春樹氏
ダライ・ラマ氏
ブータン国王

すんごい、ばらつき具合…。
作家さん、漫画家さんならもっともっといるんだけど。
なぜ、その人に会いたいのか。
何を聞きたいのか。
それを考えると、いろんなことが見えてくる気がする。
心の中の北極星。

この本は、新しい世界へ飛び出そうとしている若人におすすめ。
新大学生、新社会人の皆さんに読んでもらいたい。
少年よ、大志を抱け。



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最終更新日  2020.03.03 00:00:14
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