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2020.05.29
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テーマ: 読書(8289)
カテゴリ: 【読書】未分類

本のタイトル・作者



寂しい生活 [ 稲垣 えみ子 ]

この本はどんな人におすすめ?


・電気のない生活に興味がある人
・原発の問題に、悶々とした人
・ミニマリスト

本の目次・あらすじ


はじめに
1 それは原発事故から始まった(アナザーワールドへ)
2 捨てること=資源発掘?(掃除機、電子レンジ……)
3 嫌いなものが好きになる(暑さ、寒さとの全面対決)

コラム その1 「干す」という無限の世界
コラム その2 時代劇に学ぶ
5 所有という貧しさ(果てしなき戦いの果てに)
6 で、家電とは何だったのか(まさかの結論)

引用


自分の目で見て、自分の頭で考えて、自分の手足でやってみるということ。もしやそのことを、今の世の中は「不便」と呼んでいるんじゃないだろうか。 だとすれば、不便って「生きる」ってことです。 だとすれば、便利ってもしや「死んでる」ってことだったのかもしれない。


感想


2020年読書:74冊目
おすすめ度:★★★★

再読。
そしてまた同じところにラインを引く。笑

著者は、元・朝日新聞の論説委員、編集委員。
「報道ステーション」に出ていたアフロの人。

著者は、原発の問題から、節電に取り組む。
元々そんなに電気を使っていなかったので、その節電は乾いた雑巾を絞るようなもの。
電子レンジを捨てておひつを買い、冷蔵庫を手放して野菜を干し、電気を付けず暗闇に目を慣らす。

それは、惨めな生活だろうか?寂しい暮らしだろうか?

否、反対だ。

創意工夫が溢れ出し、日常は実験の連続。
自分が出来ることが、自分がコントロール出来ることが、どんどん増えていく。
なくても平気。これだけあれば大丈夫。こんなことも出来る。あんなことも。

日常に、生きている実感が満ちている。

著者のその過程にわくわくする。
私もやってみたい!
ここまでは無理だとしても、「ものを少なくする」「所有すること/消費することを目的にしない」だけで、人生は驚きの連続になる。

料理を作るのは面倒だ。けど、料理をするのは楽しい。
お皿を洗うのは憂鬱だ。でも、気持ちもすっきりする。
床掃除するのは億劫だ。でも、無心になって取組める。

そういうことを全部「面倒だ」と片づけて良いんだろうか。
こんな家電があればこんなモノがあれば、そういう「面倒」をすべてなくしてしまって、幸せになれるんだろうか。

違うんじゃないかな、と思う。

独身だから出来るんでしょう?と思う人は、どうぞこちらを。
子供を育てながら節電生活を送っている人の本。面白かった。
家族の理解があれば出来るんだなあ。


電気代500円。贅沢な毎日 [ アズマカナコ ]


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最終更新日  2020.05.29 12:00:08
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