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2020.07.27
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テーマ: 読書(8289)
カテゴリ: 【読書】未分類

本のタイトル・作者



氷獄 [ 海堂 尊 ]

本の目次・あらすじ


「双生」
田口預かりとなった双子の研修生・桜宮すみれと小百合。
認知症の患者を診察したところ、付き添いの夫の異変に気付く。
「星宿」
如月翔子は、手術を拒み悪化していく天体オタクの少年のため、病院内でプラネタリウムを上映しようと試みる。
「黎明」
末期がんの妻が入院したホスピスで希望を捨てるよう言われ、何とか妻のために出来ることを探す夫。

紆余曲折を経て弁護士になった日高正義。
デビュー戦は、世間をにぎわせた「バチスタ・スキャンダル」の公選弁護人だった。

引用


「正義」とは、できるだけ小さく使う方がよい。大きく使おうとすればするほど、か弱き人々を傷つける。


感想


2020年読書:116冊目
おすすめ度:★★★

一時期はまって読んでいたバチスタシリーズ。
田口先生が大好きなんですよう。ぐっちー!すき!
今回はメインじゃなかったけど、他の人からみたぐっちーが読めて嬉しかった。
(そして赤い糸で結ばれているぐっちーにニヨニヨする腐女子。)

いろんな時系列の話。
メインは、「氷獄」です。

物語を読み終わると、退場する人たち。
でもその人たちの人生は続いていて、物語は続いている。

ということを、思い出した。


海堂さんの本を読むと、「ものごとを主張するには、こういう方法もあるのだな」と感心する。
ラッピングして、受け取りやすく包装して、差し出す。
面白いから読む。
そして伝わる。
ソフト・ランディング。


検察が誇る有罪率99.8%。
これ、ドラマ「HERO」でも言ってましたね。
でも、逮捕数からすると63%らしい。
「有罪率99%は誤解」との見方で「特捜事件」を論じることの“誤解”~ゴーン氏『絶望』の理由

日高正義のファンになりました。
いいなあ、この人。
「正義」を名前に持つことの重み。
一番正義を信じていないからこそ信じたい、そういう名付けの願いを感じる。
「宝石商リチャード氏の謎鑑定」の主人公も中田正義。
正義の名前を背負うこと、それに負けないよう、彼も名付けられたのかもしれない。

氷室先生のラストは驚愕。
え、え、どうするの!

そしてマグダラのマリアにドン引き。
こういうシーンがあると、冷静に「この人は排卵日を予測し、なおかつ排卵チェッカーを使い、実行したのだろうか」と思うし、そのうえで妊娠する確率に思いをはせる。
精子を採取してあとで複数回人工授精を試せるようにした方が良いのでは…、と要らん心配をしてしまう。

氷室先生の話は、これで終わりじゃないよね?
伏線いろいろ、また回収されるのかな。


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最終更新日  2020.07.27 00:00:17
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