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2020.08.17
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テーマ: 読書(10233)
カテゴリ: 【読書】未分類

本のタイトル・作者



大阪的 (コーヒーと一冊) [ 江弘毅 ] ​

本の目次・あらすじ


1 大阪から来ました
2 どこで書くか、大阪弁を使うか問題
3 大阪語に「正しさ」なんてない
4 世の中の場所は全部ローカルだ

感想


2020年読書:134冊目
おすすめ度:★★★

「 コーヒーと一冊 」シリーズ。
これ、100ページ前後でコーヒー片手に読み切れるシリーズ。ちょうどよい。他のも読んでみたくなった。


私は、ちょっと荒んで意地悪な気分のときに読みたくなる。
同級生と愚痴を言い合っているような感覚。
「だよね、さいてー!」って、自分たちに目を瞑って、言い合っているような。

津村さん、ずっと大阪なんですね。
この本では、「大阪的」であるということについて色々と考えている。

美人のお姉ちゃん(東京)にかなわない次女(大阪)。
「私とお姉ちゃんは違うんですー」
「お姉ちゃんみたいにお高くとまってないんですー」
と、言いながら、でもキラキラの長女に憧れてしまう。
コンプレックスから自由に生きて行くことも出来ず、何かにつけ長女を気にしながら、馬鹿にしつつマネしながら。

津村さんは、「もう地方都市でいいじゃん」と言う。


関西でも、京都は意識が別だけど、大阪以外には「地方都市」という意識がある。
大阪は、たしかに中途半端だ。
首都にかなうはずもなく、それはもうけた違いに差は開いていて。
なのにどこかに、「日本第二の都市」という意識がある。
それすらもう、実態を伴わないのに。


大阪弁には、リズム、四声のように高低がある。
だから、標準語を読んでも、大阪弁になる。
そして地方ごと、職業ごとに細かく方言のバリエーションがある。
私もともと言語学専攻なんで、こういう話大好物です。

みんな、普段の話し言葉と「書き言葉」を使い分けているんですよね。
そのなかで、東京で暮らすということはその差が少ないということなんだろうか?
だとしたら、地方都市に生まれ、その土地の言葉で育つ「強み」があるんじゃないか?
言葉のバリエーション。言葉の馥郁。濃度の調整。
津村さんが「大阪弁は相手に合わせ言葉の水位を調整している」と言っていた。
まさにそのとおり。

巻末に、「大阪では午後三時になるとお茶するために喫茶店がいっぱいになるけど、これは大阪だけの現象だと知った」と書いてあってびっくりした。
え、嘘やろ。
午後3時なんか、どこも満員で喫茶店難民になるやん。
大阪…?関西だけなの…?そんな馬鹿な…。


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最終更新日  2020.08.17 12:00:09
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