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2020.12.18
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カテゴリ: 【読書】未分類

本のタイトル・作者



パラ・スター <Side 百花> (集英社文庫(日本)) [ 阿部 暁子 ]

本の目次・あらすじ


老舗車いすメーカー・藤沢製作所で働く新米社員の百花。
―――乗る人を自由にする車いすを作りたい。
彼女がこの会社を志望した遠因は、中学時代に自分をいじめから救ってくれた親友・君島宝良。
将来有望なテニスプレーヤーだった彼女は、高校生のときに事故にあい、車いすに乗ることになった。
心を閉ざした彼女に、百花はひょんなことから知った車いすテニスを紹介する。
―――たーちゃん、パラリンピックに出て。世界一になって。私はその車いすを作るから。
車いすテニス界でめきめきと頭角を現し、世界中を転戦する宝良。


引用


ねえ、山路さん、時間がかかってはいけないの?仕事って、時間をかけて自分を育てていく行為でもあると私は思います。時間をかけなければ得られないものをひとつずつ手にして、懸命に磨いて、それを世の中へ還していく。仕事とはそういうものではないかしら


感想


2020年読書:222冊目
おすすめ度:★★★★

2020.11.18「 9月に読んだ本まとめ 」で読みたい本リストに入れていたもの。
『宝石商リチャード氏の謎鑑定』の辻村七子先生が紹介されていて興味を持った(同じ集英社オレンジ文庫)。

車いすメーカーで働く女性、という視点が新しい。
でも、夏休みの課題図書みたいな感じかな?と思っていた。
さわやかな友情と成長物語。
そうなんだけど、それだけじゃない。
中高生に読んでもらいたいけど、「仕事とは何か」がメインで、それが良かった。
早く成長したいと焦る百花が、みちるちゃんの採寸に進もうとするシーン、すごく気持ちがよく分かった。こういうの、ある。今でも。私はどこを見て仕事してるんだろう?ことなかれというか。
小田切さんも社長も素敵。

私はパラリンピックにもオリンピックにもまったく興味がなかったのだけど、この本を読んで車いすテニスが見たくなった。

街で見かける車いすを、「ああほんとにタイヤが真っ直ぐだ」と思ったり、世界を見る視点をすこし変えてくれる。

宝良サイドもあるので、そちらを読むのも楽しみ。


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最終更新日  2020.12.18 12:00:09
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